地球が救われ、平和になったのも束の間
坂田銀時は平賀源外のとんでも発明品のおかげでなんとも不思議な世界へ迷い込んでしまった。
そしてそこで出会ったエヴァという自称吸血鬼に無理矢理連れられ、彼が辿り着いた先にいたのは
「ほれジジィ、連れて来てやったぞ、感謝しろ」
「ほーん、お主が第三世界の所の住人か、ワシはこの学校の学園長じゃ、よろしく」
「……」
生徒達も帰った後である麻帆良学園に来た銀時がまず向かった場所は、この学園で最も偉い地位にいる学園理事長の部屋であった。
そしてそこにいたのはなんとも胡散臭い雰囲気漂うかなり年の言っている御老人。
「……なにコレ? 天人? 腐りかけの洋ナシが擬人化した姿?」
「関口一番にひでぇ事言う奴じゃな、久々に見たわこんな無礼な男」
初めて顔合わせたばかりでいきなり失礼な暴言を繰り出す銀時に
腐りかけの洋ナシこと学園長は、高そうな椅子に座りながら眉一つ動かさず平然と返した。
「とりあえず気に食わない奴だというのはわかったが、それだけじゃ情報不足じゃな、まずは名前を名乗ってくれんか?」
「小〇旬です」
「すぐにわかる嘘つくでない! お前のどこが小栗〇じゃ! せいぜい大〇洋じゃろ!」
真顔でふざけてくる銀時に学園長が勢いよくツッコむと、傍らで腕を組んで眺めていたエヴァは、フンと鼻を鳴らし
「コイツの名前は所持していた免許証で確認した、本名は坂田銀時というらしい」
「おい、人の名前を勝手にこんな得体の知れないエイリアンに教えんじゃねーよ、タマゴ植え付けられちまうだろうが」
「誰がエイリアンじゃ! なんじゃコイツ! ホントなんなの!? 喧嘩売ってんの!?」
さっきから明らかに自分の事を人間として見ていない銀時、このふざけた態度に一度鉄拳制裁を加えてやろうかと思いながらも、相手があの悪名高い第三世界の住人だと思い出し、学園長は渋々と言った感じで座り直した。
「ふぅ、やはりというかなんというべきか……第三世界の連中は本当にガラの悪い連中ばかりでなっとらんわい……」
「その点に関しては私も同意だ、コイツ等は基本的に前屈みになって常に攻撃態勢を取ってくるからな、種族関係なく世界全般が主に争い事に特化しているのだろう」
「いやはや物騒な世界じゃて、世紀末かっつーの……して坂田銀時やら」
「あん?」
エヴァと話しながら改めて銀時の世界が野蛮に満ち溢れている事を再認識すると、学園長は小指で耳をほじっている銀時に神妙な面持ちで話しかけた。
「単刀直入にズバッと聞くぞ、おぬしがこの世界に来た目的はなんじゃ? まさかとは思うがこの世界を侵略しに来たとかではあるまいな?」
「はん、んな訳ねぇだろ天人じゃあるめぇし、俺はただジジィが発明したトイレでウ〇コしてたら、いつの間にかコイツの家にウン〇事流れ着いただけだ、侵略どころかこの世界の存在さえも今知ったばかりだよ」
「ちょっと待て! 今サラッとおかしな事言わんかったか!? なんでトイレで大を出してたらこっちの世界に来れたの!?」
「知らねぇよ、そういう原理なんだろ、大した事じゃねぇんだから気にすんな、笑って流せ、トイレだけに」
「いやうまくないわい! 全然大した事あるじゃろ! トイレだけに!」
「お前もうまくねぇんだよ」
銀時の口から放たれたなんとも不可解な証言に思わず声を荒げてしまう学園長
それもその筈、向こうの世界からまさかトイレを用いて侵入する輩など前代未聞だ。
「ううむなんとも怪しい男じゃ……これではどう扱えばいいのやら、このまま放りだしては危険じゃし……」
「なら始末するか? 手っ取り早く殺した方がすぐに問題解決だろ」
「いやそれは許可できんわい……殺すとか物騒だし、こ奴を殺めた事がキッカケで向こうの世界とまた戦争でも始まらるやもしれんし……」
「フン、冗談で言っただけなのに真に受けるな、私とてこの学園内では無駄な殺生が起こる事はあまり快くない」
こうなっては銀時の今後の扱いをどうすればいいのやら非常に難しい
エヴァの冗談もつい真に受けてしまう程に悩みながら、学園長は机に頬杖を突きながら彼を一瞥
「あの……来た目的がないならなんとかして元の世界に帰ってくんない? マジで」
「いや、それが出来ねぇからこっちはわざわざここに出向いてんだけど、なんとかすんのはテメェ等の方だから」
「勝手に自分から来ておいて偉そうだなおぬし……なんとかすると言っても、こちら側からおぬしのいる世界に行けた前例は一つも無いんじゃぞ」
第三世界は謎が多く、あちらからこちらに来る者はいても、こちらから向こうに行けた事は今まで一度たりとも起こっていない。
故に偶然にもこちらに飛ばされてしまった銀時を、おいそれと簡単に送り返す事もさえ、いかに学園長と言えども無理な話であった。
すると見かねたエヴァが助け舟を出すかのように
「なら”葉加瀬”の奴にでも頼んでみるか? 元はと言えばコイツがここに来た原因は、とある発明家が作った代物らしい、そいつと全く同じのを奴に作って貰えれば同じ方法でなんとかなるやもしれんぞ」
「おお、そういやウチにはあの娘がおったな、麻帆良学園随一の発明娘」
彼女の助言を聞いて思い出したかのようにポンと手を叩く学園長。
「しかし流石に彼女でも世界線を移動する発明品など造れるのか?」
「ダメ元で頼んでみるしかあるまい、今度私から聞いといてやる、いざとなったら第三世界の科学文明を超えてみせろだのなんだの言って焚き付ければ奴も熱心に挑むだろうよ」
造れるかどうかはわからないが、彼女であればきっと対抗意識を燃やして挑戦はするであろうとエヴァは予測する。
発明家としてのプライドを賭けて、彼女が今以上に積極的に発明に取り組めば、もしかしたら不可能ではないのかもしれないと
しかしそんなエヴァの予測に対し、銀時の方はしかめっ面で口をへの字に曲げ、明らかに信用していない態度で
「おいおいなんだそりゃ、その葉加瀬って奴がどこの発明家なのか音楽家なのは知らねぇけど、言っておくけど俺を飛ばした「どこでもトイレ」っつう代物はな、ウチの国で最もからくりに関しては右に出るモノがいないと評されるほどの平賀源外が造り上げたモンだぞ」
助けてくれるのは結構だが、あの「どこでもトイレ」と同じモノをこちら側の技術のみで造り上げる事に関しては流石に難しいと彼は異議を唱えた。
「確かにあのジジィは薄情だし金にうるせぇし元テロリストだし息は臭いけどよ、そんじゃそこらのペーペーが野郎の作ったモンと全く同じのを造りあげるなんざ無理だろ」
「けなしてるのか高く評価してるのかどっちなんだお前……フン、貴様こそこちら側の事をわかっていないみたいだな、そちらが高い科学技術を誇ろうとこちらには魔法という貴様等の世界には無い武器がある、補う術はいくらでもあるさ」
「だったら手っ取り早くその魔法とやらで俺を下の世界に送ってくれよ」
「それが出来ぬから今こうして私は我慢して貴様の面倒を見てやっているんだろう、たわけめ」
魔法と言ってもそうなんでも都合よく解決できるモノではない、確かに別の世界へ赴く為に魔法が使われる事はよくあるが、銀時の住む世界ではそう簡単にはそれが出来ないのだ。元々彼の居る世界は他二つから完全に隔離、いわば”鎖国”状態の世界だ、侵入経路は未だ発見されておらず、魔法を用いて抜け穴を探す事はほぼ無理と言ってもいい。
「”召喚魔法”というのはあるが、それはこちらに呼び寄せる為に用いる魔法だしな、貴様を向こうの世界からこちらに召喚する事は出来ても、その逆の事は出来ない、残念だったな」
「召喚魔法? おいお前まさか、俺がここに来たのはどこでもトイレが原因じゃなくて、お前が俺をここに召喚したんじゃ……」
「いやそれだけは無い、どれだけ孤独感に苛まれて極限状態になろうとも、わざわざお前みたいなちゃらんぽらんを好き好んで召喚する程私はバカではない」
ひょっとして原因は彼女にあるのではと変に疑って来る銀時にエヴァはハッキリとそれは無いと断言
「そんな真似したらこのまま私が責任を負う羽目になるじゃないか、私は貴様の面倒などこれ以上見たくはない、さっさと帰ってドラマの再放送観たいんだ、さっさとジジィと話付けて終わらせろ」
「んだとこの厨二小娘、俺だってテメェみたいなガキの話聞くのウンザリしてんだ、という事でおいジジィ、さっさと俺を元の世界に帰る方法を見つけ出してくれ、もしくは行く当てのない俺を手厚く保護しろ、そしてこのチビを退学にしろ」
初めて出会った瞬間があまりにも最悪過ぎて、互いに悪い印象しかないエヴァと銀時
彼女に言われて銀時はケッと吐き捨てると、言われるままに学園長に向き直って自分の処遇をどうするのかと結論を尋ねだす。
すると学園長はしばしの間「ん~~~~」と勿体ぶりながら首を傾げて長考すると
「そんじゃまあ……おぬしの事は解決策が見つかるまではワシ等、「麻帆良学園」に属する者の監視下に置かれるという事で、手荒な真似はせんから安心せい、おぬしが暴れ出したら別じゃが」
「そうか、話がわかるジジィで助かったよ、やっぱ困った時は長年の経験を糧として進み続ける年季の入ったジジィに頼るのが一番だな、”く”るしい時、”そ”んな時に助けてくれる”ジジィ”、略して……」
「”クソジジィ”じゃねぇか!」
ようやく自分の偉大さがわかってくれたのかと思いきや、遠回しな暴言を繰り出して来た銀時に思わず学園長は自分で叫んでしまう
「ったく……そんじゃま、おぬしをわし等の監視下に置くのは良いとして、問題はおぬしをどう扱うかについてじゃが、今日はもうおぬしと話してるだけでドッと疲れたから考えるのも面倒じゃ、明日にでも決めておくからそれでしくよろ」
「しくよろってなんだよ、もうとっくに死語じゃねぇかそれ、ジジィのクセに今風の若者の言葉を取り入れようと頑張ってんじゃねぇよ」
「そんでおぬしがこの世界に滞在している間は」
いきなりやってきた来訪者を以外にもあっさりと受け入れてかつ、どんな形で保護するかについても考えてくれているらしい学園長
所々適当な言動が目立つが、それでも一応銀時の処遇については検討するみたいだ、まあこの感じだとその処遇についても適当に決めそうだが……
「それと、そこの小娘が心優しく受け入れてくれるみたいなので、しばらく彼女の下で生活してくれ」
「はぁ!? おいどうしてそこで私が出てくるんだ! どういう事だジジィ!」
「どういう事も何も、この男が現れたのはお前の所のトイレだったんじゃろ?」
そそくさと一人で帰ろうとしていたエヴァであったが、学園長が銀時に言った言葉に即座に振り返る。
ここに来て一番の面倒事を押し付けられるとは思ってもいなかったからだ。
「おぬしのトイレから出て来たモンは、おぬし自身で最後まで始末つけるのが普通じゃろが、出したモンはキチンと自分で流さんか」
「生々しい表現を使うな! コイツが私のトイレに出て来たのはただの偶然だろうが! 私はこれ以上コイツの面倒なんぞ見たくないわ! ただでさえ自分で一杯一杯なのに!」
「まあこっち来てちゃんとわしの話を聞け」
まさかの銀時の面倒をこれからも見なきゃらならないなんて、彼女としては絶対に嫌だった。
そもそもこの男とは色々とウマが合わないのである、ちょっと会話をするだけですぐ喧嘩に発展しそうになるのに
その上、もし同じ屋根の下で住むことになったら、それこそ毎日がどったんばったん大騒ぎになるのが目に見えている。
しかし学園長の狙いは別にあるらしく、こちらに身を乗り出して来たエヴァに、銀時に聞こえないよう小声でコッソリと彼女に耳打ちする。
「考えてみろ、あ奴は野蛮人供の吹き溜まり、あの第三世界の住人じゃぞ、目を離せばすぐに問題起こすであろう事は、こ奴の無礼な態度から見るに明白じゃろ? ここはおぬしがお目付け役としてしっかり見張っておくのじゃ、坂田銀時がこちらの世界にまで厄災を振り撒かん様にな」
「なんで私がそんな事をしなきゃならんのだ……そんな事はタカミチにでもやらせておけば良いだろう、オッサン同士で仲良くなるかもしれんぞ」
「彼は彼でやってもらう仕事があるんじゃ、それにアレじゃぞ? もしおぬしがこの男を引き取ってくれたら、特例としておぬしの家を見張る者達を立ち退かせてやるわい」
学園長が取引に用いた条件を聞いてエヴァの耳がピクリと反応した。
彼女の家の周囲には魔法によって一般人には認識できない警戒包囲網が敷かれており、迂闊な行動が出来ないようになっている
自分の家だというのにいつも誰かに見張られている事に対して常々不満を持っていたエヴァにとっては、悪くない話だ。
「……そんな事出来るのか? この私はこの男の存在など霞んでしまうぐらいに危険人物だぞ」
「わしを誰だとおもうとる、この麻帆良学園で最も偉くて偉大な権力者じゃぞ、それに最近のおぬしはまあ授業態度は相変わらず最悪じゃが、特に悪さをする様な真似はしとらんからな、最近じゃおぬしを警戒しているのも一部の教師達だけじゃし」
「馬鹿め、その一部の警戒している教師達とやらの方がずっとまともだ、私は数百年の中で一体どれ程の人間を殺したのか忘れる程にボケたのかジジィ」
「忘れとらんからこうしてこの学園内におぬしを封じ込めているんじゃろ、無論見張りを退かしてもわし等はキチンとおぬしの事を見ておるぞ、安心せい、何か悪さしたらすぐ学園中にいる魔法使いがおぬしにお仕置きしてやろう」
「……」
多少は警戒心を緩和するものの、自分が良からぬ事を企めばすぐに動く事が出来るぞと念を押して彼女に呟く学園長。
そんな食えない爺さんの取引にエヴァは顔をしかめて考え込むと、しばらくしてスッと顔を上げて
「茶々丸に連絡するから一旦外れるぞ、ジジィにいらんモンを押し付けられたから嫌々飼う事になったとな」
「なるほど、交渉成立という訳じゃな、まあおぬしなら第三世界の住人ぐらい余裕で転がせるじゃろ」
「他人事に言うな、もし我慢の限界が来たらすぐにでも野に放ってやるからな」
こちらの話を受け入れてくれたという事で安心したように呟く学園長に一瞥すると、エヴァはやや不機嫌そうに学園長の部屋から一旦退出した。
そして残された銀時はというと、自分の今後が彼女に任されたと気付いて
「……チェンジとかって出来ねぇの?」
「すまんのお客さん、ウチはチェンジ無理なんで」
彼も彼であのいけ好かない小娘と一緒に生活を送るのは嫌らしく、学園長に別の人に変わって欲しい頼むも無下に却下されるのであった。
そしてしばらくして、学園長の部屋、麻帆良学園を後にした銀時は、再びエヴァに連れられ
この世界に初めてやって来た場所である彼女の家の方へ移動していた。
しかしエヴァの足が突然家の前でピタリと止まると
「ほれ、そこが今日から貴様の新しい寝床だ、心優しい私に感謝しろ、なに不自由なく暮らせるマイホームだぞ」
「……おいテメェ、まさかお前、”アレ”が俺の寝床だってほざいてんのか? ありゃどう見ても……」
彼女が顎でクイッと指した先にある、家の前にポツンと佇んでいるモノを見て銀時は怪訝な表情を浮かべると、すぐにそのこめかみにブチッと青筋を浮かばせて
「犬小屋じゃねぇかぁぁぁぁぁぁぁぁ!!! ふざけんなコラ! なんで俺が犬小屋に住まなきゃならねぇんだよ!!」
「犬小屋とは失礼な奴だ、これはついさっき私が帰る前に茶々丸に頼んで作らせたモノだぞ、時間が無かったせいで少々小さくなってしまったがな」
エヴァの家の前には出掛ける時には見当たらなかった、質素ではあるモノの結構頑丈に作り上げられた犬小屋が建てられていた。
どう見ても大人一人が丸まってようやく中に入れるスペースしかない、しかも雑に屋根の上に掛けられている表札には銀時ではなく「きんとき」と書かれている。
「銀時だから! きんときってなんだよ! 辰馬みてぇなしょうもねぇ間違いしやがって!」
「辰馬? 名前の間違いなどどうでもいいだろ、いいか貴様、私が嫌々ながらも面倒を見てやるんだ、これからはそれ相応に私に従順になってもらうぞ」
名前の間違いにもキレる銀時を軽くスルーすると、エヴァは自分の立派な家の方へ歩きながら、その場に残された銀時に嘲笑を浮かべながら指を差す。
「手始めにまずは己が私の下で飼われている「犬」だと認識しろ、飼い主に噛みつく真似でもしたらすぐに飯抜きにしてやるからな、覚悟しろ駄犬」
「……このガキ、よもやこの俺を調教しようってか? あっさり俺を預かる事を引き受けたのもその為か」
「まあそれもあるな、私は自分に反発する者に対してはとことん容赦ない制裁を与えるのが昔からの趣味なんでね」
ここに来て自分を飼い慣らそうという魂胆を隠しもせずに曝け出したエヴァに、それが彼女からの自分への挑戦だと断定して銀時の死んだ目が一瞬だけ鋭く光った。
だがエヴァは彼女の目が変化した事に気付かず、自分の家に中へと入って行き
「私の許可なくこの家に入ったら許さんからな、なぁに、これから仲良くしようじゃないか”きんとき”」
「……」
ニヤニヤしながらそう言い残すと、彼女は暖かい我が家へと帰って行った。
そしてドアが目の前でバタンと閉められた後、取り残された銀時はというと一人フッとそのドアに向かって笑い
「はん、上等じゃねぇかクソチビ……この俺を調教するだと、やれるモンならやってみやがれ」
異世界にやって来て早々この理不尽な扱い、しかし彼はヘコ垂れる様子は微塵も見せず
むしろ負けてたまるかと、改めて彼女に対しての強い反抗心を一層燃やす。
「とくと味あわせてやるよ、”侍”ってモンが魔法使いだの吸血鬼だの、そんなモンよりもずっとヤベェモンだって事をよ……」
そう呟くと銀時は堂々とエヴァのいる家の前にツカツカと歩み寄る。
そしてドアの前に立つとスッと手を伸ばして……
「ご主人様ァァァァァァ!!! 晩飯恵んで下さぁぁぁぁぁぁい!!!」
「ええいうるさい! 今茶々丸が作ってるから待ってろ駄犬!!!」
侍のプライドなど速攻かなぐり捨ててドンドンドンと全力で叩いて晩飯を催促するのであった。
果たして、突然見知らぬ世界にほおり出された坂田銀時は、無事にこの世界で暮らせるのであろうか……
次回に続く。