ウイングダイバーでも艦娘になれますか? 作:魚介(改)貧弱卿
なんでこんなに速いの川内って
いや
原因は大体わかってる、ニンジャは足が速くなきゃいけない、だから川内も早い、とてつもなく早い
いや強引だけどニンジャだし
艦娘ってそれくらいイメージ補正強いらしいから仕方ないね
時速300キロくらい出てないかなぁ?
ないか、スーツの耐圧補正が間に合わないしそこまでになると私自身が追いつかない
まぁ、追いつかせるのがEDF流
やってやるさ、存分に!
「必殺」「言わせないよ」「っ!」
ファンクションすら言わせてもらえないなんて、必殺技はプレモーションに入ったら妨害しないのがマナーでしょ!
「
「心の声に反論すんな!」
「くひひっ、サーセン」
ヒュンヒュンヒャダインと交錯しながらビームやら魚雷やらが飛び交う別次元の戦場、私らはRタイプかなんかか!?
バケモノのような機動力を発揮して格る艦娘とウイングダイバー
側から見ればバケモノ同士だけど、本人達はまったくもって真面目なんだよなぁ……
「ひっ」「せいっ!」
必殺を言い切る前にカウンターが放たれ
しかし、そのタイミングでワザと撃たせることで
覚悟を決めた状態で、
ひるむことなく宣言を終える
「殺ファンクション!」
『アタックファンクション!ソニックランス!』
私は川内に向けて突撃して…
「つっ!」
その防御をブチ抜いた
「……私の勝ちよ」
「えぇ、そして私の敗北ね」
「…………なに正統派強敵感出してんの?」
「……え?」
強敵では有ったけど、正統派かと言われるとそれはひとえに疑問というか
そもそもニンジャでしょ?
「はぁ、、格好いいと思ったのになぁ
まぁいいわ、
貴女が自分の状態を自覚出来てればね」
「自覚?」
取り敢えず体を見まわしてよく見るが
異常はない、せいぜい蹴りの多様で足の爪が割れている程度だ
「貴女は気付いていないかもしれないけど、貴女自身が既にヤンデレに墜ちてるのよ」
「………え?」
「自覚なかったのね…行動をよく振り返りなさい」
えええっと、、
「そもそも幼子をアリが喰い殺す世界だから、これがスタンダード」
「…えぇそんな返しは考えてなかった、って感じなんだけど」
だろうね、逆にこの世界来た時は
平和だなぁって思ったし
「絶望して泣き叫んだほうがよかった?」「いや流石にそこまで求めてないから」
よかった、川内に良識があって
「私をなんだと思ってるの!?」
「ネオサイタマのニンジャでしょ」
「嫌ー!あんなのと一緒にしないでー!」
口では否定していても体は正直に対魔忍のごときエロエフェクトを出しているんだけど?
「川内食べちゃダメ?」「ダメ、っていうかサッサと行きなさいよ!」
川内は私を振りほどき、押しのける
「私がこっちを引き受けるから
貴女は提督と一緒に、ね」
「…分かった!川内、ありがとう」
「死亡フラグ立てないの、全く…
まぁ、提督のためにこんな無茶しちゃう辺り、私もヤンデレなのかな」
はやくも復帰して来ている艦娘達を、再度撃破するために川内は主砲を構えた
しばらく走って、提督を降ろす
「さて、提督、どうする?」
「一応金はある、川内はちょっと心残りだが、俺も隠居するよ」
「そっかぁ、、提督」
「なんだ?」
「私が提督になるよ、私が提督を継いで
海域を維持する、だから見てて」
安心して休めるように、言葉をかける
「分かったよ、次見るのはテレビの向こうかな?」
「クスッ、そうだね、そうなると思うよ」
「翼」「提督」
「「さよなら」」
互いに手を振って、別れる
私は今しがた来た道を通って鎮守府へ
提督はまっすぐ進んで市街地へ
二人の道は分かたれた