ウイングダイバーでも艦娘になれますか? 作:魚介(改)貧弱卿
ここはどこでしょう
多分答えの出ることはない質問を繰り返しながら歩く
ウイングユニットの出力は永続ではない
謎理論でジェネレータを積んでいるからといって枯渇しないわけではないんだ
というわけで、陸上へ行こう
は?
なんで私は海を歩いていた?
私のスーツは海上を歩けるような機能はない筈だけど?
というか当然のように海立ってるんだけど誰か答えてくれないかな?
「キィイ!」
突然海面を蹴立て現れたそれは
知識があれば
駆逐イ級と判断できるだろう存在だった
しかし
私はその時、反射的にレーザーランス
『パワーランス』を起動して
刺突していた
瞬間的に出来上がる黒い物体の串刺し
「勝ったな」
正直遅い、虫のように奇怪な高速機動をしないなら楽過ぎる
勝てる勝てる
「で、一体なんなんだ?これ」
取り敢えず刺したはいいものの
爆発もしないし酸も出さないコレをどうするべきかと思案にくれていると
コレのお仲間らしきものが
四体出現した
もちろんレーザーランスのお世話になってもらう
「せーのっ!かそっ、くぅ!」
海上を滑るように移動して
レーザーランスを突き立てる
しかし
突如として目を輝かせた個体が
謎のミサイル(?)を発射
レーザーランスのアーク刃を防いだ
「なんと!」
私は驚愕しながら離れてビーム銃、
『LRSL-33』を発射し
ソレは驚異的な反応で回避を試みるが
流石に遠距離のレーザーを回避は難しかったらしく、瞬く間に爆発を起こした
その威力を察したらしい他個体は
私に向けて攻撃を試みて、、その瞬間
私の体の横を通り過ぎてミサイル、、いや訂正しよう
魚雷が飛来し
直撃、沈没していった
「そこのアンタ!見ない艦型だけど、誰?名乗りなさい!」
「………?」
見ない関係?何が?体型ならまだしも関係?
しかも今の魚雷は明らかに軍用装備
この子もEDFなのか?
だとしたらアレはプライマーの兵器か?
「名乗りなさいよ!所属と艦名くらい言えないの?!」
いやまずこの子だ
この子、謎の装備を持っている
お前にさっきの魚雷はまさしくレンジャーのミサイル級の火力
おかしい、私の知る兵科に
レンジャー、フェンサー
ウイングダイバー、エアレイダー
以外には存在しない
もちろん海上移動可能な兵科などない
いや私も似たような状態か?
「名乗らないなら敵性勢力と認識するわよ!」
この子がEDFの装備を見て、認識外の装備だと判断したのならソレは間違いなくこの子がEDF以外の組織に所属しているという事の証明であり
EDF以外の組織がプライマーに対抗しうる装備を開発などしているはずがない
あるとしたら秘密結社かテロ組織くらいだ
そういう組織に所属しているのなら幼すぎる外見から判断して間違いなくこの子は特攻兵器タイプの使い捨て
それはダメだろ
「所属確認不能と判断!攻撃開始!」
少女が手に持っていたオモチャのような砲?を発砲する
私にそんなものが当たると?
私は姿勢を正して
ウイングブーストをかける
加速した私は少女に急接近して
「よしよし、もう大丈夫だよ
貴方はEDFが保護する」
抱きしめる
人形兵器タイプには自爆するものもいるらしいが、この子は洗脳されているような妙な一元的思考を見せなかった
つまるところ、
この子自身の意思が残っている
それなら確保できれば保護できるはず
あわよくば彼女の兵器の情報を解析して、、
いや、コレは技術班に任せよう
私はマッドじゃない
「アンタ、、何いってんのよ!」
「何って、保護だよ?私が君の安寧を保障しよう、、とはいえプライマーがいる以上
完全に安全とは言い難いけど」
「だからプライマーって何よ!深海棲艦でしょ!」
抱きしめられた少女はもがきながら喚く
うーん、、あんまり暴れないでほしいなぁ
「取り敢えず自己紹介と行こうか」
陸に戻るまでにはこの少女から出来るだけ情報を引き出さないと、、
私は姿勢を正して彼女から少し離れる
「私は
「………はっ?」
どうやら、この子は全くこちらを知らないようだ、、コレは手間がかかる事になりそうだ