悪の復讐劇   作:カオル06

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まぁ、始めはプロローグから………
短いですけど………


序章

見るからに、全体的に真っ黒な世界。

その中で、一人の女が、目を覚ます。

その世界は――

 

 

『……ん? ここ、は?』

どこだろう? そう思い、立ち上がる。

立ち上がった際、少しよろめき頭を抑える。

しばらくその状態でいた彼女だが、落ち着いたのか、やがてゆっくりと腕をおろし、前を見据える。

 

状況を把握しようと周りを見渡す彼女は、それほど歳はとっていないように見える。

おそらく高校生ぐらいだろうか――それでいて、どこか大人びている。

それに、突然意味のわからない場所にいるというのに、彼女は妙に落ち着いている。

不思議そうな表情をするだけで、誰かに助けを呼ぶでもなく、歩みを進める。

普通ならば、少しくらい動揺したり、怖がったりするものだろう。

だが、彼女には全くそれがなかった。

その瞳には全く迷いはなく、結ばれていない長い髪が彼女の行動に合わせて揺れる。

『……とりあえず、どうしようかな?』

歩いても歩いても変わる様子のないその場所。

一度立ち止まり、そう呟いた、次の瞬間――

「目を覚ましたようですね」

『誰?』

突然現れたその人に驚き、少し後退りしながら、そう聞く。

怪訝そうに眉をひそめ、戦闘態勢にはいる。

警戒心まるだしの彼女に、突然現れたその人は、苦笑してから口を開く。

「ココは……生と死の間の世界です」

その人は敵意がない、と言うように両手を上げながらそう言う。

相手のその行動に、彼女は戦闘態勢をやめ、相手をジッと見る。

そして、相手の言ったことに対し、少し不思議そうな表情をする。

『え? じゃぁ、私は……』

「君は今……死にかけています」

『!?』

ありえない。そう言いたげな表情をする彼女。

「理由は……分かりますね?」

誰だかわからないその人がそう言うと、微かに彼女の瞳が揺れる。

そして、小さく声を漏らし、悲しげな表情をする。

どうしてこの状況になったのかを思い出したようだ。

「大丈夫です。あなたはきっと助かる」

『どうして?』

「君は、元々強い力を持っています。あんなことでは簡単にはいきません」

『でも、さっきは……』

「えぇ、さきほどは、死にかけている、と言いました。あれは外傷のせいではありません」

『じゃぁ、なんで?』

「それは、あなたがあの世界を……皆に裏切られた世界を拒絶したからでしょう」

『……拒絶』

繰り返し、その言葉を呟き、目を伏せる。

「まぁ、ここからは君次第です……では」

彼女が何か言い出す前にそう言い、謎の人物は消えていった。

『待っ! ……私、次第……』

彼女の目には、〝復讐する〟という……憎しみに溢れていた。

 

 




今回は序章なので、短いですねー
あ、ちょっと年齢的に、設定高校生ってことにしました。
まぁ、新しい小説ということで、これから頑張っていきます!!
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