HITMAN2『世界線を超えた先に』   作:ふもふも早苗

11 / 53
『おはよう。47。』

『今回のターゲットはちょっと厄介かもしれないわよ。現在ラトビアの首都、リガで開かれてる国際兵器展示会に参加中の元スペツナズの将校“ラヴレンチ・チュニコフ”が今回のターゲット。』

『チュニコフはこの展示会でHCLI社とロシア軍の余剰兵器の契約を行ったわ。でもそれを一部のロシア軍将校は快く思っていないみたいで、今回の依頼につながったの。』

『ICAの契約は基本となる依頼料の他に確実性を高めるためのオプションを色々つけられる仕組みなの。今回のクライアントはすごいわよ。なんとそのオプション全部乗せ。よほど確実に殺したいんでしょうね。ちなみに“47に暗殺を行わせる”もオプションの一つよ。その関係で今回はもう一人連れて行ってもらうわ。選択は任せるわね。』

『厄介な理由はターゲットの護衛。HCLI社の専属武器商人ココ・ヘクマティアルの私兵団が護衛任務についているようよ。期間は今週いっぱいらしいけれど、クライアントは1両日中の排除を依頼している。私兵団をかいくぐりつつターゲットを暗殺しなければならず、困難な任務と言えるわ。でも困難な方があなたは燃えるでしょう?』

『準備は一任するわ。』



~準備~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
・メンバー
【エージェント47】・【エージェント66】
・装備
【シルバーボーラー、ロックピック】・【戦闘用魔導杖、TAC-SMG Covert】
・服装
【愛用スーツ】・【レディースフォーマルスーツ】






HITMAN2『自縄自縛』

『リガへようこそ。47。』

 

『ここはリガの中心地からほど近い展示場よ。今日はここで国際的な兵器の展示会が行われているわ。建物では主に携行武器や弾薬の展示、外のスペースでは陸上兵器の展示が行われている。ターゲットはロシア製の小銃の契約を行っているため、今回は建物内部に居るわ。』

 

『暴発・爆発防止のために展示物自体は本物だけれど実弾や炸薬は入っていないわ。暗殺に使うのは厳しそうよ。参加者はパリのときほど多くはないけれど、全員軍人上がりかその関係者だから事が起きたときは注意して頂戴。』

 

『健闘を祈っているわ。』

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

あちらこちらで兵器の売買契約や紹介が行われている。7割スーツ、3割軍服といった感じで、我々の服装はそれらにうまく溶け込んでいると言える。しかし・・・。

 

「・・・視線を感じる。」

「ああ。」

 

タバサの青い髪はコスプレ会場とかなら問題なかっただろうが、この場では少なくとも浮いている。髪を染めさせたほうが良かっただろうか。ともかくターゲットを見つけ、プランを練らねばならない。多少目立ってはいるがみな軍人かその関係者ともあって、見た目で判断するようなことはないらしい。むしろこのような場にそんな髪の色の少女が来ていることに逆に警戒心を与えているようだ。

 

「・・・別行動。」

「・・・それがいいだろうな。」

 

結局別々にターゲットにアプローチすることにした。私は展示会参加者に混じってターゲットを探し、タバサは一旦外に出て屋根の上からターゲットを探す。展示場内はそれなりに広いが人はそれほど多くはない。ターゲットとHCLI一行は意外とあっさり見つけられた。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

『アレがチュニコフ。周りを私兵がガードしているけれど数が足りないみたいね?』

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

ターゲットのチュニコフとココ・ヘクマティアル、東條、バルメ、ルツ、ヨナが見える。レーム、ウゴ、マオ、ワイリが見当たらないが外で待機しているのだろうか。私はもう少し近づいて話している内容を探った。

 

 

「・・・いやあ、今回はあなた方がいてくれて助かりましたよ。」

「いえいえ、こちらも仕事ですので。」

「まあそうですな。お約束どおり。30%オフでご提供させていただきますよ。」

「あとはトルコ陸軍の中将殿との会談ですね。そのあとはどうするんですか?ホテルへ帰りますか?」

「いえ、ベネズエラの将校との会談が先程急遽入りまして。それが済んでからですなホテルへ帰るのは。」

「なるほど。・・・ってもしかしてブブス中佐ですか?」

「おや?ご存じなかったのですか?彼は現在KIA扱いですよ。」

「それは知ってます。私が言いたいのは・・・。」

「わかっています。その取り巻きですよね。問題ありません。ブブスの一派は空軍、今回会うのは陸軍ですから。」

「そうですか・・・。」

「ただ、だいぶ用心深い方でして。合うのは二人きりで個室にてということでしたので。申し訳ありませんがその時だけは護衛を外すことになりますな。」

####アプローチ発見####

「構いませんよ。部屋の周囲は固めても?」

「それは構いません。もっとも向こうも部屋の周囲は固めてくると思いますが。」

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

『ターゲットはこのあとベネズエラの陸軍将校と会談の予定が入っているみたいね。それも二人っきりで。該当する人物は一人だけよ。代わりにあなたが行ってあげればターゲットと二人っきりになれるわね。奇しくもその将校、あなたによく似てるわ。』

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

「大きな声では言えませんが、ベネズエラ軍よりはあなた方のほうが頼りになりそうだ。頼みますぞ。」

「お任せください。しかし・・・言ってはなんですが、ここまで警戒される必要があるのですか?」

「ええ。実は・・・」

 

ターゲットはココ・ヘクマティアルに耳打ちをし始めた。流石に耳元での囁きまでは声が拾いきれない。ささやきを受けた彼女は少しだけ目の色が変わった。

 

「それは・・・確かなのですか?」

「確かです。もしかしたらこの会場内にも・・・。」

「・・・わかりました。我々も個人的に彼らには用があるのである意味好都合です。」

「そうなのですか?流石HCLI。暗殺組織にも顔が知れているわけですな?」

「そういうわけでは・・・。ただ以前我々の周りでしでかしてくれたことがありましてね。」

「なるほど。お気をつけください。彼らは凄腕集団と聞きます。狙った獲物は逃したことがないとか・・・。」

「今回狙われているのはあなたなのですよ?もうちょっと危機感もってください。」

「ああ、そうでした。ですがあなた方の護衛ならば安心感も段違いですよ。」

「あはは・・・お褒めに預かり光栄です。」

 

・・・どうやら我々のことを若干ではあるが嗅ぎつけられている可能性が高い。私は不自然にならないよう彼らから離れた。

 

 

 

 

 

~タバサside~

 

この髪の毛がネックになるとは思っていなかった。いや、実際はわかってはいたが色々理由をつけて変えたくなかっただけだ。作戦に支障をきたすまで判断と覚悟を先延ばしにしていただけだ。服も変わり、杖も変わり、既にあの世界との唯一のつながりと言っていいこの髪の毛も、変更する必要が出てきただろうか・・・。そんな事を考えながら展示場の屋根の上から周囲を探っていると47から通信が入った。

 

「タバサ。ターゲットを発見した。ターゲットはベネズエラ軍将校とこれから会談の予定があるようだ。場内にはそれらしき人物は見当たらなかった。外にいないか確認してくれ。」

「了解。服装は?」

「おそらく軍服だ。詳細は本部に問い合わせろ。」

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

『参加者については調査済みよ。ベネズエラ軍将校、フランク・ビエトラ陸軍少将。服装はオリーブドラブの軍服、胸に階級章、帽子は着用していないみたいね。写真を端末に送ったから見て頂戴。』

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

送られてきた写真を受け取る。内部にいなかったということは外部、つまり展示場裏手の陸上兵器展示コーナーに居る可能性が高い。私は屋根の上をサイレントで音を消しつつ移動した。

 

遠見の魔法を使って展示場を見ていく。この世界では魔法はおとぎ話の世界の話。つまり対策など全くされていないのでその有効性を存分に発揮できる。その結果、展示場の最奥。レオパルド2戦車の稼働展示が行われているスペースに目的の人物を発見した。

 

「こちらタバサ。目的のベネズエラ軍将校を発見。屋外展示スペースブロックZ-8。」

「了解。そちらへ向かう。タバサは私兵団の残りのメンバーを探してくれ。」

「わかった。」

 

内部にいなかったのはレーム、ウゴ、マオ、ワイリの4名。どれも歴戦の兵士で特にレームと呼ばれた男はデルタフォースというこの世界の精鋭特殊部隊出身とのこと。注意深くいかなければ魔法ですら見破られかねない。私はそのまま展示スペースをくまなく捜索することにした。

 

 

~47side~

 

 

私はタバサの情報を元に屋外の展示スペースへやってきた。土煙を上げつつ戦車が走り回っているのが見える。何グループかがそれを見守っているのが見え、そのうち1つのグループの中に目的の人部が居るのを確認した。ビエトラ少将は4~5人の男たちと会話をしながら展示を見ている。私は近くの展示物を見るふりをしつつ、彼らの会話を聞いた。

 

「いかがですか?T-72などよりも圧倒的な火力と装甲があります。」

「ふむ・・・。」

「貴国はAMX30を導入しておりましたね?一部の部品や整備設備が流用できるパッケージもございますよ。」

「性能は申し分ない。しかし値段がな・・・。」

「今は多様化の時代です。ありとあらゆる状況に対応できる事が重要です。これならば市街地・荒野、どちらも対応できます。それに中長期的に見ればすぐ陳腐化するT-72よりこちらのほうが有効ですよ。」

「ふむ・・・まあともかく一旦預からせてくれ。もうひとり会わねばならん人がいるので今日のところはこれで。」

「はい。ご連絡お待ちしております。」

 

「っと、次の会談までまだ少し時間あるよな?ちょいと用を足してくる。」

「了解しました。お供します。」

「ヤメロよこの年になって連れションなんか。入口で待ってろ。」

 

屋内展示場に移動しようとした少将は途中にあるトイレに入っていくようだ。私はトイレの裏手に回り込む。裏手の窓はすりガラスになっているが、幸いにも鍵はかかっていなかった。私は少しだけ窓を開ける。中では壁の小便器に向かって用を足している少将がいた。私は少将の注意が壁に向かっているのを確認して、静かに窓を開き、背後に忍び寄った。少将が用を足し終えるのを見計らって後ろから羽交い締めにして気絶させた。

 

気絶させた少将の服を借り、携行していたグロック17もシルバーボーラーと交換しておく。少将は個室に閉じ込めておいた。それにしてもこの男。見れば見るほど私に似ている。スキンヘッドなのは勿論のこと、目つきや鼻の高さまでよく似ている。これならば言動にさえ注意すればバレることはないだろう。

 

私はトイレから出ると入口で待っていた随伴の兵士に話しかけた。

 

「さて、会談場所はどこだったかな。」

「閣下、先ほど説明申し上げましたよ。会談は南棟の第3会議室です。」

「ああそうだったな。では行くとしようか。」

 

私は連れ立って兵士2名とともに会議室へ向かった。その道中、体内通信を使ってタバサに連絡を入れておく。

 

「聞こえるか。」

「良好。」

「屋外展示スペースエリア2のトイレにシルバーボーラーほか私の服も置いてきた。念の為回収しておいてくれ。」

「・・・。」

「タバサ?」

「・・・わかった。」

「それと回収したらすぐに逃走用の車を用意して展示場正面ゲートに持ってきてくれ。」

「逃走用車両の準備は終わっている。すぐに向かえる。」

「流石だな。」

 

最近はタバサもICAに慣れたようで、共に任務をこなすときはこちらの思考を先読みして行動してくれることが多くなった。非常に頼もしい限りである。あとはもう少し基地の他のメンバーとの会話が多くなればよいのだが。その寡黙さは任務をこなす上でも、選択肢を狭める原因にもなっていると思うのだが。

 

「それとHCLIの他のメンバーを発見している。全員駐車場の彼らの物と思われる車両の近く。」

「よくやった。そこならば邪魔に入られることもないだろう。」

 

邪魔が入らなさそうなのは朗報だ。相手の数はできる限り少ないほうがいい。そうこうしているうちに会議室前までやってきた。部屋の前ではココ・ヘクマティアル他私兵団が陣取っている。

 

「こんにちは、あなたがフランク・ビエトラ少将ですね。私はHCLI社のココ・ヘクマティアルともうします。」

「これはこれは。かの有名なヘクマティアルさんの娘さんですな。お噂はかねがね。」

「ご存知でしたか。光栄です。ラヴレンチ・チュニコフさんは中でお待ちです。ですがその前に軽い身体検査をさせてもらってよろしいでしょうか?」

「ええどうぞ。」

 

私は懐からグロック17を取り出し、それを隣りにいた東條に渡した。その後ルツに軽く体を触られ身体検査を受けた。

 

「OKだお嬢。」

「ご協力ありがとうございます。銃はこちらで預からせていただきます。ではこちらへ。」

 

ココ・ヘクマティアルに連れられて案内された個室は中央に1m四方程度の大きさの机と資料、そして椅子があるだけだった。

 

「やあ、少将。久しぶりだな。」

「ああ。残念だがそんなに時間がないんだ。手早くお願いしたい。」

「うん?ああ、わかった。では・・・。」

「はい。私共はこれで。」

 

バタン

####アプローチ完了####

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

『完璧ね。部屋は防音、カメラやマイクもなく、部屋の中にはターゲットと二人きり。これ以上無いくらいのお膳立て。さあ、仕事を片付けましょうか。』

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

ココ・ヘクマティアル以下私兵団は部屋の外へ出ていった。扉が閉じられると外の音は殆ど聞こえなくなった。どうやら部屋全体に防音処理がなされているらしい。まさに秘密の会合場所だ。

 

「早速だがベネズエラ軍が今回導入を検討しているT-72の近代化改修キットだが、本当に改修キットで良いんだな?その気になればT-80UやT-90も出せるが?」

「予算が足りない。コチラとしても・・・」

 

無難に会話を盛り上げつつ機会を伺う。そして話が煮詰まってきたところで自然を装って席を立ち、資料を持ちながら辺りをうろつく。

 

「しかし今回の契約ではその点においても・・・。」

「対戦車ミサイルとの抱合せとなると予算範囲に収まるかどうか・・・。」

「それならばこういうプランはどうだろうか・・・」

 

そういうとターゲットは足元にあったかばんからノートパソコンを取り出した。そのまま立ち上げ、資料を表示させる。その間に私はさり気なくターゲットの背後に回った。

 

「こいつとこいつだ。この2つならば1セット120万ドル以内で収まる。」

「ふむ、魅力的だ。しかし私はもう一つ欲しい物が出来てしまった。」

「うん?ああ、これだろう。たしかにこの新しいUAVシステムは・・・。」

「いや、ほしいのは・・・これだ。」

 

私は一気に彼の首を締め上げそのままの勢いで首の骨を折った。ターゲットは一瞬パソコンから手を離したがそのままだらんと力なく背もたれに体を預けた。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

『ターゲットの死亡を確認。よくやったわ。後は脱出するだけよ。』

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

私はそのまま背もたれによりかからせ、腕を組ませた。そしてそのまま外に出る。

 

「おや?会談は終了ですか?」

「いや、すこし用を足したい。彼は私の提案を今熟考しているようだ。すぐに戻るよ。」

「案内は要りますか?」

「いや結構。」

 

扉はすぐに閉めたため覗き込まれたとしても一瞬で、誰も息絶えてるとは思わなかったようだ。私は兵士2名と共に近くのトイレへ向かった。トイレの入口で待つように言った後、トイレの窓から外へ出た。そのまま速歩きで展示場正面ゲートへ向かう。

 

正面ゲートの外では逃走用に用意したと思われるハマーに乗ってタバサが待っていた。助手席のドアを開け、それに乗り込もうとしたその瞬間、私は直感でタバサに飛びつき頭を下げさせた。

 

 

バァン

バリィン!

「気が付かれたか。」

「急発進する。」

 

突如として後方から弾丸が飛んできた。弾丸は私にもタバサにも当たらず運転席の窓ガラスを貫通していた。開いた助手席のドアはそのままにタバサがアクセルを踏んで急発進した。ゲート付近の展示物や装飾などをなぎ倒しながら道に出る。相手は撃っては来たが車はまだ用意できていないらしく、そのまま走り去ることに成功した。

 

 

 

~~同時刻ココside~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

「ちぃ!避けられた!」

「トージョー!車だ!車を回せ!」

「無理言うな!用意してる間に逃げられちまうよ!」

「クッソ!俺たちの目の前で暗殺成功させられてまんまと取り逃がすってのかよ!」

「落ち着けルツ。」

「お嬢?・・・なんか顔が怖いんですけど・・・。」

「私の仕事を邪魔するとどうなるか思い知らせてやる・・・。」カタカタカタ

「あ、あのーお嬢?何をしてらっしゃいますので?」

「こんなこともあろうかと近くの空港に無人機を配置しておいたんだ。絶対に逃さない・・・。」

「あ、姉御?お嬢がなんか怖い・・・。」

「あら、私のココの仕事を邪魔したんですから当然報いは受けてもらわないと。」(ニッコリ)

「う、うわあ・・・。」

 

「よし!捉えた!今A7を南下中。追うよ!」

 

バァンバリリリ

ザー

 

「え?何?いきなり画面が・・・。・・・!撃墜された・・・!?」

『そのへんにしておきなさい。お嬢さん。』

「?!」

「な、何だ!?パソコンから声が・・・!」

『あなたにとっては仕事を邪魔されたのかもしれないけれど、こちらはこちらの仕事をしただけ。これ以上こちらの邪魔をするのならこちらにも考えがあるわよ?』

「あんた達・・・ICAでしょう。」

『あら御名答。よくわかったわね。』

「あんたたちが殺したやつから聞いてたからね。それで?考えってのを聞かせてもらおうじゃないの。」

『それならもう来るわよ。』

「は?」

ピリリリ

「ん?衛星電話・・・?はい。ああ、何だあんたらか。・・・え?」

「ココ?」

ブウウンキキーッ

「ココさん、車持ってきましたよ。」

「・・・トージョー、追撃は中止だよ。」ピッ

「え?」

「どうしてですか?ココ?」

「本部から連絡。追撃中止しないと給料9割カットだって。」

「な・・・なんじゃそら!?」

『わかったでしょう?さあ自分たちの仕事に戻りなさいな。』

「くっ・・・。」

『あなた達の仕事の失敗はこちらで帳消しにしておいてあげたから安心なさい。・・・ああそれと、いつか一緒に仕事する日が来るかもしれないわ。その時はよろしくね。では。』

ブツッ

「・・・~~~~~!!!!」

「おお、お嬢の悶絶ひねり。久々に見たな。」

 

 

~~ミッションコンプリート~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

・「軍団長」

 【+1000】『将校の制服に着替える。』

 

・「護衛は不要!」

 【+3000】『ターゲットと二人きりになる。』

 

・「虎の威を借りそこねた狐」

 【+3000】『ターゲットの首を折って暗殺する。』

 

・「ナイトフォーティセブン」

 【+3000】『HCLIから無傷で逃走する。』




モデルにした展示場は実際には農業関連の展示場なので武器兵器は全く関係ありませんのであしからず。


次回は佐世保へ向かいます。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。