基本がばがばですがよろしくお願いします
第一話「桜咲く入学式」
ここはとある町、繭藤(まゆふじ)町、都会と言えるほど栄えている訳でもなく、かといってこの町の特産物が特にあるわけでもないいたって普通の町だ、しいていえば職人気質の人が多くその家事に個人店をやっている、しかもどの店も長く続いている名店なのでそこは自慢できる。 以上がこの町に住む住人の考え方である。
「うーん他に説明の仕方は.....」
「おい、兄貴起きろ!今日入学式だろ!?もう8時だぞ!」
「え?.....うわ、やべ!」
弟に言われるまで気づかなかった。
僕の名前は戸﨑拓斗(とざきたくと)そして弟の海(かい)だ。
さっきまで自分はこの町についての紹介の仕方を考えていた。別にこれが趣味という訳では無い、今日から自分が入学する学園の入学課題であるからだ。
「じゃあ行ってくるよ、春休みだからってだらけてるなよ?」
「分かってるって、行ってらっしゃい」
弟に見送られ、自転車で学園への道を急ぐ。普通に行けば20分程度でつくというのを前もって調べてあるので焦らず行ける。現在の時刻は8時5分、入学式は9時からなのでまだかなり余裕はある。
「桜が綺麗に咲いてるなぁ」
「おーい!拓斗~」
「おぉ、宗!」
桜見ていると後から声をかけてきたこの男は友人の時澤宗(ときざわしゅう)である。宗の家は昔から時計を作って売ったり修理したりしている時計店をやっている、本人は眼鏡をかけていてクールだけど明るい話し方をする人付き合いが良い奴だ。
「拓斗は課題出来た?」
「まぁ、とりあえず近所の人にインタビューしたり図書館行ったりしてなんとかね?」
「へー真面目にやってんだなぁ」
そんな話をしながらも僕達は学園についた。まだクラスの発表がされていないので少し校舎を見てから入学式をする体育館に行くことにした。体育館に行く途中、遠くの方で叫び声が聞こえたような気がしたけど巻き込まれると怖いので早足で体育館へ向かった。
体育館に行くと椅子が並んでいて一組と二組に分けられた紙が貼ってあった、どうやらこの時点でクラス事になっているようだ。しかしまだ少し時間があるからなのか席に座って周りと話す人、知り合いの席に集まる人など騒がしかった。そんな状況を宗と入口近くで見ていると2人の女生徒が話しかけてきた。
「おはよう!二人共!」
「おはよう」
「おはよう、二人共早かったね」
「おはよ、本当に早いよね」
先に挨拶してきた2人、1人は琴峰奏(ことみねかなで)親戚や家族のほとんどが音楽関係の仕事に付いているまさに音楽一家だ。かなり明るい性格で僕と宗の保育園からの幼馴染みだ。
「宗君は早く寝なきゃダメだよ」
そしてもう1人は棚橋詩織(たなはししおり)最近引っ越してきて家族で古本屋をしている。僕達3人と詩織は中学の時に出会い仲が良くなった。物静かで優しい性格で真面目なのだが一つだけ問題がある。
「いやぁ昨日はちゃんと寝たぜ?」
「でも昨日はいつもより二時間ぐらい遅れて風呂に入って、その後珍しくインターネットをして、今日提出の「自分の町を紹介しよう」のレポートを見直し、寝ようと思ったら眼鏡ケースを無くし、最終的に風呂場で見つけて寝る時には日をまたいでた」
「また、お前人の家に盗聴器とか仕掛けたのかよ.....」
この話でわかると思うが完全にストーカーと化している。まぁいつもの事なので気にせずに話題を変えて話していた。
「拓斗、また家の盗聴器回収するの手伝ってくれ、何でもするから」ボソボソ
「ん?今何でもするって」ボソボソ
「ほら、そこ!何こそこそしてんのよ、そろそろ並ぶわよ」
奏に言われたので時計を確認すると、どうやらあと5分で入学式が始まるようだ、急いで自分の名前が書いてある紙が貼ってある椅子に座った。しばらく席で待っているとようやく入学式は始まった
「これより第56回、繭藤学園入学式をはじめます」
「新入生挨拶、代表、リンネ・サテライト」
「はい!」
新入生挨拶から始まり学園長挨拶、担任紹介、生徒会長挨拶などがあり無事入学式は終わった。