ウイングダイバーでも艦娘になれますか? 作:魚介(改)貧弱卿
とりあえず敵を制圧した、、けど
流石にこれは…やりすぎたかな?
ヒートウイングは強かった、いや明鏡止水とかでは避けられていた
え?技のこだわり?
もともとこのスーツは特定の挙動を外部からアシストする簡易パワードスーツとしての機能もあるし、武装の方を改造してアシストに介入すれば良いだけだ
音声起動はちょっとアレだから
対応する武装をもった状態で、前動作を取り、技名を宣言することで初めて起動するようにした
例えば腰を落とし、二丁拳銃を両手に持ったまま前傾姿勢になり、ブラッディレインとか
ランスを一度空中に投げて一回転させてから手に取り直してオーバースロー、カゲヌイ
とかそんな感じ
アクションが細かくて少しわかりづらいけど、そこは感覚で覚える
え?ダメ?もっとわかりやすく表記しろ?
「ぐぅ、、」
そんな暇無さそうだよ?まぁ
真っ当に攻撃させるつもりもないけど
「ちょーっとごめんよ」
私は春雨の帽子のリボンを外して
手早く布に引っ掛け
リボンを引きちぎるか布を破るかしないと切れないように絡めた後、春雨を縛り上げる
ちよっとエッチいね
その後阿賀野の足を加賀の腰に引っ掛けて
十字固め(関節の構造上すごく負荷がかかる)にして加賀の体重で自動的に締まるように絡ませて
阿賀野の方はまだ凍っている瑞鶴で押し潰す
氷って重いよね
可愛い子達を固めた後
提督の元へと戻り、潜水艦を休ませる交渉を見守る
結局着任から日が浅い私は何もできないから、取り敢えず見ておく
私の専門は本来戦闘職だけど
遠距離戦専門、
口論をやるには向いていないのだ
「提督?終わった?」
「………今終わったよ、行こう」
全く、散々振り回してくれちゃって
礼の一言も無しか、この提督は…
「わかった、いくよ」
まぁいいけど
医務室を出て、鎮守府の1棟から正面玄関に向かってレイピアを冷ましながら歩く私と、その二メートル後ろを歩く提督
このくらいの距離感がちょうどいい
護衛しやすい距離だ、提督もなかなかわかっているじゃないか
「さて、提督、そろそろくるよ」
私たちは王手をかけた、
ならば艦娘たちは戦艦級の
ハイディングしている艦娘や
たまに砲を向けてくる艦娘を素通りして出られるとは思えないけど、そろそろジェネレーターも補給が欲しいし
レイピアを冷ましきる時間も必要だ
ちなみに緊急冷却は使わない
あれはジェネレーター自体を空冷するってだけだからレイピアを冷却する機能はないし
それにそもそもレイピアを弾切れまで撃ったところでオーバーヒートしない設計なのだからレイピアに冷却機能は無い
「さて、門まで残り約30メートルの直線、ここを出れば艦娘は武力行使不可能!」
ここまで来たら隠密とか関係ないとばかりに正面に立ちはだかる艦娘達を抜けるために、、全力になるしかない
「すぅ、はぁ、すぅ、はぁ、、
よし、いける……トランザム!!」
別に本当に発動するわけではないが
そんな気分で走る
スラスター加速は提督の体が持たないために使わないけど一応スラスターは待機状態になっている
「抜けるよ!」
「通しません!」
重巡、羽黒がこちらに主砲を向ける
が、
「踏み込みが浅い!」
一瞬で加速した私はその速度のまま左拳で羽黒を吹き飛ばし、後列から飛んで来た足柄を蹴り飛ばす
そのままの勢いで木曽に攻撃を許さずに顎を蹴り、
「必殺ファンクション!」
《アタックファンクション、トライデント》
パワーランスで広範囲攻撃の使える必殺技を発動し、旗風が編んで来たらしい網をサンダーバーストで焼き払い、同時に閃光で目を潰して
立ち並んでいた艦娘達の内、戦艦達の一団をようやく冷却の終わったレイピアで撃ち抜き
制圧した
「よし!あとは」「あとは…なに?」
突如、真横に出現したそれは
川内改二
「なっ!」「はいはい、驚きすぎ」
私が加速を止めた瞬間に魚雷を投げつけられ、、躱す
「高速戦…アクセラレーション!」
「英語かぁ……ライドオン!」
そこは乗るんだね
二人で向かい合い、走る
格闘技とかそんな次元じゃなく
私がウイングユニットで走る速度に平然と並走する川内が攻撃を仕掛けて来て、私がそれに対処する
私の攻撃に川内がスピードを落とさずに対応する
どれもこれもが高速で行われており
周り全ての速度が激しく減じて見える
「やっぱり早いね」
「どの口がいう!」
魚雷クナイをパワーランスで撃ち抜き
手裏艦載機をLRLS-33で狙撃し
格闘でぶつかり合う
兎に角走りながらぶつかり合う
川内早すぎやしないかな?