東方波響録 ~異能力者達の学園!?~   作:月と風

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物語のスピードがとても早いということが、スランプになっております。
脱却目指してがんばります。


第十八話~強者だなこいつ~

キーンコーンカーンコーン

鐘が鳴る。

 

教室には、夏休みが終わって呆然とする生徒たち、

宿題が終わってないと嘆く生徒たちで溢れていた。

 

紅魔館は楽しかった。

レミリア先輩にボコボコにされたけどね。

冬休みもあそこがいいな。

 

 

 

ガラガラ...とドアが開いて、妹紅先生が入ってきた。

 

「なんだお前ら。そんな悲しい雰囲気出して。宿題終わってないとか言わないよな?」

 

ほぼ全員が肩を震わせる。僕もその内の一人だ。

スマホやり過ぎたんだよぉ!

フランは余裕そうな表情。宿題を計画的に終わらせ、のんびりしていた。優等生め。

 

「宿題を集める前に。このクラスには、転校生が来る。」

 

教室が一気に活気づいた。みんながそわそわし始める。

 

妹紅先生が外に出て、転校生を呼びに言った。

 

「転校生だって。」

「イケメンかな?」

 

ったくみんな転校生転校生はしゃぎすぎなんだから。

 

転校生が入ってくる。

みんなが息をのんだ。

 

「初めまして。今日からこの学校でみなさんと一緒に過ごさせていただきます、灰谷真祟と申します。よろしくお願いいたします。」

「灰谷君です。みんな仲良くな。」

 

教室は未だざわついていた。

灰谷は、言葉こそ暗めで陰気だが、めちゃくちゃイケメンだ。

おいマジかよ。

周りを見渡すと、うっとりした視線を送ってる奴も。

気ぃ早えな。

フランは?と見ると、

 

「冷めてんなおい。」

「だってあいつ胡散臭いじゃん。」

「え?そうか?」

「うん。なんとなく怪しい。」

 

 

「灰谷は......うん。日々響の後ろが空いてるな。」

「先生!そこは僕の荷物置き場です!空いてません!」

「じゃあそこに座れ。後日々響は職員室に来い。」

「酷い...あんまりだ...」

 

「それじゃ今日は、武器ごとに別れて実戦形式で練習を行います。」

 

いつの間にか一時間目が始まって、僕らは模擬戦闘場に移動した。

灰谷に自己紹介しようかな?

 

「僕の名前は、樹神日々響。武器は魔法。よろしく。」

「私はフランドール・スカーレット。日々響のペアだよ。よろしくね。」

「えと、呼び方はフランでいいよ。こいつは...遅刻犯で。」

「余計なこと言わないの。」

「あ...えっと僕の名前は灰谷真祟。武器は魔法だよ。よろしく。」

「君も魔法なんだ。能力は?」

「うーん......風吹を操る程度の能力って感じかな。」

 

風吹ってなんだろ。後で実戦したらわかるか。

 

「ちなみに僕は音波を操る程度の能力。こいつは、色々破壊する程度の能力だっけ?」

「ありとあらゆるものね。」

「細かいことはどうでもいいんだよ。」

 

 

「はい。では今から魔法の実戦訓練をします。トーナメント形式です。」

 

パチュリー先生が言う。

この先生は、夏休み明けに先生になった人で紅魔館の人だ。あの図書館の人だよね。

レミリア先輩とは、あだ名で呼び合う仲らしい。

 

「トーナメントはこちらで組んだので、それに基づいて、試合をしてください。」

 

試合が始まった。僕らはシード。

試合が始まるまで、少し時間がある。

 

「日々響。あの悩殺使ったらダメだよ。」

「わかってる。あれには、その人のトラウマを引き出すっていう能力があるらしいしね。」

 

「そろそろ行くよ。」

 

試合に出た僕等は、決勝まで難なく進出。

というか、フランが強すぎる。僕は後ろでサポートをしていただけなのに、全員倒してしまった。

そして決勝戦。

 

「お前かよ。」

 

相手は灰谷真祟だった。

 

「てかお前一人なの?」

「うん。ペアは......自分だから。」

 

そう言って灰谷は、

自分の分身を繰り出した。

 

「え?おいマジ?」

 

あいつ分身術使えるのかよ。強いな。

んじゃ僕は新武器を使うか。

 

試合が始まった。

 

「今回は二人でいくよ。」

 

音速弾【アパッショナート】

禁忌【レーヴァテイン】

 

二人の弾幕が混ざりあい、赤と黄色が綺麗だ。

 

風断【風の前の塵に同じ】

 

二人の声が同時に響く。

すると一陣の強い風が吹いた。

 

「え?」

 

弾幕がかき消される。

えぇ...強いよ......これ、二人で言ってるから余計強いのかな?

でも、風で消すなら......

 

蒙昧【砂塵嵐】

 

砂もないのに、砂嵐が襲う。

 

「目に砂が......」

 

灰谷はそんな砂塵嵐の中、微塵も揺るがずにたっている。

 

音防【アパガドス】

 

フランと僕の周りを音波の幕が包む。

これで一旦は大丈夫だ。

 

「あれ?砂が来ない?」

「今ガードしてるからね。」

「灰谷強くない?」

 

フランが驚くように言う。

 

「あれは......強いね。」

「でも僕等なら勝てるよ。きっと。」

 

もしかしたら勝てないかも知れない。でも、挑戦を諦めるのはまだ早い。

 

「いくよ!」

 

禁忌【フォーオブアカインド】

音波焦燥【アプレサド】

 

砂嵐の中で立つ灰谷に、フランは四人で。僕は笛の音で飛びかかる。

 

禁断【スターボウブレイク】

音波破壊【フォルテシモ】

 

少し気づくのが遅れ、焦った灰谷に直撃。

 

「痛い......」

 

フラン?

フランの脇腹から血がでている。

というか剣刺さってる?

何があった。

灰谷はすでに気絶。砂嵐も止んでいる。

ということは......灰谷が死ぬ直前にフランを刺した?

いつ剣を作ったんだ?

そんなことより早く治療しないと!

 

音波回復【不死鳥の歌】

 

「フラン!大丈夫か?」

「あれ?傷口が塞がって?」

「治療してるからね。」

 

これでなんとか応急処置終了。

後は保健室だね。

あ、僕は職員室だ。

 

「おい遅刻!新武器はずるいぞ!」

「だってこれ強いんだもん。」

「理由になってない。」

「あ、すいません。」

「先生が各自解散だって!」

「んじゃ教室戻ろうぜ!」

 

みんなが教室に戻る。

フランは保健室に運ばれたようだ。

勝てて良かった。あんなに格好いいこと言っといて負けたら死ぬしかないもんな。

 

 

あの灰谷ってやつ、やっぱりなんか怪しいな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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