ステイタス上がらないけどスキルがチートだから問題ないよね!……多分 作:アステカのキャスター
面白半分で書いてみました!!評価してくれると嬉しいです!では行こう!気まぐれ投稿だよ!!
ねえ知ってる?
この世界にはチートと呼ばれる部類があるんだよ?(by偽豆しば)
例えるなら早熟するスキルとかレベルを一時的に上げる魔法とか……何それ欲しいと思うものがある。
ぶっちゃけ欲しいですハイ。
そう思ってオラリオに来た15歳独身童貞、因みにまだ成長期だから背は伸びる……筈だ!(希望)
否!そんなことはどうでもいい!神が娯楽に飢えているように人間だって娯楽に飢えている!世界にはまだまだ楽しい物語が沢山ある筈だ!俺はそれを見届けるためにオラリオの地に足を踏み入れたのさ!ワッハッハ!
とか言っているうちに3週間たった。
因みに身長のせいか完全に門前払い、あと動機が不純とか言われた。なにおうっ!一攫千金やハーレムを目指している冒険者だっているだろうっ!俺だって、俺だって別に冒険者やってもいいじゃないか!(血涙)
とか言ってもステイタス無いと死にます。1階層ならまだしも深く潜れないし、けど神様見つからないとか無理くね?何これイジメ?神さまのイタズラなの?畜生恨むぞ神サマ!!いや恩恵は欲しいけども!!
「あ……ら…ら………?」
3週間経ち、いよいよ金が尽きた俺は路上で餓死寸前でぶっ倒れていた。何たる不運、ゲーム開始前にゲームオーバーとか笑えない。スタート地点から俺は間違えていたのだ。
結論 : 神様に出会えるのも……運ゲーだった。
ガクリッ……
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「……っ、ぐ――――――――」
身体が、とてつもなく重い。喉がカラカラに渇く。まるでベッドに縛り付けられているような圧を、身体中に感じていた。
「おや、起きたかね?」
「っ、あ?」
身体にかかる圧に、全身全霊で逆らいながら首だけを横に向けると、そこに端麗な顔立ちの青年がいた。身に纏う灰色の法衣ローブ、群青色の髪を伸ばし、にこやかな顔立ち、だけどその整い過ぎた顔立ちは、ともすれば、人間では為しえぬもののようにも感じた。
「おぬしはかれこれ一週間眠っておったのだ。栄養失調に過労、何か飲むかね? 食事であればもう少し待ってもらいたいが」
「一週、間?」
その言葉に思わず寝台ベッドから飛び起きようとすると、バランスが上手く取れず、転ぶ。注射器で栄養剤が打たれていたのだろう。腕や足は少し痩せていた。
「――――――生きてる。助けてもらったって感じか。ありがとうございます」
「よい。私も路上で死にかけていた子供を見捨てるなんて酷な事は出来なくてな。助かって良かった」
「いやホントありがとうございます」
「まあ、何にせよ、今は身体を休めることだ。食事や治療は私が提供し――」
「…………ミアハ様?」
そう言って隣に座り込んだ少女は、どこか茫洋とした印象で、どうにも内心がつかみづらい感じだった。
「……それで、貴方はどこの『ファミリア』? 連絡がつくようなら、治療費をお願いしたい……」
「………………」
困った。非常に困った。この質問には心底困った。ファミリアどころか文無しで瀕死(餓死)寸前の俺を治療してもらったので、治療費は何が何でも支払いたいが、無職かつ身元不明の自分には支払う当てなどない。答えようもなく、言葉に詰まっている。
「いや、ナァーザ。この者は何処の『ファミリア』にも属しておらぬ、いわば流れ者なのだ。当然支払う当てもないようだし、今回は請求することも――」
「――――ミアハ様?」
彼女の発言で、気温が一気に下がった気がした。
「ウチは施薬院のファミリア。対価をもらうのは当然……」
「しかしだな、金銭を所持しておらぬのだぞ?」
「……そうやって、皆に良い顔して回復薬ポーションを配りまくるから、ウチは貧乏……」
「いや、そんなことは無い。配るときには『今後ともご贔屓に』と言って回っておる」
「…………それでお客が来たことがない……」
そんな感じで、犬耳の少女が延々と目の前の神様への愚痴を暴露していったが、ある程度のところで、提案を出させてもらった。
「待てよ……?今は確かにお金がない。それは事実だ。なら取引しないか?」
「取引?文無しの貴方が?」
「そう、文無しの俺が出せるもの、それは労働力だ。見た感じ今この店は寂れて閑古鳥が鳴いている。質は悪くなさそうなのに神様のご厚意が財政を傾かせているのかわからないけど……」
ミアハ様に言葉が突き刺さる。まあ財政が悪化している中で優しさは更に悪化させる。ファミリアの財政、いやこのお店自体が借金を背負っていると見える。
「そこで提案だ。因みに聞くけどこのファミリアは貴女以外の団員は居るか?」
「居ない。零細ファミリアな上に、私のせいで借金抱えている」
「成る程、更に店の経営は傾いている。崖っぷちに立たされてるって訳だ」
「ッ……それが何?哀れだとも言いたいの?」
「ああっとごめん。いやいや単に現状確認さ。俺だって何も知らない所に自分を売り込むのはごめんだしね」
「売り込む……?」
「ああ、俺の出せる対価は1つ、労働力だ。だからこそ俺は貴方に頼みたい」
俺はミアハ様の前に跪いて懇願する。どちらにせよ俺を救ってくれた善神だ。なら俺の人生を捧げる価値はあるだろう。さっきまでとはおちゃらけた口調から一転して真剣な眼差しで目の前の神を見た。
「神、ミアハ様。俺をこのファミリアに入れてくれませんか?」
この時ほど、俺は緊張した事は無かっただろう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「という訳で!新しく【ミアハ・ファミリア】の団員になりました!トワ・クラヴィウスです!よろしくナァーザ団長!」
「ナァーザでいい。それよりトワは冒険者になるの?」
「ああ、先ずは借金返済とこの店の売り上げを伸ばすことから始めようか。ミアハ様に恩恵を授からないと話は進まないし」
冒険者になるには神様の恩恵が必要らしい。
それがステイタス。スキルや魔法など色々あるが、どんなものでも欲しい。なんせ冒険者になる事が出来ればまだ見ぬ世界もあるだろう。ならば!俺はどんなものでもバッチコイ!!
トワ・クラヴィウス
力 :I0
耐久:I0
器用:I0
俊敏:I0
魔力:I0
≪魔法≫
【
・1段階回復魔法
・状態異常・呪詛の解除
・魔法範囲内にいる人間の傷の完全修復
詠唱『全ての毒あるもの、害あるものを断ち、我が力の限り、人々の幸福を導かん』
【
・2段階回復魔法
・回復持続状態を付与
・状態異常・呪詛の無効化
・魂が解離していない限り蘇生が可能
『冥府の神よ見るがいい、貴様らの役目はもう終わりだ。人は死を克服した。我が命ある限り、人々の幸福を砕かせはしない』
≪スキル≫
【
・ステイタスが上がらない
・スキル欄・魔法スロットが無限になる。
・羨望すればするほどスキルの獲得率が上昇する。
・羨望すればするほど魔法の獲得率が上昇する。
・見たい相手のステイタス閲覧権。
【
・対象とした人物とステイタスを同列にする。
・ステイタスを把握していなければ発動不可。
・発動時間地上は無制限、ダンジョン内は2日
「ファッ!!?」
初めてのステイタスを見た瞬間思わず吹き出した。
魔法が!魔法があるよ!ありがとうございます!
じゃなくて!何だこのスキル!?
【
しかもステイタス閲覧権ってアレか?鑑定みたいな?そんなのアリかよ!?(自分の才能に身震い)
あと【
夢にまで見たチート!ありがとうございます!
いやいや待て待て待てステイ!!
これってつまり『ぼくのかんがえたさいきょうのれべるいち(笑)』になれますってことだよね?絶対最初のスキルが原因だよね!!
てか魔法も同じく、死にたくないからと言う事を羨望したから手に入れたっぽいよなぁ?つまり
スキルが最初に刻まれたからこそ魔法がそれについてきたって感じだな!浅ましく生きて来た甲斐があったぜ!
いやチートだわこれ……
誰だよチートが欲しいとか言った奴!俺でしたすいませんでした。ミアハ様も思わずにっこり(してません)。驚愕しながらも冒険者になる方法と魔法について教えてくれた。しかも懇切丁寧にだ。俺の事情を聞かずにだ。
『ヤダ女の子だったら惚れちゃう♡』とか思った瞬間ナァーザさんから殺気が出ていたヤバイ死ぬ(畏怖)
因みに回復魔法に関しては同業者の【ディアンケヒト・ファミリア】に匹敵するらしい。何それ超便利。スキルを見るに英雄の才能が少しあったらしいのか?まあ知らないけど……
神の改造無しでこれはマジパネェ。今日から俺の事はビーターと呼ぶがいい!!ふはははは!
いや本当どうしようこれ………