インフィニット・ストラトス DEEP   作:右左右 右左

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主人公とのご対面だよ、ラノベでも有名な一夏君だからね粗相のないようにしなければ。


ルームメイトは・・・

ー夜ー

 

「初日から疲れた・・・」

 

「終われて良かったわね」

 

ISの基礎組み立てが終わり、ようやく寮に付く。寮は学年別に別れており、楯無と共に二年生の寮に向かおうとするが。

 

「薪君のその鍵、一年生の寮のじゃない?」

 

「は?、んなバカな・・・本当だ・・・」

 

王先生からもらった鍵は確かに一年寮と書かれたタグが付いている。

 

「多分、一年生の織斑君と一緒にしておきたいんじゃない?、それに一年生の寮長は織斑先生だし、トラブルがあっても安心だし」

 

「ああ、そう言う事か」

 

鍵を見つめて納得する。ようやく俺と同じ男性操縦者と出会えるのか、どんな奴だろう。

 

「じゃ、また明日ね薪君。ああ、そうだ。今度織斑君紹介してね」

 

「おう、またな楯無」

 

楯無と別れ、一年生の寮へと足を進める。

 

荷物そのものは少ない、IS学園に来る前は政府の要人保護プログラムであちこちのホテルに飛ばされたものだ。時折、女子生徒から好奇の目で見られているが旅行バックを引きずりながら、長い寮の廊下を進む。

 

「ええと、1025・・・1025・・・」

 

1023室、1024室と番号を見ていく。

 

「ここか・・・な?」

 

部屋番号的には次の部屋、しかしなぜだか人だかりが出来ていた。

 

「あ〜、すまん通らしてもらうぞ」

 

「あ、すいません・・・え、風見野先輩!?」

 

部屋着のラフな格好の女子達の合間をかき分け、部屋の扉の前に付く。

 

「篠ノ之さん、大た〜ん」

 

「抜け駆けは駄目だよ」

 

「織斑君、総受けってのもいいわね・・・」

 

何言ってんだこの子達?特に最後の。

 

そう思い、俺も女子達と一緒に部屋の中を覗きこむ。

 

 

女子が男子を押し倒していた。

 

 

「お盛んだな」

 

「え?、ッ!?、ち、ち、違います!!」

 

バッ、と女子が男子から離れすぐさま弁解を始める。

 

「まあ、俺自身そうだが思春期真っ盛りの年齢だし、そう言った事に興味があるのはわかるが」

 

「だから!違います!」

 

おお、吠える、吠える。

 

そんな、やりとりをしていると後ろでザワザワと話す声が増えてくる。

 

「なんで、二年生の風見野先輩がいるの?」

 

「荷物持ってるよね」

 

「えっ、てことはここに住むの!?」

 

「え〜、どこの部屋だろう」

 

話しが膨れ上がっていく。

 

「風見野先輩、ここの部屋の鍵持ってるよ!」

 

「じゃあ、1025室?また、いい情報手に入れちゃった!」

 

「篠ノ之さん一人に、織斑君に風見野先輩が同室って・・・きゃー!」

 

やんや、やんやと騒ぐ女子達を後ろ目に困り果てながらも部屋に入り、扉を閉める。ってこの扉、穴あいてんじゃん。

 

「この部屋に住む事になった二年の風見野 薪だ。よろしくな」

 

旅行バックを通路脇に置き、鍵を見せながら、近くにあった椅子に座る。

 

「お、織斑 一夏です」

 

ほほぅ、コイツが最初の男性操縦者の織斑 一夏か、誠実そうな人柄で髪は短髪、あとは・・・イケメンだな。

 

「え、あの、先輩もこの部屋に住むんですか?」

 

そう言って来たのは、先ほど織斑を押し倒していた女子。

 

「ああ、そういうはずだが・・・ええと、名前は?」

 

「あ、すいません。篠ノ之 箒です」

 

篠ノ之 箒ね、女子の中では高い身長で、髪を後ろで結んでポニーテールにしている、そしてなぜか剣道着を着ている。部屋着なのか?

 

「ああ、多分。山田先生が言ってた通り、政府の特命で俺達、寮に入れるのを最優先にしたらしいんですよ、なんで風見野先輩もここに住む事になったんじゃないですかね?」

 

「なっ!そんなの聞いていないぞ私は!」

 

「だって、箒!言わせてくれなかったじゃないか!」

 

また、騒ぎ始める二人。そうか、とりあえずIS学園に詰め込んで安全を確保したかったのか政府は。しかし、面倒な事が次々と起こるなIS学園は。

 

「まあ、二人共。どうしようもない状況らしい、まずは座って話しをしよう」

 

再び織斑に掴みかかろうとしていた篠ノ之をなだめ、二人をベッドに座らせる。

 

「つっといても、直ぐに、割り振られるだろうよ。流石に男子二人に女子一人の部屋ってのは、学園の教育上、見過ごせないだろうし」

 

「1ヶ月はこのままって山田先生が言ってました」

 

「・・・・」

 

まじか、1ヶ月この状態で過ごすのか・・・。

 

「すまんな、篠ノ之。迷惑をかける」

 

「い、いえ。私は大丈夫です・・・。一夏と二人きりだと思っていたのに・・・」

 

プレイボーイならぬプレイガールかお前は・・・。

 

最後の言葉にはつい申し訳ないと思ってしまった。が当の本人である織斑は?マークを浮かべ、不思議そうにしている。聞こえなかったのか・・・。

 

「はぁ、疲れた・・・」

 

そういえば風呂に入りたい。そう思ったが女子寮にある大浴場もこの分だと使えなさそうだな。先生方も俺達を受け入れる準備だけでも手一杯だったようだし。

 

部屋にあるシャワーでも使うか、いや、女子である篠ノ之がいるのだから先に聞いて置こう。

 

「そういえばシャワーはどうする?」

 

「適当でいいんじゃないですか?」

 

「な、一夏、お前!女子である私がいるんだぞ!また、さっきみたいな事があったらどうするつもりだ!?」

 

「ひっ、す、すいません箒さん!」

 

篠ノ之の言う通り、男子二人に女子一人だ。しっかり区分訳して置かないと事故じゃすまない。・・・というか既に事故があったみたいだが。

 

「篠ノ之、どの時間がいいか希望はあるか?」

 

織斑に怒っていた篠ノ之は顔を赤らめながら一度咳払いをする。

 

「私は7時から8時がいいです」

 

「分かった、じゃ、俺達は8時過ぎから9時な」

 

「え、俺早い方がいいんだけど・・・」

 

「わ、私に部活後そのままでいろというのか!?」

 

「箒、部活って、剣道部か?」

 

「そ、そうだ」

 

ああ、剣道部に所属してるのか。道理で剣道着を着ている訳だ。

 

「あれ?確か部活棟にシャワー設備ってあったような・・・」

 

「わ、私は自分の部屋でないと落ち着かないのだ!」

 

・・・よく分からんが、篠ノ之がそう望むならそれでいいだろう。

 

「じゃ、決まりだな。織斑、互いに気をつけよう」

 

「はい・・・風見野先輩」

 

「ん?」

 

一度立ち上がり、時計を確認し8時も過ぎているのでさっそくシャワーでも浴びようかと思ったが織斑が話しかけてきた。

 

「一夏でいいですよ」

 

名前か・・・、確かに今後コイツとの付き合いは長くなりそうだ。

 

「分かった一夏。俺も薪でいい、よろしくな」

 

「はい、薪先輩」

 

ニコッと笑った一夏の顔。んん、これは女子なら直ぐに墜ちてしまいそうだな。

 

さて、シャワーを浴びよう、と旅行バックに手をかけた時にある事に気づいてしまう。

 

「・・・まて、ベッドはどうする・・・?」

 

「「あ」」

 

ここはそこらのビジネスホテルより豪華な寮部屋だ、日本が学生を住まわすだけにどれだけの金をかけているんだと言いたくなるが、そんな国でも・・・

 

ベッドは二つしか用意してなかった!!

 

「床で寝るしかないか・・・」

 

幸い、床はフローリングなどの硬いモノではなく、転んでも大丈夫なマットが引いてある。後で先生から寝袋でも借りてくるしかない。

 

「薪先輩にそんなの事させる訳にはいきません、俺が床で寝ます」

 

「しかしだな・・・」

 

「じ、じゃあ、い、一夏がいいなら私と一夏が・・・一緒に・・・ゴニョゴニョ・・・」

 

「大丈夫か、箒?顔が赤いぞ風邪か?」

 

「うわぁ!?急に顔を近かづけるな!?」

 

はぁ、本当に初だな篠ノ之・・・。まあ、それは置いておいて、床で寝ないとすると俺と一夏が一緒のベッドを使って・・・いや、1ヶ月は辛いな・・・。

 

さて、どうした物か、と考えていると部屋のチャイムが鳴る。

 

「はいはい、今出ますよ〜」

 

部屋の扉に一番近い俺が開けにいく。多分外にいた女子達が俺達の様子が気になってインターフォンを押したのだろう。

 

「悪いが見せもんなん・・・」

 

「お前が、風見野 薪か」

 

部屋の扉の前には、布団を持ったブリュンヒルデがいた。

 

布団を持った。

 

「は、はい、自分が風見野 薪ですけど・・・」

 

「一年生の寮の寮長をしている、織斑 千冬だ。お前の分の布団だ、狭いが床に敷いて寝ろ、もしくは一夏にでも押し付けて寝ろ」

 

「あ、ありがとうございます・・・」

 

部屋の外にワンサカいた女子達は先生の出現のせいかいつの間にやら全員いなくなっていた。

 

俺は目をパクチリさせながらも、布団を受けとる。

 

織斑 千冬 通称ブリュンヒルデ。おそらく日本で知らない人間はいないのではないだろうか。ISの世界大会、第一回目のモンド・グロッソで総合優勝を果たした人物、つまりISに乗れば世界で一番強い人間。モンド・グロッソで優勝した女性に贈られる称号、ブリュンヒルデを持っているが、第二回目のモンド・グロッソでは途中で棄権をしている。しかし、第二回目の優勝者はブリュンヒルデの称号を辞退している為、事実、世界最強の称号はこの人のモノとなっている。

 

「・・・・」パチクリ

 

「どうした?」

 

いや、どうしたもこうしたも世界最強から突然布団を渡されたらびっくりするわ。

 

織斑先生は怪訝な顔しながら、こちらを見ていたが部屋の中の様子に気づいてから、ため息をつく。

 

「はぁ、不出来な弟が迷惑をかける」

 

「い、いいえ、良くできた弟さんですね。直ぐに仲良くなれそうですよ」

 

そう、織斑 一夏、それと織斑 千冬は名字を見てわかるよう姉弟だ。ISを使えば世界最強の姉に男なのにISが使えてしまう弟。姉弟揃って、とんでもない人生を歩んでいるな。

 

「そうしてくれると助かる。後、箒も頼む、あいつらは幼なじみだからな同じように扱ってくれ」

 

「ああ、だからですか、妙に中がいいと思いましたよ。あの、二人」

 

「しかしだ」

 

そこで言葉を区切られる。そしてビシッとこちらの顔に指先を突きつけてくる。ビクッとした。

 

「女子には手を出すなよ、風見野。私はお前の事をまだよく知らないから釘を刺しておく」

 

し、しっかりした人だ。後威圧感が凄い。

 

俺は若干冷や汗をかきながら答える。

 

「こんな状況です、手出したくてもだせはしませんよ」

 

「・・・少し、意識が甘いように見える、ここで寮の規則を1~100まで教えてやろうか?」

 

「え、ええぇ・・・」

 

1から100って多くない?、いや分からんがそうじゃない、この年で警察に捕まってブタ箱にポイとか冗談ではない。今一度正しく女子には手を出さないと誓おうとした時、後ろから激しい物音がする。

 

「あ〜、箒・・・」

 

「いっ、一夏・・・その手に持ってる物を・・・」

 

そこには何故か、恐らく篠ノ之のであろうブラジャーを掴んでいる一夏が居た。

 

ん〜、D、それともEかな?

 

なんてバカな事を考えているとブラジャーを掴んでいる一夏が箒に向かって言った。

 

「箒、ブラジャー着けるようになったんだな」

 

「きっ、貴様ぁぁぁぁああ!!」

 

驚くべきほどに早い木刀、俺でも見逃しちゃうね。

 

木刀は綺麗に一夏の頭を直撃、その衝撃で一夏は一瞬で白目を剥いていた。

 

そんな殺人現場を見た後、一度、何故か空いていた扉の二つの穴を見て考える。そして今一度、先ほどの一部始終を見て目頭を押さえている織斑先生に宣言する。

 

「手は出しません!」

 

「ああ、その方が賢明だな・・・」

 

結局、一夏はそのままベッドで寝てしまったので俺は床で寝る事になった。




ん〜、二年生の寮でもいいけど、ルームメイト誰にするよ?
まだ、オリキャラはそこまで出したくないし、楯無だと捻りがないよな・・・。
(天の声)もう、いっそ。一夏と箒のとこにぶちこめば?そっちの方が面白いべ。
イイね〜。

みたいなノリで書きました、一夏と箒にもコンタクト出来るしいい感じに千冬とも接触でしました。

これがシャルロットの時も起きるから二度美味しい。
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