魔獣創造って最強だよね   作:超高校級の切望

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コスプレ巫女

 神が人を導く事もある。まぐわうことも珍しいが、ギリシャの英雄とかは半神も多い。インドにも結構居る。

 悪しき者は良く人に関わる。というか人を襲う。

 

 そして、人を惑わし利用し、対価を得るのが悪魔。

 

「つまり堕天使だけだ。種族として人間と歩む事を選んだ種族は」

 

 しかし人間というのは、個々人としてならまあ楽しいのが居るが種族としてみれば他種族に負けず劣らずなんとまあ、と思える種族。

 

「つまり、何をおっしゃりたいんですか?」

「堕天使なんかと結婚したからお前の母が死んだんじゃんなく、人間なんかと結婚したからバラキエルのおっさんは妻を失う苦しみを知ってしまったと考えてみては?」

 

 オーディンに誘われ歓楽街を回っていると、護衛らしいグレモリー眷属の内、女王がバラキエルを睨んでいたので事情を聞いた帝があっけらかんと言い放つ。

 

「そもそもだ、お前の母親が家を裏切って、家を捨てて、安全を手放したのは何故だ? 決まっている、バラキエルのおっさんを愛していたからだ」

 

 家の歴史も、これまで世話になった家族も、全てを捨てて共にありたいと外でもない朱乃の母が願い、その結果狙われた。

 

「その時の襲撃者の狙いはあくまで堕天使の血を引く娘で、母親はむしろ連れ戻したかった。なのに殺された。なぁぜなぁぜ?」

 

 答え、と朱乃を指差す帝。

 

「ネフィリムをかばったからだ。震えるばかりで役に立たねえガキを見捨てれば、自分の命だけは助かった。まあ、だから家族の中の、誰に責任があるかっつーとお前だな」

 

 わはははは、と笑う帝の肩を、イッセーが掴む。

 

「おっぱい!!」

「…………」

「おっぱいおっぱぱい! おっぱい!」

「翻訳機の電源切れてるぞ」

 

 イッセーはハッとして、慌てて翻訳機のスイッチを入れ直し………

 

「木端悪魔が気安く触れちゃ駄目だぞ☆」

 

 何か言う前に弥火が雷撃を放つ。

 死なない程度に焼かれ倒れるイッセー。

 

「イッセー君!」

「イッセー!」

 

 グレモリー眷属達が慌ててイッセーに駆け寄るが、回復要員は居ないので何も出来ない。

 

「ところで堕天使と人間のハーフは巨人になるんじゃねえの?」

「それは聖書の神の正当性を示すための嘘だ………」

「まあそりゃそうか。こうして堕天使のハーフがいるからな」

 

 ネフィリム。堕天使の人間のハーフで、地上のあらゆる生き物を喰らい尽くそうとした怪物とされている。ノアの箱舟伝説にある大雨はネフィリムを溺死させるためとか。

 

 確かに朱乃は胸はでかいが、そこは遺伝。母親もでかかったらしい。

 

「王神……殿。朱璃の件は、私の力不足です」

「何いってんだ? 力不足はてめぇの妻と娘だろ? てか主犯は人間だし………そうだコスプレ巫女。俺が仇討ってやろうか? 姫島家もそれに唆された術者の縁者も全員首切って持ってきてやるよ」

「倫理観無いの、こいつ?」

「高天原の皆様はゆるキャラと言ってます☆」

 

 主に倫理観が…………。

 

「よくもイッセーを………!」

「やめろリアス・グレモリー。他派閥のボスに文句を言おうとして、殺されないだけ感謝しろ」

「まあ乳龍帝はおもしれえからなあ」

「お、おっぱ……い……」

 

 翻訳機が今の電撃でぶっ壊れたらしく、うめき声もおっぱいになってる。そういえば異世界におっぱいを司る女神がいたな。

 

「で、どうするコスプレ巫女。特別にただで皆殺しにしてやるぞ? あ、そういや今の当主は素材として使えそうなんだよなあ」

「ああ、迦具土の加護を持ってる娘ですか☆う〜ん。まあ、別にいっか!」

 

 帝を敵に回すぐらいなら、今時珍しい日本神話の神から加護を受けた一族が滅びる程度、余裕で黙認できる。迦具土もかつて自分が焼き殺した母の後夫である帝に強く出れないし。というか逆らったら殺されるし。

 

「ま、待ってください! どうして、姫島家を滅ぼすことになるんですか!?」

「え、だってお前の母親を殺した敵を唆した黒幕だろ?」

「私が憎いのは、堕天使とその男です!」

「え、何で?」

「堕天使が、悪だから私の母様は!」

「悪魔になってそれいう? 堕天使の方がよっぽどマシだろ。てかそれ言ったの悪魔? おいおい、洗脳教育かよ」

「してないわよ」

「母様が殺される時、知ったのです!」

「え、それって自分の母親殺した相手の言葉を素直に信じたってこと?」

 

 マジかよこのガキ、と言いたげな目で朱乃を見る帝。

 

「母親は家を捨てるほど堕天使を愛していたというのに、娘は今や悪魔か………」

 

 面白いな〜こいつ、と動物園で初めてみたイノブタに向ける目と同じ目を朱乃に向ける帝。バラキエルはその不穏さを感じ取り咄嗟に朱乃を庇うように立ちはだかり、歴戦の勘から雷を纏いそうになるも理性で見事に押さえつけた。

 

「まあ良いさ。気が向いたら何時でも言えよコスプレ巫女。それとイッセー、俺のひ孫に鍛えられておいてなんて弱さだ。こうなったら体内に命を貪る代わりに魔力を生み出す寄生虫でも仕込むか?」

「やめてくれ、爺さん」

「仕方ねえなあ」

 

 ヴァーリの言葉に生み出したのっぺりとした大量の虫っぽい魔獣を握り潰す帝。アザゼルはそういやヴァーリは義理だがひ孫に当たるのか、とリリスとの関係を思い出す。

 

 

 

 

 

 

 それから数日後。

 

「え、ロキが神喰狼(フェンリル)を召喚しておいて撤退した? 主に役立ったのはヴァーリ? ふっ、流石俺の曾孫」

「ついでにロキが『人間の作った神殺しの魔獣はいないのか? いないだろうな、私との差がわかってしまうものな! はっ、所詮はシヴァから逃げるしか出来ない矮小な人間だ』言ってたぞ」

 

 アザゼルの言葉にふむ、と目を細める帝。

 

「よし、ぶっ殺そう」

 

 

 

 

 

 

∞:保護者今度、ポシンタンを作ってくれるって

 

狼:そうか。私は息子に珍味を食わせてやる予定だ

 

コ:そういえば、卵はどうなった?

 

∞:無事女の子が生まれた。我の嫁にも世話させて、赤ん坊に興味を持たせている

やはりそろそろR18を書くべきか

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