ウイングダイバーでも艦娘になれますか?   作:魚介(改)貧弱卿

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一撃の重み

ゴーヤを休ませる、潜在的に無理をしやすい艦娘たちの数人は多分過労で倒れる寸前をキープして働いている…その子たちが倒れたら鎮守府も傾いてしまう

それは困る、という事で

 

他の過労艦も休ませなきゃ

と使命感を発揮していた提督を拘束させないために私もついていくことにした

 

提督は甘い、甘すぎる

艦娘たちは提督が好き過ぎるから行動が過激で、危険なのに、加減がわかっていないだけとか言い出して

全く、そんなんだから監禁されたり駆逐艦にくちくされたりするんだよ

 

本人がそれをわかっているのか心配だ

 

多分わかってない

だから艦娘側のギリギリの一線を完全に、そしていとも容易く超えて来るのだ

 

いとも容易く行われるエゲツないナデポ(行為)

それがこの提督のスタン()

 

正直、お前のするべき事はまず脱出だ

とばかりに縛り上げても良いのだが

それはやめておく、こんな事で提督からの好感度を下げたら不信が募る

 

そもそも縛り上げる暇がないし

 

「伊19、呂500、伊168、伊13、まるゆそして伊58、潜水艦チームは一つしか作れない、その一つで働かせすぎていたんだ……」

 

うん、まず提督は逃げなよ

せっかく脱した罠に自ら掛かりに行くなんて自殺行為だよ?

 

と、言っても聞いてくれないのが提督だけどさ?

まぁ提督は提督、

三つ子の魂、、いくつだっけ?

まぁ良いや

 

とにかくそんな感じだ

提督は屋根裏にすら入らずに堂々とドアを開けて……艦娘寮に入る

 

「潜水艦はいるか?」

「えっと、見てないっぽい!」

 

「フフフ……」

「潜水艦たちの居場所を知っているか?」

「おっ、俺は知らねえぞ?」

 

「潜水艦たちの居場所を知っているか?」

「ぱんぱかぱーん……?

知らないですけど?」

 

「ひやっはー!」

「潜水艦たちの居場所を知っているか?」

「知らないなぁ〜提督も飲むか〜?」

 

「潜水艦たちの居場所を知っているか?」

「はい!気合い!入れて!案内します!」

 

片っ端から聞いて回っていた

 

バカすぎる……やり方がおかしい、

 

あと、比叡さん?案内に気合いがいるのは松岡修○さんと地方案内ガイドさんだけだと思う

 

「出撃ドックと、執務室と、潜水艦寮の三つの地点を結ぶ三角形、潜水艦はこのバミューダトライアングルに出現します!」

 

本当に観光ガイドみたいなことを

始めてしまった……

 

「ちゃんと部屋にいてくれたようで何よりだ」

 

潜水艦たちは部屋で眠っていた

つまり、ゴーヤは疲労で先に倒れたけど他の艦はそれに気づかずに部屋に戻り、結果的に落伍したゴーヤだけが取り残された、という事だろう

 

「よかった…みんな…」

提督は涙目だ

 

「よしっ、じゃあ出よ?」

「えっ……?」

 

「はっ?」

 

バカなのか?経過を見るとか言い出すつもりなのか

 

「だって今しがた倒れた艦娘が出たばかりだからこれ以上の任務は止めさせないと……」

 

「ごめんね……流石にそれは無神経すぎる上に馬鹿だよ提督」

 

せっかく逃げるチャンスなのに潜在的な敵を助けて時間を取られて重巡とかのパワーある艦に捕まったら私じゃ流石に助けられないよ?バカなの?死ぬよ?」

 

「うん、声に出てる」

「おっとごめんなさい

というか、私は一人で逃げるぜ、

 

そろそろカバーもきついし、陣痛とか駆逐空母が復帰してきてもおかしくないし

 

そうなったら武器がEDF基準の私では殺傷力が高すぎて危険だから

「そうならないように逃げんさいな」

 

私は、取り敢えず考えうる限り危険な艦娘たちを無力化するために、そして、提督の退路の確保のために走り出した

 

「で、結果こうなった、と」

「春雨になにか、、ゴヨウデスカ?」

「いよいよ阿賀野ノ出番ネ」

「慢心はいけマセンヨ」

「カエサナイ…」

 

鎮守府の建屋から出て、海岸で向かい合う

 

なに?艦娘たちは髪が白くなったり黒くなったりオーラが出たりするの?

最近聞いた改ニってやつ?

 

「でもこりゃヤバイなぁ

下手すりゃ死にそうだ」

 

私は傷つける可能性に構わず、武装を展開し

 

「EDF日本関東圏防衛基地所属、降下翼兵ウイングダイバー、ウイング5DASH、交戦開始(エンゲージ)!」

 

戦端を開いた

 

「まずは……支援要請!」

 

砲撃支援(エアレイダー武装)でド派手に牽制だ

妖精が呼び出され、砲撃を開始

爆撃の音と衝撃が響き

 

周囲を耕す……ちなみに一応だけど私自身は被害を受けない

 

「続いて…!グレネード!」

 

もちろん手投げ式

不遇武器だがそれだけに威力が高い榴弾を投擲し、それを発砲音と誤認した艦娘がそちらに注意を向けた途端に

 

「決めるよ…必殺ファンクション!」

夕張が遊びで搭載したというボイスコマンドシステムを発動し、指定のモーションを取る

アタックファンクション(必殺攻撃)!アイスレーザーネット!]

 

私の持っていたスパークバインから光が溢れ、それは青い氷の網となって迸る

 

〈!〉

回避を試みた艦娘のうち、その場でジャンプした阿賀野と後ろへ下がった瑞鶴が凍るが、横へ逃れた加賀と小さくて当たらなかった春雨は凍結を逃れた

 

「反撃…行きます!」

「いつから私のターンが終わったと錯覚していた?」

スパークバインをレイピアに持ち替えた私はそのまま、剣を振って、突き、連撃を仕掛ける

突いて、突いて

加速して蹴り飛ばして突撃!

「必殺ファンクション!」

アタックファンクション(必殺攻撃)ヒートウイング!]

 

再度回避を試みて横へ跳んだ加賀を、炎の翼が打ち据え私自身もヒートウイングを維持したままで壁キック反転

再度突撃してラリアット……だって剣で刺したら危ないでしょ?

 

しかし、ヒートウイングを維持した代償としてレイピアはオーバーヒート、スラスターもしばらく使えない

 

だから

「武器がなくても体術で勝てる」

「きゃああっ!」

突撃してきた春雨にカウンターで掌を入れ、

 

「破ッ!」

 

いわゆる二重の極み理論と、体内の電磁波を限界以上に引き上げてEMPパルスを発生させる特殊な発勁の同時撃ちで昏倒させる、、しばらく起きないよ

 

さて、なかなかの強敵だったし

初見の技も回避されちゃったし

私もまだまだか……レンジャーの先輩すごい……私になんか凄い剣術と格闘術?教えてくれた人なんだけど、呼吸がどうとか気がどうとかってちょっとよくわからない

 

あと六塵散魂無縫剣ってなんだ?

 

本人は律儀に言いながら使っていたけど

一瞬で10回くらい切ってたし、それ以外言ってるだけとかだった

 

壊れたテレビを叩いて直すとか言ってたけど、それは真空管の接触不良とかの問題であって、断じて最新機器には意味ないよ?

 

「まぁ……今はいいか」

危機を退ける事が出来ただけで十分だよね?




必殺ファンクション!ハイパーエネルギー……なんだっけ?とか言わせてみたい
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