「おっぱいおっぱい」
「ははは、まじかよイッセー」
「おっぱい」
「それ受けるな!」
「………会話が成立している」
語彙がおっぱいだけになったイッセーと平然と、楽しそうに会話する
一体夏休みに何があったのか。そろそろ体育祭が近いと言うのにやたら身体能力の高い奴らは意思疎通が困難になってる。
「ねえ、大神は体育祭、頑張る?」
「その日は風邪になるから無理だな」
「仮病する気じゃん。まあ、セルゼンが残ってるか。アーシアもあんな性格でなにげに身体能力高いし」
疲れたようにため息を履く藍華に大変だな、と返すミカド。まあ、彼が疲れた態度見せただけで動くような輩ではないのは解ってた。
「わはは。なあに安心しろ、応援ぐらいはしてやる。忘れてなければ」
「参加する気はない、と。お前本当さ、自由気まますぎない?流石駒王の
天上天下唯我独尊。頭脳で馬鹿にする事も、力で黙らせることも出来ない存在。
唯一の欠点は女癖が悪いという噂だけ。まあ噂でもなんでもないのを藍華は知ってるが。
「ふふ、そういうと思ってました」
「だ、誰だ!……っ!?あんたは、ソーナっち!」
「いや普通に声でわかるだろ」
と、何時の間にか扉に立っていたソーナ。その瞳はしっかりとミカドを捉えている。
「毎年毎年仮病と思われる不参加者が多く、今年よりその対策として優勝組、最優秀クラス、最優秀者には特典が付きます」
「食券とかだろ?興味ねーよ」
「最優秀クラスには協力していただいたケーキショップの優先予約券、最優秀者には個人経営レストラン「堀井武者」の月間数量限定パフェ15回予約可能券を」
「やるからには勝つぞてめぇらああああ!!」
何時の間にか壇上に移動したミカド。駒王イケメントップのミカドの言葉に女子達は沸き立つが男子のノリが悪い。と、イッセーがミカドの肩を叩きあとは任せろというように位置を入れ替える。
「おっぱい!!」
「「「────!!」」」
その叫びにハッと顔を上げる男子生徒達。
「「「うおおおお!やってやるぜええ!!」」」
「…………何が起きたんですか?」
「知らね」
「へっ、イッセーの奴良いこと言うじゃねえ」
「さすが俺達の同士!」
「見直したぜ、兵藤……いや、イッセー!」
「お前はただの変態じゃねえ、大変態だイッセー!」
「「「イッセー!イッセー!イッセー!」」」
「ねえ何が起きたんですか!?怖い!」
「だから知らね。まあ落ち着け、今夜たっぷり慰めてやるから」
こうしてクラスは一致団結して体育祭に挑むことになった。