僕(ヤツガレ)は転生者である(お試し)   作:仮面ライダーゲイツ

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続けるかどうかは皆さんの反応次第。


お試し(プロローグ)

 

ーーーー運命というものをしんじているだろうか

 

 

 

 

 

 

「君、ここで死ぬかい?、それとも、、、、」

 

返り血と泥に汚れて地面に倒れてあの人を見上げるヤツガレ。

 

周りは森で、ヤツガレが殺した者達の死体がバラバラに切り裂かれ散らばっている。

 

今思えばあればあの人がヤツガレの力を見定める為に仕向けていたのだろう。

 

あの人はニヤリと悪巧みをしているように笑いながら木の幹に身を任せながら見下ろしていた。

 

「、、、強くなって生きたいかい?」

 

あの人はそうヤツガレに問い掛けて来るが、はっきりと言って胡散臭かった。

 

あの人は片腕を骨折をしているのかギプスで固定され、右眼と頭を包帯で巻いていた。

 

幼い記憶を思い出してみても包帯オバケという言葉が相応しい姿だった。

 

だが、あの時のヤツガレはあの人の手を取った。

 

あの人の見た目より、暗い闇を宿した瞳に惹かれたからだ。

 

この出会いをヤツガレは運命だと思った。

 

いや、いまでも思っている。

 

 

 

 

 

それからは、あの人と同じ組織に入り、あの人から教えを受けた。

 

あの人はヤツガレに様々なことを教えてくれた。

 

銃や刃物の使い方、暗殺の仕方、闇の世界の常識やマナー様々に渡った。

 

そして、ヤツガレが親に捨てられた原因である力の使い方も。

 

 

 

 

 

 

「グッ!」

 

殴り飛ばされ背中を地面に強打する。

 

「早く立て。」

 

あの人に言われ痛みに耐えながらなんとか立つヤツガレ。

 

「はっきり言って君は弱い。君の異能力がなければ誰にも勝てないぐらい身体は貧弱だ。

だから、君はその異能力を極めなければならない。

そうしなければ、、、、、死ぬことになる。」

 

「ヤツガレは、ヤツガレは!死なない!オォォー!!!」

 

ヤツガレの想いに応えて身体から赤い光の文字列が現れ、着ている黒いコートから赤黒いオーラを纏った影の様な一撃が一筋あの人に向けて放たれる。

 

ヤツガレの異能はコートを自在に動きや大きさを操り、それに触れたあらゆる物を喰らい尽くす力だ。

 

これを喰らえば人間など容易く殺すことができるだろう。

 

しかし、

 

「攻撃が単調」

 

あの人はヤツガレの攻撃に触れると、青白い文字列が現れて綺麗さっぱり消し去っていた。

 

「なっ!?グッハ!!」

 

攻撃を無効化されて驚いているヤツガレに近づき腹に蹴りを入れるあの人。

 

「いい加減学びたまえよきみきみ〜。」

 

倒れて痛みに身体を震わせるヤツガレにおちょくる様に話してくるあの人。

 

「君はまだできるはずだ。できないのならば、、」

 

あの人は懐から拳銃を取り出してヤツガレに向ける。

 

セーフティーロックは外されておりいつでも撃てる状態だ。

 

「、、死ね。」

 

バァン!と銃弾が放たれた。

 

ヤツガレに躱す術は無い。銃弾を受けて生きていられる頑丈さも無い。

 

あるのはこの両親に捨てられて孤児になる原因となった異能のみ。

 

死ねばこれ以上痛い思いはしないで済むし、楽になるだろう。

 

しかし、ヤツガレは!

 

まだ、あの人に褒められたことがない!

 

全てを失ったヤツガレに残った唯一の欲しいものがそれだ。

 

ヤツガレはあの人に褒められたいし!認められたいし!隣を歩きたい!そして、頼られたい!

 

これだけして欲しいことがあるのだ。だから、だから!

 

死ねない!

 

「羅生門!空間、断絶!」

 

コートから龍の頭をした影が現れ銃弾とヤツガレの間に入り赤い波打つ透明な壁を生み出して、銃弾を弾く。

 

バァン!バァン!バァン!とあの人が連射してくるが全て弾き防ぐ。

 

カチ!カチ!と弾切れの音が響くと脱力して、膝を地面につくヤツガレ。

 

空間断絶も解除されてしまう。

 

「まだまだだね。異能の持続時間が短い。攻撃も甘い。動きも遅い。欠点だらけ、話にならない。」

 

「クッ、、」

 

悔しいがあの人の言う通りだ。ヤツガレはまだ未熟、喜ぶ暇など無い。

 

「でも、、、今まで出来なかった銃弾を防ぐのは良くやった。」

 

ハッ!と顔を上げてあの人の顔を見る。

 

あの人は笑っていた。そして、ヤツガレはあの人に褒められたのだ。

 

あの時の嬉しさは忘れない。あの人が忘れてもヤツガレは絶対忘れない大切な思い出だ。

 

こんな感じであの人は厳しかったがしっかり必要なことを教えてくれた。

 

ヤツガレにとってあの人は乳親代わりであり、全てだった。

 

それから長い時間をかけてヤツガレは強くなり、あの人の力になることができるようになり、褒められる回数も増えた。

 

ヤツガレはこの時が1番幸せだった。これからずっと続くと思っていた。

 

だけど、あの人は組織を抜け、ヤツガレに何も言わずにいなくなってしまった。

 

ヤツガレはまた棄てられたのだ。

 

何故です?何故ヤツガレを捨てたのですか!

 

ーー太宰さん!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーお、、

 

ん?なんだ、誰かがヤツガレに話しかけてきているのか?

 

 

ーーお、て

 

ん、お手?ヤツガレは犬ではない。いや、禍犬と言われているから犬なのか?

 

 

ーー

 

なんだ?静かになっ「起きなさい!芥川!」オッ!?

 

 

 

 

 

 

目を開けて耳を塞ぎ、身体を起こす。

 

頭が痛い。耳の近くで大声を出した奴がいるからだ。

 

その大声を出した奴だが、

 

「もう、1時間したら起こせと言ったのは芥川。私は悪くない。」

 

艶のある黒髪を左右で束にして結び、白いカチューシャ。赤い着物を着て、帯には赤い懐刀。

 

ウサギのストラップがついた子供用携帯をぶら下げている、無愛想だが美少女と言える少女。

 

「ああ、確かにヤツガレがそう指示した。だから、そのことは追及せぬ。だが、ーー」

 

 

 

 

「誰も、膝枕をしろとは言っていないぞ。鏡花。」

 

彼女の名は泉 鏡花。ポートマフィア幹部であるヤツガレの部下である。

 

「、別に、、寝難いと思って、、やっただけ。、、別に他意はない。」

 

微妙に頰を赤らめて俯き、こう言った鏡花だが、とても可愛い。

 

遅れたがヤツガレの名は芥川 龍之介。

 

異能、羅生門の使い手にしてポートマフィアの幹部の1人。

 

そして、転生者である。

 

 

とりあえず、鏡花はあの穀潰し(中島 敦)には渡さん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これは芥川が転生者であり、原作より鏡花ちゃんを大切にする物語である。

 

 

 

 

 

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