地上本部総司令“マクギリス・ファリド”中将   作:へーばる魂

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ちと遅くなってすみません。
どうしても最高評議会に繋げないといけないので、編成に迷ってました。
そういう意味では原作キャラ死亡(元々居ない)線ですしおすし。
レジアスさんごめんなさいって感じですね
それと、時間飛びます。

それはそうとして、今やってるスタリラのイベントキャラ可愛すぎやしませんか


魔王と死神と夜天の王と悪魔たちとアグニカと

 あれから特に大きな事件は、ミッドチルダでは起きず、マクギリスも30代後半に突入した。

 マクギリスは相もかわらず中将であり地上本部の総司令であった。

 本局にはいつももっと自重しろとか言われているが、そんなことよりアグニカしようぜなマクギリスに本局の声は届かない(皮肉)

 

 そんなある日のことである。

 

「ふむ…」

 

「どうしました?中将」

 

「いや、なんでもない。」

 

 唐突だが、今、地上本部総司令マクギリス中将は悩んでいた。

 まあその悩みも小さなものだが。

 

 その経緯は、地球にてジュエルシードというロストロギアをめぐっての戦い。

 さらには、そのすぐあとに闇の書事件が起こった。今はその二つのロストロギアの事件は解決したのだが、それでもロストロギア。

 そこまで地球はロストロギアの魔境だったのかと疑問を抱くほど。

 

 小さなな悩みの種はそこではない。

 この二つの事件に関してはクライドとその妻、リンディと、息子のクロノで解決したとの報告を受けた。

 

 もちろん地上本部に海で起こった事件を報告することは普通ない。まあそこはあれだ。

 ガエリオがいたのだ。

 これで充分である。

 

 話を戻そう。

 

 マクギリスが悩んでいる理由。

 この二つの事件を通して3人の高い魔力値を持つ少女が管理局に入ってきたのだが、3人とも本局のほうへ行くとのこと。

 そのまま本局か海のほうへ引っ張られることは間違いないのだが、ガエリオが地上本部に研修として半年ほど連れてくるといった。

 

 それだけでならいいが、その三人の戦い方にマクギリスは悩んでいた。

 

 1人は高町なのは

 高い砲撃適正を持っており、また魔力値もAAAに近いとの話を聞く。

 だが、地上本部にそんな戦い方をしている管理局員はいない。砲撃と言えば鉄華団のシノだが、彼もどちらかと言えば猪突猛進である。

 さらにいえばシノはリミッターがある状態だとまともな砲撃は撃てなかったりする。

 まだ年齢が二桁にも届かない少女にそんな戦い方を教えていれば体が壊れることは必至。

 

 1人はフェイト・T・ハラオウン

 こちらも同様に高い魔力値があり、魔力変質の素養がある。それも電気。

 戦い方としてはスピードで撹乱してのヒットアンドアウェイ。

 そのアウェイ時の速度も気になるが、通常時の速度。高い魔力からかなりの速度を出すとは思っている。

 一般局員には教えにくい分野であろう。

 

 最後の一人は八神はやて

 なのはやフェイトを上回る魔力量に加え、戦い方としては絨毯爆撃といったほうがよいか、

 とりあえず、広範囲に効果のある魔法を使って制圧するという、これまた珍しいタイプの戦い方である。

 

 そんな三人の話を聞いたときにマクギリスは悩んだ。

 

 本局や海に引っ張られる。

 つまりは将来有望な魔導士になるのは違いない。

 ならば、彼女らの戦い方をきちんと教えられる存在でなければならない。

 

 これがマクギリスを悩ませている案件である。

 

 たった半年、されど半年。

 マクギリスは時間が大事なのは分かっている。

 故に悩んでいるのだ。

 

 単純に教官を誰にしようかと。

 

 実をいうとフェイト・T・ハラオウンのほうは決まっている。

 教えることが決定的に難しいであろうが、彼女は三日月に頼もうと思っている。

 同時にクランク教導官とゼストからの指導があればバエル…おっと、化けると思っている。

 

 高町なのはのほうは基本的に砲撃の基礎をシノが教えて、守りには定評のあるオルガに頼もうかと考えている段階。

 基本戦術に関してもアインかクランク教導官に教えてもらえればいいだろう。

 

 クランク教導官の負担は少々高めだが、今部下を鍛えるのが楽しいといっているあの方ならば大丈夫であろう。

 

 そして八神はやて。

 

 これがどうも難しい。広範囲殲滅型は圧倒的に数が少ない。さらに言えば地上本部は1対1が強い傾向にある。

 それを体現するのは鉄華団とゼスト隊だ。

 

 後方支援のさらにいえば殲滅型はほぼいない。

 

 ほぼ、だからいることはいるのだが。

 

「…仕方ない。アグニ科のメンバーを一人出すとしよう。」 

 

 だから、アグニ科のメンバーが出てくるのである。

 ただ、これには一つの懸念材料があったりする。

 

「アグニカ・カイエルの思想を押して付けなければいいのだが…」

 

 え?お前が言うん?(日常参照)

 

「は?」

 

 ちょうど報告書を渡しに来たオルガも同意見のようだ。

 

「マクギリスよぉ、あんた、言っていることが自分に返ってきていることを知らないのか?」

 

「…」

 

 思わず俯くマクギリス。

 こればかりは中将の悪いところと知っているため、石動も無言で佇む。

 

「バエルを持つ私の言葉にそむっ」

 

 マクギリスは事情が悪いことが起きると謎の逆切れをかますのだ!

 基本的にはとても優秀な指揮官というのにこの時ばかりはバエル馬鹿になってしまう。

 

 逆切れ中に突然マクギリスを殴り倒すオルガ。

 スゴイ・シツレイ!

 

「ぶっとばすぞ!」

 

 オルガさん、もうぶっ飛んでいます。

 

「中将!」

 

 予知していたかのようにマクギリスの後ろに回り込み体を支える石動。

 今日も献身力(?)が光る石動であった。

 

「と、とりあえずだ。あの三人の教導官の編成は今しがた終わった。オルガ、君にも出番はあるぞ」

 

「?これまたなんでだ。俺より戦闘技術が高い奴は五万といるはずだ」

 

「それでも君の防御術は私でも崩すのが厳しいほど高い位置に存在する。その技術を教えておいて損はないだろう。」

 

「…それは高町なのはに、か?」

 

「想像通りだ。」

 

 オルガの頭はパラパラなのかと思われているが、それは普段に気を抜くと頭をそこまで回さないためであって、部隊長になるほどの回転率はある。

 その考察をもって、戦いの中でもっとも防御が必要なのは高町なのはではないかと推察する。

 その推察を察したのか、マクギリスはいい笑顔で肯定する。

 

「分かった。それで、研修に来る際はどうするんだ?ゼストさんにも話を通さんといかんからよ。」

 

「そこも含めて、明後日の16時に議会を開く。その時にゼスト隊と鉄華団含めての詳しい話をしよう。」

 

「そうか。明後日の16時だな。」

 

「では、また」

 

「ああ、マクギリスもな」

 

 こうして、彼らは解散する。

 ちょっと肩の荷が下りたマクギリス中将であった。

 

「まあ、まだ問題はあるが」

 

 なにもマクギリスを困らしていることは一つではない。

 最高評議会。

 管理局のトップであり、いわゆるすべてを司るといわれている法の王。

 本局にいるカルタには最近目をつけられているから気を付けたほうがいいと言われてきた。

 5年前からずっと持っている悩みの一つである。

 

 ただし、マクギリスは気にしない、というよりかは動揺しない。

 ただ、構えていればいいのだ。受けて立つという精神のもとに。

 

 今はそれよりも

 

「バエルのもとへ集え!」

 

『うおおおおおおおおおおお!!!!!』

 

 こうして点呼していたほうが性にあっている。

 

 今日もアグニカの魂は健在です。

 

 

 

 

 

 

 

 

「それで、なぜ俺を呼んだ?」

 

「これはオルガにだから話せるのだが、最近になって本局にいるイオク准将と最高評議会の動きが怪しくなってきた。」

 

「またあいつか…」

 

「それに加えて、最高評議会も何か動き出している。」

 

「…最高評議会がか?」

 

「ああ、一番の懸念材料はそれだ。最高評議会の方々は時空管理局のトップの中のトップ。それに加えてゼスト隊からある事件についての詳細を聞いてな」

 

「その解決にもしかすると、鉄華団が必要になってくると」

 

「ああ、私も出る可能性がある」

 

「いったい何を追ってるんだ?ゼストのおっさんは」

 

「戦闘機人というのは知っているか?」

 

「いや、知らないが…字面からして戦闘特化型の人間か?」

 

「大体あっている。ゼスト隊なら大丈夫だと思うが、普通の魔導士だと手も足も出ずに倒される可能性がある」

 

「そこでミカ達のフルフェイスバリアジャケットが必要になってくると」

 

「本局から来る高町なのはとフェイト・T・ハラオウン、八神はやての研修を終えた後、この事件の詳細を調べる予定だ。それまでに準備はしておいてくれると助かる」

 

「おう。ゼストのおっさんによろしく頼む」

 

 

 

 

 

 

 

 

9:30

 

『みな!バエルのもとへ集え!』

 

『うおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!』

 

 いつも通りの点呼と共に始まるミッドチルダの朝。

 これをもう10年近くは行っているのだ。

 日常とかのレベルではない。

 景色になっていた。

 今日も時空管理局地上本部はいつも通りの様子で時間を迎える。

 ただ、今日は少し違いがあった。

 

「にゃはは…」

 

 もはやどんな顔をしていいのか分からないらしく、その少女の顔は困惑を究めた表情をしていた。

 彼女の名は高町なのは。魔法値がとてつもなく高く、将来の管理局を担うとされる有望な魔導士である。

 

「なんかすごいね…」

 

 そんな彼女の隣にいるのは金髪ツインテール天然属性持ちのフェイト・T・ハラオウンは逆に人の熱気に素直にびっくりしている。

 

「変な所とは聞いてたけど、まさかこんなところとはなぁ」

 

 またフェイトの隣にいる八神はやても苦笑いである。

 地上本部の異常性は海にいたときに聞いており、八神はやての恩人であるハラオウン一家、ガエリオからも総司令には気をつけろとのお達しを受けている。(ハラオウン一家とガエリオ、マクギリスの関係性を彼女はまだ知らない)

 そんな彼女たちもこの朝礼に参加していた。

 

 誠にバエルである。

 

 今日彼女達は地上本部にて研修を行う予定である。

 なんでも地上本部で鍛えられらた人たちは変人ぞろいだが、とても優秀な管理局員になるというジンクスがあり、ガエリオやクライド、そしてクロノでさえ地上本部への研修を推薦した(ただ、クロノは若干目が死んでいたが)

 というわけで、彼女らはガエリオの推薦でこの地上本部に訪れている。

 

「よし、きみたち!まずはマクギリス中将に挨拶しに行くぞ!」

 

 急に発生したエンカウントミッション。

 もちろん彼女たちはそのままの顔でいるわけもなく引き締める。

 

「「「はい!」」」

 

「よし、いい返事だ。そうだ、挨拶が遅れたな!私は地上本部緊急係のセイギ・ソウダ二等陸佐だ。よろしく頼むぜ!」

 

「高町なのは研修生です!」

 

「同じくフェイト・T・ハラオウン研修生です」

 

「同じく八神はやて研修生です!」

 

「なのはにハラオウン、はやてか!いや、地球というところでは姓と名は逆だったっけ。よし!高町研修生、ハラオウン研修生、八神研修生!短いであろう半年だが、充実した半年になるのは間違いない!ぜひ技術を身に着けて本局へ行ってこい!」

 

「「「はい!」」」

 

「では、出発!」

 

 そんなこんなでソウダ二等陸佐と共に悪魔の巣窟、地上本部へ彼女たちは足を運ぶ。

 周りの局員のアグニカの狂信具合に若干怯えながらだが。

 

 ちなみにだが、今のところ彼女たちに常識人判定されているセイギ・ソウダ二等陸佐だが、彼は緊急係とかいう意味不明な所に所属しているが、そこは別名アグニ科と呼ばれていたりする。

 いっちゃえば、アグニカ馬鹿である。

 

 

 ………………

 

 

 逃げて! アグニカ・カイエルの思想で、一般常識を焼き払われたら、海にいるガエリオやクロノの胃まで焼き払われちゃう!

 お願い、常識を捨てないで管理局三人娘! あなた達が地上本部でアグニカ・カイエルの思想に取りつかれたら、すずかやアリサとの友情はどうなっちゃうの?

 理性はまだ残ってる。これ(地上本部での研修)を耐えれば、マクギリスに勝てるんだから!

 

 次回、「三人娘(の常識)しす」。レイジングハートセットアップ!




上司が有能で
休みが取れて
職員の亀裂の少ない職場
※ただし、トップは変人
な時空管理局地上本部は今日も人員募集中です。

みな!バエルの元へ集え!
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