12/30再編済み
〜〜二日後〜〜
あのあと何やかんやあって、その後オールマイト曰く「私がこの個性継ぐ前より立派な体だなどうなってんだ10代!」とすぐに出久がワン・フォー・オールを受け継ぐことになりオールマイトが髪の毛抜いて食えと言ったり出久がオールマイトの助言通りにけつの穴引き締めて初めての個性使ったら腕が粉砕骨折したりといろんなハプニングがあり唯一わかったことはオールマイトが教えるのがド素人ということだけだった。
そして五年前に負った傷とやらは一応万象儀で直してみたが内臓と傷跡が完全に治ったたが個性は以前より長く扱えるようになっただけだった。
BOOOOM!!!!
「おいおいどうしたデク!ビビってんじゃーねぞ!!」
「待って待って!慣れてないんだってまだ!」
「知るか!ぶっ潰す!!」
……あぁそうだ今、個性を慣らすために出久と勝己が手合わせしてるんだが、やっぱり始めて個性が出た人間に技見せろって言われても無理な話で出久もそれに当てはまり現在勝己から逃げるだけで個性全然使えていない状態だ。
「ちょっといいかな黒籍少年」
「ん?どうした新メンバー」
ついでに今日いるのはいつものほら穴の前で俺と腕にくっついてるダルモンとその隣には新メンバーであるガリガリフォームのオールマイトが座っている。
「新?いやさ、あの二人っていつもああなの?」
「と言うと?」
「いや…」
オールマイトが一拍おいて、少し慣れてきたのか勝己に向けて拳を打ったが軽々避けられたついでに腹に爆破を受け悶えている出久を見た。
わぁかっちゃん容赦ない。
「少々、過激過ぎないかと思ってな…止めなくていいのかい?」
「大丈夫だ。というかいつもより生易しい方」
「そうなのか?…なんだか私は思い出したくない古い過去が見える気がするんだが……」ガクガクガク
オールマイトの足が小刻みに笑い出し始めた。そんなに思い出したくない記憶なのか……あとで見よ。
「ところで君はしないのかい?」
いきなり元の状態に戻ったオールマイトがそう聞いてきた。
君はしないのかい?か…そうだな……じゃあ今日はちょっとこの男に頼み事してみるか。
「そうだないつもなら俺が二人を相手に手合わせするんだが今日は出久がまだ個性に慣れていないからな…よっこら世界最強っと」
「二人を?一対一ではなく?」
「そうしないと相手にならないんだよ…そう言うことでオールマイト。一つ頼んでくれるか?」
俺が立ち上がってオールマイトと向かい合わせになる形で立った。
ダルモンは俺の言いたい事が分かったのか少し心配そうな顔をしている。
「頼みたい事?」
「あぁ俺と手合わせしてくれ平和の象徴」
=====
「はぁ…はぁ…おい逃げんじゃねーよデク…!手合わせの意味ねーじゃねーか…」
「はぁ…かっちゃん慈悲がないんだよ慈悲がまだ慣れてないのにいきなり戦えるわけないだろ…」
「アホか!慣れるためにやってんだろうがクソが大体なんで部分的に発動させようとすんだよ全体にー」
「はい勝己そこまでー。後は自分で気づかせてやんな、それにこれからタイトルマッチだ」
僕の体力が切れたことにより一度手合わせが終わりかっちゃんに文句を言われているとほら穴の前で見ていた三人がこっちに近づきこうちゃんがまた意味のわからないことを言い始めた。
「は?タイトルマッチ?誰と」
「平和の象徴」
「「はぁ!?」」
またこうちゃんがまた意味わかんない事言い出し僕とかっちゃんの声が重なる。
「ちょっ!こうちゃんそれ本気で言ってんの!あのっ…!あれだよ!オールマイトだよ!!」
「落ち着いて出久、項羽は本気だよ」
「マリーちゃん!でっでもオールマイトは!」
「私も大丈夫だよ緑谷少年。それにタイトルマッチとは言っても5分間の手合わせだけさ決して無理はしないよ」
「そう言うことだ分かったなら離れてろ。あと五分経ったら教えてくれ」
「おい!ちょっと待て俺はまだ何もー」
「ほら行くよ二人とも」
「はっ!?ちょっ!離せやマリー!!」
「そうだよ何で二人が!」
かっちゃんがまだ言いたそうにしているがマリーちゃんが僕とかっちゃんの手首を掴んでほら穴の前まで頑張って引っ張ていこうとするが僕とかっちゃんがまだ納得いかないと抵抗するので一歩も前に進まない。
しばらく引っ張っていたけどとうとう疲れちゃったのか手首を離し息をきらして額に汗を浮かべていた。
「……そんなにぐちぐち言っているけど…見たくないの?項羽が個性使って戦うところ…」
「おら早くしろデク!」
「かっちゃん!?」
マリーちゃんが仕方がないと言わんばかりの顔で言えばかっちゃんはすでにほら穴までズケズケと歩いておりその掌返しの早さに僕は驚いてしまった。
「………チョロ豪」
「なんか言ったかマリー!」
「……ナンデモナイヨー」
「カタコトじゃねーか!クソが!!」
「女の子に暴言はダメだよ、かっちゃん」
「いつまでくっちゃべってんだ!戦いだって言ってんだろーが!」
僕たちがグダグダしやっべっているとこうちゃんが若干キレた感じて怒鳴ってきたので僕たちは黙って観戦することにしよう。
=====
「…はぁすまねぇオールマイト長くなった」
「HAHAいやいいんだよ、仲がいいのはいい事だよ!」
そう言うとオールマイトの体は一瞬で大きく膨れ上がりさっきまでの骸骨のような体とは真逆に自分達とは画風が違う筋骨隆々なマッチョメンへと変身した。
「さぁ……いつでもかかって来なさいよ!有精卵!」
「……やっぱいいねぇ」
拳を握り戦う構えをとりながら口はいつも通り笑っているのにその影の深い目から見える淡く光る瞳は俺の体を確かに捉えていた。
そんな姿に少し身震いを起こしながらも軽く手を広げ万象儀を広げていく、万象儀を俺の体全身に覆わせる。
(相手は生きとし生きる伝説“平和の象徴”果たして今の俺との差はどのくらいって聞かれたらはっきり言って不確定要素が多すぎる。けど舐めてかかったら確実にやられるのは確かだ…)
(……初めて彼を見たとき直感が反応してしまった。まだ15の子供がトップランカーのプロヒーロー達より強いと確信してしまった…私も本気で向かわなければもしかすると……)
準備を終えた俺とオールマイトはお互い出方を伺いながら構える。
(先に仕掛けてヤラぁ)
…………ッドン!!!!!
俺は足に力を込め足元を踏み割れん程の勢いで踏み込みひとっ飛びでオールマイトとの距離を詰めた。このまま鳩尾殴ろうとしたのにこの男は既に反応しておりお互いの拳を合わせ振りかざしたまま固まった。
「やっぱ反応いいなオールマイト」
「少年……この若さでどうやってここまで強くなったんだ」
「……秘密だな」
たとえオールマイトでも出会ってまだ日の浅いのに俺の過去やあいつらの事を話す気にはなれない。
そのまま左腕を振り被せばオールマイトもそれに合わせて左腕を振り被せてくるそして今度はもっと早く拳を振ればオールマイトもそれに合わせ激しい乱打戦になりラッシュ比べが始まる。
何百発打ったか分からない程の速さ比べは俺がオールマイトの左手首を掴み腹のど真ん中を蹴ろうとしたが捕まっていない右腕で防がれたが腕を無理やり蹴り飛ばす形で後方に吹き飛ばすことで終わってしまった。
「ラッシュ比べは終わりかな!」
そう言いながらも顔の前で腕をクロスさせ俺の元に詰め寄り技を繰り出そうとしている。
「
まじか……!
「
俺の頭を狙ってきたクロスチョップを俺は両腕を重ねるように防ぐが万象儀を纏っていて腕が痺れたぞ。どんだけ強いんだ!
「まだまだ!!」
そのままオールマイトは痩せたという体重255kgという体で俺の胴体に腕を回しタックルしてきた。
一瞬胃の中にある物が喉元まで出そうになる感覚に陥るがなんとか堪え万象儀で俺の体を分解し粒子状にして拘束を解く。
「消えた!?」
「上だよ…」
俺の姿が消え明らかに動揺しながら辺りを見回してるオールマイトの頭上に体を戻した俺は右足を大きく振り上げかかと落としをオールマイトの脳天に食らわせるがオールマイトはかかと落としを食らった体勢で俺の右足を掴み体を一回転させながらまるでフリフビーを投げるかのように放り投げる。
すぐさま万象儀で空気を固め壁を作り威力を殺しながら着地する。ついた瞬間に走りだそとするが首元に走った痛みに思わず首に触る。触った手を見てみれば血が付いていた。しかし俺は一回も首を切られるような攻撃は食らっていない。
(こんなことできる奴は……)
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時間は少し戻り…………。
…………ッドン!!!!!
そんな耳鳴りの続くような音が鳴り響いたと思ったら二人の姿が一瞬にして消えさり辺り一面に衝撃波と暴風が発生し近くにある木々は今にも折れそうなほどになびき小粒の石は衝撃波により吹き飛び僕とかっちゃんはマリーちゃんを背中で庇いながら吹き飛ばされないように地面に伏せ耐えるしか無かった。
その間にも自分たちの目の前では拳を交わせる衝撃音とそれに続く暴風が轟いていた。
「…ッ!マリー、ちゃん大丈夫!?」
「…二人のお陰でなんとかでも、こんなに激しいのは…初めて見 る…!」
「俺らもだわ!クソが!あいつら俺らがいる事忘れてないだろうな!この調子で行ったらこの辺り山、全部吹き飛ぶぞ!!」
「確かにそうなんだけど!……やばいんだけど!止めようにもあのそこに行けない!風が強すぎる!」
「何か!二人の注意を引くものを!」
「出久…あと何分……?」
「あともう1分もないどれだけラッシュしているんだあの二人!」
「…だったら時間的にも止めないと」
「そうだけど……」
「どうやんだよ!!」
あと残り40秒もないけど二人を止める方法がわかんない。どうすれば……どうすればあの二人を止められる!?
「……こうやって…」
「へ?」
「あ?」
突然マリーちゃんが二人を止められる方法を知っているような口ぶりで自分の首に爪を立てそれを一気に首を激しく掻きはじめた。
「なっ!?なにやってんだマリー!!」
「血ッ!血出てるよ!!」
当然強く掻けば血は出るし痛いものだがマリーちゃんは一向に止める気配はなく僕とかっちゃんが急いで腕を掴み取り押さえた。
「なにやってんだテメーわよ!デク!早よ止血!包帯!」
「わかってるよ!!」
血を流しすぎたせいかマリーちゃんの顔が徐々に白くなり息遣いが荒くなってきた。急いで自分のバックから救命道具一式を取り出すがマリーちゃんの隣に現れた人物に気をとられ。同時に安堵した。
「……すまないダルモン傷つけて」
「ハァ… ハァ…大丈夫だよ…楽しかった?」
「……あぁ」
そう言ってこうちゃんはマリーちゃんの首に手を添え少して治療を始めた少しすると手を離しマリーちゃんの頰に傷をつけて抱きしめた。
「………すまん」
「………大丈夫…大丈夫だよ」
マリーちゃんの体を抱きしめながら謝罪の言葉を口にするこうちゃんをマリーちゃんは子供の過ちを許す母親のように抱きしめ返した。
傷が塞がったことで気の抜けた僕とかっちゃんは突然のラブシーンで気が抜けてしまい二人して地面にへたり込んだ。
そこに未だにムキムキのオールマイトが顔を赤らめながら近づいてきた。
「ねぇ、あの二人ってそういうことなの?」
「知るかいつもの状態見てんだろ?あんなんだよクソがッ!」
「はは…しばらく放っておきましょうか…」
「10代っていいな……」
驚かされたことで若干キレ気味のかっちゃんから思わずいつもの悪口が飛び出す。二人共体は10代でも中身は最低でも多分30は軽く超えてるんじゃあ…
「…なんか言った出久?」
「ッいえ何も!」
いつのまにかいつも通りにこうちゃんの腕に抱きついてそばに立っていたマリーちゃんに思わず反射的に答えてしまった。
「ふ、二人共もう大丈夫なの?」
「あぁ心配かけた」
「……ごめん」
「大丈夫だよ…僕はね」
そう言って体育座りのような形でマリーちゃんを睨みつけている
かっちゃんに目を向けた。
「……おいマリーやるなとは言わない咎めもしねぇ…ただ……
久々に見るすごく真剣な表情で嘆くかっちゃんの顔は酷く悲しそうに見えた。
「………二人とも本当にごめん…」
「分かりゃいいんだ分かりゃ」
仲間思いだなぁかっちゃんも。
「…かっちゃんが泣きそうな顔なってる」
「泣くわけねぇだろぶっ殺すぞデク!」
「ぶはっ!確かに今一瞬涙目なってたよな(笑)!」
「死ねぇ!!!」BOOOM!!
「危ね!おまっなんも言えなくて武力行使かこの野郎!」
「黙って死に晒せ!!!」BOOOOOM!!!!
「…………フフ」
かっちゃんをいじっていたらまたいつも通りの追いかけっこが始まって僕ららしい騒がしい空気が戻った。
「というかお前どうやって個性制御すんの?」
未だ激怒しながら迫るかっちゃんに追いかけられながら隣で一緒に逃げているこうちゃんが聞いてきた。
「うーーーん。ぶっちゃけ二人の戦い見てたんだけど早くてあんまり見えなかったし自分たちのことで結構いっぱいいっぱいだったからなー」
「じゃあもうオールマイトに聞くか。オールマイトッ!!」
「……ん?なんだい!」
いつのまにかトゥルーフォームに戻っていたオールマイトは近場にあった岩に腰掛けながらコーラを飲んでいた。というかこの状態で聞くの?
「個性制御するためにどんな訓練したー!?」
「えーーーっと!」
そこまで言いかけたオールマイトの顔が急に青ざめ始め心なしか全身が震えているように見えてきた。
「ひ、…ひたすらゲロ吐いた……」
持っていたコーラを震えだけでこぼしながら答えたオールマイトに何を思い出したんだと恐怖する僕とは逆に何か良からぬことを考えてそうな悪い笑みをを隣にいるこうちゃんは浮かべた。
「ひたすらゲロ吐けってさ。行ってこい!」
そう言いながらまるで僕を囮にするかのように足蹴りしたこうちゃんの顔をきっっと僕は忘れないだろう…。そう思いながら後ろから響いてくる怒号と爆破音にどうしよかと思案しながら僕のヒーローになるための新たな一歩が始まった。
やっぱりあれですね戦闘描写難しいですね。
あと今回初めてルビとか使ってみました。