AS好きな俺が艦これ世界に転生、提督になったのだがどうしてこうなった?   作:アインスト

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「はぁい龍田よー?今回は私があらすじ紹介するわねー?」

「前回、絶望的な状況に立たされていた私たち。マズイってところで相良って人が助けに入ってくれたのはいいけれどそれでも絶望的な状況は変わらなかったわぁ」

「もうダメかという絶体絶命の状況でまさかまさかの援軍、なんと大本営からの援軍が来たのよー。もう天龍ちゃんったらお目目かっ開いてビックリしてたわぁ」

「なんとか深海棲艦は撤退してくれて、さぁ鎮守府に戻りましょってところで援軍に来てくれていた大和さんから爆弾投下。なんか元帥が来てるらしいの。どうしてこんな時期に来たのか皆目見当もつかないわぁ」

「何が起こるかわからない第五話、下されるジャッジメント。とりあえず見ていったらどうかしらー?」


Duel.5 下されるジャッジメント

 

 

あの戦闘を終え、どうにか帰還した俺たち。

 

だが、港には見覚えのない男が立っていた。

 

あの太った男ではない。

 

見た目は初老の老人。

 

体格はがっちりとした軍人体型。

 

‥‥‥なんだろう、何となくだがアニメにて登場していたカリーニンさんに似ている。

 

言うなればそう、カリーニンさんをさらに老け込ました感じだ。

 

‥‥‥失礼かもしれないが。

 

 

 

「元帥、大和及び武蔵帰投しました」

 

「うむ。よく帰ってきた」

 

「それから、救出に向かってくださったカラクリにも同行していただいています」

 

「ふむ。ざっと八メートル程か」

 

 

 

 

KOEEEEEEEEEEEEEEE!!(素)

 

ざっと見ただけでわかるのか!?

 

そういうものなのか!?

 

とりあえず名前がわかるまではカリーニン(仮)さんとでもしておこう。

 

正直チビるかと思った。

 

 

 

 

「───さて、この者と話がしたい。できるか?」

 

「わかりました。相良さん、大丈夫ですか?」

 

「問題ない。アル、コックピット開放」

 

『ラージャ』

 

 

 

搭乗姿勢に移行し、コックピットハッチを開放させてアーバレストから降りる。

 

そして、港で面と向かって話す形になる。

 

 

 

 

「まず、お主の名前を聞こうか」

 

「はっ、自分は相良宗介であります。無所属ながら軍曹であります」

 

「ふむ、ワシは御堂林之助。大和が言っておったように、元帥だ」

 

「はっ、元帥殿」

 

「畏まるでない。楽にせぇ」

 

「了解しました」

 

「さて、早速だが本題に入るとしよう。歩きながらだが構わんか?」

 

「構いません」

 

「それでは、あの阿呆の顔を拝みに行くとするかの」

 

 

 

歩きながらこれまでのいきさつを話していた。

 

俺がここに来た理由、ここの鎮守府の内部事情、それから以前より元帥殿は内偵を入れており、来るべき時に備えていたそうだ。

 

えらく準備が良いようで‥‥‥。

 

だが話によるとほとんどの鎮守府に内偵者を入れているそうだ。

 

抜かり無さすぎないか?

 

実質元帥に監視されているようなものだ。

 

‥‥‥実際問題、内偵者は誰もわかっていないようで、どの提督も気づいていないらしい。

 

知っているのは元帥だけ、というのがまた恐ろしいな‥‥‥。

 

 

 

 

「いやはや、趣味の悪い扉だのう」

 

「自分もそう思います、元帥殿」

 

「慣れたようだな、この環境にも」

 

「いえ、まだ存じ上げない事ばかりです」

 

「そうか。まあこれから知っていけばいい」

 

「了解しました」

 

「さて‥‥‥野村提督!居るか!」

 

 

 

元帥殿が扉に向かって声をかけると内側がドタバタと騒がしくなる。

 

まさか元帥殿が来るとは思っていなかったのだろう。

 

慌てようが目に見える。

 

 

 

《な、何のご用でしょうか元帥!?》

 

「なに、ちと暇潰しに話をしたい。入れてくれ」

 

《か、かしこまりましたぁ!!》

 

「さて‥‥‥大和、武蔵」

 

「はい、元帥」

 

「はっ」

 

「何かあった時は頼むぞ?」

 

「元帥の仰せのままに。必ず守ります」

 

 

 

そうして部屋に入ると、薄ら笑いを浮かべた野村がいた。

 

焦っているのか、脂汗が目立つ。

 

 

 

 

「な、何のご用でしょうか‥‥‥?」

 

「本題から入らせてもらうが‥‥‥鎮守府の運営についていくつか質問があってな」

 

「は、はぁ」

 

 

 

直後元帥殿の目付きが変わり、猛禽類を彷彿とするギラリとした目付きに変わった。

 

ヤバイ、これは本当にカリーニンさんかもしれない。

 

 

 

「────貴様、ここの資源量が明らかに多すぎるぞ。何故なのか説明してもらおう」

 

「そ、それは」

 

「節約のため、とでもほざいてみろ。どうなるか知らんぞ」

 

「は、はひっ!!」

 

「そもそもここは戦果を上げているはずだがどうも消費している資源量が釣り合わん。となれば、故意に修復させなかったり、補給させなかったりと疑いが出る訳だ。何か弁明はあるか?」

 

「そ、それはですね‥‥‥」

 

「────まあもっとも、ネタは既に上がっているがね」

 

「!?」

 

 

 

そういうと元帥殿は大和に指示し、一つの封筒を差し出させた。

 

あれは何だ?

 

 

 

「ここに、全ての真相が記されている。もちろん、貴様のしでかした所業も、な」

 

「な、何を仰っているのか‥‥‥わかりませんな‥‥‥」

 

「あくまでもシラを切る気か。まあそれも良い、が。貴様のしでかした所業は到底許される事ではない」

 

「わ、私はただ日本を思ってですね!?」

 

「ほう、日本を思って艦娘に手を出すのか。大層なご身分だな?」

 

「そ、それは‥‥‥」

 

「もはや弁明の余地無し、かの。では現時点をもって貴様を捕縛する。武蔵」

 

「ああ」

 

「な、何を──ぐぇぇ!?」

 

 

 

即座に背後に回り、右腕を後ろに固めて捕縛した武蔵。

 

情けない声を出してその場に倒れる野村提督。

 

 

 

「な、何をしているのかお分かりですか元帥!?今の日本に提督を努める者は少ないと存じているはず!!」

 

「黙れ愚か者。貴様が言っておったように提督にも替えはいくらでも利くのだ。貴様なんぞ不必要だと判断すればいつでも切り捨てる事が出来たのだから」

 

「お、横暴ですぞ!!」

 

「───武蔵、黙らせぃ」

 

「うむ」

 

「ぐぇっ」

 

「よろしい。さて相良とやら」

 

「は、はっ!」

 

「先程ああは言ったが実際数は足りんのだ。人手不足での」

 

「はぁ‥‥‥?」

 

 

 

何なんだ、全く意図が読めない。

 

いったい何をさせようとしているんだ?

 

 

 

 

「相良よ、お主さえ良ければ提督やってみんか?」

 

「────は?」

 

「ほほ、鳩が豆鉄砲をくらったような顔をするな。まあ当然か。だが悪くない状況だと思うぞ?お主は彼女らを助け、信用をある程度得ておる。さらにお主には住む場所がなく、そこのカラクリの弾薬もからっけつ。ここでなら、補給出来るぞ?」

 

「そんな些細な事で信用を得られるものでしょうか」

 

「実際お主は彼女らの事を思い飛び出した。それで十分だがね」

 

「はぁ‥‥‥」

 

「まあ、問題は山積みだろうがな。それはお主の手腕に期待しよう」

 

「‥‥‥はいと答えるまで引き下がるおつもりはないと」

 

「まぁの。実際、お主の持つ技術は脅威だ。そんな技術をそばに置きたい輩も居るだろうて」

 

「だからここに着任しろ、と?」

 

「そういう事だ。観念したか?」

 

 

 

何だろう、外堀を埋められて攻められているようなこの感覚。

 

逃げ道なんぞハナからなかったんだな、と思い知らされた。

 

‥‥‥まぁ、俺がどうにかできるとは俺自身思えないがやれと言われているんだ、やるだけやるさ。

 

 

 

 

「‥‥‥わかりました。慎んでお受けします」

 

「よし、では相良軍曹‥‥‥いや相良少佐。今後は頼むぞ?」

 

「────ん?」

 

 

 

今何て?

 

少佐と言ったか今?

 

 

 

「ああ、階級か?そりゃあお主、多大なる貢献をしたじゃろ?それに軍曹で提督なのは格好つかんだろうに。謂わば褒賞じゃ。これからも上手くやれぃ」

 

 

 

 

 

────二階級特進どころじゃなかったぁぁぁぁぁ!?

 

 

 

 

To be continued.




《次回予告》

提督として着任した宗介。

しかし当然信用している艦娘は少なく、敵意を向けられる。

滲む悪意の残滓は、根深いものだった。

その残滓に、宗介は立ち向かう。

次回、"トーキング・フォー・ミー"




なかなか構想が纏まらなくて遅れてしまいました。
申し訳ないです(´;ω;`)

では、次回の更新でお会いしましょう。

ではでは(*´ω`*)ノシ

感想等待ってまーす(*´∀`)
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