仮面ライダージオウ Comeback! Another Anime 作:通りすがりの天才物理ゲーマー
「この本によれば、常磐ソウゴ。彼には魔王にして時の王者、オーマジオウとなる未来が待っていた。彼はすべてのライダーの力を手にし、グランドジオウとなった。だが、そんな彼を待ち受けていたのは、歴史が変わり果てた全く異なる世界であった...」
-2068年-
『ビルド!』
グランドジオウの前に扉が現れ、そこから仮面ライダービルドが出現した。
それに対しオーマジオウは左手を突き出してクウガを召喚する。
ビルドとクウガは戦闘を開始するのを確認するとオーマジオウは飛び上がり、グランドジオウの近くへ降りる。
近づいてくるオーマジオウにパンチを放ち、召喚されたライダー同様に殴り合いの戦闘を開始した。
「フッ!」
「ハッ!」
クウガのマイティキックとビルドのボルテックフィニッシュがぶつかり合い空中で爆発が起きる。
爆発によって召喚されたライダーは消滅する。
「今日、ここで決着を付ける!」
「愚かな...お前は私。それがまだ分からぬとは...」
「うるさい!!」
『ドライブ!』
グランドジオウの前に扉が現れる。
そこから仮面ライダードライブが出現する。
ドライブはオーマジオウを殴りかかろうと走るが、オーマジオウが右手を突き出すとドライブに赤い稲妻が流れ、動きが止まった。
ドライブはゆっくり反対方向を向く。そしてグランドジオウを襲いかかった。
グランドジオウは一瞬このことに驚くが、ドライブの攻撃を全て防御し受け流す。
「何をした!?」
『フルスロットル!スピスピスピード!』
自分が呼び出したドライブに何をしたのか聞くグランドジオウ。
だがドライブが必殺技を発動させ、それを遮る。
グランドジオウはスピードロップを受けてしまい変身が解除されてしまった。
「ぐっ...」
倒れるソウゴ。
そこにウォズか現れた。
「我が魔王、大丈夫か?」
「どうしてっ...!?」
平成ライダー20人分の力を持つグランドジオウで何故負けたのか理解できないソウゴ。
ソウゴの問いにオーマジオウは答える。
「何故お前が私に及ばないか...それはお前が全てのライダーの力を集めたわけではないからだ」
「そうか...『仮面ライダードライブ』あのウォッチはゲイツ君がオーマジオウから手に入れたもの。」
ウォズの言う通り『ドライブライドウォッチ 』はソウゴが手に入れたものではない。
一応20個のライドウォッチが集まったため、グランドジオウライドウォッチが生まれたが、ドライブだけは正式に継承していないのである。
「それかどうしたっ!!」
ウォズの支えをどかし、オーマジオウに向かって歩くソウゴ。
「まだ戦うと言うのか?」
今のソウゴの状態はボロボロ。おぼつかない足取りで歩いているところを見るととてももう一度戦える状況ではないことは誰の目でも明らかであった。
「愚か者...ふんっ!」
オーマジオウは左手を突き出しソウゴの周辺に爆発を起こす。
このままではソウゴが危ないと判断し、ウォズはマフラーでソウゴを包み元の時間へ戻した。
「さすがはウォズ。賢明な判断だ。」
「恐れ入ります」
オーマジオウがウォズに話をしようとすると、突然時空が歪みだし、近くにいたドライブは消えてしまう。
「これは...」
「何者かが時間の流れを変えた。...んっ!?」
「我が魔王!?何!?私まで姿が...」
オーマジオウとウォズの姿が透けていく。
まるで歴史から存在が消えるように。
「成る程。私の存在に直接影響を与えるほどの改変というわけか。」
「我が魔王。この状況、どうなさいますか?」
「私の存在が危ういということは若き私の存在が消える出来事が起こるという事だ。例えば、死ぬといった事。」
「我が魔王を倒す事ができる人物など...」
オーマジオウの右手が突然輝く。
2人はそれを見ると、それは何かのライドウォッチだった。
「これは...あいつがお前たちに集めさせていたウォッチか。」
「私と我が魔王が?...そのライドウォッチに見覚えがありませんが...」
「見覚えが無くて当然。あの出来事はお前たちの中から消されているからな。」
オーマジオウの右手にあるのは通常のライドウォッチに比べたら少し大きめで、色は薄い虹色だ。
「この時空の歪みはおそらくこれに関する事。...私の存在が消える前に彼を呼び出すとするか...」
「彼...?」
誰のことかわからないウォズ。
そんなウォズを気にせずオーマジオウは左手で小さめの灰色のオーロラを出し、それに向かって喋りだした。
「常代士郷よ。貴様に用がある。時間がない、早急に此方へ来い」
すると灰色のオーロラから男の声が聞こえる。
『なぜお前の言うことを聞かなければならない?...と言いたいところだが声の雰囲気から察するに緊急事態が起こったようだな』
するとオーマジオウがだした灰色のオーロラよりも大きいものがウォズの近くに出現する。
そこから1人の男が現れた。
「わざわざ呼び出して何が起こった消えかけているオーマジオウ?」
「この世界が何者かによって書き換えられた。このウォッチはお前が若き私に集めさせていたウォッチの融合した物。」
「まさか俺が書き換えたとか言うんじゃないだろうな?」
「そうではない。時間の書き換えと同時に現れたアニメライドウォッチ。私はこの世界がアニメに書き換えられていると予想している」
「アニメライドウォッチに関してはお前しか知らない。この世界から仮面ライダーという存在が書き換えられていると考えるならばこの事態をどうにか出来るのは士郷。お前しかいない。」
「たしかにな。士だとアニメライドウォッチを知らない、大樹はジオウフューチャーライドウォッチを持っていたから多少は知っていてもまともに協力するとは考えづらい」
「わかった。もし今回の異変がアニメに関するのであれば俺は協力しよう。俺がソウゴ達をアニメの世界に連れて行った事によって起きたかもしれないからな。まぁ俺と関わった歴史は一部のやつらを除いたら完全に消えるはずなんだが...」
「私の言ったとおりであったろう。いくら記憶が歴史が消えると言っても若き時代の私にそれが効くかどうかと。」
「いや記憶や歴史事態は消えていたし効いていないわけではないと思うがな。」
士郷がそう言い終えると、オーマジオウとウォズの姿がまもなく消えようとしていた。
「一時的な別れだウォズ、そして若き日の私。」
オーマジオウとウォズは完全に存在が消えてしまった。
それを見届けた士郷は、灰色のオーロラを出しその中へ入って行った。
-2019年-
「ここどこ.,.?」
ソウゴは見知らぬ場所にいる事に困惑していた。
ウォズによって2068年から戻ってきたのは理解できるが、戻ってきた場所がどこかわからなかった。
彼は日本全体を知っているわけではない。だが今彼がいる場所はとても日本だとは思えなかった。
「えっと...日本に獣が二足歩行で歩いている場所なんてあったっけ...?」
そう。ソウゴが今いる場所ではウサギ耳を少女や緑髪や青髪といった様々な色をしている人たちが歩いていた。
髪の色は染めていると考えられてもウサギ耳やライオンのような容姿をしている人たちは説明がつかない。
ソウゴは恐る恐る果物や野菜を売っているライオンの容姿の人に声をかける。
「すみません、ここどこですか?」
「坊ちゃん、ここの場所を知らないのにいるのかい?ここは親龍王国ルグニカだ。」
「ルグニカ?」
聞いたことのない国名によってソウゴはさらに困惑する。
「日本ではないのですか?」
「ニホン?なんだそりゃ?」
日本語が通じてるのも関わらず日本を知らない。
文字もなぜか日本語。わけがわからないソウゴ。
そんなソウゴに後ろから声をかける人物がいた。
「よぉ常盤ソウゴ。」
「あんたは?」
「俺は常代士郷。お前に用があって声をかけた。安心しろ、俺はウォズと顔見知りだ。」
「ウォズの知りあい?だったらここが何なのか説明できる?」
「ああ。ここはお前が知っているジオウの世界ではない。ここは何者かがジオウの世界を書き換えてできたアニメの世界。そして今いるここは『Re:ゼロから始める異世界生活』に書き換えられたようだ。」
「あのーお二人さん、話するならほかの場所に行ってくれると助かるんだが...」
「おっとすまない。ソウゴ、場所を変えるぞ。」
「あ、うん」
2人は近くの宿屋の部屋を借りてそこで会話の続きを開始する。
ちなみに資金は士郷持ちだ。
「今起こっている出来事についてはわかったけど...このウォッチは?」
ソウゴが言っているのは九つのライドウォッチと薄い虹色のウォッチ。
「これはアニメライドウォッチ。アニメの影響ならアニメの力かと思ってな。やるよ。」
「まぁありがたく貰うけど...」
ソウゴはウォッチを受け取る。
士郷は話を続ける。
「さて、変わってしまった世界を元に戻すにはまずこの世界で重要な人物に会う必要がある。」
「その人物に会ってどうなるの?」
「アナザーアニメがいるかどうか確認する。
「あの時?」
「気にするな。こっちの話だ。」
士郷は灰色のオーロラを出現させる。
「ロズワール邸という場所へ行くぞ。ここに重要人物がいるはず」
「よくわかってないけどとりあえずついて行くね」
2人は灰色のオーロラへ入っていった。
「ロズワール、この2人は何なのよ。1人は目つきが悪いしもう1人は感じが悪いのよ」
「小さい奴には言われたくないな。なぁスバル?」
「お、おう。」
「賑やかだぁ〜ねぇ〜」
ここはロズワール邸。
そこに新しく働く事になった2人がいた。
「とにかくこれからもよろしくしてあげてーね。」
「ロズワールがそう言うならしょうがないのよ。」
続いてピンクの髪のメイドが喋る。
「2人はどれぐらい家事ができるのかしら?できる度合によって仕事が決まるわ。」
「俺はあまり得意ではないなぁ。あんたは?」
スバルの隣にいるマゼンタのカメラを首からかけている男が喋る。
「俺はなんだってできる。出来ない事はない。」
「あら、自身があるようね。だったらその実力見せてもらいましょうか」
ピンクの髪のメイドの後を男2人が付いていった。
新作です!!
今回も楽しんでもらったら幸いです。
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