ラグナロクオンライン~剣士少女との冒険~   作:ヴィヴィオ

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転生

 

 

 

 遥か昔に発売されたラグナロクオンラインというゲームがある。これは韓国のゲーム会社グラビティ (Gravity Corp.) によって製作されたオンラインゲームである。

 このゲームを当時俺は数年間プレイし続けており、12スロットあるキャラクタースロットはカンストまであげてある。俺のキャラクターはルーンナイト、ロイヤルガード、修羅、アークビショプ、ウォーロック、メカニック、レンジャー、ギロチンクロス、ソーサラー、ジェネティック、リベリオン、影狼となっている。そんなゲームがVRMMOとなって再登場する事になった。しかも、ラグナロクオンラインのデータを引き継ぐ特典まで用意されているとの事だ。俺は直ぐにクローズテストに応募した。これは数十年間ラグナロクオンラインをプレイした廃人連中を対象にしていた。俺はなんとか当選し、直ぐにゲームを始めた。

 

 《ようこそラグナロクオンラインの世界へ。ここではキャラクターを作成します。PC版ラグナロクオンラインのデータがある場合、引き継ぎが可能です。なお、1人1アカウントまでとなっております》

 

 目の前に出現した女神のようなNPCに問いかける。

 

「特典はなんだ?」

 

 《特典はそのキャラクターの素質となっております。この素質があるとスキルポイントを1点使うだけで前のキャラクターが覚えていた同じスキルなら最大レベルで習得が可能です。また、この素質は他人に渡す事も可能です》

 

 結構強力な奴なんだな。これは助かる。

 

「なら、引き継ぐ」

 

 《了解しました。では、アカウントとパスワードをお入れください。忘れて場合はメールアドレス、質問でご対応も可能です》

 

 俺は覚えていたので、さっさと登録してしまう。

 

 《12キャラクター全てを引き続きます。それでは特殊な加護を選択できます。付与はランダムと選択が可能です。ただ、ランダムの方が良いのもでます》

 

 内容を見ると攻撃力が上昇したりといったものだったので、とりあえずランダムを選択しておく。

 

 《ランダムで決定しました。次に好きなNPC、またはモンスターをサポートキャラクターに設定できます》

 

 なんですと!?

 

 《基本的にランダムになりますが、特典の1キャラを消費する事でその力を付与されたサポートキャラクターをつける事ができます。1キャラクターを消費してランダムにするか、ランダムにするかお選びください》

 

「も、モンスターも選択できる? た、例えばロリルリとかイグニゼム=セニアとか……」

 

 《可能です。イグニゼム=セニアの場合は人間とDOP版を選択できます》

 

 どっちを選ぶか……待てよ、ロリルリは最悪ペットで手に入るじゃないか、ならここはセニアちゃん一択だ!

 

「人間のセニアでお願いします」

 

 《イグニゼム=セニアの人間版ですね。次に消費するキャラクターを選択します。イグニゼム=セニアの場合はルーンナイトかロイヤルガードで選択して頂きます》

 

 まあ、あの子は剣士っ子だから当然だな。ただ、サポートキャラクターになるなら守って貰えるスキルの方がありがたいな。

 

「ロイヤルガードで頼む」

 

 《ロイヤルガードですね。畏まりました。次にイグニゼム・セニアとの関係を決定します。貴方との間柄はランダムで決定されます。やり直しは1回だけ可能です》

 

「OK、やってくれ」

 

 《ランダムの結果は貴方との関係が宿敵、貴方に対しての感情が大嫌悪、その他に対しての感情が優しいです》

 

「なんだそれ!! やり直しだやり直し!!」

 

 《了解しました……最後のランダムの結果は貴方との関係が義妹、貴方に対しての感情が慕情、その他に対しての感情が冷徹です》

 

「キタコレ!」

 

 ある意味最高の結果だ。しかも、慕情だ。これは美味しくいただけるフラグじゃないか!

 

 《では、最後にお名前を決めてください》

 

「それが最後かよ!」

 

 普通は最初だけどな。まあ、名前コウヤでいいや。

 

「コウヤで」

 

 《コウヤですね。設定に間違いが無ければゲームを開始します》

 

 確認した感じ、なんの問題もなかった。このゲームは最初ノービスからスタートで、レベルをあげていかないといけないからだ。

 

「問題ない」

 

 《なら、新しい人生をお送りください。以降、貴方は地球へは帰って来れません。それでもよろしいですか?》

 

「もちろんはいだ……え?」

 

 《了承を確認しました。これより転生を開始します。主神オーディン様の管理する世界へと、新たなるアインヘリアルをヴァルキリーの名の元、送り届けましょう》

 

「おい、なんか嫌な予感しかしないぞっ!!」

 

 《好きなキャラクターのサービスはつけました。では、頑張ってください。良かったですね、DOP状態を選んでいれば、貴方もDOPスタートでした》

 

「ヒィィィィィ!!」

 

 俺はヴァルキリーに掴まれて、強制的に気絶させられた。こうして、新たな俺の生活が始まった。それも剣と魔法と銃のファンタジー世界でだ。破滅しか考えられないが、頑張るしかないだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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