その声で、みんな立ち止まる。
すると、遠くから茜が走ってくる。
『……間に、合った…?』
呼吸を整えながらそう言う。
時間を見ると『2:54』と示されていた。
「ギリギリだな♪」
『良かった……』
とりあえず、安心する茜。
呼吸を整え終え、XANXUSを見つめる。
「………」
『………』
「…王子達は、先に行っとくから♪」
そう言い、歩いていく。
ついでにフランも引きずるようにして連れて行く。
「………」
『…私、頑張るから……頑張って、絶対にそっちに行くから……待っていてね』
「……あぁ」
『ありがとう!!絶対だよ!約束!!』
そう言い、笑って見送った。
交わした言葉は短かったが、それで十分だった。
二人の首から下げられたネックレスをお互いがわかった。
みんなが、行ってしまった後、その場は急に広く感じる。
『………』
黙ったまま俯いている。
でも、その時は泣かなかった。
唇を軽く噛み締め、我慢した。
笑顔で再び会う日を思って。
〔家〕
もう、日が昇り始めてきた頃…
「茜!!」
いきなり、茜の部屋のドアを開け、叫びながら入ってくる和。
その焦った様子をみて、茜は驚いたような表情をする。
『ど、どうしたの?』
「ヴァリアーの奴らが見当たらないんだ!!」
その言葉に茜はキョトンとした。
『あれ?みんな聞いてなかったの?』
首をかしげながら言う。
「え?何を…?」
『みんなは、今日の早朝にイタリアに帰ったよ…?』
「え……そうなのか?」
『うん』
サラッと答える茜をみて、一気に力が抜けたのか、その場に座り込む。
「何だ…ビックリした……帰ったって…大丈夫なのか?」
『うん、ちゃんと、約束したから平気だよ!』
そう言い、笑う。
大丈夫…絶対にまた、会えるから……そんな事を考えながら…
その様子を見て和も安心したように一緒に笑った。
〔数年後〕
「茜、はい今日の任務♪」
『あ、ありがと!』
あの日から、数ヵ月後に、ガルムーンファミリーとボンゴレファミリーは同盟を組んだ。
もちろん、わだかまりが完全に無くなったわけではない。
それでも茜がそれを望んだのだから仕方がない。
ガルムーンファミリーの人たちも反対はしなかった。
…警戒をしていないわけではないが。
それでも徐々にいい方向へと進んでいるのを茜は感じていた。
茜は任務内容を確認していると、急に表情が明るくなる。
『えっと……XANXUSと一緒なんだ………』
呟きながら嬉しそうに微笑む。
「嬉しそうだな」
『…うん』
〔任務中〕
『そっち、よろしく!!』
「あぁ」
「な、何だ、こいつら…」「強すぎる!!」
数分後…
任務は無事に成功。
『…終わったね~……おつかれ』
「…あぁ」
ハイタッチしながらそう言う。
『帰ろうか』
「あぁ」
そして、帰ってきてから…
〔家前〕
『やっと、帰ってきたね』
そう言いながら、ドアを開けようとする。
「待て」
『ん?どうしt………』
言葉の途中で抱きしめられ、そのまま唇が重なる。
二人とも、目を瞑っている。
そして、離れる。
『XANXUS?』
「……充電だ」
『………』
茜が顔を赤くすると…
〔ガサッ〕
近くの草木から、ベルたちが出てくる。
「ヒュー♪」
「目の前でイチャつくんじゃねぇぇ!!」
『み、みんな……何で、居るの?!』
「楽しそうだったので、みんなで見てましたー」
『見てたって……』
さらに、顔を赤らめる茜。
「テメェら……」
ずっと、黙っていたXANXUSが口を開く。
「「「?」」」
「…かっ消してやる!!」
XANXUSが怒りながら、みんなに銃を向ける。
みんなは、逃げていく。
『……ふふっ』
こんな楽しい日々がずっと、続くと良いな♪
でも、今は一日、一日大事にしたい…
その毎日が、今は楽しくて大好き。
…でも、また裏切られた時は…今度こそ、復讐劇、本気でやっちゃうかもね♪
ついに終わりました!!完結です!!皆様、お疲れ様でした!!
さてさて、ここまで読んでくださった方、ありがとうございます!!
正直、復讐と言いつつ、かなり緩めでしたし、途中から恋愛になったりと………
訳が分からない部分も多々ありましたが……それでも呼んでくださった方、感謝です!!
えー、この悪の復讐劇はこの回をもって本編は終了とさせていただきます。
こんな長い間、読んでくださってありがとうございました!!
もう、後半辺りは、最初のキャラ設定とかほぼ無視状態でしたねーw
でも、まぁ、たぶん……この物語の番外編はちょくちょく書くと思います。
なので、そのときはまた、是非、見てくださいね!!
番外編は、たぶん、その後の紅月とかについてもあるかもね…?
それでは、次の長編小説で会うまでノシ!!