魔獣創造って最強だよね   作:超高校級の切望

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そうだ、京都に行こう

 フェンリルの死体と量産型ミドガルズオルムの死体から作ったポシンタンと蒲焼きを皆で食う。骨はジェボーダン以下狼系、蛇系の魔人達の強化素材として使った。

 

 残ったフェンリルの心臓は子犬に変えて知り合いの魔女に渡した。

 

 

 

 

「将来的には堕天使領に北欧魔術を教える学び舎を造り、堕天使からもヴァルキリーを輩出してみせます!」

「そうか………」

 

 予期せずヴァーリに北欧魔術を教えることになったロスヴァイセと面談した保護者のアザゼル。思ったより盛大な将来設計を立てていた。まあ、別に北欧魔術を覚えた全ての堕天使がヴァルキリーを目指すわけでもないだろうし、堕天使としても得はある。

 

「時にロスヴァイセ、ヴァーリはどう思う?」

「はい? えっと、優秀な生徒ですね。私が苦労して覚えた魔術も………」

 

 自分を遥かに凌ぐ才覚。優秀な生徒は嬉しくもあり、悔しくもある。ロスヴァイセは複雑な顔をした。

 

「いや、男としてだ」

「……………? !?」

 

 キョトンと首を傾げたロスヴァイセは、しかし言葉の意味を理解してボッと顔を赤くする。

 

「な、い、いきなり何を!? ヴァーリ君は、まだ学生ですよ!?」

「いや、あいついい年してその手の話を聞かなくてなあ……ラヴィニアは弟としてみてそうだしな………」

 

 対となる赤龍帝のイッセーが性欲の塊であるが、対してヴァーリは闘争を好むドラゴンの性質が強く出ており、恋愛に興味がない。

 育ての親でありエロオヤジであるアザゼルとしては、もう少し女に興味を持って欲しい。

 

「どうだ? 俺の自慢の息子だぞ」

「で、ですから私はヴァーリ君をそういう目ではみてません!」

「それは残念です。美しい銀髪の子供が生まれそうなのに」

 

 と、何時の間にか現れたグレイフィア。顔に傷があるから魔獣勢力の改造を受けたほうだ。

 

「…………何しに来たんだよ」

(みこと)お嬢様からお届け物です」

 

 そう言ってグレイフィアが取り出したのは錠剤の入った小瓶。

 

「昨今はテロでどの勢力にも力が必要でしょうから、強化剤です」

「強化剤?」

「コカビエル()から作ったそうです」

「………………」

 

 コカビエルは今も結界の中で自分自身と永遠の殺し合いを続けており、その死体は命が有効活用している。今日もコカビエル達は虚ろな目でゲラゲラと笑いながら楽しく殺し合っている。

 

「悪魔や天使の方は?」

「堕天使と天使は殆ど同じですし、悪魔はセラフォルー様から流された旧魔王派と繋がる反乱分子や、旧魔王派そのものから」

 

 旧魔王派も、残る魔王は一人。正確にはもう一つ血筋があるのだが、性格的に間違いなく旧魔王派には属していないだろう。

 だから焦ったのか、血を尊ぶ連中や自分の部下を使い動いたがこれ幸いと捕えられ命の実験材料粋だ。

 

「まあそもそもリリス様がいるからあまり必要ないんですけどね」

 

 悪魔の祖であるリリス。彼女がいる限り、悪魔の強化など容易い。というかリリスの因子を持つ帝とまぐわえば、悪魔はより原初の悪魔達に近づき、或いは超える。

 

 純血悪魔のソーナやセラフォルーは勿論、転生悪魔である椿姫達にも効果がある。

 

「まあ、人間如きに身を許すなど、なんて身の程知らずが多いですが」

「……………ちなみにお前はどうなんだ?」

 

 本当はグレイフィアの弟………つまり元男である魔人グレイフィアに尋ねるアザゼル。頭が可笑しいこいつは自分が昔からグレイフィア………つまり女だったと思っているわけだが………。

 

「私は傲慢に仕える悪魔(ルキフグス)、あの方が望まれるなら、体など差し出します」

「……………あ〜」

 

 なるほど、姉と結婚するのは自分が認めたものでなければならないとか、そういうタイプだったし、それがいないなら自分が、とか本気で思ってたろうが。それはそれとして傲慢なる王に仕える本能は健在か………。

 

 

 

「修学旅行、京都か………俺の護衛はどうするか」

 

 ちなみに命と舞は一年生なので留守番。辰は教師だが、担当学年は一年。

 

「私が行ってあげましょうか?」

「なら、はやくかわって。むこうであいてしてもらえば、いい………」

 

 妲己がしなだれかかりながら目を細めると、ティアマトが妲己を引き剥がす。

 

「そういうことでしたら、私達もたっぷり相手してもらいましょうか?」

「ふむ、それも良い」

 

 と、イザナミとリリスが現れる。何方も飢えた獣のような目をしている。

 妲己は何時の間にか逃げ、ティアマトは帝を逃げられぬよう捕えている。帝は使い捨てではない魔獣の誰よりも弱い。

 ましてや3人の妻達は元々強大な存在をさらに強化させた特別製、捕まった時点で逃げられないが、それはそれとしてこの迷いのなさ………打ち合わせしてたな。

 

 

 

 

「ふう、久し振りに疲れた」

 

 朝になり、水分補給する帝。途中から娘達やオーフィスもまじり、さすがの帝も疲れた。

 部屋から出るとオーフィスと帝の子供をあやしているグレードレッドが居た。オーフィス曰く、子供に興味を持たせる作戦らしいが。

 

「ああそうだグレードレッド、土産は何かいるか?」

「京都限定粉ミルク?」

「ねえよ多分………後、ヨルムはもう離乳食喰えるぞ」

 

 唇をめくると立派な牙が生えていた。オーフィスと帝の子だけあり、まだまだ赤子だがその強さは各勢力の長を超える。

 

「何時かシヴァのクソ野郎をぶっ殺してくれ」

「この子なら出来るだろうが、我自分のトラウマを実の子供に対処させるのどうかと思う」

「おいおい、俺は魔獣創造(アナイアレイション・メーカー)を取り込んだ魔獣使いだぜ? 自分より強い奴に任せるに決まってんだろ。因みに最近生きた武器を生み出してみたんだが、これどう思う?」

「凄く、日本刀………」

「銘を流刃若火。炎熱系最強の魔獣だ」

「魔獣………………魔獣?」

 

 どうみても日本刀。え、生きてるのこれ? 確かに魂は感じるけど。

 

「う〜………」

「お、なんだヨルム? 欲しいのか?」

 

 因みにヨルムとはオーフィスと帝の子供の名前だ。目をキラキラさせて流刃若火に興味を示している。

 

「これ作るのに苦労したからなあ。格は落ちるけど飛梅は………あ、いらない? じゃあ氷輪丸で………」

「お〜!」

 

 因みに普段は力を封印して、ただの頑丈な日本刀にしているので、仮にも無限の血を引くヨルムなら刃の部分を触っても切れやしない。

 

「子供に刃物…………」

「別にこの程度危なくねえだろ」

「我の子供には自己判断ができるようになるまで渡すなよ?」

 

 グレートレッドはジトリと帝を睨む。と………

 

「グレートレッド、こどもほしい?」

 

 オーフィスがグレートレッドに抱き着く。

 

「おい、離れんか!?」

「ねおきで、たいおんがほしい。ドラゴンなので」

「我もドラゴンだ!」

「こどもほしいなら、われのこ、うむ?」

「巫山戯るな! 子を孕むならそこの魔獣使いの方がマシだ!」

「────なんて?」

「おっと…………」

 

 

 

 

 

「何してんだ、親父」

「オーフィスめ、帰ったらドラゴン殺しのゴキブリ風呂の刑にしてやる」

 

 オーフィスにふっ飛ばされ壁に突き刺さった帝を抜く辰。リビングを見ればグレートレッドに抱き着こうとして頬を踏まれ拒絶されるオーフィス。

 まあ本人は嬉しそうだしほっとくか。

 

「さて、行くぞゼノヴィア、イリナ、フリード、アーシア」

「ああ」

「うん」

「はっ」

「はい! 楽しみですね、フリードさん!」

 

 そうして駒王学園2年生の4人は新幹線に乗るべく駅に向かう。

 

 


 

 

因みにイッセーはまだ覇龍にはなってないけどヴァーリの教えにより精神世界で歴代赤龍帝の怨念と対話を始めてる。ただし精神世界に翻訳機は持ってけないので「おっぱい」としか喋れない。

最近精神世界でのみ「ずむずむいやーん」と喋れるようになった。因みにドライグは唸るばかりで意思疎通が不可能になっている。

なお、覇龍がないけどスイッチ姫と呼ばれるようになったのはイッセーの禁手は帝の命でカーマが乳を突かせたが、おっぱいドラゴンのヒロインはリアスだから。

 

感想待ってます

やはりそろそろR18を書くべきか

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  • どっちでも良い
  • 書け、命令だ
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