Parallel Worid of ZI-O -仮面ライダーピリオド- 作:楓/雪那
実に5か月ぶりの投稿です。
だいぶね、受験がね、落ち着いてきたのでね、ゆっくりと書き出していこうかなぁと思ってます。
5か月の休載期間でピリオドはだいぶ方向性は決まってきたので、後は間間の話を敷き詰めていけばという感じです。
あ、コラボの申請はいつでも待ってます!
アナザーウィザードの件から数日
どうしようかねぇ…この陣営。
タイムジャッカー側にアトラがいるのは本当に嫌なんだよなぁ、単純に強くて面倒くさい。
あの2人を鍛えるっていう方針の方がいいかなぁ。
『ってもあいつら、単純な個人個人のステータスも手数でも負けてるだろ。鍛えるにしたって基本スペックが高過ぎる相手なんだから、装備拡充も捨て置けないだろう。』
そうなんだよね…。かと言ってクソ強い装備だしても扱えなきゃ無意味だし。
ウォッチを集める過程で育成ができるならしたいけど、ライダーとしての記憶が消えるんだからそれもできないし。
『まぁ、取り敢えず情報収集でもしたらどうだ?』
そんなさー、2、3日程度の感覚でさー、ぽんぽん怪人だされても困るんじゃないの、生産力?
テレビポチっとな。
『ーーここで速報です。本日、檀ファウンデーション社長、壇黎斗氏が日本国からの独立を宣言しました。現場からお送りいたします。』
「ブーーーーッッ!!」
『うわっ、汚っ。』
やべっ、思わずコーヒー吹いちゃった。
『檀黎斗という名はもう捨てた…。今の私は……壇黎斗王だぁぁぁぁ!!!!ヴェァァァァァ‼︎‼︎』
うーわ、本当にゲンムのヤベーヤツじゃん。
なんでそんなキリシタン大名みたいな格好してんの、あの人。
あ、なんか神(笑)…じゃないな、王(笑)に文句言った人がヤミーに変えられた。
はーん、アナザーオーズかぁ。
『エグゼイドの歴史が無くなった以上、ゲンムのしての力どころかガシャットの開発すらできないからな。そこんところの才能が開花しなかったんじゃないか?』
そうね、そこを突かれてタイムジャッカーと契約ってとこかしら。しかもあの人、ああいう誘惑っていうか、欲望に忠実だもんね。
ていうか、檀ファウンデーションって比奈ちゃんの勤め先だよね?早く行かないとまずいんじゃないの!
『……あの女の怪力なら、大丈夫じゃないか?』
……私もそれちょっぴり思ったけど、でも放置する訳には行かないし!
檀ファウンデーションという名のお城に潜入!
案外警備はザルでした!
と思ってたら…
「後藤さん!?」
「エミちゃん!?どうしてここに?」
「比奈ちゃんがここに勤めてるんです。今朝のニュース見てから電話も繋がらなくて心配で…、後藤さんは?」
「あの檀黎斗王とかいう奴に火野議員が人質として捕われている。だから俺が救出しに来た。」
「なるほど…取り敢えずここは協力して……ッ!」
背後に気配を感じて振り返ると、建物の陰からアナザーライダーが現れた。
U字型のひび割れたバイザーに全身の至る所に付着している緑色の球体、左胸には『BIRTH』の文字。
「アナザーバース…!後藤さん下がってて!」
『PERIOD!』
「変身!」
『Rider Time!KAMEN RIDER PERIOD!』
ピリオドに変身した私はアナザーバースに殴りかかる。
それを右手でガードされるが、すぐに回し蹴りで空いた右を蹴る。さらに連続蹴りを放つがアナザーバースは何故か後手、というよりかは守りに回っている。
「…攻めてこないならどんどんいくけど?」
『SASWORD!』
『Armor Time!Change!Scorpion!SASWORD!』
私が纏うのは右腕に紫色鋭い長刀、サソードヤイバー・Zが着いたサソリを模したサソードアーマー。
それに合わせてアナザーバースもベルトと思わしき部分のクリップを回し、右腕をドリルに変形させる。
ピリオドの装甲を揚ろうとするドリルと、バースの体を蝕もうとする毒を滴らせる刃がぶつかり合う。
端から見れば私の方が優勢だが、攻めてこない敵の相手をするのは不気味なものね。
長刀がドリルを払い除け腹部を切り裂こうとした瞬間、アナザーバースの背中に翼が生える…いや、展開される。
飛行することで高さの利を得たアナザーバースがドリルアームを向けて突っ込んで来るその瞬間、
『フリーズホーク!冷ヤシタカッタカー!』
突然来た水色のタカ型のロボ(カンドロイド?)が冷気を放ってアナザーバースを攻撃する。
アナザーバースがロボを振り払おうとしている隙に、
『ジカンサーベル!ボ・ボ・ボウガン!』
『Finish Time!DRAKE!バリバリブラスト!』
「はっ!」
ジカンサーベル・ボウガンモードから水色のエネルギー弾を放ち、アナザーバースを墜落させる。
しかし変身解除はされず、アナザーバースは脚をキャタピラに変形させて逃走する。
「エミちゃん!今のは…?」
「恐らく檀黎斗王の護衛だと思います、…っと?」
さっきのタカロボが何かを私の手元に落として、ウォッチになった。そういう仕組みなのね。
落としてきたのは……バッタのカンドロイド?
『確か通信機能のやつだったか?』
そうよ。しかし一体どこと…
「もしもし?」
「この声…もしかしてエミさん?」
「ツクヨミちゃん!君たちも檀ファウンデーションの中にいるの?」
通信先はゲイツ君とツクヨミちゃん。
さっきまでアナザーオーズに変身した檀黎斗王と戦ってたが、突如現れた(またか)タカウォッチロボに攻撃を受けてキレてどっか行っちゃったらしい。ちなみにソウゴ君は王を自称するあの人を追いかけて逸れたとのこと。
そして…
「そのウォッチは仮面ライダーゲンムね。」
「ゲンム?」
「ええ、もともと檀黎斗はエグゼイドの時代のライダー…いや、エグゼイドの生みの親なの。」
「ヤツには2016と書いてあった。オーズのウォッチではないが、その時代でこの力を持っていたのなら倒せるはずだ。」
そう言って二人は2016年にタイムジャンプしてった。
けどそんな上手くいくものかしらね?
『運良くオーズを倒せても、バースの方は分からんからな。』
一番はそこなんだよね…。
さっきの戦い、明らかに戦意は感じなかった。
アナザーウィザードも初めはそうだったから、また檀黎斗辺りに地雷踏ませて暴走とかやらせるつもりかな?
「まあ考えても仕方ないか。取り敢えず比奈ちゃんと映司さん探しましょう、後藤さん。」
「そうだな。虱潰しに行くか。」
数分後
天守閣にて
「ん?貴様ら一体何者だ、何処から入ってきた!?」
「正面から、ヤミーを倒して。」
「ナニィ⁉︎使えない駒どもめ!」
「「エミさん!」」
「やっほー比奈ちゃん、心配だから助けに来たよ!てかソウゴ君は何でそっち側にいるのよ。」
「王様の見学!」
「えぇ…」
「檀黎斗王!火野議員を何処に幽閉した!」
「ってかさ、アンタはゲーム製作の才能はとんでもなく凄いんだからさ、わざわざこんな事しなくてもよくない?」
「…何ィ?」
「私の知る檀黎斗っていう人間はゲームクリエイターとしては神といっても差し支えない人間だったんだけど」
まあ人格はクソっちゃクソだけどさ。
「…そうだ、私には神の才能があるのだ!だが父は愚かにも私の才能に気づかないで過去作のリメイクなんてものを任せてきた!」
「そりゃ人間ならスランプくらいあるでしょ。同じ社内の父親が息子の才能に気づかない訳ないから、期待されてるんだって。それにその過去作、『マイティアクションX』に『タドルクエスト』、『バンバンシューティング』、そして『爆速バイク』。どれもアンタが作ってヒットしたゲームじゃない。面白かったわよ?」
まあ人格はクソなんだけどね?(2回目)
すーぐこの人は時代を追い越しちゃうんだから。
「…ふふふ、へはははははは!!気に入った、気に入ったぞ!!私の才能を理解でき、それでなお私に歯向かおうとするその心意気!貴様を王の妃にしてやろう!!」
「…………は?」
「「えええええぇぇぇぇぇ!!!!??」」
え、ちょ、えぇ…(困惑)
やだぁ……普通に顔がいい分中身が残念すぎるし…
『プッ……クク……良かったじゃないか…エミ……クク…モテ期だぞ……クハハハ!!』
エボルトォォォォ!!!!
誰がこんなモテ期望んだって、あぁ!?
「ざけんな願い下げよ。」
『PERIOD!』
「変身!」
『Rider Time!KAMEN RIDER PERIOD!』
浅倉じゃないけどムカつくからここで一度倒す。
「ほう、王自らが相手をしてやろう。」
『オーズ…』
「ブゥン!」
檀黎斗王はアナザーオーズに変身し、変身と同時に取り出した私のジカンサーベルを両手の爪で弾き返す。だけどそれは問題ない。弾き返される瞬間にジカンサーベルを握った手を放し、アナザーオーズの懐に潜り込みパンチを見舞って天守閣から叩き落とす。
「後藤さん、比奈ちゃんをお願いします!比奈ちゃん、後藤さんを映司さんが捕まってるところまで連れてってあげて!」
それだけ言い残して私も飛び降りる。
「王を地へ落とすとは、無礼者がァ!」
「うっさいわ、情緒不安定か!」
『LEANGLE!』
『Armor Time!Open Up!LEANGLE!』
着地と同時に私はレンゲルアーマーにチェンジする。
アナザーオーズの爪にはリーチがあるが、それをギリギリで交わしつつキックとパンチで攻撃する。
「フゥ!!」
バッタの脚の力で跳躍するアナザーオーズ。
そこから強烈な蹴りを繰り出すが、
『GEL』
『SCREW』
「ゲルジェリーフィッシュ」のカード効果で液状化することでこれを回避、さらに着地してくるタイミングで『スクリューモール』の効果で威力がアップしたパンチで殴る。
が、ヒットする直前にアナザーオーズの胸のサークルが光り、両腕が虎の爪からゴリラのような豪腕に変化する。
お互いに反動で弾かれるが、アナザーオーズはバッタ脚をタコの触手に変化させて私を縛りあげる。
「フハハハ、とったぁ!」
「甘いわよ!」
『REMOTE』
すかさず「リモートテイピア」の効果を使用して、スキッドアンデッドとポーラーベアアンデッドを召喚する。
ポーラーベアアンデッドが冷気で触手を凍らせて砕き、今度は逆にスキッドアンデッドがアナザーオーズを縛りあげる。
「チャンス!……きゃっ!?」
だが後ろから何か攻撃を受ける。
配下のヤミーかと思いきや、現れたのはまたもやアナザーバース。
「こんなタイミングで…最悪ね。」
「ヘァァ、
「は?…また?」
アナザーオーズの言葉に疑問を持つも、その思考はアナザーバースの攻撃によって中断される。
私と二体のアンデッドを押し除けてドリルアームでアナザーバースはアナザーオーズに攻撃をしだした。
「やっぱ配下じゃない感じ?」
『そうらしいな、援護するのか?』
「そうしましょうか!」
アナザーオーズをリンチにしようと駆け出す、が何とドリルアームでまたもや払い除けられる。
「痛っ!ちょ、えぇ?」
『思ったより面倒くさいやつだな、コイツ。』
「なーによ、せっかく手助けしてあげようって思ったのに!もういい、両方倒す!」
まずは私がアナザーバースの周囲にゲル化して拘束し、その隙にアンデッド達にアナザーオーズを相手してもらう。
ここでアナザーバースがやっと私を敵と認識したらしく、左腕をショベルアームに変えてゲル化した私をかき集めようとする。
ゲル化を解除しつつ少し距離を取りながら戦いたいのだが、ジカンサーベルを上に置いてきてしまったので中々どうしようもない。
アーマーチェンジすればいいかもしれないが、そしたら『リモートテイピア』の効果も無くなってしまう。
いや、まじでどうしよう。
『フリーズホーク!冷ヤシタカッタッカ〜!』
ナイス、タカちゃん!
困ってた時に助けに来てくれるタカちゃんまじ優秀。
冷気で怯んでる今のうちに!
『Finish Time!Blizzard Time Impact!』
「ハァァ!」
冷気を纏わせた上段蹴りがアナザーバースにヒットする。
さあ、流石に変身解除はされるでしょ。
その顔見せてみろや……って。
「嘘でしょ…まさか貴方が……『檀正宗』。」
レンゲルアーマー/2004
仮面ライダーレンゲルの力を宿したアーマー
本来未所持の予定だったが作者の都合でギャレンウォッチと合わせて所持済みになった。
両肩にはブレイドアーマーと同じラウズカードが刺さっている。
他のブレイド系アーマーより金が目立つ。
ラウザーを介さずにクローバースートのラウズカードを発動できる。
最大の強みはやはりアンデッドを召喚できるリモートテイピアだが、他にも煙幕や毒、ゲル化と敵へのデパフが優秀。
オリジナルアーマータイムの詳細解説、いる?
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いる
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いらない