全宇宙のとんでもないぶっちぎり戦士との闘いが終わり、再び地球に平和が訪れていた。
しかし、2人のサイヤ人は以前と変わることなく修行に明け暮れている。
==ビルス星 杖の中==
精神と時の部屋に似たこの世界で、二人は毎日欠かす事なく修行を続けていた。
ボロボロになった道着が修行の激しさを物語っている。
息を切らしながらも、相手がどのように動くのかお互い警戒しあう。
悟空「なぁ、ベジータ。」
ベジータ「何だ。集中しろ、カカロット。」
悟空「オラ、腹減っちまった。」
構えを解き悟空は自分のお腹をさする。
同時に間抜けなお腹の音が響いた。
ベジータ「チッ、緊張感の無い野郎だ。」
悟空「そんな事言っても、オラたちもう半日ぐらい何も食べてねぇぞ。そろそろおっちんじまうぞ?」
ベジータ「お前と修行してると、こっちまで馬鹿になりそうだ。仕方ない。またあの杖から食い物が出てくるだろう。」
悟空「またビルス様に怒られっかも知んねぇけど、食わねぇと死んじまうからな。さてと、今日は何が出てっくかなぁ。」
子供のようにはしゃぎ、杖に近づいていく悟空。
いつものように杖を触る。
すると、不思議な事に杖の中から食料が飛び出してきた。
悟空「ベジータ、今日はピザみてぇだ。」
ベジータ「さっさと食って修行に戻るぞ。」
出てきたピザを二人してガツガツと食べていく。
あっという間に真っ白な空間の中に、空になったピザの箱が散乱する。
一つ平らげては杖からまた新しいものを出し、一瞬で空箱を作っていく。
そして何気なく、また杖に触れた時だった。
悟空「ん?なんだ!?」
ベジータ「カカロット!」
突如、杖から真っ黒なダークホールのようなものが現れ、悟空はその中に吸い込まれた。
急いで追いかけようとしたベジータだったが、ダークホールは悟空を飲み込んですぐ消えてしまった。
悟空「何だここ?真っ暗で難も見えねぇぞ。」
真っ暗闇に飲み込まれた悟空だが意外にも落ち着いていた。
悟空「ありゃ?なんだあれ?」
悟空の目の前に、真っ暗な中に一点だけ光が差し飲んでいる。
悟空「わかんねぇけど、行くしかねぇみてぇだな。」
光の先には、見知らぬ街並みが広がっていた。
悟空「どこだ、ここ?オラ、こんな所来たことねぇな。ベジータや悟飯の気を感じねぇし、なんか妙な気をした奴らがいっぺぇ居るなぁ。」
まったく焦る様子もなく、とりあえずあたりを調べてみることにした悟空。
果たして、この先どうなってしまうのか…。
プロローグ 完