BUILD NEW WORLD・ビルドが斬る!(凍結) 作:ビーザワン
一応6話は完成しておりますので日時空けて更新いたします。
今回のお話も少しだけ本編に関わる形で書いております、
ビル斬る劇場は基本そのスタンスで進めていこうと思っておりますので。
ということでセントくんの日常を
どうぞお楽しみくださいませm(__)m
※番外編ですのであらすじ紹介はありませんのでご了承くださいませ。
ーナイトレイドアジト・訓練場ー
ブ「2人とも…準備は良いか?」
タ「いつでもいいよ兄貴っ」
セ「俺も…準備OKだっ」
ブ「よしっそれじゃ両者構えて」
タ「……」
セ「……」
ブ「……始めっ」
タ「っ…うぉぉぉぉーーーっ」
セ「(いきなり正面か…真っ直ぐなタツミらしい攻め方だなッ)」
”ギィィンッ”この日…セントはブラートの指導の元、
タツミと実戦に近い形で摸擬戦での訓練に取り組んでいた
セントは少し前に完成した刀型武器”4コマ忍法刀”を、
タツミは自身が使い慣れた剣を使い互いに斬りあっていった
タ「ふぅっはぁぁっ…はぁぁぁーーっ」
”ギィィンッギィンギィンッ”
セ「ほぉっはぁっ…せぇいっ」
”スピィィンッ”
タ「ッ…その刀もお前の発明品か‼?」
セ「そっ天才の俺が作った最強武器だ‼」
”スピィンスピィンッ”
タ「くぅっ‼」
セ「どうしたタツミッ防いでばっかじゃ訓練にならないぞ‼」
”スピィンッスピィンッ”
タ「ッ…言わせておけばっ!」
4コマ忍法刀の連続斬りをなんとか防いだタツミはセントをみかえすべく、
一度セントから距離をとり手に持っていた剣を背中の鞘に戻す
セ「(抜刀をする気か?本来は日本刀などでやる技術だ…西洋の剣でそれをやるつもりなのか)」
タ「(悔しいがセントは俺よりも強い…小手先の技術も通用しないだろう…ならっこの一太刀であいつに一撃お見舞いするしかない‼)」
ブ「……」
タ「……行くぞ‼」
”シュゥゥゥンッ”
タ「はぁぁぁぁーーーっ」
セ「ッ‼」
タツミは地面を蹴りっ激突すくらいのスピードでセントとの間合いを詰め、
近づいたところで背中の鞘におさめていた剣を抜きっセントに斬りかかった
”ギィィィンッ”だがセントはその攻撃を4コマ忍法刀で難なく防ぎ、
そのまま剣を押し返し無防備となったタツミに向かって4コマ忍法刀を振り下ろす
セ「貰いっ」
タ「なんのぉっ‼」
”バァァッ”
セ「(へぇっ…嘘っあの体勢から飛びやがった!)」
タ「後ろががら空き…今度こそ貰ったァァーーっ‼」
セントもビックリ…タツミは4コマ忍法刀が振り下ろされた瞬間に
空に向かってジャンプしてセントの攻撃を回避し、
そのまま空中で体勢を立て直した後っ背中の防御が薄くなったセントに向かって突っ込む
今度こそセントに一撃を与えられる…普通なら誰しもそう思える状況だ、
だが忘れてはいけないっ相手はその常識が通用しない男・セントであるということを
”キンッ”
[分身の術]
”BOOM!”
タ「ッ…あれっセントがいない」
セ「「はいっチェックメイト‼」」
”シャキンッ”
タ「えっ…えぇっ…えぇぇぇ~~っ‼セッセントがっ…2人になってる‼」
セ「「どうよっ俺の発・明・品♪」」
なんと…セントはタツミの剣が直撃する瞬間に4コマ忍法刀の力を使い
自身の分身を1体作りっその際に発生した煙を利用しタツミの攻撃を回避する
そして地面に着地し完全無防備となったタツミの首元に
分身と一緒に4コマ忍法刀の刃を突きつけ…高らかに勝利宣言をしたのだった
”BOOM!”
セ「分身体を生成し同時攻撃を可能とするこの武器…やっぱ俺って天才だよなぁ♪」
タ「おぉいっそんな技使うのありかよ!?」
セ「戦場ってのはいつ何が起きるか分かんないだろ?どんな時でも冷静に対応できなきゃ命がいくつあっても足りないぞ」
タ「ぐぬぅっ…」
ブ「そこまでだっ2人ともお疲れさん」
タ「兄貴ぃ~…摸擬戦とはいえあんな技使うの反則じゃないか!?」
ブ「タツミ…セントの言う通り戦場では何が起きるか分からないし相手が常人ばかりとも限らない。帝具使いやスマッシュといった敵がいる以上っ常に相手の行動の一手二手先を読んで動くことを意識しないとこの先の戦いで生き残っていくのは難しいぞ」
タ「うぅっ…」
ブ「とはいえタツミの言い分ももっともだ、セント…訓練っていうのは己の技量を高めるためにやるモノだっ確かにお前の武器の能力は優れているがそれに頼ってばかりじゃ自身の成長に繋がっていかないぞ」
セ「っ…さすが元軍人…的確なアドバイスありがとう」
ブ「ははははっ…だが2人とも持っている潜在能力は高い‼それを磨き鍛えていけば今よりもっと強くなれるはずだっそのことを忘れずに今後も精進していけよ」
タ「おうっ‼」
セ「了~解♪」
ブ「よしっ今日はここまでにしとこう…あそうだセントッナジェンダから1つ頼み事があるそうだ」
セ「頼み事?」
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ー帝都・市場街ー
セ「”チェルシーと一緒に買い出しを頼む”って…ボスの頼みだからスゲェことなんだろうと思ってたらただのおつかいかよ」
チェ「そう言わないの、アジトで活動していくためにも日常品や食材やらを補充しなきゃいけないんだからっこれも1つの任務だよセントくん」
セ「それはわかってるけどさぁ~…なんで俺とチェルシーなの?」
チェ「大半のメンバー(アカメ・タツミ・ブラート・シェーレ・ナジェンダ)は顔が割れてるし、ラバックは今日貸本屋での仕事があるしスーさんはアジト内で掃除や洗濯といった家事やってるし…顔がバレてなくなおかつ暇なメンバーと言ったら私とセントくんだけなんだよ」
セ「レオーネは?」
チェ「スラム街で飲んでる」
セ「マインは?」
チェ「寝てる」
セ「(あの野郎共ッ…今日2人の晩飯に特製激辛ソースぶちこんでやる‼)」
※セント特製激辛ソース=300万スコヴィル
チェ「さぁてっ必要なモノは買い揃えたし…そろそろアジトに戻ろっか」
セ「そうだねっ早く戻って実験したい「誰かぁ~~っ‼そいつを捕まえてぇぇ‼」とっ何事!?」
セントのセリフを遮るように女性の大きな声が街中に響いた、
その声の方を見てみると叫んだと思われる女性の前にバッグを持った男が走っていた
チェ「窃盗かな?あの人災難だね…あんなに距離離れたんじゃもう追いつけな」
”シャカシャカシャカッ…シュゥゥンッ”
チェ「んっ…あれっセントくん?」
泥棒「なぁっなんだお前は!?」
チェ「へぇっ…てっセントくん!?」
セ「窃盗は…良くないよッ」
”バァァーンッ”
泥棒「へぶしっ‼」
チェルシーが驚いたのも束の間…セントはラビットボトルの力を使い
窃盗犯の前に素早く移動しっ有無を言う前に窃盗犯の顔に回し蹴りを放った
蹴りを喰らった窃盗犯は勢いよく地面に倒れ…そのまま気絶した、
それを確認したセントは窃盗犯が持っていたバッグを手に取り持ち主であろ女性に手渡す
セ「これ貴女のですよね?」
女「あっありがとうございます!なんとお礼を言えばいいかっ」
セ「気にしないでくださいっ人として当然のことしただけなので♪」
チェ「ちょっちょっとセントくん!」
セ「んっ何チェルシー?」
チェ「”何?”じゃないよっ私たちの立場わかってる!?いくら顔割れしてないとはいえ目立つ行動は控えないと駄目だよ!」
セ「んなこと言ったって困ってる人がいたら助けなきゃ人として駄目でしょ?」
チェ「そりゃそうだけどぉ…」
セ「?」
チェ「とっとにかくアジトに帰るよ!」
セ「はいはい…あっこれ良かったらどうぞ。自家製の桃味の飴ですよ」
女「えっ…あっ…ありがとうございます」
チェルシーに諭されるも己の信念のままに行動するセントにはあまり響かなかったようで、
これ以上言うのは時間の無駄だと判断したチェルシーはセントを連れその場を離れた
だが…その後も何故か歩き進める先々で喧嘩をするカップルやごろつきに絡まれる青年、
更には小さな女の子をいじめる数名の男の子の集団に出くわすなどイベント続きだった
それを目撃したセントはチェルシーの手を振りほどきその争いごとの中に入り込み、
喧嘩の仲裁をしたりゴロツキを追っ払ったりいじめを受ける女の子を助けたりなど…
人としては良い意味で目立つも…暗殺稼業をするナイトレイドとしては悪い意味で目立ってしまった
子(女)「ぐすっ…怖かったよぉっ…」
セ「ほらもう泣かないでっまたあいつらがいじめに来たらお兄ちゃんが愛の拳でお説教してあげるから」
子(女)「うんっ…ありがとうお兄ちゃん!」
セ「ふふっ…それじゃそんな素敵な笑顔を見せてくれた君にはこの飴ちゃんをあげよう」
子(女)「わぁぁっ飴だぁ!ありがとうお兄ちゃん!」
セ「どういたしましてっそれじゃ元気でねぇ~♪」
子(女)「バイバァ~イッ」
セ「バイバァ~~イッ」
”バッ”
チェ「セントくぅ~~ん!(怒)」
セ「あっ……だってしょうがないじゃんっ条件反射でやっちゃうんだから‼(開き直り)」
チェ「あぁもうっとにかく帝都の壁外まで走るよ!」
”ガシッ”
セ「あぁっちょっ…腕掴んだまま走るなぁぁぁ~~~っ‼」
このままではまた何かの騒ぎに出くわしたらセントが行ってしまう…
そう考えたチェルシーはセントの腕を掴みっ猛スピードでその場から走り去っていった
余談だがセントは争いごとの被害者全員に飴を配っていたことから
”飴を配る正義の使者”という別の名で存在が広まり帝都の町ではちょっとした有名人となっていた
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ー帝都・壁外(草原)ー
チェ「まったくっ言ってる傍から騒ぎの中に入っていくなんて…何考えてるのさ!」
セ「だから言っただろっ条件反射だって!」
チェ「言い訳しないの!」
セ「っ…」
チェ「……けどセントくんって不思議だよねっ普段は自意識過剰なナルシストって感じなのに、誰かが困ってるのを見ると助けたくなるなんて」
セ「自意識過剰なナルシストって…全然褒めてねぇし」
チェ「気になってはいたんだけど…その人助けの活力はいったいどこから来てるの?」
セ「……くしゃっとなるんだよ」
チェ「えっ?」
セ「誰かの力になれたら…心の底から嬉しくなって、くしゃっとなるんだよ俺の顔。ビルドに変身してる時はマスクの下でみえねぇけど」
チェ「えぇっと…それだけ?」
セ「それだけだよ…どうして?」
チェ「だって人助けをしたからって必ず感謝されるわけじゃないんだよっ自分に何の得もないっていうかぁ…損しかしてないっていうかぁ…」
セ「”見返りを期待したら、それは正義とは言えない”」
チェ「ふぇ?」
セ「頭の中に残ってる言葉なんだ。記憶を失っても俺が誰かのためにビルドとして戦えたのは…この言葉があったからなんだ」
チェ「”見返りを期待したら、それは正義とは言えない”か……この言葉を言った人っセントくんと同じでどうしようもないお人好しだったのかもね」
セ「はははっ…かもしれないね、けど…俺が戦うことで誰かが笑えるんならっお人好しのままでも良いんじゃないかって思うんだ」
チェ「そっか…なんとなくだけどっセントくんがどういう人なのかわかった気がするよ」
セ「ならいいんだけど……あそうだっ」
チェ「ん?」
セ「チェルシー…今日は色々と巻き込んじゃってごめんね。今後も色々と迷惑かけるかもしれないけど…これからもよろしく頼むよ♪」
チェ「ッ////」
くしゃっとした優しい笑みをしながらチェルシーに語りかけたセント、
その笑みを見たチェルシーは何故か頬を赤く染めらせ…その顔をセントに見せないよう両手で顔を隠した
セ「んっ…どしたのチェルシー?」
チェ「(いっ今の顔は反則だよぉ~////)」
セ「ねぇ…大丈夫?もしかして俺…変なこと言っちゃった?」
チェ「へぇっ…うっううん!そんなことないよっ‼」
セ「なら良かった…さぁてっもうすぐ日が暮れるし、これ使ってアジトに戻るとしますか」
[ビルドチェンジ]
”カシャカシャカシャッ…ドォンッ”
セ「はいチェルシーッこれ被って後ろに乗って」
チェ「おぉぉ~っ‼これ乗ってみたかったんだよっありがとうセントくん!」
セ「良いってことさっ…迷惑かけたお詫びってことで」
チェ「さすがっ自意識過剰でナルシストな正義の味方なセントくん!」
セ「だから褒めてないじゃん…まぁいいやっそれじゃ飛ばすからしっかり掴まってね!」
チェ「うんっ」
セ「ではアジトに向かってっレッツゴーーーッ‼」
”次回・科学者としての自分”
ということでビル斬る劇場#2でした!
ほんわかしつつもセントという人間がどういうモノなのかを
仲間であるチェルシーが知るという回でした。
随所随所にビルド本編での戦兎を思い浮かばせる台詞を出しましたが
これがどういう意味なのか…それは今後のお楽しみです♪
あとチェルシーさんを起用したのはアンケートの結果…
サブヒロインはチェルシーさんに決まったからです!
皆さまアンケのご協力ありがとうございました!
他の2人を追い付かせないくらいチェルシーさんに票が入ったので
やはり人気なんだって…そう感じました。
ということで次回は第6話を更新させますので
本編を楽しみつつこの番外編も併せてお楽しみくださいませ!