地上本部総司令“マクギリス・ファリド”中将   作:へーばる魂

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これまでは前回あったのと同じ内容です。
どちらかと言うと過去編


地上本部総司令の友

 今日も今日とてアグニカの魂達はミッドチルダの平和を守る。

 

 最近就任した地上本部総司令のマクギリスも例外ではない。

 きっと今までの、力こそすべての自分だったのなら裏の世界に手を出していたことだろう。

 

 だが、今は違う。今の彼は人を支えることも人に支えてもらうことも、大事なことだと理解した。

 なら、それでいいじゃない。

 だから、力がある私は人々を守るように対力すると決めた。

 

 かつて見れなかった景色が今は存在するのだから。

 

「中将、ボードウィン特務三佐からの緊急回線です」

 

「ガエリオは今海にいるはずなのだが…とりあえず取ろう。」

 

 そんな日常を噛みしめていた日々に一通の電話が届く。

 

「マクギリス!すまないが、緊急だ!闇の書の搬送中にその闇の書が暴走を開始!クライドが今それを抑えている!」

 

 その報告にマクギリスは眉を顰める。

 

 闇の書

 

 それは新たな主を見つけるたびにリンカーコアを持つ魔導士から魔法を蒐集し、周りに圧倒的な破壊をもたらすロストロギア。 

 その破壊力や、いくつかの次元世界を消し飛ばしてしまうもの。 

 さらには大元を破壊したとしても闇の書自体は無限転生を繰り返してしまう。 

 今回はそれが暴走し、同期であるクライドがそれを抑えているらしいが、正直持つとは思えない。

 

 だが、それも考えてマクギリスに連絡したのだろう。 

 それを理解したマクギリスもすぐに決断を下す。

 

「ガエリオ・ボードウィン特務三佐、今、キマリスのリミッターを解除する。クライドの家族に寂しい思いをさせるな」

 

「当たり前だ!」

 

「解除コード、アグニカ・カイエルの魂!」

 

「了解!俺を見ろぉぉぉぉぉ!!」

 

 そして通信は途絶える。

 

 だが、マクギリスは心配はしても狼狽えない。

 それは石動も理解している。

 

 ガエリオ(親友)はやってくれると。

 

 

 

 

 

 闇の書暴走からそれほど時間をかけずにマクギリスのもとへ報告が届いた。

 

「マクギリス、闇の書に関してだが、クライドは無事だ。その代わりにエスティアを失った。」

 

「いや、それだけなら結果は上々だ。人は替えがないからな。あとはガエリオの方から本局のほうへ報告するといい。ああ、カルタに話すといいだろう。」

 

「それは俺も理解している。ではなマクギリス。」

 

「ああ」

 

 その報告は当たり前のように陸にいるはずのマクギリスに報告され、本局にいる彼らの幼馴染のカルタにも報告される。

 かくしてガエリオはクライドとその家族に感謝された。ガエリオは素直に受け取り、同時にマクギリスにも感謝をとの話をしたようだ。

 

「そうだ、ガエリオ。」

 

「ん?どうしたマクギリス?」

 

 通話を切ろうとするガエリオを止め、話を再開させるマクギリス。

 報告自体はもう思わっており、なにを話すかは予想つかないガエリオだったが、次の言葉を聞き口元を緩めた。

 

「地球にいい居酒屋を見つけた。今度カルタとガエリオ、私とで飲みにいかないか。」

 

「ああ、もちろんだ。カルタも楽しみにしているだろう。あの鉄華団のやつらはいいのか?」

 

「今回は3人でだ。たまにはいいだろう。親友と飲む酒は心が躍る」

 

「ああ、同感だ。」

 

 連絡が途切れ、総司令室に静寂が訪れる。だが、その静寂は気味の悪いものではなかった。

 

「石動」

 

 そんな静寂の中、マクギリスは口を開く。

 

「はっ」

 

 石動はいつも通りに返事を返す。ただ、わかっている。今のマクギリスはとても機嫌がいい。 

 そんなマクギリスを見たのは久しぶりだと心の中で思いながら用件を尋ねる。

 

「私の休暇を確認してほしい。」

 

 予想通りの用件に石動は淡々と答える。

 

「来週なら毎日の午後、開いております。」

 

「そうか」

 

 そんな返事をしながらマクギリスは窓の外へ視線を向ける。

 

 その空は青く広がっていた。

 

 

 

 

 

「そういえばよぉ」

 

「ん?どうしたのオルガ」

 

「いや、ミカ達みたいなフルフェイスバリアジャケットって何人いたかと思ってな」

 

「そういえばマクギリスとアインとガエリオ、シノ以外には見たことない」

 

 思い出したかのようなオルガの疑問に一緒に考えてみる三日月。

 そもそもバリアジャケットの性質上装着者のイメージを強く影響してくる。

 故にフルフェイスバリアジャケットのような特殊なものはそう簡単にできるようなものではない。

 それを三日月も思い出し、オルガに伝える。

 オルガは納得しながらも沸いた疑問をもう一度ぶつける。

 

「それじゃあ俺はなんで違うんだろうか」

 

 オルガは、周りにフルフェイスバリアジャケットを纏う同僚や腐れ縁が多い中唯一といっていい普通(?)のバリアジャケット。

 別にそれでオルガは嫉妬するような人間ではないのだが、ただ、純粋な疑問としてずっと思っていたようだ。

 それに対する三日月の答えは以下のとおりである。

 

「多分、希望の華が関係してるんじゃない?ほら、魔力の節約みたいな」

 

「なるほど」

 

 その考察は間違えではない。ないが、あえて言うなら、ワインレッドのスーツのイメージが強いからだろう。

 

 まぁこの情報はアカシックレコードや根源のようなものなので、誰もが知ることはないだろうが。

 

「お、クラナガン南部で事件発生らしい。いくぞお前ら!」

 

 鉄華団は陸海空いつでもどこでも現場に駆け付けます。

 空は飛べない?海は潜れない?

 残念!フルフェイスバリアジャケットを持つ人は飛べるし潜水できます。

 

 強すぎやしないかフルフェイスバリアジャケット。

 

「シノォオオオオオオ!」

 

「おう!いこうぜ三日月!俺の流星号も飛びたがっているぜ!」

 

「バルバトスも大丈夫。うん。行こう」

 

「後で合流する。よろしく頼むぜ」

 

 ミッドチルダの空も陸も今日も平和です。

 

 

 

 

 

「ギャラクシィイイイイキャノン!発射あああああああ!」

 

 ピチューン

 

「何やってんだぁあああああああああ!」

 

 オルガの胃には平穏は訪れない。

 頑張れオルガ。




展開が難しい

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