時刻は、午後2時
季節は夏に入り、猛暑日が続中
呉鎮守府に所属する金剛型4姉妹が、自室で日課であるティータイムを楽しんでいた。
紅茶と茶菓子を堪能しながら、提督愛を語ったり、食べ物の話題を話し合ったりと、
自由な一時を優雅に過ごしている。
金剛「最近提督が冷たいデース、、、公務も忙しそうだし~、、、、」
金剛は、紅茶を飲み干すと机に額を付け嘆いていた。
提督である海崎は、ここの所資料の制作や、防衛省での、各鎮守府提督会議に参加したりと
多忙な提督業務をこなしており金剛との、スキンシップも取れるほど余裕がなかった。
金剛「あのままじゃあ、、提督の体が壊れちゃうネ、、、どうにか、、リラックス出来るいい案があればいいんだけど、、、」
金剛は、下あごを摩り考え込んだ。
霧島「何か、提督が皆と楽しく出来るイベントがあると、ストレスとかも解消されるかもしれませんね」
妹である4番艦霧島は、そう提案するとテレビをつけた。
テレビが付くと、ちょうど釣り番組が映り、和歌山県で行われている釣り大会の特集をしていた。
そんな番組を、金剛は呆然と見つめ、思考を巡らせた。
榛名「これ、、、これ使えませんか?金剛姉様!」
同じく妹である3番艦榛名はテレビ画面を指差した。
霧島「釣り、、、ですか、」
霧島は、少々理解出来ないと言いた気な表情を浮かべ首を傾げた。
最初は、キョトンとした表情を見せた金剛だったが、テレビに映るタレントの楽しそうな所見てか
すぐに、テレビに釘付けになった。
金剛「まさに、これデース!!、、榛名よくやったネ、さぁ、そうとなれば、じっとはしてられないデース!!早速準備するネー!」
金剛は、そう言うと榛名と霧島の手を引き足早に部屋を出て行った。
比叡「、、、っは!、、、金剛姉さまーー!!比叡の手も引いてくださいよー!!」
2番艦である比叡は、慌てて金剛達の後を追いかけた。
部屋を飛び出した金剛達が向かったのは港だった。
釣り大会で使う、会場を設置するための場所を選ぶために、広さや、港との距離を見ていく。
そして、場所が決まれば、テントを設置していくのである。
金剛「テントの設置はこんなものネ」
テントや、大型のビニールプールを用意し終えた金剛達は手を払い
立ち上がった。
霧島「よし、、では私は、色々道具を準備してきますね!」
榛名「あ、でしたら私もお手伝いします!」
霧島と榛名は、鎮守府に戻っていった。
金剛「お願いするネ!、、、ふっふっふ、いよいよネ♪」
金剛は、意味深な笑みを浮かべ、海を眺めた。
その頃提督室では
海崎と長門が、ニュースを見ながら、資料を作っていた。
深海棲艦の活動も最近少なく、周囲警戒を行い資源確保のための遠征、演習を行う事が多くなっていたが。
提督である海崎だけは、防衛省に呼び出され、地方総監での会議に参加したり、また鎮守府にいたとしても、資料を纏め、部隊運用における公務をしたりと多忙を極めていた。
天気予報士「非常に強い台風13号は、今も勢力を保ったまま、太平洋を北上しており、
遅くても明日には、四国に最も接近すると思われ警戒が必要です。」
海崎「台風か、、、四国に来たところで、どっちに針路を変えるかだな、、、」
海崎は、テレビを横目に資料を作っていく。
長門「そうだな、、艦隊の子達には、屋内待機を徹底させよう。」
そう言うと明日の予定を外し始めた。
翌日ーーーーーーー
四国を縦断した台風13号は、招待されたかのように、広島県に上陸した。
無論呉市は、大雨、暴風に見舞われた。
海は荒れ、テントは吹き飛ばないようにと、艦隊の子達で畳み、屋内で退避する。
霧島「金剛姉さま!、、、急いでください!もっと強くなるそうです!」
雨降る港に立ちすくむ金剛を大声で呼んだ。
金剛は、悔しそうな表情を浮かべ空を見上げた。
金剛「、、せっかく、、、この釣り大会で、提督のストレスを発散させて、、
あわよくば、大物釣って、提督のハートを鷲掴む計画だったのに、、、うぅ、、許すまじ台風デース!!!」
こうして釣り大会は、開催される事なく終わったのである。
第3話終わり
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(勉強になります♪)
では、次回のお話をお楽しみに♪