幼馴染み達と行くハイスクールD×Dの世界   作:花びら

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初めましての方もいるでしょうが、花びらです!
最近、ハーメルン様にてハイスクールD×Dの二次創作を読み過ぎて書いてしまいました!
良いですよね、ハイスクールD×D。
それではどうぞ!


始まりは突然に

 「あれ?ここはどこだ?」

 

 俺は気が付くと真っ白な空間にいた。

 テンプレですね。

 分かりますとも。

 ならば混乱なんか必要はない。

 そうして、俺は目的の人物を探そうとするが、そこにいたのは………

 

 「あ?お前慎二か?」

 

 我が親友の瀬戸(せと)諒太(りょうた)

 小学校からの幼馴染みだ。

 

 「そうだよ。お前がいるという事はもしかしなくとも………」

 「その通り!僕もいるぜ☆」

 

 後ろからそんな声が聞こえ、後ろを振り返ると……

 

 「やっぱりいたか。麗凪」

 

 そこにいたのは同じく幼馴染みの眞壁 麗凪(まかべ れいな)

 女だが、男勝りでいつも異様にテンションが高いが、昔から一緒に馬鹿をやってる僕っ娘だ。

 意外なことに胸は平均だ。

 

 「()()()のは俺だけじゃなかったか………」

 

 そう、俺はここにいる心当たりがある。

 それは三人揃って大学の帰り道にマクドの店でそれぞれ別のものを食べていたら、此方にトラックが突っ込んできたのである。

 そこから意識はブラックアウトしているが、そこで死んだんだろうと思う。

 俺が残念がっていると、二人は目を合わせてから励ますかのように口を開く。

 

 「なんだよなんだよ。俺達だけ生き残ってお前だけ異世界転生でもしたかったのか?だが、残念だったな。俺も一緒だ!」

 「僕たちはいつも一緒さ!これからの苦難を一緒に乗り越えようぜ!」

 

 実際に励ましだったのだろう。

 彼らは一部始終ずっと笑顔だ。

 フフッ、俺には勿体ないくらいの立派な友人たちだ。

 なら、ここでテンションを下げるわけにもいかないな。

 

 「ははは!死んだってのに、相変わらずだなぁ。だからこそ、大好きだぜお前ら!」

 「野郎が野郎に大好きって………。なんだ?ホモに目覚めたか?」

 「……(赤面とモジモジしながら)不束者ですが…」

 「「嘘だろ!?」」

 「ご歓談中、失礼します」

 「「「!!!」」」

 

 俺と諒太が冗談言ってると、麗凪が本気になっ多ので慌ててる最中にどこからか全く知らない、綺麗な声が聞こえた。

 俺たちがそのその方向を見ると、あからさまに()()を思わせるような黒い服に黒いオーラを纏い、顔に骸骨マスクを被った死神がいた。

 その姿を見て、俺たちの心は一つになった。

 

 「「「馬鹿な………。死神……だと…!?」」」

 「本当に仲が良いですね。その前に、一つ謝罪を」

 

 俺たちが巫山戯ていると、突然、目の前にいた死神は骸骨マスクを外した。

 そこから露わになった顔は滅茶苦茶美人だった。

 俺たち全員が見とれるほどの美人だった。

 

 「我ら、神々による戦争の余波で貴方たちが死んだことに、謝罪を。申し訳ありませんでした」

 

 そう言って彼女は頭を下げた。

 どういうわけか聞くと、この地球の土地件みたいなものを異星の神々が奪おうとして、地球の神々に戦争を仕掛けたそうだ。

 最終的に地球の神々が勝てたのだがらその最後の最後に、異星の神々の一人が悪足搔きにと自爆をし、その威力が現世にまで響いたという。

 それで、事後処理にその被害者を探したところ、それが俺たちだったらしい。

 他にもいないのか聞いたところ、なるべく最小限になるように被害を抑えてたらしく、その余波で、偶々俺たちの近くを通ったバスが衝撃を受け、俺たちの所に突っ込んできたらしい。

 おのれ、異星の神々……。

 お前らのせいで、俺が楽しみにして頂いていたラノベの新刊が買えなくなったではないか!

 

 「うわああ!俺の予約していた英雄フィギュアが今日届くはずだったのにいいい!」

 「姫ちゃああああん!私の姫ちゃんがああああ!」

 

 話を聞き終わった俺たちは別の意味で悔しがっていた。

 だって、異星の神々のせいで俺らが楽しみにしていた物が見れなくなったんだから。

 俺はラノベ、諒太はフィギュア、麗凪はアニメと、それぞれ別々だが、それが見れなくて嘆いた。

 自分に怒りが来ると思っていた死神さんは、その状況に涙目ながら困惑していた。

 その時、また一人増えた。

 

 「そこの者達が、件の被害者か」

 「スプンタさん………」

 

 新たな人物の登場に俺たちは早速立ち直り、その人物を見やる。

 こちらは男性で、死神とは対極の位置にいそうなほど白く、全身に白いローブを纏っているために詳しい事は分からない。

 その人物を見て、死神は“スプンタ”さんと言った。

 スプンタ………まさか

 

 「スプンタ・マンユ………?」

 「ん?俺のことを知ってるのか?俺は結構マイナーな存在だと思っていたんだが」

 

 スプンタ・マンユ、またはアフラ・マズダーと呼ばれている。

 ゾロアスターに於いて崇拝される最高神にして創造神。

 世界の二大原理と言われる内の一つ「善」を選び、アンラ・マンユと対を為す善の神々の筆頭。

 神話に詳しい奴なら誰だって知ってるほど有名な存在た。

 

 「マイナーどころじゃない。ゾロアスター教に於いて、世界でも有数の信仰を集めてる神様じゃないか……」

 「信徒にしか知られてないと思っていたが………まだまだ現世も捨てたものじゃないな」

 

 俺の反応にどこか満足したのか、顔全体は見えないが口元でしたり顔をしているのが分かる。

 しかし、何故そんな大物がここへ…?

 ……あれ?

 まさか、隣にいる死神ってまさか……!?

 

 「お前らなら用件は分かってるとは思うが、俺がここに来たのはこのアンラ・マンユと一緒にお前らを“転生”させる手伝いだ」

 

 やっぱりか!

 アンラ・マンユ、スプンタ・マンユと対を為す二大原理の「悪」を選んだ邪神。

 ゾロアスター教ではもう一人の創造神とも言われている。

 しかし、伝承通りならこの二柱の勢力はお互いに争っているはずだが………?

 

 「そこの………えー、慎二つったか?お前なら俺らの事情を知ってると思うが、俺らは本来ならお互いに争っている仲だ。しかし、今回は暢気に戦争してる場合じゃないから今はまだ停戦協定を結んでいるのだ」

 「「(よく分かっていない諒太と麗凪)???」」

 「そこの二人は後で慎二の奴から教えて貰え。それで、事態は収束したは良いが、お前達をどうしようかと他の神々と話し合った結果」

 「我々二人で、貴方たちを転生させることにしました。しかし、この世界は無理なので、そちらでパラレルワールドと呼ばれる世界に転生させようということになったのです」

 「それと、容姿は気にするな。偏差値は高いようにしてやるから。そして、それとは別に特典も付けてやろう。これは他の神々の力も分けて貰ってやっと二つずつで三人分だ。特典はあちらに行ってから確認できる。決まったら言ってくれや」

 

 ここまで来て、俺が思ったこと言って良い?

 この二人逆じゃね?

 邪神なのに敬語を使って美人なのに、善神なのに言葉遣いが雑とはどういうことですかね?

 いや、これは深く考えたら読者が面倒くさがるやつだ(メタい)。

 今の説明を受けた俺たちは早速相談する事にした。

 

 「なあ、まずアンラ・マンユとスプーン・マンユてなんだ」

 「アンラ・マンユは良いとしてスプンタ・マンユな。あの二人はーーー(簡易説明中)ーーー」

 「へえ、凄いんだね」

 「ああ、本来ならもっと説明したいが、あの二人をあまり待たせる訳にはいかないから早速本題だ」

 「確かにそうだな。んー、俺としちゃあ、高速演算処理可能な脳が欲しい。だからとそれに類いする神器辺りか」

 「神器って………アリなの?」

 「特典ならアリなんじゃないか?ダメならまた考え直そう」

 「なら僕は土系操作能力と鎖系の神器が良い!」

 「なんで鎖なんだ?」

 「え?かっこよくない?」

 「……OK分かった。ならお前らと被らないとなると、そうだな、回復系か暗殺系………暗殺の才能と回復系の神器にしようかな」

 「これで全員決まったかな?」

 「よし、なら行くか」

 

 相談が終わったので、俺たちは二人の元へ歩いた。

 それに気付いたスプンタ・マンユがこちらへ話し掛けてくる。

 

 「お?もう決まったのか?」

 「「「はい!」」」

 「よし、じゃあ言いな。お前らの特典(ねがい)を神様らしく叶えてやる」

 

 そして、俺たちの願いを言うと、なぜかスプンタ・マンユはニカッと笑い、同様にアンラ・マンユも微笑む。

 なんか、やらかした…?

 そんな俺の心中を知ってか知らずか、スプンタ・マンユはそのまま、口を開く。

 

 「それで文句は無いな?お前らの能力に合わせて、これから行く世界をランダムで選んだから、その世界について話そうと話すぜ」

 

 その言葉に真面目に聞く体勢を取る俺たち。

 

 「これから貴方たちが行く世界は各神話の神々や聖書に出て来る悪魔や天使、堕天使が跋扈しています。聖書以外の神話体系に問題ないのですが……」

 「その聖書の神話体系が一番問題でな。悪魔、天使、堕天使の三大勢力が互いに仲が悪くてよ。互いに互いを消そうといつも争ってるからな……」

 

 その世界やばくないか!? 

 というか堕天使と悪魔って同じ陣営じゃないの!?

 いや待って、他神話って全神話体系が現存してるということか……?

 俺たちは生き残れるだろうか……?

 

 「しかも、悪魔に関してはヤバいぞ。あいつらは悪魔の駒(イーヴィル・ピース)っつー、チェスの駒に見立てたアイテムを持っててな。他種族を強制的に悪魔にさせるんだ。しかもあいつらは言葉巧みに勧誘して、自分の下僕にするんだ」

 「中には下僕にしたからと、強制的に悪魔にさせられたやつを好き勝手する奴がいることです。救いなのは、そう言った悪魔達が昔に起こった大戦で半数以上が無くなったことですね」

 

 昔起こった大戦…?

 

 「そう言えば言葉が足りませんでしたね。その大戦と言うのは、二天龍と呼ばれるどの勢力にも属さない神にも匹敵する力を持った二色の龍なんですが、三大勢力が互いに起こした大戦争の最中に周りを気にせずに喧嘩をし始めて三大勢力に無視できぬほどの被害を与えたのです」

 「最終的には、天使側のボスである聖書の神・ヤハウェが命と引き換えにそれぞれ武具に封印することに成功したんだ。しかし、それらは封印されたにも強大な力を持っていた。一つは籠手に、一つは機械的な翼に。それはその状態でも神を殺せる力を持っていることから、一つの武器ランクに加えられた」

 「その名は神滅具(ロンギヌス)。そのワンランク下に神器があるので、神滅具神器の上位互換みたいものです。実はこの名前の由来は別にありまして、黄昏の聖槍(トゥルー・ロンギヌス)と呼ばれる、かのイエス・キリストを殺したと言われている槍です」

 

 普通にかっこいいな。

 あ、今厨二臭いとか言ったやつ、君たちには分からないのか!?

 あのかっこよさが!

 

 「ちなみにそれを作ったの誰だと思う?なんと、聖書の神なんだぜ?自分で自分を殺せる武具を作ったんだぜ?アホみたいだろ?」

 

 まじかよ………。

 

 「ま、そもそも神器以上の物は、人間にしか宿らないという性質を持ってるからな。他種族に自然に宿ることは無い。しかし、その人間から抽出して自分の物にすることは可能だ。だから、殆どの勢力は目覚めていない神器使いを良くて保護、最悪殺して自分の物にするという行動を起こす」

 「とは言っても殺すという手段は雑魚しか取りません。恐らく目覚めたばかりでも貴方たちなら下級悪魔にでも勝てますから安心して下さい。しかし、これだけは謝らせて下さい」

 「お前らは纏めて転生することはできるが、その場所は特定できないんだ。スラムか富裕層か一般宅かランダムで決まるんだ。こればかりは本当にすまない」

 

 二人はそう言って頭を下げた。

 って、ちょい!

 

 「そんな、頭を下げないでください!」

 「そうです!これから転生させられる身です!そこまで求めては罰が当たるという物です!」

 「僕たちがバラバラに転生できるだけでもありがたいのです!だから、顔を上げてください!」

 「優しいんだな……。君たちは」

 「そうですね………。何故彼らのような子供たちを守れなかったのでしょうか……」

 

 俺たちが慌てて顔を上げさせようとすると、二柱の神は顔を上げて俺たちには聞こえない声で互いに何かを話していた。

 一体何だったんだろうか?

 疑問に俺たちを置いて、彼らは一言謝ってから説明を開始する。

 

 「会話を止めてしまってごめんなさい。それで、さっきのつづきになるんですけど、貴方たちなら下級の人外なら問題はありません。ですが、中級以上になると苦しくなってきます」

 「だから忠告だ。神器は思いの力でその本人の強さを大幅に変える。一番簡単なのは復讐心だが、それは逆に一番の問題でもある。復讐心は自己犠牲を考えることをやめてしまう。その点で言えばまだ戦闘狂のほうがまだ良い。あいつらは勝とうが負けようが満足できりゃそれでいいし、弱すぎたら眼中に無く強すぎたらまず下手に出るからな」

 「全ての戦闘狂がそうというわけではありませんが、だいたいはそんな感じです。ここで話は変わりますが、貴方たちに能力についての説明をしたいと思います。神器は生まれながらに貴方たちの中にあるので、問題は発動方法だけなのでその方法を教えたいと思います」

 「いくら神器を持っていようと、解放されなかったら宝の持ち腐れだからな。お前らの記憶は5歳になった時に蘇るようにしてあるから、その時に人目の無いところでその神器の名前を、武具のイメージをしながら叫べ。そうすれば解放される」

 「それぞれの神器と神滅具の名前はーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。覚えましたか?」

 「「(麗凪と諒太)後で5回は………」」

 「(俺)あと一回でお願いします」

 「!!お前、俺の記憶力のなさを知ってるだろう!?」

 「僕もあまり自信は……」

 「だったら俺が両方覚えててやるから。二人とも必死に覚えとけ。麗凪のもう片方は俺が覚えてやるから」

 「「(諒太と麗凪は涙目ながら)ありがどう~!」」

 「抱き着いてくんなって!ほら覚えろ覚えろ」

 

 そうして、アンラ・マンユはもう一回それぞれの神器と神滅具の名前を言った。

 俺たちはそこから、必死に何度もその名前を繰り返して必死に覚える事に成功した。

 俺は二人と違って一つだけだから、簡単に覚えられた。

 だって簡単だし。 

 すると、スプンタ・マンユは何かを思い出したように俺たちに説明をする。

 

 「そうだそうだ。一番大事なことを言ってなかったな。神器や神滅具にパワーアップ性能があってな。その名前は禁手(バランスブレイカー)つってな、一時的に秘められた能力を解放できるようになる。それに伴い武器か本人の形状が変わるようになる」

 「簡単な話、槍が大きくなるとか、籠手が全身鎧になるとかですね。ちなみにどちらも前例があります。貴方たちのはあちらに行ってからのお楽しみです」

 「「「お楽しみ!?」」」

 「説明は………そうだな。細かいやつはお前たちが5歳になったときに本が置いてある場所にある。お前らだけにしか分からないようになってるから安心しろ。それじゃあ、行くぜ?アンラ!」

 「分かってますよ。では皆さん、お元気で」

 「「「ありがとうございました!!!」」」

 

 最後に俺たちはそう言い残し、次の瞬間に簡単に意識を手放した。

 そして、神たちが溢した言葉を聞くことはもう永遠に無くなった。

 

 「ハハハ!よりによって()()()()に行くとはな………」

 「それは私も同意です。………しかし、これが因果というものでしょうか?」

 「そうなるかもな…。なんせ、あそこは()()()()()()()()()なんだからな………」

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