王のヒーローアカデミア   作:ピーシャラ

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どうも最近生活リズムを崩し気味で調子の悪い作者です。
たぶん次回ぐらいから前話みたいに雑談会を開いてみようかと思います。今回はなし。


勝負に賭けは付き物だよね?

 こうちゃん達と別れ人ひとり三人分ぐらいありそうなドアに1ーAと書いてあるドアを見てバリアフリーだな〜と呑気な事を考えながらもこのドアの先にこれから学校生活を共にする級友達に胸を膨らましながらドアをあけた。

 

「爆豪君!机に足をかけるんじゃない!製作者の方々や先輩方に失礼だぞ!!」

 

「うっせぇ!メガネ!前々から思ってたがテメェはうちのババァか?!」

 

「やっぱり君は口が悪いな!」

 

 中学からの悪い癖で机に足を乗せるかっちゃんに飯田くんがいつも通りの独特の身振り手振りをしながら怒っていた。

 そんな光景をこれから同級生になるみんながすごい見てるから何でだろうとても他人の振りをしたい気分になったけど此方に気付いた飯田くんがズンズンと近づいて来るのでそれは多分無理だろう。

 威圧感がすごいよ。

 

「おはよう!緑谷君。遅かったじゃないか!」

 

「おはよう飯田くん。制服似合ってるけど朝っぱらから何してるの」

 

「む?そうだ。君からも言ってやってくれないか一向に足を下ろそうとしないんだよ彼!」

 

 此方を見てヘラヘラと意地の悪い笑みをしているかっちゃんを指差しながらプンプンと怒る飯田くんを見て少し笑いそうになってしまった。

 

「そうだね。そう言う時はね…かっちゃんは基本自分の利益になるような事や不利益になる事を吹き込めば大抵は素直に言うこと聞いてくれるよ」

 

「なんと!例えばどんな風にやるんだい?」

 

 手を使って囁くとまるでそんな手があったかと驚嘆した飯田くんは今度は具体的にはどうするんだろうと僕に手を差し伸べながら具体例を聞いてくる。

 

「そうだね……おーいかっちゃーん」

 

「あぁっ?!んだデク!」

 

「多分もう直ぐ先生来るから足下ろした方がいいよっ!」

 

「……………………ッチ」

 

 僕が遠くでそう叫ぶと無言で足を下ろし始めた。舌打ちしたけど…。ちゃんと席に座り始めるかっちゃんを見た飯田くんはヤンキーに悩んでいた新任の教師ばりにおぉと感嘆していた。

 

「流石緑谷君!ツボを心得ているな」

 

「そりゃあまぁ…長い付き合いだしね」

 

 いつもだけどかっちゃんの単純さに何と言えないため息が出そうになるけどその前に僕の直ぐ背後にあったドアから見知ったボブカットの少女の顔が覗いた。

 

「お。デクくん飯田くん久しぶり〜。二人とも制服似合っとるね」

 

「ありがとう麗日君!君も似合ってぞ!!」

 

「うん!か、可愛いよ麗日さん似合ってるけど………名前…」

 

「へっ?かわっ?!ん"んっ〜〜……。名前嫌やった?…なら止めるけど…」

 

「いやっ別にいいだけど初めてだな〜って」

 

「爆豪くんがデクって言ってたしそれに……デクって頑張れって感じでなんか好きなんだ私!」

 

デクです!

 

 ガッツポーズをしながら何時もよりも照れるように頬を少しだけ染めて笑顔で言ってくれる麗日さんに感化されたのか多分僕も赤くなってるんだろう。即答してしまった。

 

「変わり身が早いぞ緑谷君!!」

 

「いや〜でもあんまり悪い気はしないって言うか…何というか」

 

「…………仲良しごっこしたいのなら他所に行け」

 

((((((………なんかいる!!))))))

 

 僕たちの会話が終わるのを待っていたかのようにそこに居たのは黄色い寝袋に頭だけ出しているホームレスみたいにくたびれた人が廊下に倒れていた。 

 教室場のみんなが驚く中モゾモゾと寝袋から出てくるくたびれた人に思わず警戒してしまう。

 

「……失礼ですがあなたは…」

 

「警戒するな合理性に欠く。担任の相澤消太だよろしくね」

 

((((((担任!?!?))))))

 

 まさかの担任だった相澤と名乗る先生。けどヒーローにこんなくたびれた人見たことが……。

 

「早速だがこれに着替えてグラウンドに出ろ。時間は有限。早くしな」

 

 先程まで自分が包まっていた寝袋から体操服を取り出す相澤先生はそれだけ言うと寝袋を持ってツカツカと教室から出て行ってしまった。残された僕たちはなんだなんだと言いながらなんとか体操服に着替え教えられてもいないグラウンドへと向かった。

 

 

 ついでだけどさっきまでの僕たちのやりとりを見て後から知ったんだけど他のみんなは「入り口で何やってんだこいつら」皆口を揃えるように思っていたらしい。

 

 

 

=====

 

 

 

 

『個性把握テスト〜っ!!?』

 

「入学式は!?ガイダンスは!?」

 

 他の端役共が声を揃えて叫ぶと一番メールの中で入学式を楽しみにしていた丸顔が相澤センコーに問い始めやがった。

 

「ヒーローになるのにそんな悠長な時間は要らん。雄英は自由が校風の売り文句。教師側もそれもまた然りだ肝に命じておけ」

 

 それだけ言うと丸顔は黙り周りの奴らも黙り始め今度はセンコーが話を続ける。

 

「今から諸君らには個性有りの身体能力テスト。ボール投げ、立ち幅、50メートル走、持久走、握力、反復横飛び、上体起こし、長座体前屈…この8種目を行なって貰う。…おい入試一般首席の爆豪」

 

「あ"ぁっ!!?」

 

 首席とか言う単語を出すんじゃねぇー!あいつの顔がチラつくんじゃっ!!

 

 突然叫び出した俺に他の奴らに周りの奴等は騒ついていやがるが何となく俺の心情を察したデクが他の奴らに弁明してやがるがセンコーはそんな事気にも止めず俺にボールとしてはおかしなボールをほん投げてきた。

 

「叫び出したことは知らんが中学の頃ソフトボール投げ何mだ?」

 

「ひゃくさ「135mです」何勝手に答えとんじゃあデク!!あと0.5忘れんじゃねー!!」

 

「………どうでも良いから、早よこれ持って投げろ。円から出なかったら何しても良いから」

 

「……………ッチ」

 

 隣にいるサムズアップしながら煽るように笑顔で送り出すデクを青筋立てながら後でぶん殴ると心に誓い。取り敢えず投げられたボールを握り潰さんばかりに持ちながら大人しく円の中に入るが…ぶっちゃけ俺の怒りはまだ収まってねぇーぞ!

 

 

 

((((((どうでも良いって言ったけど135mって普通おかしくない??)))))

※クラス総意の意見でした※

 

 

 

 

 適当に体をほぐした後。今出来る最大火力の準備をし構える。ついでにデクへの殺気も混ぜておく。

 

「死ぃん…ね"えぇ!!!!!」

 

 球威に爆風と怒りを乗せながら投げ一直線に飛んでいったボールは何処まで飛んで行ったか分からなくなる程まで行ったらセンコーの持っていたケータイに音が鳴ると俺たちに俺を見せるように向けた。簡素なケータイには9682mと書かれていた。

 

「9682って…マジか!!」

「個性思いっきり使えるのか()()()()っ!」

「流石ヒーロー科っ!!」

 

 遠くに居る端役共から歓喜の声が上がるがその瞬間俺の目の前にいるさっきまでくたびれたセンコーからおどろしい。イヤーな気配がしてきやがった。

 

()()()()か……お前らそんな腹づもりで三年間過ごすつもりか?」

 

「!?」

 

「そうだな…よしこうしよう。トータルの成績が最下位の者は見込み無し…と判断して除籍処分としよう」

 

 そうはたから聞いたら恐ろしい事を口にしたセンコーとは裏腹に俺たち二人は周りにバレないように少しだけ口角を上げていた。

 

「上等だ………おいデク勝負だ!俺が勝ったらお前のメニューを三…いや五倍だ」

 

「良いよ。でもかっちゃんも負けたら五倍ね!後、お互いの好物を奢る…すき焼きでいいよ!」

 

「なら俺は激辛ステーキだな…」

 

 笑みを浮かべ条件を述べながらデクに詰め寄ると此方も好戦的な笑みを浮かべて体をほぐし始めるデクに俺も体を本格的に動かし始めると周りの奴等は俺たちを異常のような物を見る目で見てくるがお構いなしに俺たちは動き続ける。

 

「お、おいお前ら!話聞いてたのか除籍になるかもしんねぇだぞ!」

 

「それがどうしたぁ!たかが除籍になるぐらい死ぬよりマシだろ!」

 

「はぁ!?」

 

 不意に頭ヤンキーみたいな尖った髪型の赤髪が話しかけて来たが鼻で笑って言い返してやる。

 

「そうだな…死ぬよりマシだ。こんな理不尽(ピンチ)より理不尽な自然災害、敵ども…日本は理不尽にまみれている。だがそんな理不尽を覆すのがヒーローの役目だ。そのための理不尽(ピンチ)を雄英は三年間全力で苦難をお前達に与える。だからお前らは全力で乗り越えてこいPlus Ultra(プルスウルトラ)だ全力で来い」

 

「………だぁっ!男らしいじゃねーか覚悟決めるしかねぇっー!!」

 

 センコーの言葉に一瞬たじろいた赤髪だったが今度は歪な音を立てながら両拳同士を打ちつけ覚悟を決めていた。他の端役共も数人かは覚悟を決め意気込み始めている様子だ。

 

「なぁあんた!名前はっ!?」

 

「あん?」

 

「俺の名前は切島鋭児郎(きりしまえいじろう)よろしくなっ!男らしいぜっ!あんた!」

 

「知るか。早よどっか行「はいはいそうやって喧嘩売らないの」

 

 追い払おうとしたらデクに抑えられてしまった。何しやがる死ね。

 

「何喧嘩売ろうとしてんのさただ挨拶しているだけなのに…ごめんね。かっちゃ…この子は爆豪勝己。僕はその幼馴染の緑谷出久。よろしくね切島くん」

 

「緑谷に爆豪か!よろしくな!」

 

 俺を無視して握手をし俺を無視したまんま話を続けるこいつらにだんだんムカっ腹が立ってきた。

 

「おいお前ら!俺を無視してんじゃねぇーーー!!!」

 

「おい爆豪さっきからお前うるさいぞ」

 

 

 

 

=====

 

 

 

 

 

第一種目50メートル走

 

 お腹のベルトからレーザー?出しながら飛んでいた子の記録が終わり今度は僕とかっちゃんの番だけど他とは違いお互いの影響を受けない為に離れた状態で構えていた。

 

『イチニツイテ…ヨーイ…ドンっ!』

 

 記録機から発せられる声に従い前もって発動させておいたOFA(ワン・フォー・オール)でレール内を疾走するけどそれはかっちゃんも同じで爆破の力を利用する事で僕と同じぐらいに速く動きほぼ同時にゴールテープを切った。

 

 

「「どっちだ!?」」

 

 

 

『ミドリヤ 1.05秒』

『バクゴウ 1.07秒』

 

 

「いっやったぁーーーー!!!」

「ダァッくそボケがァァーーーーーーーーー!!!!!」

 

 お互いゴールした瞬間に振り返り記録機の声を聞いた瞬間喜ぶ僕と悔しそうに叫びながら隣でボムボムしているかっちゃん。

 

「おいデク!次勝つから早く来い!」

 

「次も僕が勝つよ!!」

 

「死ねっ!!」

 

 

 

ーーーーー

ーーー

ーー

 

 

「「「「いやっ!速すぎだろ!!」」」」

 

「くっ……!足には自信があったんだが……」

 

「侮れません…本気でやらねば……」

 

「やっぱり二人ともすごいね〜」

 

 

 

第二種目握力測定

 

 みんな顔見知りのいない中適当に班を作りながら測定するこの種目で当然のように僕たち二人は麗日さんと飯田くんで組んでいた。

 

「よっしゃ!目ぇかっぽじってよく見とけテメェら!!」

 

「はいはい見てるから早く」

 

 目をほじるとかと言うちょっと意味のわからない言葉を叫んだ後に握力計を青筋立てながらも普通に握るかっちゃん。

 

「お。これは普通なんやねぇなんか安心しt「BOOOOM!!!」……………」

 

 普通に測っていたことに安堵した麗日さんを裏切るように爆発した時の圧で更に力を込めるとそのまま音を立てて握力計が壊れてしまった。そのままみんなの様子を伺っていた相澤先生が近づいて来た。

 

「……爆豪あんまり壊すな。計測不能にしておけ」

 

「分かった……」

 

 そのまま新しい計測機を僕に手渡すと相澤先生はまたみんなの様子を観察し始めた。

 

「じゃあ次は僕ね…」

 

 そう言って全身にOFAを巡らせると握っている右手だけ最大許容量の

50%の力で思いっきり握ると握力計は破片と火花を飛ばしながらバキンッと音を立てて壊れてしまった。すると足早に相澤先生が新しい握力計を持ってきてくれた。すいませんお騒がせして。

 

「………………お前もだ。計測不能」

 

「…はい。すいません」

 

「この勝負は引き分けだな」

 

「ッチ!!」

 

「やっぱ二人ともすごいね〜」

 

 

 

 

ーーーー

ーーー

ーー

 

 

「………………」手をいっぱいにして540kgだった人

「………………」万力機を使った人

 

「あの二人ヤベェな〜」

 

 

 

第三種目立ち幅跳び

 

「こちとらずっーと飛べるんじゃい!!」

 

「……緑谷。あいついつまで飛ぶことができる?」

 

「体力と邪魔が無い限り半永久的に飛び続けると思うんですけど……」

 

「………そうか」

 

 

 

 爆豪勝己 記録∞

 

 

 

「緑谷君。かなり跳んでいたじゃないか!どうだったんだい?」

 

「ありがと。でもずっと飛び続ける事はできないからね…300ちょいだったよ……」

 

「オラッ!!!俺の勝ちだぁっ!!」

 

 

 

ーーーー

ーーー

ーー

 

「「「…………∞ってなんだ?!」」」

 

「なんだろう驚くのが無駄なような気がしてきたぜ…」

 

 

 

第四種目反復横跳び

 

 

 常時35%の力で周りから見たらうすーく残像が出るくらいの速さで跳びまくり記録157回だった。かっちゃんは爆破の勢いで跳び続けて152回だった。

 

 

「あ"あ"あ"あ"あ"ア"ア"ア"ァァァァッッッ!!!!!」

 

 

 

 

ーーーー

ーーー

ーー

 

 

「オイラの唯一の希望がア"ア"ア"ァァッ!!」

 

「「「……ドンマイ」」」

 

 

 

第五種目ボール投げ

 

 

「っセイ!」

 

「………∞」

 

 円の中に入りボールを両手で包んだ後。ゆる〜くキャッチボールをするような形で投げたのにボールは重力知らずなのか永続的に飛び続け遂には見えなくなってしまった。

 

「すげぇ!あいつら以外で∞が出たぞ!!」

 

「なんかよく分からんけどすげぇ嬉しい!」

 

「すごいよ麗日さん!」

 

「えへへ〜」

 

「おいてめっ!丸顔!何俺より飛ばしてんだよっ!」

 

「なに?文句あるん爆豪くん?」

 

「あるわっ!!」

 

「おい次。緑谷だ早よ」

 

「あ、はい」

 

「頑張れデクくん!」

 

 かっちゃんと言い争いをしている傍らサムズアップをして応援してくれる麗日さんに此方もサムズアップで返し投げ渡されたボールを持って円の中に入っていく。途中誰かに見られている気がしたけど多分周りにいるみんなだと思った。

 

 僕の今出来る許容量最大常時50%の力で体全体に緑色の紫電を纏うと体中から骨の軋む音が聞こえるが無視しておくと思いっきりボールを投げると暴風を吹かせながらかっちゃんと同じような弾速で結構飛んで行ったけど勝てるかな……。

 

 そんなネガティブな事を考えていると相澤先生が持っているケータイに音が鳴り僕の記録が表示される。

 

「9604m……」

 

「あぁ!おしい!」

 

 僕の替わりに悔しがっている麗日さんとその横で小さくガッツポーズをしているかっちゃんをチラッと横目で見てすぐに視線を戻し二投目に意識を向ける。

 

 

 やっぱりかっちゃんは凄い。個性を貰ってもリスクを背負わないと勝てないなんて。やっぱり凄い奴だ。

 

 

 もう一度個性を体中に張り巡らせ全身の力を使いながらボールを振りかぶる。ボールが掌から離れる感触を感じ。指だけボールに触れている感覚がわかれば少しだけ無理をする。入試の時と同じように60%の力を人差し指だけの一点に込めてボールを思いっきり押し投げた。

 最小限の負傷で強い威力を……。

 

 飛んで行ったボールはさっきよりもグングンと伸びて行き見え無くなるが60%の力で押した負荷は指を痛々しい紫色に腫れさせていた。多分折れてるだろうな……。

 暫くすると相澤先生の持っているケータイから再び音が鳴った。

 

「……10205m」

 

「やったぁ!デクくんが勝った!!」

 

「おい…何喜んでんだ丸顔……!」

 

「ヒッ怖っ!爆豪くん!」

 

「それにな…まだ俺の出番は終わってねぇんだよ!」

 

 そう唸りながらボールを手にして僕の方…正確に円の中に近づいて来るけど少しだけかっちゃんは苛立っているように見えた。

 

「……またテメェは無茶しやがって…早よ戻れや……!」

 

「うん……ごめんありがと頑張ってね」

 

「どれか一つにしろ」

 

「ハハ…」

 

 睨んでくるかっちゃんを背にしはにかみながらポケットの中からいつも常備しているテーピングで折れた指を固定しながらみんなの所に戻っていると前から来ていた麗日さんと飯田くんに驚かれてしまった。

 

「ちょっ指デクくんまた!」

 

「怪我してるじゃないか!」

 

「わわっ大丈夫だよありがとう…それに今はそれよりも今はかっちゃんだ」

 

 指を固定しながらぐいぐい来ら二人に心配ないと伝えると腕をブンブン回しているかっちゃんに視線を戻す。

 

(かっちゃんの事だ。最初みたいな普通のことをするんじゃなくて何か…絶対僕の記録を超す何かを……)

 

 そんな事を考えていると最初の時みたいに全身の筋肉を使いながらボールを振りかぶるとさっきみたいにボールを爆風に乗せて…………普通に投げた。

 そう思った。

 でも投げ終えたかっちゃんの唇の動きを見て違うと確信した。

 

 

「発破」

 

 

 そうかっちゃんが呟くと同時にボールの飛んでいった遠くの空の方からから何かが爆ぜ。空気を震わす音が響いた。暫くして測定の結果が鳴った。

 

「…13560m」

 

 周りのみんなが驚き騒々しくなる中。悠然と戻ってくるかっちゃんを見ながら僕は一人呟いていた。

 

「はぁ……また負けちゃったか…」

 

 

 

=====

 

「んじゃま時間も惜しいからパッパッと結果発表だ」

 

 ボール投げの後もテストは続いたけど痛みで殆どの競技でかっちゃんに負けてしまい。今は相澤先生がみんなの前で気怠そうに結果を発表している最中だ。嫌だな〜ご飯奢るの。

 

[1位]爆豪勝己

[2位]緑谷出久

[3位]八百万百

[4位]轟焦凍

[5位]飯田天哉

[6位]常闇踏影

[7位]障子目蔵

[8位]尾白猿夫

[9位]切島鋭児郎

[10位]芦戸三奈

[11位]麗日お茶子

[12位]口田

[13位]砂藤力道

[14位]蛙吹梅雨

[15位]青山優雅

[16位]瀬呂範太

[17位]上鳴電気

[18位]耳郎響香

[19位]葉隠透

[20位]峰田実

 

 

「オイラ終わったァッ………!!!」

 

「ドンマイ………」

「峰田……お前の事は忘れない」

「辛いな……胸が苦しい…」

「だったら変わってくれよ………!」

 

 背の小さい髪の毛がぶどうのような人が他のクラスメイト達に怨念がましくすがっていくがみんな目を逸らし峰田くんは自分の行く末を想像してしまったのか頭を抱えながら泣き叫んでいるなか相澤先生が口を開いた。

 

「因みに除籍はウソな」

 

「…………へぇ?」

 

「君らの最大限を引き出す合理的虚偽」

 

『はーーーーーーー!!!!??』

 

 情けない声を出しながら相澤先生の方を振り返る峰田くんや僕たちを嘲笑うかのようにサラッと事実を述べた先生にみんなで叫んでしまった。

 

「これにて本日は終わりだ教室に置いてあるカリキュラム等に目を通して今日は帰っても構わない。それと緑谷、リカバリーガール(ばあさん)とこ行って指直してこい明日からもっと過酷な試練が待ってる」

 

 みんながまだ驚いて唖然としているがそんなことは気にしないと僕に保健室利用許可の紙を渡した先生は僕たちを残してスタスタと帰っていった。

 

 峰田くんは泣きながら喜びみんなから胴上げを受けていた。流れで僕も混ざってみんなと祝福し仲良くなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




補足ですが前話書いた前書きでの雑談会は東耶等の原作で死んでいないキャラは登場しません。
死んだら出す予定です。
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