幻想初の男性IS操縦者の人生の物語   作:Sixth children

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「2日で仕上げましたよ紫さぁーーーん」
「嘘つけ」ゲシッ
「紫様・・・作者はネタがないのでもう始めなきゃ行けないみたいですよ」
「私たちの出番を無くすつもりか?」ゲシッ
「アベシッ」
「・・・始めます」
「助けてぇえええ!」


〜15話〜生者の定義:後編

「っは!!」

僕は目を覚ます。

随分と酷い夢を見ていたようで汗がシャツに滲み出ている。

どんな夢を見ていたのかはもう忘れてしまったが少し吐き気がした。

 

 

周りを見渡す。

どうやら自分は自室のベッドの上で寝ていたようだ。

誰かが移動させたのだろうか?

今自分は寝巻きを着ていることからも誰かが移動・・・ん?寝巻き?

 

ちょっと待てということは自分は誰かの()()()()()()()()と?

 

「こーりんやっと起きたか」

洗面所から魔理沙がやってきた。

どうやら髪を整えてきたらしい。

「早くしないと間に合わないぞ!」

「何に?」

あの惨状の後だし学校はないと思うが・・・

「何って貴方が企画したんだろ」

「企画?」

「今日はみんなを誘って社会科見学を。仲直りついでにって言ってたじゃないか。言い出しっぺが遅刻したら元も子もないぞ!」

そう言って魔理沙は自分の身支度を終えると、今度は私の服(洋服というのを制服とは別に事前に何着か貰っていた)を用意し始めた。

僕はそんな約束をした覚えはないので狐につままれた気分だが、とりあえず身支度はしよう。

 

 

〜1時間後〜

魔理沙に連れられ、僕は一夏や箒と一緒に横須賀へ来た。

僕は知らなかったのだが、どうやらIS島は案外東京に近いところにあるらしく、モノレールで直接来れた。

意外だったのがここにセシリアがいる事だ。

彼女はこの間の戦闘を最後になにも関係は持ってないが何故か彼女が素直に話してくるような間柄になっていたのは以外だった。

 

「やぁ、揃ったかね?」

 

そう言って近づいて来たのは冬月さんだ。

僕はなにも覚えていないということを知っている魔理沙が僕の代わりに説明してくれた。

それによると冬月さんは自衛隊の偉い人とビジネスパートナーとして親交があり、その関係でセシリアと仲を良くしたいと言った僕が冬月さんに相談したところ社会科見学と称して今回の件を企画したらしい。

まあ仲は良くなっているが・・・

 

「私たちは全員いるぜ」

「よろしい。なら、全員これをつけてくれ。あと今日の見学予定のしおりだ、中々許可が降りなくて当日配布になって済まない」

そう言って彼は私たち全員分の入場証としおりを渡した。

「おいおい霖之助。これ凄いぞ!」

そう言って来たのは一夏だ。

「横須賀基地全体の見学はもちろんのこと、DDH「いずも」やあの戦艦・・・いや今は護衛艦だったか、「大和」、潜水艦「そうりゅう」の艦内見学、海自の食事や、更にはヘリコプター搭載護衛艦に改造された「伊勢」からの離発着!今回あるって聞いて少し調べたけどこれは明らかに凄いスゴすぎる!」

「本当に持つべきものは友達だな一夏」

そうやって肩を回したのは箒だ。

彼女も少し興奮しているらしく、その声には活気が溢れていた。

「もっとも、機密保持のためにここからが少し面倒だが我慢してくれたまえ」

 

そうして僕達は金属探知機で全身をくまなく探査され、医療スタッフらしき人物から体に危険物やカメラなどを入れてないだろうか1時間くらい検査された。

その検査が全部済んでみんな元気がなくなりつつあった時にそれは目の前に現れた。

 

「これは駆逐艦「雪風」じゃないか!!」興奮した様子で魔理沙が言う。

魔理沙はこっちの世界に来てすっかりこういうものに魅入られてしまったらしい。

「こっちは軽巡「酒匂」、重巡「高尾」、駆逐「涼月」・・・スゴイスゴイスゴイスゴイスゴイスゴイスッゴーーイ」

そうやって彼女は海に飛び出しそうになったところを僕が止めた。

「魔理沙、働いてる人もいるんだから静かにね」

「うん!!」

そういう彼女の目は輝いていた。

 

 

それから横須賀基地を見学した。

第二次世界大戦を生き抜いてきた数々の猛者や新しく新造されたイージス艦などが所狭しと停泊していた。

外から撮る分には撮影はいいらしく、一夏や最近カメラを知ったらしい魔理沙、意外なことにもセシリアも一生懸命に写真を撮っていた。

 

その後、僕達はDDH「いずも」の艦内見学に行った。

率直に言って全てのスケールが大きくて人類はとんでもないものを作るようになったと内心驚きに連続だった。

 

甲板のエレベーターを自分たちのためだけに動かしてもらったのは秘密だ

 

次に僕達は停泊していた潜水艦「そうりゅう」の艦内へ行った。

潜水艦と言うからには相当狭いものを想像していたが案外広く感じた(いずもにくらべたらとても狭いが)、そこで「そうりゅう」で働いている方々とともに昼食をとることが出来た。潜水艦は基本的に長時間任務なため停泊している艦内には数える程しか人はいないが、潜水艦の中の料理は絶品で、少し食べただけで腹が膨れてしまった。

 

そして僕達は護衛艦「大和」の元へと行った。

その巨体は僕達を圧倒した。

何処へ行くにも大きすぎていちいち迷子になりそうだと思ったが、中には入らずに艦橋だけを見ることとなっていたので安心した。

 

艦橋を登るためのタラップと降りる時のエレベーターは大変だったが・・・

 

もうそろそろ日も暮れ始めたところで、航空護衛艦「伊勢」の後部甲板からの離発着に便乗させてもらった。

最近はヘリコプターの離発着専門となっていたようだが、今日はカタパルトの整備のために特別に航空機の発艦をしていた。

さすがに人数分飛ばしてもらう訳には行かないので、2グループに別れて行くこととなった。

僕は航空機に乗るグループになり、カタパルトからの発艦を初めて体験した。

普通に飛ぶのとは違い、最初の加速度は驚くべきものであって胸が縮れるかと思ったが、その分飛行機から見える軍港の景色は最高だった。

 

写真撮影はダメなはずであったが、飛行士さんが持ってた以前の飛行の際に撮ったらしい写真をくれた。

「今回の分じゃないけど、思い出になれば」とのことで僕は嬉しかった。

ありがとうございます

 

いつの間にか時間は夕方5時を回っていた。いずもに着艦した航空機を降りた僕はそのまま軍港の食堂で夜ご飯を食べることとなった。

夜ご飯は海軍カレーだった。

伊勢見学グループは艦橋や復帰工事中の第2第3砲台を見に行ったそうで砲台の中にいる時に砲台が回って、特に魔理沙辺りが興奮しまくったらしい。

そんな話を聞きながら美味しく頂いた。

 

最後に屋上に出て軍港の夜景を見ることが許された。

そこでカメラは返却され、必死になって夜の軍艦の姿を撮っている。

僕は冬月さんが柵に手をかけ海を向いているのを見つけた。

 

「冬月さん」

「どうした?」

「今日はありがとうございました」

「別にどうってことは無いよ」

「別にって、これは大したことですよ。一生に1度あるかないかの体験です」

「喜んでくれたのなら嬉しいな」

「・・・そういえば、今回は何故この話をOKしてくれたんですか?」

ん?

「ん?ん〜なんだろうなぁ。以前そこなセシリア嬢に日本のことを罵倒されたと千冬くんに聞いてな、」

「そんなこともありましたね」

・・・なんだこれは

「確かに彼女はある面から見れば正しい、だが日本はいつまでも遅れを取っているわけじゃない。こんなふうに発展しているところもある。その事を知っていて欲しかったんだ」

「なるほど、そういう事でしたか」

その後は他愛もない話をしているうちに学園に帰る時間となり、僕は帰った。

 

しかしあの時に感じた異変を僕は忘れられなかった。




「貴様の趣味じゃないか!」ゲシッ
「うぼあぁっ」ゲホッ
「それにしてもなんでこんな時間がかかったんですか?」
「いや、僕としては2日で仕上げた感じですが」
「本当に?」
「マジです」
「紫様」
「何?」
「彼をどこに飛ばしましたか?」
「そりゃできるだけ遠いところ」
「月とか?」
「あっ」
「あなたのせいじゃないですかぁ」
「ごめんなさい藍!私もランダム転送でパラもガバガバだったの!」
「あんたのせいだったのか」
「お前に言われると腹立つ」ドゲシッ
「ビギョォ」ドサッ
「まあ、今回は私が悪かったわけだし次の期限は決めないわ」
「本当に?」extend
「失踪だけはしないでね」
「わっかりましたぁあ!!」ヒャッホーゥイ
「大丈夫ですかね?藍様」
「私もわからん」
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