前回のあらすじというか、コレまでの俺の功績。
一つ。モンハン的な世界で子犬なジンオウガとして生きてきた。
二つ。ショタコン古龍に追いかけられて、なぜかリリカルな世界の海鳴にワープ。
三つ。命の恩人美由希さんの妹。なのはちゃんの護衛で戦ってます。
「オーガ弱すぎ」
「ギャワン!?」
最近、久遠お姉ちゃんが毒舌で生きているのがつらくなってきました。
◇◇◇
オーガです。ジンオウガやってます。大きさはレトリバーぐらいです。
サイズはジンオウガ的に子犬です。寿命とかわからんから大人なのか子供なのかわからないけど、性欲とか一切ないし、子供だと思っています。
大体、6~7歳です。まあ、頑張って生きています。
今日はなのはちゃんたちがプールに行っています。美由希さんも一緒です。
おれは……お留守番だよコンチクショウ。
「くぅん……」
寂しくて、涙が出ちゃうよ……
ちなみに、最近なのはちゃん達が集めているジュエルシード。ユーノ君が回収したものをあわせて3個。
全部で21個あるそうですが……全部集まるのにいつまでかかることやら……
「あら? オーガ何しているの?」
「ワン? ……ワォォオオン!!」
「キャァッ!? もう、分かった分かった。私も会えて嬉しいわよ」
フィアッセさん! 今まで何していたんですか! いや、もう嬉しくて尻尾が凄いことになっていますよ。
とりあえず話してくれたが、よく分からなかった。人間の言葉が一部理解できないというより、外国語を聞いている感じで意味が分からないのです。
ただ、翠屋に顔を出したらすぐに出発するそうです。
寂しいが、なにかやりたいことでも見つかったのだろうか?
「また何年か顔を出せないかもしれないけど、また会いましょうね」
「ワンッ!!」
再見。必ずまた会いましょう!!
◇◇◇
なのはちゃん達が帰ってきて、ビックリ。
どうやらプールにジュエルシードがあったらしい。
何とか封印したそうだが、ユーノ君曰く、なのはちゃんは才能の塊みたいな子だそうな。
さすが高町家……規格外だ。
「オーガってドラゴンなんだよね?」
「ワン」
「えと、飛ぶことは出来ないの?」
美由希さん、竜が全部飛べるわけではないですよ。
リンドヴルムって知ってます? 翼のない竜ですけど。
いや、アレは飛べたんだっけ? なんとなく共通点多いかなぁって感じで覚えていたのですが。
まぁフィアッセさんが本を読んでくれたから覚えていられるんだ!
「というか犬みたいな反応しかしないよね」
「ワン!」
自分、犬だと思って生きています。
狛犬とクリソツだと考えていたりしますよ。
「はーい、豆腐ステーキよ」
「ワォン♪」
大豆は最高でござる。
◇◇◇
数日がたつ。ジュエルシードの反応がないのでもう海鳴にはないのではなかろうか。
そう思っていた時期が俺にもあった。
「わぉおん」
「ええと、オーガ君?」
夜中の学校。ジュエルシードの反応はここからしていた……
っていうか、嫌な予感がびんびんです。
「ハーッハッハッハ! ついに召喚できるのだぁ!」
「あの人何をしているんだろう?」
なんか、黒いローブに身を包んだ眼鏡をかけた変な人がジュエルシードを持って変な魔法陣を書いている。ユーノ君曰く、ジュエルシードの影響で何かを召喚しようと動かされているらしい。
「さあ、僕の前に姿を現してくれドラゴォォン!! きっと、きっといるはずだ! オカルトマニアとかバカにされたくないから早く出てきておくれェェ!!!」
色んな意味で逝っちゃっていますね。
というか、何を召喚しようと……
――空が割れ始めた。穴が開く。その中から俺をじっと見るあの眼の持ち主は――
「ワ、ワワワ」
「お、オーガ君?」
「どうかしたのかい?」
二人はまだ気がついていない……だけど、あれは――目があってしまった。
そして、言葉が伝わる……
『見つけたぞ、童のカワユイ子犬ちゃん』
「……ギャオオオオオオオオオオオオオン!!」
「え、キャァア!?」
「凄い……魔力が増大している!?」
覚☆醒! ぶっ飛べオカルトマニア!!
◇◇◇
オカルトマニアがヒョロヒョロのモヤシで助かった。
儀式を中断したから召喚は中止され、穴は閉じていった。
出鱈目な召喚なのに成功するとか勘弁してくれジュエルシード。
アイツが『ふふふ、次は逃がさぬからな』って眼で語っていたぞ……居場所特定されていないよな?
しばらく抜け毛で悩みそうです……
「オーガ、大丈夫?」
「……クウン」
「よーしよーし」
美由希さんに頭撫でてもらっています。
涙がでてくるよ……
ちなみに、ジュエルシードはなのはちゃんが砲撃で封印しました。
◇◇◇
そして、日曜日がやってきた。
ふっふっふ、元気いっぱいで張り切っていこー!!
「お、おぉぉなの」
「なのは大丈夫?」
「ダイジョブ大丈夫なのぉぉおええぇぇぇ」
二日酔いのサラリーマンっぽいですね。
って、色々と人様には見せられない光景である。
仕方がない。今日は士郎さんが監督をやっている少年サッカーチームが試合をするから見に行く約束であるが、今日はしっかりと休んでもらおう。
だがしかし、今日はなのはちゃんを看病できる人は……あ、一人目の前いるではないか。
「ワオン」
「えっと、何が言いたいの?」
「ワフワフ、ワオーン。ワオワオ。ワン」
「いや伝わるわけないからね!?」
美由希さーん! 通訳お願いしまーす!
「んー、ユーノになのはの看病をお願いしたいみたいだね」
「なんで伝わっているんですか!?」
「なのは以外は大体みんな分かるよ」
「普通、伝わるほうがおかしいと思うの」
そういうわけで、なのはちゃんの看病はユーノ君にして貰うことに。
高町家のバックアップがあったのでなのはちゃんは頑張りすぎたようです。
いいところを見せようとしてしっぺ返しがきたってことだね。
そして、魔力がたまっていたのでユーノ君は変身魔法を解いて人の姿に戻ったけど……
『女の子?』
「違うよ!!」
どうやら気にしていたようで伝わったのです。
というか美少年だっただと……あ、そういえばそうですね。
まあ、あとは看病を任せたが……何故になのはちゃんは顔を紅くしているのだろうか?
ああ……弱っているからか? なんか一概にそうとは言えない。
◇◇◇
しかし、俺はどうして電気を纏えないのかね……
なんていうか体質的にも違う気がするし。
「ワオーン」
今日は俺一人で見回りとかさびしいっす。
とりあえず、サッカーの様子を見に来ています。
そこで、見知った顔を発見。とりあえず近づきましょうか。
「あ、オーガ君」
「あら? なのはは一緒じゃないの?」
そこには首を横に振っておきます。
なのはちゃんは男の子に看病してもらうというリア充展開を満喫しています。
「へぇ……それは“お話”を聞かなくちゃだねぇ」
「えっと、すずか? なんで会話できるのよ」
「ワン!」
「うふふ、そうだね。アリサちゃんはツンデレさんだよね」
「一体なんの話をしているのよ!? そしてツンデレって何よ!?」
「ワオン?」
「あ、アリサちゃんはストライカーじゃないのかって? ほら、実家がお弁当屋さんじゃないから」
「だからなんの話をしているのよぉぉぉぉ!?」
今日もアリサちゃんのツッコミは冴えています。
さて、もう一人のリア充の恭也さんを探しにいきましょうか。
今日はなんとなーく嫌な予感がするのですが……なのはちゃんは動けそうにないですし、封印とはいかなくても戦力は欲しいですからね。
「なのはちゃんとユーノ君によろしくって言っておいてね。あと、“お話”も聞かせてもらうって」
『了解。ところですずかちゃんはあのことに気がついているんですか?』
「うふふ」
『ああ、言わなくても分かるだろということですか……』
「もうなんで会話できているのか聞かないわよ……ああ、私の平穏は何処に」
今年中はそんなものないと思ったほうがいいですよ。
リリカルな事件があるのなら今年中は退屈しませんからね。
内容は覚えていませんが、なのはちゃんが3年生の間は退屈しないと思うのです。
もはやうろ覚えだからなんとなくの感覚でしか分からない。
「ワオン」
「あ、始まったよアリサちゃん」
「そうねぇ。なんか気力がなくなってきちゃった……温泉とか行きたいわね」
なんかお疲れですね。
そのうちいい事ありますよ。
「なんか。アンタにツッコミを入れなきゃいけない気がしてきたわ」
「く、くうん」
目が血走っているので怖いです。えっと、スイマセンでした。
◇◇◇
試合も終わりましたね。キーパーとマネージャーがイチャコラしていやがった。
士郎さんに連れられて翠屋で打ち上げみたいなことやるっぽいです。
あ、そういえば今までご飯食べてねえや俺。
ああ、おなか空いた……何処かに竜殺しの実落ちていないかな……いや、あるわけないか。
あれ、結構美味しいのですけどね……みんな食べないから俺だけが食べているのかもだけど。
ジュエルシードに願っちゃおうか…………またアイツがきたらと思うとやりたくは無くなった。
「あ、オーガ。散歩してたの?」
「ワン」
美由希さん。今日も麗しゅう……あ、今暇ですね。
ならばジュエルシード集めに付き合ってください。
「えっと、なのはは?」
「ワン」
自分の目で見てきたほうがいいですよ。
貴女にはつらい光景ですけど……
◇◇◇
家に走って戻り、美由希さんはなのはちゃんの部屋の中の光景を見てしまった。
朝は看病を始める光景だけを見ていたから大丈夫だったのだろうが……
「うう、グスッ」
「ワン」
見事にリア充な光景が広がっていた。
健全ではあるが、美由希さんにはダメージが大きかった。
むしろそのほのぼのした感じが自分達の汚れた部分を感じさせ、ダメージを増大させてきやがった。
まあ、あとは妹に先を越される光景が頭に浮かんだんだろう。
あちゃぁ……こりゃジュエルシード集めは出来ないかもですね。
と、そのとき地震が起こった。
『キャア!?』
『な、なのは!』
部屋ではユーノ君がビックリしてベッドから落ちそうになったなのはちゃんを助けていたが……
なのはちゃんは体がうまく動かなかったようで、ユーノ君を押し倒した。
って、普通逆じゃない? いや、あっているのか?
とにかく、動けないようなので美由希さんをつれて外に出る。
◇◇◇
遠くのほうにでかい樹があった。
とても多きな樹があった。
「えっと、なにあれ?」
「……?」
ジュエルシードだろうけど……今までで一番被害が大きいよね?
根がビルに刺さりそうになったり、かなり気険だけど……ときどきバリア的なのが出て、街を守っているみたいなんだけど……
んーさざなみ寮の人たちとか、そこらへんの方々かな?
人外が多数住んでいるからねアソコ。
「ワンワン!」
「もしかしてジュエルシードって奴?」
|Exactly!(その通り!) さあ、皆が守ってくれている間にちゃっちゃと原因を探しましょう。
とりあえず、魔力のニオイを嗅ぐことができるっぽいのでそれを頼りに進みましょう。
「えっと、コレのぼるの?」
「ワン」
何を当たり前のことを。
ロッククライミング的な感じでいけますよ!
「無理無理無理!!」
「クゥン……」
そんなぁ……でも、どうすれば……
「あ、オーガ君」
「ワン!」
「あ、那美さん?」
「あら、美由希さんもどうかしたの?」
「えっと、オーガと一緒にあの樹をはやしている原因の落し物を探していたんだけど……できればこういうことになる前に拾いたかったっていいますか……まあ、見ての通り間に合いませんでした」
「私達もいきなりでビックリしているんだけど、リスティさんとか、薫ちゃんとかみんなが頑張って街を守っているの」
おかげで助かりました。
ただ、根っこがいきなり切れたり、電撃で焼かれたり。
あ、なんか狐耳の方が大部分の根っこ吹き飛ばした……オーバーキルっぽいよ?
なんかそういうふうなことを考えていたら、俺の横を何かが掠めた……って危なっ!?
「あ、矢文だね」
「なんで矢文……」
「えっと……なんかこの樹の核になっている部分にはカップルと思しき小学生くらいの男女が……えっと、美由希さん?」
「なにかな。那美さん」
美由希さんから黒いオーラが噴き出しています。
正直、無茶苦茶怖いです。
「またカップルか……アハハ、最近の小学生はまったく」
「えっと、オーガ君。美由希さんどうしたの?」
「ワオン」
妹に先これそうで焦っていたところに、今回の原因がカップルと聞いて、何かが壊れました。
「えっと、どういうことかな?」
「……なのはに続いて…………」
「そっか、なのはちゃんが……ええぇぇ!?」
那美さん。俺の言葉が分からないならなぜ俺に聞いた?
まあ、美由希さんのセリフで察したけどね。
「えっと、えっと……手伝うよ!!」
「ワ!?」
「じゃあ、さっさとアレ止めましょうか」
「ウン!!」
何考えているんですか二人ともぉぉぉ!?
◇◇◇
樹を止めている人には男の人も結構いたんだ。
だけど、美由希さんをはじめ、独り身の女の人たちが暴走を始めた。
ちょっと怖かった。間違えた。ものすごく怖かった。
ジュエルシードを弾き飛ばした時にはビックリダヨ……封印されていないのに、封印状態みたいになっているのは何故? お前も怖かったのか?
…………
そうか、頑張ったな……
無機物?と一時的ではあるが会話してしまった俺であった。
あと、なぜか三つほど竜殺しの実を拾った。
今回の騒ぎで紛れ込んだのか、さっきの樹に偶然発生したのか。
あ、俺がこっちに来たときとかに種が飛ばされていたのか?
それがジュエルシードで成長……いや、無いか。
とにかく、手に入ったからよしとする。
二つは植えて、一つ大事にとっておく。すぐに食べたらアカンよ。アカン。
◇◇◇
なのはちゃんはダウンしていて回収できなかったことを悔やんだが、カオス具合を見て、関わらなくてよかったのとか言っていました。
ユーノ君もどこか遠いところを見ていたよ。
そんなこんなで今日は月村家にお邪魔しています。
ユーノ君はフェレットに変身中だけど……アリサちゃん以外にはバレているからね。
ノエルさんとファリンさん。相変わらず人間と見分けがつかないロボットさんですね。
「お褒めに預かり光栄です」
「ワン」
「ふふ、そうですか。それはよかったですね」
好物を見つけた喜びを語っています。
ノエルさん。なぜか意思疎通がほぼ完璧に出来てスゴいっす。
「もうツッコまないの。もう気にしないの……」
「えっと、なのは?」
「うふふ……ユーノ君なんで怯えてるのかなぁ?」
(なんか危ない予感が……)
すずかちゃん? なんで捕食者の目なの?
ちょっと怖いんですけど……
と、そこでいいタイミング。
ジュエルシードが発動した気配!
(よし、僕が行くからなのは!)
(うん!)
(ワンワン)
(あ、うん大丈夫忘れてないよ)
ウソ言うな。素で忘れていただろ。なのはちゃんも!!
◇◇◇
とりあえずユーノがアリサちゃんたちを巻き込まないように結界をはる。
さて、反応があった所に来てみたはいいが……
「えっと、大きいネコさんだね」
「いや大きすぎだから!!」
「ワン」
「ニャァ」
ジュエルシードが願いをかなえた結果。
大きくなりたいニャー。ならばよろしい。でかくしてやろう。
そして像並みの大きさの子猫曝誕☆
自分でも意味不明だが、とりあえず色々とアレだからさっさと封印していただきたい。
「そ、それじゃあ――」
そのとき、皮膚にビリッと来る感覚。
電撃がきた!?
「キャア!?」
「なのは!!」
電撃の雨あられ。土煙がおさまると、ジュエルシードが封印されていて、黒い斧を手に持ち、レオタードのような服。ツインテールに縛った金髪の少女が経っていた。
「同系統の魔道師……ロストロギアの探索者か」
「わ、ワン?」
「すみませんが、ジュエルシードいただいていきます」
「……」
見ると、電気で痺れたのか、なのはちゃんは動けないようだった。
幸い、ユーノ君が防いでくれたから意識はとんでいないけど、ユーノ君も結構ダメージが大きいようだった。
「……グルゥ」
「!? 竜種が何故ここに!!」
ちょっと、やり過ぎかなぁ……自分、弱いっすけど本気で戦っちゃいますか。
とりあえず、毛の中に隠した竜殺しの実を食べる。
「グォオオオオオ!!」
「ウッ……色が変わった?」
電撃が黒くなっていく。というか、竜属性っぽい。
相変わらず魔力を使用しているみたいなので、燃費は悪いが、今のところの最強モードだね。
「グルガァアアアアアアアアア!!」
大気が震える。少女よ、次であったらそのときは――
「ッ、今はひきます……ですが、次はあなたたちの持っているジュエルシードをいただきます」
そして、少女は飛び去った。
あのままだと回収したやつ全部取られていたかもしれないから良かった。
だって、最強モードっていってもこれ……
「……ガウッ」
ぶっちゃけハッタリ専用なのだよ。
◇◇◇
別名亜種モード。どうやらジンオウガには亜種がいるようで、俺はそっちに近いらしい。
いや、兄弟とか親は普通のジンオウガだし、俺も毛並みは普通だぞ。
ただし、竜殺しの実を食べた後は少しの間だけ変色していた。
昔、一度だけ転移前に亜種を見たことがあるが……俺が生きているうちはゲームで見たことないからなぁ。
まさか竜属性とは思わなかった。電撃っぽいが、色的にそう判断。
ドラギュロスも似たような感じだが、実装された時はフロンティアやってなかったし。
ベルキュロスはやった。アイツはやばい。こっちでも、転移前に遠くから見たことがあるんだが、戦いたくない。
ハンターでも下手したら一撃で葬るんだぞ。怖すぎだよ。
まあ、話を戻すと……どうやら、亜種に進化途中の通常種が突然変異かなんかを起こして、魔力を持ったのが俺。ということになる。
……弱くなっているから退化な気もするけど。
「私、あのことお話したい……なんであんな悲しそうな眼をするのか。もっと強くなってお話がしたいの!」
「なのは……うん。僕も教えられることは教えるよ。協力してもらっている身でこう言うのはアレだけど……」
「ううん。そんなことないよ」
あ、後ろで二人が何かやっているが……まあ、気にしないでおこう。
ところで、ジュエル“シード”って言うくらいだから、植えたら何か生えるのか?
もしかして、あの多きな樹の種だったりして……
とりあえず、後ろのリア充のオーラから逃げるように俺は眠りにつく。
考えることが一つ……俺超弱い…………
俺を狙う古龍との決戦もあるかもしれないし……なにか方法を探そう。
あ、リンカーコアがあるなら俺にも魔法使えるんじゃね?
とりあえず魔法を使おうと決心するも、後日、俺じゃあ専用に組み込んだデバイスが無いとまともみ発動は出来ないことが判明。
ユーノ君普通に使っているのに……コイツも才能の塊かい。
攻撃魔法がほとんど使えないって嘆いていたのに、別の方向でとんでもなかった。
とりあえず、つかるようになったのはオーラっぽい防御膜と、電撃のコントロール。
実戦では使えるレベルじゃないし、封印も出来ない。非殺傷とかいう便利機能も使えないことに涙。
というわけで、受難の日々を送ったりするちっこいジンオウガの話でした。
自分の中でイメージする大きさは小さいクックぐらい。