東方波響録 ~異能力者達の学園!?~ 作:月と風
ゴーン、ゴーンと学生を救う鐘がなる。
今日の授業が全て終わった合図だ。
「ちっ。この後日々響に当てようと思ったのに。」
妹紅先生が悔しそうに言う。
おいおい、物騒だな。
「はい、じゃあそれぞれの寮に戻るように」
みんながガタガタと立ち上がる。
そう、この学校には寮があるのだ。
それぞれのクラスで寮棟が別れていて、そのなかで部屋が別れている。
「はぁー終わった終わった~」
授業が終わってから、夕食が始まるまでのこの時間は、みんながくつろいでいる。
フランは、二段ベッドの上でごろごろしながら本を読んでいる。
そこ、俺の場所なんだけどな...
妖夢は剣研いでるし。
ガチ勢かよ。
僕は何をしてるかって?
もちろんスマホだよ。
文明の利器があるというのに、これを使わない手はないだろ。
「やべっ」
僕はスマホをしまう。
先生が来たからだ。
「ほんと日々響は耳聡いね。」
「これだけは見つかったらヤバイからな」
だって校則違反だもん。
「そろそろ夕食よ」
今までずっと本を読んでいた鈴仙が言う。
「行くよ~日々響。」
「待って今いいとこだから。」
「んじゃ置いてくね。」
「あ、待ってわかったから!」
ったく優しさのかけらもない。
夕食はだいたいバイキングの事が多い。
僕はいつも好きなものしか取らない。
でもフランは、
「お姉ちゃんに食えって言われてる。」
と嫌いなものも食べている。
偉い。
てか、フランのお姉ちゃんにあってみたいな。
夕食が終わり、就寝の時間だ。
「課題やった?」
「あれ?そんなのあったっけ?」
「やってないの?」
といつも鈴仙に言われて気づく。
そして、僕は寝ないで勉強するのだ。
「ということで勉強終わり!」
やっと終わったわ。
咲夜先生の課題難しすぎ。
今は夜の12時。
みんなはもう寝てしまった。
僕はこの時間まで勉強した時は、いつもここのソファーで寝ることにしている。
みんなを起こしちゃったら迷惑かけるもんね。
僕優しいな。
でも今日はちがった。
誰かが階段を降りてくる音がした。
そちらに目をやると、
フランがいた。
「なんだ、フランか。どうしたの?」
「いや、なんか目が覚めちゃって。」
そうか、こいつは吸血鬼か。
「課題終わった?」
「うん、さっき。」
「じゃあちょっと見せて。」
と、フランは僕が頑張って書き上げた課題を見るや否や
「ここ、間違ってる。」
「え?」
「ほら、ここは姿勢を低くするだけじゃなくて、目を相手の方に向けて、威圧をかけるって先生言ってたじゃん。」
「...そうだっけ?」
フラン様。
ありがとうございます。
うーん面倒だなぁ。また、書き直しか。
「んじゃ私は寝るね。頑張って。」
「ん。」
そう言ってまた寝室に戻っていくフラン。
優しいな。
ふぅ、課題は明日までだから終わらせなくちゃ。
そういえば体育祭まで後一週間もないな。
フランのお姉ちゃんに会えるかもね。
ということで第七話でした。
いや、ストーリーが全然進んでませんね。
次からゆっくり進めて行こうかな...