悪の復讐劇   作:カオル06

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私はツナたち守護者よりもヴァリアー派です(`・ω・´)
まぁ、そんなどうでもいいことは置いといて、本編へレッツゴー!!


イタリアでの出来事

「待ってくださいよー、ベルセンパーイ」

「ししっ♪ 遅いっての♪」

 

『……ベルフェゴールと、もう一人が新しく入った子かな?』

少しだけ目を細めながら出てきた二人を見る薫。

その目には憎悪と興味。

一人を見つめているときは憎悪を。

もう一人、新人を見るときは興味を込めた目で見る。

「たぶんな……」

和は薫の目を見てあまり刺激をしないよう、短くそう答えた。

『じゃぁ、少し腕試しだね♪』

そう言い、薫が何か、唱え始める。

次の瞬間、ベルたちの前に、たくさんの敵が現れた。

 

「あん? 敵?」

いきなり出てきた敵に慌てる様子もなくそう言い、ナイフを投げるベル。

「……」

それを黙ってみている新人。

「おい、フラン……てめぇも、戦えっての♪」

 

『へぇ……フランか……フラン……』

ベルの言った新人の名を、薫は小さく繰り返し呟く。

 

「センパーイ、これ、幻覚ですよー」

ベルに、戦えと言われた数秒後にそう言うフラン。

「なっ!」

その言葉に、少しだけ動揺した様子のベル。

何故なら、ナイフが刺さった奴らは、消えることなく、本物のように倒れそのままの状態で置かれていたからだ。

それが1体2体なら普通だったであろう。

だが、そこには既に倒した何十体……いや、何百といった数。その上まだ生きているように見せている何千もの数たち。

それだけの数を出しながら、全くの欠けもなく全て正確に見せるその幻術能力。

自分は幻術を使えないという条件抜きで、それら全てを総合的に見て、ベルは一瞬で相手の強さをはかった。

 

『気づいた……結構やるね、あの子。さすが、霧の守護者って、とこかな?』

楽しそうに言う。

どうやら薫は最初からどの属性かを分かっていたようだ。

 

「そこに、誰か居ますよねー?」

薫たちが居る方向をみて、言う。

「うししっ♪ そっちかよ」

先ほど、相手の強さをはかったベル。

だが、それでも勝てると思ったのだろうか。

焦った様子はなく、そう言い、その方向にナイフを投げた。

 

ベルが投げてきた、ナイフを軽く避けてから、口を開く。

『当たり……すごいね』

そう言いながら、二人の前に出て行く。

いつもの笑顔を貼り付けながら。

「!!」

聞き覚えのある声に驚くベル。

「一応、術士なので、なんとなく気配がわかりますからー」

『へぇ……そっか♪』

「ところで、誰ですかー?」

『ん? 僕は、薫っていうんだよ♪』

アヤシク笑い、言う。

「薫……ですかー」

先ほどの薫と同じように、フランは名乗られた名前を言う。

『そう……で、そっちのあなたは、何でずっと黙っているのかな?』

「……」

驚きを隠せない様子のベル。上げられていた口角を引きつっている。

そんなベルに対し、薫は完璧な笑顔でこたえる。

数十秒経ってから、ベルが口を開く。

「……茜?」

やっと、出た言葉はそれだった。

その言葉を聞いて、薫はさらに口角をあげる。

『残念だったね。僕は、薫だよ♪ さっき言ったとこじゃん♪』

「え?」

『茜ちゃんは死んだよ……お前も、目の前で見ていたでしょ?』

作られた笑みを消し、そう言った薫。

「!!」

そこに込められた殺気はごくわずかなものだった。

だが、ベルには十分こたえたようだ。

ベルの頬に汗が伝った。

 

「ベルセンパーイ、知り合いですかー?」

「……あぁ、仲間だ」

フランの言葉でなんとか意識を保ちつつそう答えた。

「でも、さっき攻撃してきましたよー?」

「お前は黙っとけ」

『……』

二人のやりとりを黙ってみていた薫だが

 

『アハッ……ハハハッ』

急に笑い出す。

「!?」

『ハハッ、仲間?』

「薫……?」

『仲間だって……バカみたい』

「あか……薫?」

『ふざけているの? 自分で言った言葉くらい覚えておきなよ……』

ベルを睨みながら言う。

「!!」

「ベルセンパーイ、全然、話しが読めないんですけどー……」

『……そっか、君は真実を知らないのか……君が来る数か月前のことを……』

「どういうことですかー?」

『フラン君、だったね? 知らないなら、僕が教えてあげるよ♪』

ニコニコ笑いながら言う。

『君の先輩は真実を教えてくれないみたいだしねー?』

「……」

『ま、当然か……後輩に、自分が犯した罪のことなんて、話す人いないか……

 あ、でもー、今まで数え切れないくらい人殺ししてきたのに、今更戸惑うもんなんだねー?』

「罪ですかー?」

「ちげーし♪ あの後、真実が分かって……」

いつもと変わらない口調で言うが、焦っている。

それを感じ取りながら、薫はふと、フランに向けていた笑顔を消し、感情の読めない表情でベルを見る。

『知っているよ。ヴァリアーは真実を知っているってね……本当だったんだ』

「え!?」

薫の言葉に、驚く和。

『あ、言ってなかったね……ヴァリアーは真実を知っているらしいよ』

苦笑いをしながら、言う。

「……そうだったのか」

「ししっ♪ だったら、話は早いな♪」

安心したような声で言うベル。

『ん? 早い? そんなわけないよ?』

「えっ?」

『……結局、ヴァリアーも一緒か……真実を知っている……

 だから、仲間になろう……でしょ?』

「……あぁ」

『却下する……仲間になるわけ、ないでしょ?』

アヤシク笑い、言う。

『何で、仲間にな〔バンッ!!〕……?』

「う゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛い、ベルゥ、フラン!! 遅いぞぉぉぉ!!」

薫の言葉を遮り、叫びながらドアを開ける人が出てくる。

「「隊長、うるせー♪/うるさいですよー、スクアーロ隊長ー」」

二人がほぼ同時に言う。

「てめぇらが遅いからだぁぁぁ!!」

「仕方ないじゃないですかー、お客さんが来たんですからー」

「あ? 客? 誰だぁ? ……!?」

薫たちのほうを向いて言う。薫を見た瞬間、すごく驚きの表情になる。

『……やぁ、相変わらず、五月蝿いね』

不敵な笑みを浮かべ言う。

突然の登場に少し焦りながらも、冷静になれ、と心の中で思う薫。

薫の数歩後ろで、静かに見守っていた和だけは、そんな薫の感情に気づく。

心配に思い、声をかけようかとするが、薫が、焦りと共に、発した言葉の中に、微かに懐かしみが混じっていたことに気づき、言葉を飲み込んだ。

「なっ! なんで、茜が居るんだぁぁぁぁ!?」

『……ハァ、僕が居たら駄目なわけ?』

「だって、茜はもう……」

『死んだ、でしょ?』

「そうだぁ……」

明らかに焦っている様子のスクアーロ。

『……うん、死んだよ……茜ちゃんはね』

「!?」

明らかに目の前にいる人物は自分は死んだと言う。

その明らかにおかしな状況にスクアーロは驚きを隠さない。

『僕は、茜じゃない……薫だよ。茜は殺された……お前も見たでしょ?』

「……」

『ま、今日は挨拶に来ただけだからね……復讐は、また今度ね』

そう言い、アヤシク笑う。

そして、帰ろうとする。

「ちょっと待てぇ……」

『……何かな?』

振り返り聞く。

「てめぇがココに来たのは……他に理由があるんじゃねぇのかぁ?」

『ほか? 何? 今すぐ復讐劇を始めてほしい?』

「……ココに来たって、俺らよりも会いたい奴がいるんじゃねぇのかぁ!?」

そうスクアーロが言った瞬間、薫の表情が冷たいものへと変わった。

 




おぉっと?薫の会いたい人だってさ!!誰かな、誰かな?
なーんて、今回出てきた3人が違うなら、だいたい分かるかw
まぁ、ヴァリアーは味方っぽいけど、薫がバッサリ切ったね……いつも通り………
これ、ちゃんと終わるかな…?
先に言っておこう。オチには期待しないでくださいね?w
あ、未来じゃないのにフランがいるなんて思っちゃだめだよwww
えぇ、ミルフィオーレは出るかどうかは未定ですね。

最終更新日 2017/12/14
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