“黒”の紅茶《完結》   作:山中 一

18 / 52
怨霊になって麗しのアタランテちゃんと合体したい。


十八話

 “黒”のライダーは、ヒポグリフを駆って空を行く。

 その軌道は曲線的でありながらも、直角軌道を織り交ぜるなど、物理的にありえない軌跡を描く。

 それは、如何に幻想の生物であるヒポグリフであろうとも身体に負担のかかる運動だ。だが、それをしなければならないほど、主従は追い込まれているのだから仕方がない。ヒポグリフとて撃ち落されたいはずがない。必死になって砲撃から身をかわし続ける。

 最高速度からの急激な方向転換。

 肉が引き攣り、骨が軋む。

 敵の名はセミラミス。『アサシン』のクラスで現界した、“赤”のサーヴァントであり、黒魔術と毒殺で伝説に名前を残したアッシリアの女王だ。

 だから、アサシンを名乗るのも分かるし、魔術を武器とすることも分かる。

 そして、魔術の心得がある程度の暗殺者であれば、“黒”のライダーとヒポグリフの主従が後れを取ることなどありえないのである。

 何せライダーにはあらゆる魔術を打ち破る魔本がある。

 その本を手に入れてから、彼を魔術で傷付けた者は皆無であり、サーヴァントとして召喚された彼はその伝説をAランクの『対魔力』として再現した。

 残念ながらライダーは魔本の真名をすっかり忘れているが、それでも持っているだけでAランクの『対魔力』を得ることができるのは大きい。『セイバー』のクラスに匹敵する高い対魔力は、現代の魔術の一切を無力化し、神代の魔術ですらほぼ防ぎきる。魔術という攻撃手段に訴える以上、“赤”のアサシンはライダーに討ち取られる運命にあるというのが、常識的な考え方だろう。

 そもそも魔術師たる『キャスター』のクラスは、魔術師の大儀式である聖杯戦争に於いて常に劣勢に立たざるを得ないというジレンマを抱えたクラスだ。基本となる七騎のうち半数が、大なり小なり『対魔力』のスキルを有していることがその理由であり、それゆえに多くの『キャスター』は工房に立て篭もり、その叡智を篭城と策謀に費やさねばならないのである。

 本来ならば、砲撃を思わせる遠距離攻撃という非常に強力な火力を以て敵を駆逐できるはずなのに、それが叶わない。結果、『キャスター』のクラスで亜種聖杯戦争を乗り切ったという報告は非常に少ないものとなった。

 だが、それは翻せば『対魔力』を突破するほどの神秘を持った『キャスター』であれば、その膨大な魔力と知識で敵を駆逐できるということでもある。

 

 “赤”のアサシンは召喚されたクラスこそ『キャスター』ではないが、『キャスター』のクラス別スキルを持っている。また彼女は、神々が跋扈していた神代の魔術師であり、彼女自身もまた女神とシリア人との間に生まれた半神半人の英雄だ。その身に宿る神秘は二千年を超える。

 

 扱う魔力はAランクを上回るEXランク。

 

 それは事実上、すべての『対魔力』を突破できるということを意味していた。

 

 展開する魔法陣(砲門)は計十一。

 すべてがライダーとヒポグリフに向けられている。

 一つ二つならば最速を以て回避可能。五つまでならなんとか持ちこたえられる。だが、両手の指で数えられないほどの大魔術の一斉掃射を受けては、さしものライダーとて抗し難い。

 

 青白い雷撃の渦がライダーの視界を覆い尽くす。

 ついに均衡が破れ、ライダーの全身に雷撃の蛇が絡みつく。

「うああああああああああああああああッ!!」

 ランクAの『対魔力』は突き破られて、内臓と骨を粉微塵にするかのような濃密な魔力に蹂躙される。

 ヒポグリフと共に、ライダーは落下する。

 墜落死。

 太陽に近付きすぎたイカロスのように、無作法にも女王の神殿に土足で踏み入ろうとした不心得者には相応しい末路であろう。

 アサシンは、醒めた目つきで戦場を俯瞰する。

 見たところ戦況は互角。

 炎を巻き上げ槍を振るう“赤”のランサーは“黒”のセイバーと打ち合っているし、“赤”のアーチャーは“黒”のランサーの杭を動物的な動きでかわし、僅かな隙間を縫って矢を放っている。“赤”のライダーは森に誘い込まれたらしいが、問題あるまい。あの大英雄の相手はアサシンのマスターと同じ名を持ち、マスターと同郷だと思われる謎の弓兵。宝具を湯水のように使うという規格外の能力で“赤”のライダーの不死を突破している。パラメータは低いが、正体不明のため、伝説から足跡や思考を探れない。謎というのは万全の体制を整えるべき『計画』の支障になり得る不確定要素である。ここで倒れてくれるとありがたい。

「さて、我がマスターは……」

 上手いこと、サーヴァントと出会えたらしい。

 “黒”のバーサーカー。敵の中では最も弱いサーヴァントだ。マスターの相手としては妥当だが、少し残念にも思うのだ。あの程度の雑兵では、マスターが追い詰められないではないか。

 

 

 

 

 □

 

 

 

 “赤”のライダーは愛用する槍を片手に“黒”のアーチャーと睨み合う。

 ライダーがアーチャーと直接接触するのはこれが初めてである。“黒”の陣営の中で唯一、自分の守りを突破して見せたサーヴァントということで非常に興味を持っていたし、決戦となればアーチャーを真っ先に仕留めると決めていた。

 自分に傷を負わせられないような相手と戦っても面白くもなんともない。それは作業であって戦いではない。

 子どもの我侭染みた思考は、しかし、確定的な未来を暗示していた。

 何せ、ライダーがどのように思っていようとも、“黒”の陣営はアーチャーで迎撃しなければならないのだ。

 ライダーが存在する限り、ライダーの相手はアーチャーで確定する。

 

 現状でライダーが有するアーチャーの情報は、宝具を大量に所持しているということと、“赤”のセイバーと斬り結んだということだけである。真名はおろか、容姿すらもここに至るまでは分からなかった。

「“(こっち)”のセイバーと斬り合ったってのは、マジか?」

 ライダーは油断なくアーチャーを観察しつつ、尋ねた。

「弓兵が剣を執ってはおかしいかな?」

「いや」

 と、ライダーは首を振る。

「弓兵だろうが剣も槍も執るだろうさ。戦争だからな」

 ライダーは、槍を持つ手に力を込める。

「ただ、俺が気にしてんのは、お前が早々にリタイアしちまわねえかってことだ!」

 ライダーは俊足の踏み込みで槍を突き放った。

 音すらも置き去りにして、アーチャーの心臓を抉りにいく。

 走る閃電。

 槍の白刃は、無骨な黒刃に阻まれる。

「何、心配には及ばん。私も簡単に倒れるつもりはないのでな」

 中華双剣を構えるアーチャーが皮肉げに笑みを浮かべる。

「ソイツがセイバーとやりあった剣か……」

 値踏みするように、ライダーは双剣を眺める。

 ライダーはこの双剣の独特な形状からそれが中国由来の剣だということを理解している。彼が生きていた時代の中国はちょうど殷の終わりごろであり、中国の文化に触れる機会はなかったものの、聖杯戦争にサーヴァントとして召喚された彼には時代を超えた知識がある。

 そして、ライダーは僅かに思考する。

 このアーチャーの正体は中国の英雄だろうか。

 中国神話は四千年を数える世界でも最古の部類。数多くの戦乱を経験したことで、名のある戦士は数多くいる。

 弓と双剣を使う戦士も皆無というわけではないが、それにしても宝具の数が異常だ。

 敵は待ちの姿勢。

 堅固な要塞を思わせる隙のない構えを見せる。

 どうやら、弓だけでなくこの双剣も相当使いこんでいるようだ。

 ライダーは慣れた手つきで槍を打ち込む。手先に狂いはなく、過たず胸を穿つ。ただの弓兵では、ここで終わっていただろう。

「チッ」

 白刃と白刃が絡み合い、槍が弾かれる。二の手をすかさず放つ。白き剣は間に合わない。だが、それも届かない。白刃を追うように斬り上げられた黒刃が穂先を払う。

 ライダーは『ランサー』として召喚されても問題がないほどの技量を持つ。そして、彼はあらゆる英雄の中でも最速を誇るアキレウスだ。刺突の速度も通常のサーヴァントとは比較にならない。

 

 打ち合わせた刃の数は十を超え、二十に達しようとしていた。

 それは、弓兵が至近距離でライダーの攻撃を捌ききっているということでもある。

 双剣と槍の相性もあるだろう。

 守りに徹した双剣を突き崩すのは難しい。手数の多さと取り回しのよさ、そして幅広の刀身が楯となって使い手を守るからだ。一方の槍は、刺突がどれほど速くても威力を得るためには引き戻しの作業がいる。それは、明確なタイムロスとなって双剣に対処する時間を与えることとなる。

「ッ」

 ライダーは背を仰け反らせて閃光をかわした。

 唐突に目前に現れた剣がライダーの眉間を狙ったのである。追撃の可能性を考慮して、一時距離を置く。驚異的な反射神経と運動神経による一連の行動は、すべて一息のうちに行われた。

 なかなか厄介だ。

 双剣による防御はライダーの突きを防ぎ、両手が塞がったままどこからともなく剣を召喚して射出する能力がある。

 双剣だけでなく、他の剣がどこから現れるか分からないのだから、これほど攻めにくい相手はいない。

 だが、この程度は小手調べでしかない。

 今の段階で、ライダーは七割ほどの力しか出していないのだから。

 

 

 

 

 対するアーチャーは心中穏やかというわけにはいかなかった。

 そもそも、アーチャーとライダーでは、英雄としての格が違いすぎる。三千年の歴史を持つ神代の大英雄と知名度補正が皆無の未来の弓兵では、サーヴァントとしてのスペックに断崖の如き差が生まれるのは想像に難くない。

 だからといって敗北を甘んじて受け入れるはずもないので、彼を傷付け得る宝具で罠を仕掛け、得意の脚力がある程度は封殺できると踏んだ森に誘い込み、遠距離からの狙撃で仕留めるという算段を立てていたのである。

 弓兵の真価は遠距離からの狙撃であり、敵の手の届かないところから一方的に射抜くのが正しい在り方だ。近接戦闘の心得があるからといって、あえて格上に近接戦闘を挑むのは愚の骨頂というものである。

 しかし、その常識を理解していても尚、アーチャーはライダーの接近を許してしまった。

 これはライダーの能力が、アーチャーの想定を遥かに上回っていたことと、ライダーに対抗し得る手札に限りがあるということに要因がある。

 障害物の多い森の中では速度を維持できないだろうという常識的推測は、ライダーの驚異的な機動力を前に覆された。A+ランクの『敏捷』だけで説明できるものではなく、速度を維持するようなスキルなり宝具なりを持っていると思われる。罠を置き去りにする速力で、ライダーは森を駆け抜けてきた。加えて、ライダーに対しては対神宝具以外にダメージを与えることができないという縛りがある。

 生前愛用してきた武具の大半は効果を発揮せず、慣れない対神宝具の投影は慣れ親しんだ宝具の投影に比べて時間がかかる。それがコンマ一秒未満の僅かな差であろうとも、最速の英雄にとっては十分にアーチャーの懐に潜りこめる隙となる。

 こうした要因のために、アーチャーはライダーの接近を許してしまった。

 

 ライダーに接近を許した時点で半ば以上詰んでいる。

 

 だが、アーチャーはライダーに敗北することは許されない。

 彼が敗れることはつまり、“黒”の陣営の敗北を意味するからだ。

 故に剣を執る。

 そもそも、生前からアーチャーはあらゆる敵が自分よりも格上だったのだ。今さら大英雄と対峙したところで、恐れることはない。

 

 両手の双剣は守りの布陣。

 対神宝具ではないので、武器としては役に立たない。だが、防具としては一級品だ。何よりも慣れ親しんだこの双剣は、弾かれても即座に投影できる。

 ライダーがアーチャーを仕留めるためには両手の双剣を叩き落してから胸を抉るしかない。つまりは最低でも三手必要になる。それだけの時間があれば、弾かれた側から投影できる。そうすれば、どちらか一方の手には剣が握られていることになり、決して無手にはならない。

 これが、アーチャーを圧倒しながらライダーが攻めきれない理由である。

「これで、三十七ァッ!」

 ライダーの槍がアーチャーの白刃を弾き飛ばす。

 黒き刃がライダーの槍を迎撃し、気が付けば白刃が手元に戻っている。そんなことを、三十七回も繰り返している。

「おいおい、さすがにおかしいだろ。同じ宝具を何個持ってんだお前! 量産品かよ、それ!」

「舌の回りは快調だな。ライダー。仮にも宝具だ。そこらに転がっている石ころのように言うのは止したまえ」

「お前が言うのかよ、それ」

 呆れ混じりのライダーは、それでも思考を止めない。

 アーチャーの技量は、かなりのものだが、それでも一流(セイバー)には及ばない。当然ながらトロイア戦争の大英雄たるライダーの敵ではない。が、それにも拘らず、この戦いは拮抗している。それは、彼の双剣術が守りに特化したものであるという点を加味してもおかしいのだ。

 それを実現するのが、弾いたはずの剣がいつの間にか手元にあるという怪現象。

 これが、この宝具の能力だということだろうか。

 何れにせよ、この拮抗状態を崩すには突き技や払い技とは別の一手が必要だ。

 ここにきて、ライダーは戦術を組み替えた。

 速度による連撃ではなく、フェイントを織り交ぜ、アーチャーの隙を窺うようにしたのだ。

 守りを剥ぎ取ることができないのであれば、守りをすり抜けて心臓を打つ。小技の応酬とここぞという場面での一撃、これのほうが有効だ。

 天秤は徐々にライダーの方に傾き始めていた。

 槍で双剣の片割れを弾き飛ばす。次の刺突を迎撃するのは残る一方。ここまでは先ほどまでとまったく同じ展開だ。ならばこの次は新たに現れた剣が第三の防壁となって立ちはだかるか――――否だ。焼き直しなどこりごりだ。アーチャーが剣を召喚して槍を防御する直前に、ライダーの蹴りが割り込んだ。

「ぐ……」

 ライダーの蹴りはアーチャーのボディアーマーに見事に入り、その身体を吹き飛ばした。

 均衡が崩れた。

 ライダーはこの隙を逃さない。

 体勢の崩れたアーチャーとの距離を一瞬で詰める。一陣の疾風は、文字通り目にも止まらぬ速さで以てアーチャーを必殺の距離に捉える。

「貰ったッ!」

 勝利を確信してライダーは刺突を繰り出す。

 双剣の守りは確かに鉄壁。正面から崩すのは至難の技だ。だが、片手で扱う武器という性質上、どうしても力で劣る。速度を加算したライダーの突きに対処することなどできるはずがない。

 アーチャーもまた、次に襲い掛かってくるライダーの攻撃を双剣で捌くことができないと理解していた。どこに刺突が繰り出されるか分からないが、とにかく防御しなければ敗北は必至。判断は一瞬よりも早く、身体はさらに判断の先を行く。

投影開始(トレース・オン)

 撃鉄を上げる。

 楯では投影が間に合わない。剣の類であり、あの刺突を防げるほどの硬度を持つもので、且つ楯としても機能するもの。

 ――――該当、アリ。

 イメージするのは最強の大英雄。

 誇り高き、巌の巨人、その斧剣だ。

「何ッ!?」

 ライダーが驚愕に目を剥いた。

 必殺を期して放った刺突は、またしても防がれた。

 ライダーとアーチャーの間に現れたのは、巨大な岩の剣。それは武器というよりも岩塊であり、研ぎ澄まされた刃もなければ、輝かしい装飾もない。ライダーの槍は、この岩塊に阻まれてアーチャーを取り逃がした。

 それだけならばまだいい。これがただの岩塊であれば、ライダーの槍を防いだことで役割を終えているからだ。だが、これは岩塊でありながら、剣でもあった。アーチャーの手は確かに柄と思しき部分に添えられている。

 止まっているわけにはいかない。

 この岩塊の正体は分からないが、もしも対神宝具であればライダーを斬り伏せることも可能なのだ。

 俊足を活かして後退する。その刹那――――

全工程投影完了(セット)――――是、射殺す百頭(ナインライブズ・ブレイドワークス)!」

 俊足を捕らえる神速の九連撃が放たれた。

 

 

 

 ランクにしてA以上。

 アーチャーが持つ宝具の真名解放の中でも最高峰の威力を誇り、近接戦では必殺と言うべき大斬撃。かの大英雄ヘラクレスが為した『ヒュドラ殺し』の逸話が昇華し流派となったもので、本来はヘラクレス以外に使い手のいない宝具である。

 ただの模倣。

 アーチャーではヘラクレスには届かない。

 しかし、それでもこの技はヘラクレスの神技である。

 九つの斬撃は、重なり合って獲物を捕らえる網となる。

 惜しむらくは対神宝具ではなかったことか。

 直撃はさせたが、ダメージにはならなかった。

 それでも、ライダーが地面から足を離していたこともあり、斬撃の衝撃で大きく距離を取ることには成功した。

 吹き飛ばされたライダーは膝を突くこともなく平然と立っている。

 だが、さすがに困惑しているようだ。

 一瞬とはいえ俊足を上回られた。それもあるが、それ以上に、

射殺す百頭(ナインライブズ)だと?」

 それは、彼と並ぶギリシャの大英雄が至った武の境地。彼と同じ師を仰ぎ、数多の伝説を生み出した男の技である。

「てめえ、マジで何者だ?」

「見て分からんかね?」

 アーチャーはライダーから距離を取ったこの間に投影の準備を進める。睨み合う時間すら、彼にとっては武器を生成する貴重な時間だ。

「しがない、ただの弓兵だよ」

 投影した対神宝具を弓に番え、無造作に射放った。

 

 

 




Cパート

 鏡面世界で、少女たちは人知れず戦う。
 生き残った最後の一人は、願いを叶えることができるという。契約英霊と同化して、少女は魔法少女へと変身する。


 戦いを降りることは許されない。
「わたしは……わたしは幸せになりたかっただけなのに!」
 クロの夢は夢に終わる。
「戦わなければ生き残れないの」
 美遊の言葉が、イリヤに非情な現実を叩き付ける。



 だが、それでもイリヤは叫ぶ。
「人を守るために魔法少女になったんだから、魔法少女を守ったっていい!」
 イリヤはカードを装填する。
《ファイナルベント》
約束された(エクス)――――――――勝利の剣(カリバー)!」

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。