魔獣創造って最強だよね   作:超高校級の切望

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北欧の主神

「あ〜。後でアマテラス様に殺されるかも☆」

「大丈夫だろ。毎回結局殺されてねえんだし」

「仕事量で忙殺されましたけどね☆」

 

 とは言いながらも絡めた腕は離さない弥火。二人がいる場所はホテルだのキャバクラだのが存在する歓楽街。本来の意味よりも夜の意味のほうが人に知られる場所。

 まあ、つまり、二人がこれからすることは()()()()ことだ。

 

「えへへ〜、久しぶりだからたっくさん可愛がってくださいね☆」

「ああ」

 

 ちなみに弥火はどちらかというとドSの方だが、帝には攻められる方が好きだ。というか帝はいじめられると普通に反逆する。

 それはそれで、とスカートをつまみモジモジしていると、この国のものではない強い神格と、自分の力にも似た雷の力を感じた。

 

「お?」

「あ?」

「む……」

 

 見てみるとオーディンと銀髪のヴァルキリーと堕天使のおっさんが居た。

 

「ふむ、雷神か………」

「ついでに剣の神でもある。後武神」

「はじめまして、オーディン様」

 

 先程までの軽い態度を収め、他神話の王に対してふさわしい態度を取る弥火。まあオーディンはセラフォルーの態度を面白がったりと、そういうところは寛容なのだが。

 

「しかしお主、神を抱くのか」

「今更だな。俺は日本神話の母神と主神を親子丼で喰っちまう男だ」

 

 ついでに魔王と貴族悪魔の姉妹丼…………は、まだだった。両方食ってるが同時に喰ったことはない。今度誘おう。

 

「ヴァルキリーはどうじゃ? 仮にも神じゃぞ?」

「え、別に女には困ってねえからなあ………」

 

 最高神も祖神も魔王も、良くわからんけど全員抱いた帝は、差し出されるんならもらうけど明らかに引き入れのための女は別に………。

 

「なあに、これを機に引き入れ、など考えておらんわい。まあ有事の際はチィッとばかし手を貸してもらうかもしれんがのう」

「同盟っての一方的な関係じゃねぇだろ。言っちゃなんだが、俺はシヴァ以外に俺の神殺し達が負けるとは思ってねえよ?」

 

 つまり、力を貸すのは良いがその対価は力を貸される、では釣り合わないという帝にオーディンはほぅ、と髭を撫でる。

 

「では未契約のヴァルキリーに相手させようかのう? 勇者を饗す存在じゃぞ?」

「…………そっちのに出来るのか?」

「此奴はヴァルキリーの中でも奥手じゃからなあ」

「うるさいですよ!」

 

 オーディンの言葉にヴァルキリーが叫ぶ。

 

「どうせ私は彼氏が居ない歴イコール年齢のヴァルキリーですよ! 同期の皆が次々勇者を見つける中で、『ロスヴァイセ、別に慌てなくていいのよ?』って励ましを上から目線に感じてしまう卑屈な女ですよ! うわーん!」

「何だこいつ、おもしれー」

 

 わんわん泣き出したヴァルキリーを見てケラケラと笑い出す帝。帝が楽しそうでミカもニッコリ。

 

「ところで何でこの街に? まあ、日本神話から許可もらってんなら土地神代行の俺は好きにしろとしか言えねえが」

「ほれ、この街は三大勢力の均衡が保たれているだろ?」

「まあ確かに………俺の土地だがら、俺がどれか追い出せばバランス崩れて面白いことになるかね?」

「その場合霊的側面………神器とか異能者関係の仕事は彼等任せにできませんよ?」

 

 土地神代行として、霊的側面を司る事を許可されているのなら当然管理する義務も発生する。面倒くさいからやっぱり良いや、と弥火の言葉で思いついた遊びをやめる帝。

 

「己の快・不快のみが生きる指針か。全く、聖書の坊主も厄介な小僧に力を与えたものだ」

「ノンノン。与えられた力に頼りっきりじゃ限界がある。だから奪ったのさ、その力を」

 

 帝の中に、神器は存在しない。その存在そのものを、中に宿っていた者達の性質を、全て取り込み己のものとした。

 

「なのにシヴァには怯えるのか」

「いや実際あの三人合わせてもシヴァには勝てねえだろ。それに、一応シヴァより強いっぽいのを生み出した魔獣で嬲り殺しにしたことはある…………」

 

 ミルたんの手も借りているが、それでも倒すには倒した。

 

「だがトラウマが残る限りシヴァに勝てるイメージを思い浮かべられず、創造系である以上被造物が俺の想像を超えられないわけで…………」

 

 顔を青くしてカタカタ震える帝。普段はそんな姿を見せない帝の一面に弥火はキュンと来た。

 

「そういえば、オーディン様はどちらにお泊りになるのですか? 場所次第では我々も歓待しますが………」

「うむ、赤龍帝の家に厄介になろうと思っておる。あの小僧はなかなか面白いからな」

 

 オーディンはイッセーがおっぱいとしか喋れなくなったままレーティングゲームに出たのを見てゲラゲラと腹を抱えて笑い、気に入ったらしい。

 

「あれなー、俺が鍛えてたらああなったんだ〜。そうそう、この前女の胸揉ませてみたら禁手(バランス・ブレイカー)に至ったんだぜ」

「ほほう? 女の胸で? くく、なかなか愉快なやつよの。それもまた、聖書の坊主が居なくなった故の未知なのか…………」

 

 そういえばオーディンは知識を求めて片目を差し出して暫く槍を刺して死に続ける異常者だった。と、少し神話を思い出した帝は何処からともなく本を取り出す。

 

「最新式ゾロアスターの魔術書だ。いる?」

「ゾロアスターとも交流があったのか?」

「いや、俺アジ・ダハーカの魂の残滓食ってるから」

 

 千の魔法を操る邪竜の魂。それを喰らい、力と知識を奪い尽くした帝は基礎こそ既存のものなれど新しく魔法を生み出せる。

 

「後これは、ミルたんと異世界旅行した際に手に入れた魔法と科学の融合………確か、デバイスとかのプログラミング書」

「異世界…………異世界!?」

 

 詳しく聞かせろと、口より先に目が言ってきたので逃げた。

 その後弥火とたっぷり楽しみ、なんか神器の気配を感じたが住まわせてやってる対価として三大勢力に対応させ、再開。朝まで楽しんだ。

 

 

 

 

「ところでヴァーリ、お前はルシファーの血筋だったな?」

「そうだな………」

 

 駒王学園の屋上で、飯を食いながら会話するヴァーリと帝。

 帝はふむ、とヴァーリを見る。ルシファー………リリスの夫であり、リリスが直接生んだ子にもその名が与えられ、ヴァーリはルシファーのひ孫という事になる。

 そしてリリスは、帝の妻の一人。

 

「よし、曾祖父ちゃんがお小遣いをやろう。これで好きなものを買うと良い」

 

 と、ヴァーリに一億円入ったケースを渡す帝。

 

「……………そうすると、厄介なやつが君の息子になるぞ?」

「息子が増えるのか…………お小遣いは五千万で良いかな?」

 

 どうやら帝は息子より孫やひ孫に甘くなっていくらしい。

やはりそろそろR18を書くべきか

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