魔獣創造って最強だよね   作:超高校級の切望

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駒王の日常

「と言う訳で、イッセー。今日から君はこれをつけろ」

 

 と、ヴァーリがイッセーにチョーカーのような物を渡す。

 

「おっぱい?」

「これは乳語翻訳機(パイリンガル)。アザゼルの作った君の言葉の翻訳機だ」

「おっぱいおっぱい!」

「……すまん、何を言ってるかわからん。とにかくつけてくれ」

『……ロ、セ………殺シテ、クレ………』

 

 ヴァーリの言葉にチョーカーをつけるイッセー。彼の左腕からは怨念のようなものが滲み出ている。

 

「あ、あー………皆、俺の言葉わかりますか?」

「っ!解る、解るわイッセー!貴方の言葉が!」

「あらあら、ようやく言葉が通じ合いましたわ」

「イッセー君……」

「イッセー先輩!」

 

 リアスが感激し朱乃が微笑を浮かべ裕斗とギャスパーが感激し……小猫だけは何とも言えない顔でそんな彼等を眺めていた。

 

「それにしても乳語翻訳機(パイリンガル)って……アザゼルさん、俺の技を参考にしたんですかね?」

「?お前の技?」

「え?ほら、ソーナ会長との戦いで使ったじゃないですか。乳語翻訳(パイリンガル)

「…………?」

 

 イッセー曰く、人の胸の声ならぬ女性のおっぱいの声を聞けるらしい。何言ってんのコイツ。

 

「いやあ、神の管理も離れ愚かしい人間なんて堕落してくだけだろうと思ってましたけど、ここまで堕ちますか。仏陀とはまるで逆ですねえ」

「ここまでの変態はあと二人しか居ねえよ。しかし、おっぱいの声………おっぱいの声って!」

 

 腹を抱えて笑うミカドと困惑しながら珍妙な生物を見るような目を向ける愛欲の魔神。彼女をしてもイッセーの性欲は理解不能の域にあるようだ。

 

「…………ところで、この綺麗なお姉さんは?」

「転校生カーマ・テーヴァ。俺の新しい魔()

「でしょうね。あなたの配下は、基本的に魔()ばかりだもの」

 

 と、特に気にした様子もないリアス。イッセーはだらしない顔でカーマの胸を見て、うっと顔を顰めたカーマはミカドの背に隠れる。

 

「堕落した人間が好きなんだろ?代表みたいなもんじゃん」

「堕ちた底を突き抜けてるじゃないですかあ。堕落というか………う〜ん、言葉に出来ないですね」

 

 ミカドの首に腕を絡め胸を押し付けるカーマ。イッセーは物凄い目で睨んでいた。

 

「時にドライグの精神は大丈夫か?」

『頼、ム……殺シテ、クレ………俺ヲコノ世カラ、消シテクレ………アルトリア、俺ヲ………』

「最近ずっとこんな感じなんです」

「ド、ドライグさん大丈夫ですか?」

 

 と、アーシアはイッセーの左手に癒やしの光を与えてみる。

 

『嗚呼、お前は暖かいなぁ、アルトリア………俺はマーリンに悪い夢でも見せられたのかもしれん』

「私はアーシアですよ?」

『…………赤いの』

「おい赤虫、お前なんとか矯正してやれよ。赤龍帝が可愛そうだろ?同じ赤繋がりでなんかできねーの?」

「………相変わらず、私をそう呼ぶのね」

「立場も実力差も弁えねえからなぁ。それにお前は面白みがない。なにか面白い事して見せたらグレモリーって呼んでやるよ」

「無理じゃないですか?この珍妙な生き物以上に面白いことなんて無いですよ」

「それもそうだな……」

 

 

 

 

 

「最近侵入してくる雑魚が多いなあ。お、ヴリトラ系神器」

 

 虫に集られた骨の中から神器を取り出すミカド。ここ最近、禍の団(カオス・ブリゲード)と思われる神器所有者がこの街に訪れている。正確には各勢力の拠点に、だが。

 

「学ばねえ奴等だ。俺は土地神権限を得てんだぞ?この地の全てが俺の目で、領域。其処から魔獣を生み出すかなんて簡単に出来るってのになあ……おい、聞いてんのか?」

 

 と、暗がりに話しかけると光弾が打ち出される。それを片手で弾き、棘蜥蜴のように鋭い鱗を持った蛇を数匹伸ばすミカド。バキン!という音とズチュリと肉を貫く音が聞こえた。

 

「か、ふ……」

「鎧かぁ。禁手(バランスブレイク)……ではねえなあ。ま、その程度じゃ虫の牙しか防げえねえよ」

「裏、切り者……めぇ……」

「いやお前等の仲間だった事なんてねえよ」

「人類への、裏切りだ!」

「スケールがでっけぇ………ん〜。でもよぉ、だとしたら各神話を襲う理由はなんだよ。それに、天使や悪魔ならともかく堕天使まで襲うってなあ」

 

 三大勢力で何処が評価高い?と各神話に尋ねれば、満場一致でアザゼル率いる堕天使と返ってくるだろう。神話の中には所詮カラスだろうと言う奴もいるがその手のは自分達も他所から人の世界にやってきておいて支配者気取ってる同族だと自覚のない三下だ。

 堕天使………というかアザゼルは、天使よりも人に寄り添ってるつもりの悪魔よりもよっぽど人を思ってる。三大勢力の中でマシな方、ではなく三大勢力の中で唯一まともだ。何せ危険かそうじゃないかでしか生死の判断はしない。回復系だ、神の祝福だ〜と言っときながら悪魔まで癒せるとかやべぇ!と神器が信仰を集められるかどうかで判断する天使よりマシ。珍しい!と無理やり奴隷にする、逃げられたら犯罪者に仕立て上げる悪魔より遥かにマシ。

 そもそも初期堕天メンバーの堕天理由は人間に知恵を、文明を与えたからだ。その結果確かに様々な争いが起きたが聖書の神以外の神々も人々に知識を与え文明を与えていた。もしアザゼルがいなかったら信者同士の殺し合いで地上から聖書は姿を消していただろう。

 堕天使は天使でありながら人間を対等の存在として愛した者が殆だ。もちろんレイなんたらのように見下すのもいるが幹部連中にそれは殆どない。だが、それでも危険な神器持ちは監視、もしくは排除しなくてはならないと考えるまでには、少し調べればわかるほど過去の人間はやらかしすぎた。

 

「今のお前等みてぇにな。英雄になる?ようするに凄い事をしたなって言いたいわけだ。

 で?もし実行できたらどうすんだ?これで人は救われたって静かに消えるか?

 いいや、人間達よ俺達を見ろっていうんだろ?んで、世界を救ってやったんだ従えってなる。

 神器持ち全員が全員そうじゃねえ、だからこそ保護だってする。ま、お前等は人間の時代に神話は不要とか言いながら、超常の力で後々人の害にしかならねえだろうしなあ」

「おま、えは……それでも人間だろう!?」

「ああ、堕天使の言い分なんて知ったこっちゃねえ。過去やらかした人間の尻拭いを、俺はする気はねえよ?俺はな……まあ攫って洗脳やったりもしてるお前等に比べりゃ堕天使の方が億倍はマシだわなあ」

 

 ポン、と頭に手を起きコキャンと首が捻子折られる。

 

「確かギリシャのゼウスやポセイドン辺りは嫁娶らせて引き入れたがってるらしいなあ。俺も彼奴の知識と研究成果、所持してる封印系神器欲しいなぁ」

 

 そういや神器抜き出す術式最初に作ったの堕天使だったか。イザナミの因子を取り込んだことによりこの世に彷徨う亡者や幽霊など魂に干渉できる力を得たから、それを術式化して渡せば報酬になにか貰えるかもしれない。何せアザゼルが唯一理解できない部分、魂に関する知識さえあれば生きたまま神器を抜き取ることだって可能になる可能性もある。

 

「そうと決まれば早速やってみっか。修学旅行の後に」

 

 少なくとも、現状神器を無理やり奪うことは禁じられている………とかは全然関係なくミカドの優先順位は己の悦楽なだけだ。

 

「まあ、もはや祈られる事の少ない私達としては人間の運命に干渉する気は、あまりないですけどねえ。あなたは仮にも同族でしょう?」

 

 と、呆れたような声が響く。振り返ると緑の髪のくせ毛の巫女装束の少女が立っていた。

 

「ようタケ………じゃなかった。確か……」

「いつもニコニコあなたのそばに這いよる謎の後輩キャラ、布津野弥火(ふつのみか)ですよ〜。お久し振りですミカド先輩☆」

「中学以来か」

 

 彼女の名は布津野弥火。人間の生活に憧れて人の社会に紛れた日本神話の神の一柱。中学時代の後輩だ。

 

「最近何処もかしこも騒がしいですらかねえ。私は先輩の手伝いをするように派遣されました☆」

「そりゃ良いな。お前はなかなか使える」

「そうでしょうとも。私、出来る後輩なので!」

「じゃあちょっと菓子買ってこいよ」

「パシリ!?」

「猫娘は5分以内に数量限定品買ってくる出来る後輩だったけどなあ」

「妖怪に負けるものですか!行ってきます!」

 

 

 

 

 

「あ、そういえば今度北欧のオーディン様がご来日されるんですよ。どうやらこの街に泊まる気のようです☆」

「へー……」

「まあ、護衛は日本に住んでる三大勢力がやるそうですけどね。和平を結んで欲しいのは三大勢力ですから☆」

「北欧、ねえ。彼処の神話にゃ接触したことはねーが、確か主神は勢力地拡大にも縮小にも興味はねえが、我等の地で聖書開きやがって、とか言ってる三下がいるんだっけ?」

「大体どの神話にも居ますよ。余所者は、お前等だって同じだろうにって話ですよね☆」




感想待ってます

因みに布津野弥火は知ってる人は知ってる

やはりそろそろR18を書くべきか

  • 書かなくて
  • どっちでも良い
  • 書け、命令だ
  • 書いてください
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