【霞の新人指導艦日記】   作:艦本式

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遅くなりました...
色々と中途半端ですね...


第二話 (新人指導艦になった経緯)

はぁ…また来たのね?

 

あんたもよっぽど暇人ね。あいにく私は暇じゃ無いの

 

 

 

…え?間宮さんのパフェ奢ってくれるの?

 

私は物で釣られるほど甘く無いのよ

 

 

 

 

 

…だけどその約束忘れないでよ?

 

 

今回は私が新人指導艦になった経緯ね

 

 

ざっくり話すと、朝潮お姉ちゃ…姉さんから報告されたのよ

 

私と朝潮姉さんは横須賀鎮守府の中ではトップレベルの練度を誇る駆逐艦だったわ

 

まぁ、それは今でも変わらないんだけどね

 

色んな戦いに駆り出されたし、辛い経験もたくさんしたわ

 

そこで、着任したばかりの艦娘を対象に、二週間の強化訓練を行なう事をクズが決めたわ

あ、ちなみにクズは提督の事ね

 

どうしてクズって呼ぶかって?

 

それは……

 

 

「愛情の裏返しですね」

 

「朝潮お姉ちゃ…姉さん!」

 

「なんですか?別に間違っていないと思いますが?」

 

「そ、そうなんだけど…いいや、違う…私はそんなんじゃ…お姉ちゃん嫌い!」

 

 

 

…こほん、余計な邪魔が入ったけど続けるわ

 

新人指導艦に抜擢されたのは、私と朝潮姉さんだった

 

理由は、燃費が良くて練度も高いからだそうだ

 

確かに適任ではあるが、私たちが主力艦隊から抜けて良いのかと最初は思った

 

こう言うのは悪いんだけど、私は自分に自信を持ってたわ

 

どんな戦いだろうと戦い抜く事が出来ると

 

 

 

だけど、それは誤算だった

 

新人指導艦になって、最初に訓練したのは戦艦の大和だった

 

あの戦いで私と大和が散った場所は、ほぼ変わらないわ

 

指導しろとは言われても、戦艦と駆逐艦では砲撃に関してかなり変わってくる

 

 

まず、射程が違い過ぎるのだ

 

大和の46㎝三連装砲の射程は42kmで、駆逐艦の主砲とは比べ物にならない

 

さらには、砲撃するときに計算する事も変わる

 

駆逐艦の場合、主砲の射程が短いため、風向きなどをそれほど計算せずとも砲撃出来る

 

だけど、戦艦の場合だと遠距離から砲撃出来るので、風向きや相手の艦の速度や向きなど、考える事が山積みだ

 

 

まず、私と朝潮姉さんは知識を頭の中に入れる事に専念したわ

 

戦艦の知識だけじゃなくて、空母や重巡とか、ときには潜水艦についても学んだわ

 

座学は嫌いじゃ無いんだけど、出撃ばっかりしてた私からすると、退屈だったわね

その知識を使い、大和に訓練を行なった結果…

 

 

 

 

 

大和は初戦で大破したわ

 

航行しながら砲撃してたら、敵からの集中砲火を受けたらしい

 

操舵を誤って、敵艦隊に向かって突撃する進路を取ってしまったとの事だった

 

 

 

…私はちゃんと訓練やったわよ?

 

操舵を誤っても良いように、敵艦との距離を空けておくとか、しっかり訓練したはずなのに…

 

 

帰投してから、大和は即座に船渠入り

 

 

 

次の日、私と朝潮姉さんは執務室に呼び出された

 

何を言われるかは、大体予想出来ていた

 

執務室に着くと、案の定提督に叱られた

 

だけど、私はちゃんと訓練をしたし、別に何もして無かったわけでは無い

 

 

そして、私はどうしようも無いクズについにキレた

 

もし、朝潮姉さんが止めてくれなければ、私はクズを殴ってただろう

 

…とか言う最初っから大変な事になってるのだが、私はやりがいを感じるわ

 

クズはどうしようも無いけどね

 

 

 

さて、続きは間宮さんのところに行ってからにするわよ




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