項羽「貴様は絶対にゆ"るざんッ!!!」
項羽「オンドリャウラギッタンデスカッ!!」
項羽「ヤロォ!ゼッタイにぶっ殺してや"るッ!!!」
項羽「ア"ア"ア"ア"あああああああぁぁぁッッッ!!!!!」
すいませんただ単に言わせたかっただけでございやす(`・∀・´)
「どういう訳だよっ!!」
何故こうなったかは数分前に遡る………。
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ようお前ら久しぶりの世界最強だ。(定期)
あの後。あの場で知り合った変なの三人とは受かったらよろしくという事でメアド交換はした。その日はそのまま何もなくそれぞれの家へと帰宅したけど。
そして試験から丸一週間。不安であたふたしていた出久をいつも通り勝己が怒鳴るように叱咤する光景が一日に二回ぐらいは見れたり。先に結果が返って来たダルモンが合格しておりお祭り状態になったりといろんな事があったがそれ以外には特に変な事件はなく平穏に過ごしていた。
そして今夜。自室でトレーニングしていればタバコを咥えたまま寝起きであろう眠たそうな細い目と無精髭を生やした親父から丸い何かが入った封筒を渡され見てみれば雄英高校と書かれていた。
父さんは「お前なら大丈夫だろ」と半ば適当に言い残して部屋を出て行った。おい一人で見ろってか。
汗だくの体をタオルで拭いとり適当に地べたに胡座をかいて乱雑に封筒を破くと中からそれらしき書類とどう使うかも分からないような機械が出てきた。機械を適当にいじっていると突然オールマイトが逆さまの状態定番の挨拶を叫びながら空中に映し出されたので向きを直して床に置いた。
『やぁやぁ黒籍少年!今年から雄英に教師として務めることになってね。元気かな!?まぁ君のことだろうから早く教えろと言って来そうなので早速結果の方を発表しちゃうぞ!!』
わかってんな。
『まずは実技試験。敵ポイント160ポイント!これだけでも十分首席合格なのだがそこは雄英!君達三人は気付いていたかも知れないが実はもう一つ!隠しポイントがあったのさ!その名も
しかも審査制!我々雄英が見ていたもう一つのヒーローとしての基礎能力!!黒籍項羽130ポイント!文句なしの実技試験合格さ……!
実技試験はね!』
いつもどおーりの彫りの深い笑顔だがその発言には含みしか隠されていないような気がして俺はだんだん嫌な予感がしてきた。
(ところで黒籍少年。勉強しっかりしたかな??』
『そう!薄々感づいているかも知れないが……………例え戦闘能力が完璧でもそこはヒーロー!頭もなくちゃあいかん!……という訳で黒籍少年!筆記試験不合格により今年のヒーロー科試験!
不合格だってよ!』
という訳で冒頭に戻る。
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『まぁ詳しく話している暇は今の私にはないから端的に説明するが特に理数系が致命的だったな!他の国語や英語は高得点だったのにこれじゃ台無しだ!え、またマキで仕方ないな…』
俺が落ち着いてる間になんかオールマイトが言っているが全然きいていなかったが何やら裏で急かされているらしく気を取り直す様にわざとらしい咳払いをしたところだけは聞こえた。
んだよまだなんかあんのか。
『だがしかーし!我々雄英としては君のような将来有望な人材を手放すのは非常ーーにおしい!というのが会議での結論でね。という事で君に一つ提案があるんだがこれを受け入れるのかは君の自由だよ!』
提案だ?
『それはねヒーロー科として入学することは出来ないけれど普通科に編入という形で入学しそして一年に一回開催される"雄英体育祭"でのリザルトに伴いヒーロー科編入への検討が行われるんだ。優勝する事が出来れば確実に編入することが決定されると思うんだがまぁ多分君なら決まってると思うけどね!』
雄英体育祭……たしか出久と勝己が毎年録画なりなんなりして見ている祭りのことだったか…。そこで優勝する事ができれば確実と言っていいほどにヒーロー科に入ることが出来るか……。
やるか。元々俺の進路は
『詳しいことは付属されている書類に書いてあるからそれを見てくれよな!それじゃあ黒籍少年!たぶんそこそこ先になるが…来いよここが君のヒーローアカデミアだ!』
俺が入学する事を前提に手を差し伸べたオールマイトの姿を最後に映像は終了した。ついでにベランダでタバコ吸っていた親父に報告すると指差されながら大爆笑された。俺が勉強していないことはお見通しだったらしくある程度は予想していたらしい。おいいつまで笑ってんだ殴るぞ。
隣で頭のでっかいタンコブから煙出して柵にもたれかかっている親父を横目に母さんにも報告しようとベランダを出ようとしたらポケットに入れておいた電話が鳴り確認してみたら勝己だった。やばい、いま一番説明するのがめんどくさい男から掛かって来た。
流石に出ないわけにはいかんので意を決してコールボタンを押すと少しして勝己の声が聞こえてくるのを確認すると俺は空に照らされた綺麗な三日月を後にベランダから出て行った。
父親は知らん。
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「テメェは何落ちてやがんだ死ねカス。あれ程勉強しておけと言っておいたのになんで落ちてんだよクソ世界最強様がヨォ。おかげで俺はお前のお情けみたいな感じの首席合格だよありがたくもねぇ!」
翌日、俺が受かっていないという事実を知った勝己さんは俺と顔を合わすたびに中指を立ててくるようになり今日一日中ほとんど口を合わせくれなくなりだ。放課後担任から合格おめでとうと祝われた後今日はいつもの洞穴の中にオールマイト含め全員集合し勝己さんからお小言と嫌味を言われている。出久も俺が筆記で落ちた事に半ば投げやりになっており勝己の説教を邪魔してしないように今は設置されている作業台で道具を製作しておりその横でダルマンもオールマイトも巻き添いを食らいたくないのかその様子を眺めており此方には目もくれない。
「○○○○が○○○○○○○してピッーーーーピピッーーーーーーーーピーーーーーーーズギューン!ババババッキューン!!」
あぁ、とうとう怒りが臨界点超えたのか目を釣り上がらせながらR-15じゃ表記出来ないぐらいに酷いこと言い始めたぞこいつ。しかしここで作業を一通り終えたらしい出久が片手に銃の様なものを持ちながら二人を引き連れてこちらにやって来てくれた。
「はいはいかっちゃん。そのくらいにしといたら?流石にそれ以上はマリーちゃんの前じゃ話せないし」
「そうよ…それに項羽だって体育祭?に優勝したらどうせ勝己とおんなじ所に行くんだから…時間の問題でしょ?」
そう言って俺に抱きついて頭を撫でててと言わんばかりに擦り寄ってきたダルモンの頭をポンポンと撫でると満足した表情になりいつも通り俺の右腕に抱きついた。可愛らしいなおい。
「すまない爆豪少年。なるべく知り合いだからという事で君たちの評価に口出ししないようにしてきたんだけど。不合格は不合格という事でこうなってしまったんだ」
「〜〜〜ッ!だァしかねぇな!おい項羽!もし優勝出来ないなんて事がありゃ俺がお前の首直々に切ってやるから覚えとけ!!」
他の三人にしかも憧れている人に諌められた勝己はまだ言いたい事があると言わんばかりに悶えるが最終的には俺の首をはねる宣言をした。言っておくがこの話お前が負ける前提の話だからな。
「何はともあれ飯田くん達も合格したって言ってたしこうちゃん以外の全員、おめでとって事でいいんじゃない?」
あぁそうだったあの場で連絡先を交換した三人組も無事合格していた電話の向こう側で泣いていたっけな。
「そうだなで。出久それなんだ?」
俺は話を切り替えて先程から出久が手にぶら下げている明らかにそれっぽい仰々しいものを指差す。
「あ。これ?これはね前々からかっちゃんに協力してもらってつくってたまぁ簡単に言ったら着弾したら瞬時に凝固する弾とかっちゃん特製の手汗が入ったカプセルの二種類の銃もどき。初めっから説明するとね。最初に言った凝固する弾丸は当たっただけじゃそれ単体ではそれ程殺傷能力は皆無いんだけど。もしも関節や他の部位に当たった場合その場所は一瞬に接着剤より強く固まって並大抵の力じゃまったく動かせないくらいにガチガチに固まるんだ。液体とかに触れた場合は酸とかで溶かされない限りさっき言ったみたいに固まるんだ。あ、勿論溶かすための専用の薬品もあるからね。それでかっちゃんの協力の下、着弾した時コアの中にあるカプセルに詰め込んだ汗に衝撃を与える事によって爆発するまぁ至って簡単な仕組みなんだけど重要なのはカプセルじゃなくてそれと同じに入れられた電磁波を前もって目標につけておいたポインターを追跡する事ができるんだよ。すごくいでしょっ!!………あれ?」
まるでふふんと自慢するかの様に目を閉じ意気揚々と人差し指を上に向けてベラベラベラベラと長ったるい説明をしていた彼は気付いた時には周りには誰もいない広い洞穴の伽藍堂にただ一人取り残されていた。
一人の状況を理解するために少しの間フリーズをおこした彼は直感的に置いてかれたと思うと「やっぱり僕はダメだっんだ………」と一人静かに涙を流し帰り自宅を始めた。今はこんなに背中に哀愁漂わせている彼だがこれから仲間達と晴れやかな(決して事件がないとは言ってない)高校生ライフが待っているのだ。がんばれ。
この後慌てて出てきたみんなに慰められたとか。
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そして春………
暖かな春風吹くとある家のとある玄関にて。しゃがんで靴紐を結ぶ少年の後ろに無精髭を生やした中年の男性が立っており少年を見送ろうとしていた。
「時間は?」
「まだ間に合う」
「忘れもんねぇな?」
「ねぇよじゃあ行ってくる。もういいか?あいつらが待ってんだよ」
矢ばりに質問してくる男にだんだん鬱陶しくなってきた少年は靴紐を結ぶとつま先で地面をトントンと蹴り靴内の空間を調節しながらドアノブに手をかける。
「おお行ってこい」
「おう。じゃあな」
「……おい項羽」
「んだよまだ何か……」
「またな」
「……………行ってくる」
出て行こうとした自分を引き止めた男にうんざりとした様子で振り向き返事をしようとすると間髪入れずたった一言短い言葉。この言葉にどんな意味が込められているかは分からないがなんとなく分かった少年は前を向きながら端的な一言を言い残し扉を開けた。その先はいつもと変わらない風景だったがいつもより綺麗で輝いて見えた。鼻から息を吸い込んだ少年は男に背を向け歩き始める。
見えない何かが音を立てて動き始めた。
入学まで編これにて了!
THE・洞穴の秘密基地!
全体!:広いぞ!とても広い!どれくらいって言うと……ヤバイぐらいに広いんだぜ!!
くつろぎ!:数年前から海浜公園で拾ってきたその他もろもろなんやかやあって修理したりしたソファ、カーペット、ベット、冷蔵庫、4Kのテレビ………とりあえず普通に生活できるぞ!!
作業台!!:此方も海浜公園から拾ってきた工具でいっぱいだ!とりあえず自作のスタンガンやら銃ぐらいを作るぐらいお茶の子さいさいぐらいの技術力はある!
余り!:余ったスペースは物置やら仕切りを作って部屋とかにしている基本自由!