東方波響録 ~異能力者達の学園!?~ 作:月と風
体育祭が終わってから二週間、
僕等は大きな脅威と戦おうとしていた。
「日々響、期末試験まで後二週間だけど大丈夫なの?スマホやってて」
「ん?あぁ大丈夫さ」
まだ大丈夫。期末試験まで二週間ある。
それにしても、
「何でお前らは勉強してんだ?」
「期末試験まで後二週間しかないのよ」
「まだ二週間もあるじゃないか」
ったくこいつらが勉強しているせいで、僕が安心してスマホができないじゃないか。
まぁまだ期末試験は先だから。
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カリカリカリ、と書く音が響いている。
まぁ、一人だけ例外がいるが。
「フラン、期末試験まで後何日?」
日々響だ。
その質問にみんな呆れたような目で日々響を見る。
「明日だよ」
答えたのは私だけだ。
「え?今死刑っていった?」
「は?言ってない」
「マジで明日?」
「そうだけど」
「ちょっとまって、それはヤバい」
やっと気づいたのか、勉強を始める日々響。
「明日の教科は?」
「エイスラ語と理工学」
「うっわエイスラ語かよ。僕の嫌いなやつじゃん」
エイスラ語は面白いのにな。
それより、理工学勉強しなきゃ。
理工学は難しい。
物の仕組みとか全然わからない。
「なんか勝手に手が動いてる!」
「え?」
日々響が怯えたように言い、みんなが日々響を見つめる。
「うわ、スマホを掴んだ!」
その一言でみんなはまた勉強を始める。
なんだよ。見なきゃよかった。
「おぉ!来た!フィーバー!」
「うるさい」
何のゲームか知らないが、鈴仙の言う通りだ。
うるさい。
本当に日々響大丈夫か?
「はぁ、勉強終わった~」
「私も」
「もう寝るね」
「ん、おやすみ~」
そんな会話をしているなか、日々響は、
「目が痛い……」
「大丈夫?熱?」
私も熱が出たとき、目の奥が押されるように痛かったのを思い出す。
すると、鈴仙が笑いだした
「フランちゃん、日々響が熱だと思う?こいつ、ずっとスマホしてたのよ?」
「そっか。」
納得。スマホのやり過ぎかい。
にしても鈴仙毒舌だな。
「そんなに厳しく言わなくても……」
「勉強すれば?」
怖い、鈴仙怖いよ……
「あぁもう。頭も痛いし今日は寝る!」
ワイルドだなぁ……
理工学ノー勉かよ。
でも、私も眠くなってきたことだし。
「私も寝る。おやすみ~」
明日の試験はきっと大丈夫。
自信を持ってやろう。
鈴仙にガミガミ言われている日々響をおいて、私は寝室に向かう。
日々響は、筆記試験こそノー勉だけど、実技ではきっと一位をとってしまうだろう。
なんてったって学年一位の成績で入ったのだから。
と言うことで第十話でした。
僕がテスト前にスマホやり過ぎで目が痛くなったので、日々響君にもなっていただきました。
記念すべき第十話は、短くなってしまいました。
次は日々響君の試験との対決が見られそうですね。