ソードアート・オンライン ~戦い続けるは誰が為に~ 作:アルタナ
《本作キャラクター設定》
シグレ
氏名:華月 時雨(かげつ しぐれ)
武器:刀、片手用直剣
年齢:16(SAO開始時)
レベル:10 (βテスト終了時) → 101(第1部終了時)
本作の主人公、オリジナルキャラクター。
βテストから参加をしていた、βテスタの一人。
SAOがデスゲームと告知されても取り乱さないほどの冷静さの持ち主。
父親は剣道家で、母親は会社員。
幼い頃は優しい性格で、笑顔を見せることも多かったらしいが、父親を喪ってからはまるで感情を失ったかのように、一切の感情を表に出さなくなってしまった。
その後母親を喪ったのだが、葬儀で涙を見せることがないどころか、表情一つ変えないほど。
かつては両親と仲が良かった事を知っていた親戚からは、その様子が気味悪く映ったらしく、養子として誰が引き取るかはかなり揉めたらしい。
結局、遠い親戚のとある一家に引き取られるが、すぐに孤児院に預けられ、両親の持ち家を売却されてしまい、帰る家すら失っている。
その後は義務教育終了あたりまでは孤児院で過ごすことになるが、性格が災いし、友人を一人も作らずに過ごしていた。
父の厳しい指導の下で剣を振っていたことがあり、剣の扱いに長けている。
それがSAOでも活きて、ソロでボス攻略をこなすほどの実力を見せるが、現実での過ごし方に慣れすぎたせいか、ゲームの世界ですら友人を作らずに過ごしている。
それでも『誰かを守るために剣を振るう』という信念を持っていた父への憧れがあり、助けな必要な状況と判断すると迷わず助ける性格。
それが幸いして命を救われたプレイヤーもいるのだが、自分でなくても、という認識を常に持ち続けている。
そんな行動を続けていたこともあり、SAOにおける戦闘能力は高い。
戦闘スタイルはスピード型で、ソードスキルの使用頻度が少なくすることで硬直を減らす、隙の少ない戦い方を主としている。
その為一撃の威力はそれほど高くないので、一回の戦闘に時間を要する場面も多々ある。
その代わりに、敵の正面から一気に背後に回り込むほどの速度があり、敵の攻撃の回避に重点を置くことで力の弱さをカバーしている。
そのスタイルのため、パーティメンバーがいても置き去りにして戦闘を進めることが多く、多人数での戦闘はかなり苦手。
その一方で、生産系スキルや娯楽系スキル等、戦闘に関連しないは全く上げておらず、いわゆる暇潰しが出来ない性格。
その為、どれだけレアなアイテムでも、食材だったりするとすぐに売り飛ばしたりしている。
その為お金はそれなりに貯まるのだが、武器の調達やメンテナンス程度しか使わないため、そこそこ貯金がある。
月夜の黒猫団を助けたことで一時的にギルドに加入したり、ストレアに半ば強引にパーティを組まされたり、キリト達と合流したりと色々な出会いを重ねることで、徐々に絆されていく。
その変化を周りに言われ、少しばかり気恥ずかしさを感じるようになっていたが、その変化自体を悪くは思っていない。
ある時、複数ギルド合同で、殺人ギルドの討伐を行うことになった事を知り、それに先立って討伐に向かう。
そこで会ったリーダーの男とは何かしら因縁があるようだが…?
その戦いの中で、生きることへの疲れを自覚し、この世界で自分の命を終わらせようと行動をするようになる。
75層で、攻略ギルドのリーダー、ヒースクリフ…茅場昌彦に誘いを受け、プレイヤーの敵になるよう誘われる。
それを受ける一方、ヒースクリフに対し、自分が死んだらゲームクリアとするよう交換条件を持ち掛ける。
75層ボスの討伐後に、自身がSAOで初めて会話したプレイヤー…アスナとの一騎討ちを行い、わざと負けることでこの世界を終わらせようとしたが……
《原作/主要キャラクター設定》
※ 原作との相違点のみ。
アスナ
ゲーム開始時、第一層でモンスターにやられそうになったところをシグレに救われる。
少し会話をし、それで終わりだとその時は思っていたのだが、その後SAOがデスゲームだと言われ、混乱に陥ってしまう。
何をどうしたらいいかわからず混乱し蹲ってしまうが、シグレに宿に案内され、そこで泊まり、少しの間思い悩むことになる。
それでも、このまま腐るくらいなら、という想いと、二度助けられたという想いから、自分を鍛え、その時は名も知らなかったシグレを追いかけるように行動を始める。
追いかける中で強っていき、その事になりふりを構っていなかった部分があり、やがて『閃光』という二つ名がつくほどの強さを手にする
しかし、血盟騎士団をはじめとする攻略組には所属しておらず、無所属のまま。
途中で知り合ったキリトやサチとパーティを組むのみだったため、攻略組とは強いコネクションがない。
やがてシグレと合流すると、シグレと共に行動していたストレアも含め皆で行動するようになる。
その後は皆で攻略を進めていき、一行の中でも攻略に関し、キリトに次いで意欲を示す。
75層でボスを倒した後、シグレが敵であったという事実に衝撃を受けるも、攻略に対する意志の強さと、自分がどれだけ強くなったのかを示したいという思いから、シグレとの決闘に応じた。
途中までは互角かと思われる決闘であったが、シグレの思惑に嵌り、自らのソードスキルでシグレを文字通りに殺してしまい、けれどそれでもゲームクリアとならない事実に落胆してしまう。
サチ
ギルド『月夜の黒猫団』のメンバー。
フィールドで彼女を含めたギルドメンバーがモンスターに襲われ、命の危機に瀕していた所をシグレに救われる。
その後皆でシグレを誘い、ギルドのメンバーとして迎え入れる。
初めはシグレの強さへの憧れと、自分の気の弱さに対する自己嫌悪な部分から距離を置いていた。
しかし、ある時ふと見せたシグレの物憂げな表情に、良くも悪くも親近感を抱き、シグレに興味を持つようになる。
それから彼女なりにシグレに歩み寄ろうとするのだが、シグレはそれに応じることはなかった。
そんな中で自分の弱さを吐露したとき、その怖さを忘れるな、というシグレの言葉を胸に刻み、頑張って生きようと決意する。
その矢先、リーダーであるケイタを除いた五人が27層のトラップにかかりそうになった瞬間、シグレの機転によりサチのみ部屋から救出される。
恐怖で逃げ出したくなる気持ちを必死に押さえ、大切なものを守るために、必死に助けを求め、そんな中でキリト達と知り合った。
キリト達の協力を受けながらトラップ部屋へと再度向かい、救出のために飛び込んだ部屋で、瀕死のシグレを見て、無事でよかったという想いを感じ、その中でシグレへの想いを自覚するに至った。
その後、シグレはギルドを脱退し、一人去ってしまうが、そんな彼を追いかけようと、ギルドメンバーと少しの別れを告げ、キリト達とともにシグレを追う事になる。
ストレア
シグレが月夜の黒猫団を脱退した後、ボスモンスターとの相打ちにより死亡となる寸前でシグレを呼び戻したプレイヤー。
その後は半ば強引にシグレと行動を共にするようになる。
シグレは初め、街において一人で先に進もうとしたがやがて追いつかれ、シグレは諦めて行動を共にするようになる。
持ち前の明るさでシグレを度々振り回しており、その度にシグレは毎度溜息を吐いている。
その正体は、プレイヤーのメンタル状態を把握し、カウンセリングによってケアを行うAI、メンタルヘルス・カウンセリングプログラム(MHCP)試作二号。
そのAIが未使用のプレイヤーIDを上書きした存在。
初めはユイと同様に、プレイヤーのモニタリングを行っていたが、ユイがキリトを見つけたのと同じく、ストレアはシグレを見つけていた。
一人でボスに挑む無謀さ、と思えば撃破してしまうほどの実力。
それに対して、誰とも触れ合わずに孤独に突き進むシグレの姿に興味を持ち、シグレを追うように行動を開始する。
一方でカーディナルがシグレのMMORPGプレイヤーとしての異常性を危険視し、排除しようとする動きを見せるが、それに抗うようにシグレを守る。
それが引き金となりエラーチェックプログラムに消去されかけるが、半ば無謀ともいえるシグレの救出により、エラーチェックを強制的に解除。
その際にアイテムオブジェクト化を可能にさせた一方で、MHCPの権限を剥奪させてしまう。
これにより、カーディナルに支配されるAIではなく、NPCプレイヤーという位置づけに近い存在になる。
その後は自らの命を救ったシグレに一層想いを寄せるようになっていく。
AIとして知らない感情であったその想いが恋である、とアスナに言われてからは、その思いを隠さずにシグレにぶつけるようになる。
その一方で、シグレが危険な状態になると落ち込んで何も手につかなくなってしまう等、やや依存気味な傾向を見せるようになる。
とはいえ、無事にゲームクリアをしてくれるのなら、と攻略の手伝いを続けていく。
キリト
ゲーム開始後、第一層の街でシグレに声をかけ、ボス攻略を持ち掛ける。
突然とはいえ、いきなり剣を突き付けられ、第一印象はそれほど良いものではなかった。
とはいえ、その後すぐに謝られ、それほど悪い奴ではない、という印象をシグレに持つ。
その後、第一層のボスの部屋にボスが出現せず、第二層への道が開通していたこと。
それに加え、ボス攻略会議で知り合ったアスナが探している人物が、自分が知り合ったその人物と特徴が似ていること。
それらを踏まえ、その時は名も知らなかったシグレに興味を持つ。
ちなみに、ボス戦のやり取りがなかったため、ビーターと揶揄されることもなかった。
その後、サチと知り合い、シグレと再会してからは共に行動をするようになる。
単独攻略をやめるよう説得したりする一方、剣の腕に興味を持って決闘に誘ったりしている。
決闘については、片手剣を用いた場合で勝率は五分五分といったところ。
それでも少しでも勝率を上げるために、シグレがボス戦で重傷を負い、意識不明な間に剣道の素振りをしながら回復を待つなどしており、いつかは勝ち越したいと考えていた様子。