保存してある分だけなので、コレともう一話のみです。
続くかは未定。
転生。俺はそれを体感したりしなかったりした。
いや……したはずなのだ。たしかに前世として“人間”の記憶がある。
わざわざ強調したのは……まぁ俺の姿を見ればわかるであろうな。アッハッハッハッハ。
◇◇◇
「クゥン……」
なんでジンオウガ(しかも子犬サイズです)に転生しているんだよ!?
母より生まれ、三年あまり……例の虫達の力をなぜか借りることの出来ない俺は兄弟たちと違い、ずっと小さいままです。
なんで!? このままだとハンターにやられてしまいますよ!?
だがしかし、ここで諦める俺ではない。
小さいときはうまく動けない(よく考えたら当たり前。そして今も小さい)ことが続いたが、今はこの子犬ボディを自由自在に操れるのだ!!
さあいざ往かん。目の前に見えるモンハンでおなじみのあの塔へ…………
ぶっちゃけ、いつまでたっても小さいから捨てられたんです。
家族に見限られるとか悲しいです。
なので俺が生きるために培ったスネーク技術で旅をしています。
人に見つかるとアウトというトンデモミッション。体が小さいから助かったけど。
あとは体質的にあの虫が寄り付かない。戦力が……
なんでだよ……塔にいる虫も逃げていく。あ、普通の虫は平気ですよ。たんぱく質の摂取源ですからそうじゃなかったら死ねる。このサイズだと色々と狩りとか無理です。
「ワンワンッ」
通訳しよう。ガブラスこっちくんな!!
毒は嫌だ。当たり前だが死ねる。死んでまう……こうなれば。
「グルワンッ!」
塔を昇りきってやろう!!
◇◇◇
昇っていくうちに強いのが沢山いた。
マジでやばかった……戦えませんよ。逃げるだけですし。
「……――」
白い馬みたいなお方がいます……あれね、キリンさんですね。
電気がバチバチいってますね。
アプトノスさんたちとは会話できる(敵意が無いからなのか、こっちが弱いからなのか。大方いい人?ばかりです)のに奴には話が通じない。
仕方がない。ここは作戦『命を大事に』しかあるまい。
いや、それしかないけど。
「キャーン!!」
「――!!」
なんで追いかけるんですか?!
俺、何か悪いことしましたか!?
というかなんで鼻息荒いんですか!?
ちょっとまて、段々何を言っているかわかってきたぞ……
『ショタっ子ショタっ子ショタっ子』
…………ふむ、逃げよう。
◇◇◇
頂上に到達しました。
あれですね。いやぁ、絶景です。
キリンさんも結局追いついて逃げ場無しだよ……だれか、助けてください……
その祈りが天に通じたのか、空から何かが降ってきた。
白い体に、雄雄しき姿。
紅い雷を纏った白銀の竜。
……あれですね、名前はあえて言いませんが俺終了のお知らせですか。
「――!」
「――――!!」
え、通訳が欲しい?
まあ、ここまできたら普通に翻訳版でいきましょうか。
『童にショタっ子を渡しなさい!』
『いきなり出てきて邪魔しないで!!』
童とか……キリンさんよりも危ないニオイがするんですけど……
いや、だからってあの迫力のキリンさんに立ち向かうのもねぇ。
『おぬしのようなガキが童に勝てるとでも?』
『ガキじゃない! 私コレでも三歳だよ!! なったばかりだけど』
『え、俺と同い年なの!?』
『……それはそれでアリです!!』
『だめだ! 結構末期だ!!』
『童としては食べごろ』
『それは文字通りなのか比喩なのかで俺の気持ちが変わります』
『両方じゃ』
『私は比喩だけで』
白い竜のほうはアウト!
キリンさ――同い年ぐらいだからキリンちゃんのほうは、ギリセーフか?
いや、なんかアウトって言ったほうがいい気もするけど。
『グヌヌヌヌ、こうなれば本気でぶっ潰す!!』
『『なんで!?』』
『嫌じゃ、思い通りにならぬのは嫌じゃぁぁぁ!!』
『思いのほかワガママだ!?』
『そしてその力の渦はナンデスか!?』
力が渦巻く。それはもう理不尽に。
空間が歪むほどに渦巻く力は、ついに――
『『空が割れたぁぁぁぁ!?』』
『……あ』
そして、その場の三体は穴に飲み込まれてしまった――
◇◇◇
痛い……どうやら体中に傷を負ったらしい。
何とか立ち上がる……ふむ、無理だ……
ここで死ぬのだろうか…………それでもいいかもしれない。
短い人生もといジンオウガ生であったが、ゲームの中であった世界に生きれたのだ、ハンターに狩られるとかものすごい痛そうな最後ではなくてよかったかもしれない。
だけども、神様はこういうふうになることにしたのだろうか?
誰かが近づいてくるのがわかる。
アレは……人間の女の人?
「えっと、キミ……大丈夫?」
「クゥン?」
よく見えないが、眼鏡をかけているのがわかる。髪は後ろで縛っている……というか三つ編み?
段々と目が見えるようになってきた。というかこの声、何処かで聞いたような……思いだせん。
「えっと、犬かな……角?」
セーラー服か。学生かな……セーラー服?
というか日本語? え、なんで!?
そいうえばこの人何処かで見たような……いや、なんていうか、みたような気がするけどこんな感じではないというか……なんだろ?
二次元と三次元の違いといえばわかるかね?
「鱗まであるし……犬? えっと、トカゲ?」
いえドラゴンです。違うかもしれんが一応、そう思って生きてきました。
なんなら電撃出しましょうか……忘れてた。俺、無理だったんだ。
生命力は凄いので意識はいまだに飛ばないが……できれば怪我の手当てをして下さい。
「わわっ!? 凄い怪我……」
「おい、どうしたんだ美由希?」
「あ、恭ちゃん」
ふむ、そちらの男性も何処かで見たような……思い出せない。
「……なんだこの生き物?」
「ど、どうしよう……」
「犬に見えるが……絶対に違うよな」
「う、うん……この子凄い怪我してるし、どうしよう」
「そのままにしておくのも忍びないが……大丈夫なのか?」
基本的にたんぱく質は虫からとるので大丈夫。危害は加えません。
というか虫ばっかり食っていたせいか、血なまぐさいのは嫌です。
「とりあえず家につれて帰って手当てをしよう。美由希のことを嫌がっていないようだし、たぶん大丈夫だろう」
「う、うん……さあ、おいで」
手当てしてくれるようなのでついていく。
とりあえず頭を下げて感謝を。
「……お前、言葉がわかるのか?」
「ワウ」
たまに判別つかなくなりますが、大体は。
心の中では漢字表記でも、今となっちゃ読めるか怪しいですけどね。
そしてここが日本なら、せめてひらがなは読めるように訓練したい所存。
◇◇◇
判明したことがあります。
俺を拾ったのは高町家という家で、美由希さんと恭也さんは修行中だったようです。
どうも、お父様が怪我をなされていたらしいのですが、先日退院したばかりとか。
包帯を巻いてくれてありがとうございます。
「礼儀正しい子ねぇ。ビーフジャーキー食べる?」
「クゥン」
「あら、お肉嫌いなのかしら?」
コチラは高町桃子さん。いやぁ、お若いですね。
とても三児の母には見えませんよ。
「私、高町なのは。よろしくなの」
「ワウン」
末っ子のなのはちゃん。何故だろう、この子を見たとたんに俺の胸の辺りが反応した。
……まて、なのは? 何故だか俺の記憶がものすごい警告というか、いい加減気がつけ的な音を鳴らす。
「誰かに飼われていたのかな?」
お父上の士郎さん。それにはノーと答えよう。
そういえばお仕事は喫茶店だそうです。翠屋っていうらしい。
とういうかモンハンっぽい世界から日本に飛ばされるって……世界移動とかすごいです。
なんかSFっていうか魔法っていうか…………魔法?
あああああああああああああああああ?!
◇◇◇
その後、リリカルなのはの世界だと気がつきビックリ仰天。
心配かけましたがもう大丈夫です。
いえ、タイトルは思い出したのですが他の知識が出てこない。
かろうじて魔法に必要な内臓的なものがあるなぁって所だけは思い出した。
鬼の手的なアレのインパクトが強かったからだ。使い手を忘れたが。
しかも今までの子犬生活が長いせいでなんというか……
「オーガ君ハウスなの!」
「ワンッ!!」
しっかり飼われています(笑)
もはや人の思考ではないようです。きっテレパシーが出来ても会話は出来ない。
アレ以来普通に高町家で飼われています。今日はなのはちゃんの入学式。
あと、オーガというのは俺の名前です。名付け親は美由希さん。
角が生えているからってそれかい。オウガではなくオーガって所がポイント。
「それじゃあ行ってきます!」
美由希さんと俺はお留守番。いえ、今年は受験生だから美由紀さんって自宅で勉強しろと家からあまり出してもらえないそうです。
嘆いていたよ。恭也さんとは本来は従兄妹だそうで、明らかに狙っていますからねぇ。
今年中に決着をつけられてしまうと焦っている。
そんなあなたに俺は手をのせる。
「お、オーガ君?」
人間諦めが肝心です。またいい出会いがありますよ。
「……グスッ」
たまにこうやって通じ合うことがあります。
高町家は色々と規格外。あと、ハンター以上に強いかもしれない。
◇◇◇
入学式から一ヶ月がたつ。
なのはちゃんにも友達が出来たそうな。
アリサ・バニングスちゃんと月村すずかちゃん。
ふむ、すずかちゃんは少し人間とは違うニオイを感じるが、まぁ、人畜無害な感じ出しまあいいか。
「えっと、ワンちゃん?」
「……なんか、色々と大丈夫なの?」
大丈夫ですよ。基本的に大豆しか食べません。
虫を捕食するのは喫茶店の飼い犬?としてマズイかなと思い、たんぱく質は大豆からとっています。
果物もおいしいですね。相変わらず大きくはならないですが。
今の大きさはゴールデンレトリバーより少し小さいくらい。
この大きさのせいか顔も怖くないので助かった。
「オーガ君、お手なの」
「ワンッ」
「普通に従順ね」
「えっと、私もいいかな?」
「あ、私も!」
順番に遊ばれました。今度はボールを持ってきてください。
◇◇◇
最近、野良猫と野良犬が喧嘩をしているのでまとめ役をしています。
いやぁ、毎日が充実している。首輪がしっかりついているから俺は捕まらんよ。
「おーオーガ久しぶりなのだー」
ねこまたの陣内美緒さんです。
この人とは少しだけ喋れますのでうれしいです。
「にゃははは!」
「ワフワフ!」
しばらく戯れてからお別れする。
俺がこの街で普通に出歩けるのもこの街のカオスさにある。
結構人外おおいのよね。それが海鳴が海鳴である証拠なり。
◇◇◇
今日は凄いお知らせです。
あの恭也さんに彼女が出来ました。
お相手はすずかちゃんのお姉さんの忍さん。
…………美由希さん。落ち込まないでくださいよ……敵が強大すぎただけです。
「……しばらく、一人にして」
そうはいわれても、命の恩人ですから……ふむ、とりあえずお菓子を置いておきます。
桃子さんが色々察して作っておいてくれましたから。
「うう、ありがとう」
◇◇◇
そういえば翠屋のバイトの方々は最近ウチに住み込みですね。
離れに泊まっているので俺と顔を会わせるのは少ないのですが。
朝会えば挨拶はしますよ。
「オーガ君散歩にいこうなの!」
「ワン」
今日は神社のほうへ行こうということで、やってきましたよ那美さん。
「なのはちゃんいらっしゃい!」
「おはようございます! くーちゃんいますか?」
くーちゃんこと久遠は妖怪のお狐様です。人に変化できるのでうらやましいです……
ちなみに、なのはちゃんは今二年生です。
そろそろコレがとらハなのかリリカルなのか判別が……だって、とらハっぽいよここ。
士郎さんが生きているから判別がつかないんだ。
色々と凄い方々をみてそっちのタイトルだけは思い出した。二次で見ただけだから名前とか全然わからないけどね。
士郎さんがいるかいないかの違いだけは覚えていて助かった。
「くーちゃん!」
「くぉん!!」
「……」
「えっと、ご主人様がうらやましいの?」
「……ワウ」
「違う? えと、神社の中……ああ、気にしないで上げて。恥ずかしがっているだけだから」
うむ、ならば放っておこう。
人の気配がしたのと……幽霊的な何かがいた。
まあ、那美さんがそういうのであればよしとしよう。
◇◇◇
最近、なのはちゃんは久遠と遊ぶので一人で寂しいのぅ……
そういえばあのキリンさんと白い竜はどうなったのであろうか?
今更だが彼女らも何処かで生きているとか……見つかりたくはないな。特に竜のほうは。
とりあえず鍛えるか……まずはジャンプ百回!
「何をしているんだオーガ」
「ワンッ」
「いや、ワンではなくて……」
恭也さん、来るべき戦いに備えているだけです。
「ふむ、その眼はいいな……よし、俺も付き合おう」
「ガウッ!!」
恭也さんの木刀と俺の角で打ち合う。
当然負けましたが(笑)
というか無理ゲーだった……下手したら折れるぞ角。
「すまん、思わず本気を出しそうになった」
「キャウン」
木刀でレウスを狩れるのではないだろうか、この人。
神速とかいうモンスターでも見えないぞこの速さ!?な技を使えばきっといける。
ところでデートではなかったのではないですか?
「しまった!?」
「恭也ぁぁ……何しているのかな?」
恭也さん終了ですね。
◇◇◇
なのはちゃんが三年生になりました。
去年は久遠と幽霊のアリサちゃんと遊んでいたりしたらしい。
俺、おいてけぼりかよ……
「元気だしや」
居候のレンさん。ありがとうございます。
だがしかし、同じく居候の晶さんがやってきてそのまま喧嘩に突入。
ああ、フィアッセさんがいてくれたら……現在、諸事情によりいません。詳しくは知らない。
だがしかし、地獄に仏とはこのことで――
「二人とも、喧嘩はだめよ」
「「は、はい!!」」
高町家真の最強。桃子さんによって止められましたとさ。
イエス。イエスですよ桃子さん。
「オー君、ご飯よー」
それは俺の大好物の豆腐ハンバーグではないですか!?
わーいごちそうだー
「相変わらずおかしな狗?だよな」
「いや、トカゲ?」
「オー君はオー君よ」
そうです。桃子さんの言うとおり俺は俺でいいんだ。
堂々と俺という存在として生きればいいのだ。
◇◇◇
ある日、変な声が聞こえました。
なんか助けてとか……はて、俺の記憶が何かを訴える。
仕方がない……無視するか。こういうのは無視したほうがいい。何かに巻き込まれては敵わん。
だがしかし、運命は残酷である。
夜中になのはちゃんがフェレットっぽいのをつれてきた。というかいつの間に家から出て行ったんだ?
……フェレットから人のニオイがするのですが?
「オーガ君? どうかしたの?」
「ワンキャン!」
「あらぁ?」
ふむ、どうやら高町家の方々はなんとなーく把握しているのですね。
久遠で耐性ついたからか?
電話があったのだが、槙原さんとこの動物病院が壊されたらしい。
……なんだと?
「オー君が許すまじって言ってるわね」
《ど、どうしようユーノ君……オーガ君って怒ると怖いんだよ!?》
《ねえ、なんでなのはの家に竜種がいるの!?》
《あ、やっぱりドラゴンさんだったんだ》
《ノリが軽い!?》
少年?よいいツッコミの腕をお持ちだ。
ときに士郎さんや、早々に正体を明かしてもらったらどうですか?
「そうだなぁ……それでユーノ君、君はどこから来たんだい?」
「あ、はい……あ」
「あ」
ユーノと申すか。なのはちゃんもいい顔だのぅ。
それにしても一段とカオスですな。
ちなみに最近はなんとなく意思疎通が出来ます。士郎さんと桃子さんは特に凄いぜ。
逆になのはちゃんはあまり通じないな。国語の成績が悪いからだろうか?
大人びた思考をするが、引き出しが少ないというか……
その後、ユーノの事情説明。
どうやら魔法の世界からやってきたらしい。言葉の端々がSFチックだが。
……ああ、原作開始って奴か。もうほとんど忘れているけど。
そしてとらハキャラがここにいるのにユーノ君までいるとか、それなんてカオス?
彼の説明によるとリンカーコアという魔力器官がないと魔法は使えないとかなんとか。
なのはちゃん以外に持っている“人”はいないため、ユーノ君の探し物、ジュエルシードは封印が出来ないとか。
恭也さんも士郎さんも手伝えなそうなことが悔しそうです。ただ、なのはちゃんは父親に似ている気がするので止まりませんよ。
お二人もそれをわかってらっしゃるのですね……あ、さっき人って強調したからわかるように、俺にはリンカーコアがあるようだ。
念話というのは聞くだけならいくのだが、喋ると普通に犬の言葉ですからお二人には理解できませんという状況。
とりあえず、リンカーコアがあるのならということでなのはちゃんのおもりを任されたです。
「でも、オーガ君は魔法つかないと思うよ」
ふむ、ならば物は試しだ。ちょっと外に出てくれい。
今まであの虫の力を借りれなかったのは普通のジンオウガよりかなり小さいからであった。
ならば、魔力で再現してやろうではないか。力を借りれないなら、自分が強くなればいいのだ!!
「ウオォォオオオオオオオオオオン!!」
これぞ! 雷撃形態!!
「……キャワン」
「え、もう終わり?!」
「燃費悪っ!?」
魔力ってかなり消耗早いね。
ジンオウガの特性上、吸収も早いんだけど、消耗も早かった……
しかもリスティさんより弱い電気って……泣いていいですか?
◇◇◇
まあ、いないよりはマシなので封印に同行。
恭也さんたちが暇な時は手伝ってもらうことに。
魔力がないから不安だったらしいが、神速とか見た瞬間にユーなのコンビは絶句。
なのはちゃんも見た事がなかったっけ?
ユーノ君曰く、魔道師でもアレに勝てるのはごく一部だそうだ。
やっぱり高町家って……
「グルルルル……」
「キャワン」
「くぉん……」
なのはちゃんの学校が終わるまで、神社で久遠と戯れていたのですが、いきなりジュエルシードの暴走と遭遇。
俺と同じ子犬(ジンオウガとしてはサイズ的に子犬なんだよ)が化け物になっちゃった。
飼い主が倒れてさぁ大変。とりあえず、那美さん。守ってあげて。
「え、ちょ、救急車ぁぁぁ!?」
気絶しやがった……久遠、頼む。
なのはちゃんがくるまで持ちこたえてください。
『お姉ちゃんに任せて』
『まあ、任せるけど……』
自分でお姉ちゃんって言うのはどうかと思う。
年齢的にはおばあ――
ジュッ(ジンオウガビックリの雷撃)
『……お姉ちゃん』
『それでいい』
――はい、スイマセンでした。
「ひ、人が倒れてるのぉぉぉ!?」
「ワン!」
「あ、オーガ君!」
なのはちゃん。いいところにきた。
コレでいけるよ!
「なのは、セットアップを!」
「え、えと……呪文なんだっけ?」
「えええええええええ!?」
「……ワウーン!!」
「あ、オーガ君?!」
一瞬でもいいから吹き飛ばせ!
秘儀! ボル○ッカー!!
だがしかし、怪物は弾き飛ばした。
「ギャワン!?」
「え、竜種なのに負けた!?」
「ちょ、オーガ君?」
「……クゥン」
「オーガ。使えない」
「グワン!?」
「くーちゃんが毒舌だ!?」
心が痛いです……痛いよ、痛いよぉ…………
◇◇◇
その後、なのはちゃんが力技でセットアップ。いわゆる魔法少女に変身して見事封印。
俺、いらないよね。
ユーノ君が久遠――お姉ちゃんに驚いていたけど割合。
この程度で驚いていたらこの街では生きていけないぞ。とりえずとっとと魔力を回復させて人の姿に戻れるようにしなさい。
と、思ったらなのはちゃんが友達にフェレットとして紹介してしまいましたね。
ユーノ君、コレで戻るに戻れない……合掌。
とまぁ、ここから先色々あるわけだが……今いえるのは唯一つ。
「グォォォオオオオオオンッ!」
自分の弱さに涙がでてくるよ。