HITMAN2『世界線を超えた先に』   作:ふもふも早苗

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『おう!久しぶりじゃねえか!俺だよ!ウィートリー様だ!ブルー、シルバー、今回お前らにやってもらう任務はこいつだ。なあに、あのやべー実験体の案件を切り抜けたお前らにならお茶のへそが湧くってもんよ!・・・ん?なんか違うな?』

『今回のターゲットは人間じゃねえ。エルフって連中らしい。そんな名前の車があったよな、俺を開発したやつもそのエルフに乗っててよ・・・ん?ああ、概要だったな。名前はキールって名前だ。何でも過激派とか主戦派とか言われてるイカレポンチ連中の頭で、エルフの元老院議会も対応に困り果ててる連中らしい。そいつを葬ってこいってよ。おっと!忘れてた。もうひとり、アイダーってやつも葬ってほしいってよ。こっちはさっきのキールってやつの腹心で、キールが死んだときの後継者筆頭なんだってよ。』

『わかってるわかってる。クライアントだろ?依頼主はその元老院議会に所属してる議員さんからだ。ビターチョコとかビターシャーベットとか言ったか?よく覚えてねえんだ済まねえな。まあクライアントの名前なんか覚えて無くても任務はできるだろ?』

『準備は一任するぜ!頑張れよ!』





~準備~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
・メンバー
【エージェント67-1】・【エージェント67-2】
・装備
【ポケモン6匹、魔法検知妨害装置】・【ポケモン6匹、ICA製特殊爆薬】
・服装
【愛用ノースリーブ&スカート】・【愛用ジャケット】


HITMAN2『災厄の地』

 

『サハラによくきたな!』

 

『くっそ暑いだろ?そりゃそうだ。今の気温は40度超えてるぞ!ぶっ倒れたりするなよ?塩飴はちゃんと支給されてるよな?』

 

『ターゲットは少し先にあるガロードっていう街にいるらしい。この町はもともとアディールって呼ばれてたらしいがこの前の実験体事件に伴って起こった大爆発に巻き込まれて地上構造物の殆どが吹っ飛んだらしくてな。そこに再建された都市って話だ。一体どんな爆発だったんだろうな?全くひでーことするやつも居たもんだよなあ!』

 

『そんな大災害の後、人間たちもこの町の復興を手伝ってるらしい。だからお前さん方人間も簡単に入れるってわけよ。』

 

『頑張ってこいよ!帰ったらケーキをごちそうしてやるぜ!』

 

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

 

 

「そのケーキは嘘よ!!」

「うぇえ?!ど、どうしたの姉さん?」

「い、いやなんか言わなくちゃならない気がして・・・。」

 

 

私達は今、ガロードの町のすぐ近くの砂丘の向こう側に来ている。ココから先は遮るものがなにもないから用心していかないと。ウィートリーが言うには人間も居るから大丈夫って話だけれど、遠目から見た限り、町に人間の姿はない。またガセネタつかましたわねあのポンコツ!

 

「どうする姉さん。侵入するにはまず町に近づかないと。」

「んー・・・地下通路があるんじゃなかったっけ?」

「地下通路の存在は把握されてるけど全容まではまだ情報部は把握しきれてないみたい。」

「じゃあもう正面から行くしか無いわね。空はこの青空のせいでバレやすいし。」

「正面・・・、まあそうなるね・・・。」

「警戒されちゃう欠点があるけど侵入できないことには始まらないしね。お願い!ニドちゃん!」

「僕たちいつもこのパターンな気がするよ・・・。行け!ギャラドス!」

 

「「はかいこうせん!」」

 

ドゴォォォン!!

 

「今よ!」

「やれやれ・・・。」

 

私達は町の端っこの市街地の一部をはかいこうせんで破壊した。2発のはかいこうせんは遠目からでもよく見えるくらいの大爆発を引き起こしたけど、町のはずれのどう見ても廃屋になってる小屋めがけて撃ったから人的被害はない・・・はず。大きな爆発があった小屋に何事かと街のエルフが駆けつけている。その隙に反対側から楽々侵入することが出来た。

 

「さあて、街に入ることは出来たわね。これからどうしましょうか?」

「ターゲットは元老院に参加している政党の一つのトップ。だとしたらやっぱり元老院かその周辺施設に居るんじゃない?」

「それじゃあまずはその元老院を見つけるところからね。」

 

町は結構入り組んでいるけれど、どの建物も白く小綺麗なもので、砂漠に建てられたとは到底思えないものばかりだった。それでも時々道端に崩れた外壁の残骸のようなものが有り、一度は破壊された街であることは容易に読み取ることが出来た。しばらく人の、もといエルフの目をかいくぐりつつ進んでいくと、中央広場のようなところへ出た。流石に広場は見通しがいいため、近くの建物の影に隠れる。広場の向こう側には大きなホールのような建物があった。

 

「姉さん。アレ。あのホールの上に何かまだ建てようとしているみたいだ。」

「そのようね。建てようとしてるのが情報にあった元老院議会のタワーかしら?」

「おそらく。建設中の今の時点でもアレより高い建物は周りにないからね。」

「ということはその根元のホールが議事堂ってわけね!やっと見つけたわ!」

 

私達は広場を大回りで進み、議事堂へ接近した。それなりに往来はあるけれど、この世界の他の街ほどの賑わいはないので間を気が付かれないようにすり抜けるのはそこまで苦労はしなかった。

 

議事堂は古代ギリシアを思わせる神殿のような作りになっていた。技術部が今回貸し出してくれた

手のひら大のボール状の機械、以前47が使った試験結果を元に改良を重ねて作った装置で、魔法による検知を無効化する事ができる優れものなんですって。私はボール中央部のスイッチを押した。ボールは内部でモーター音のようなものがなって小刻みに震えている。とても小さな音だから気が付かれはしないでしょ。ともかくこれで安心して内部に侵入できるわね。議事堂自体はその検知の魔法に頼り切りなのか、ドアも窓も鍵すら付いていなかったから私とシルバーはらくらく内部に入ることが出来た。

 

赤い絨毯が敷かれた廊下を進むと奥から誰かが走ってくるのが見えた。

 

「姉さん。」

「わかってる。でてきてメタちゃん!木箱に偽装して私達を隠して!」

 

メタちゃんはほんと便利ね。最近質感にもこだわってるみたいで、触り心地すら本物そっくり。メタちゃんの後ろに隠れるようにしてやり過ごす。相手が通り過ぎる時に会話が断片的に聞こえてきた。

 

「急げ!こっちだ!」

「侵入者ってのは本当ですか?」

「この周辺で侵入者検知魔法が途絶えた。この辺にいるはずだ!」

 

うげ、もしかして入る前からバレてた?通過した2人はそのまま私達が入ってきたところまで走っていった。またいつ戻ってくるかもわからないから私達は急いで先へ進んだ。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

『へいへい!急いでるとこ悪いんだけどよ!さっき通り過ぎた連中の中で指揮してたやつがターゲットの一人である“アイダー”だぞ?そいつもターゲットに入ってんのを忘れんなよな!』

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ちょ!そういうことはもうちょっと早くいいなさいよ!せめて通りすぎる前に!私はシルバーと目配せをして踵を返して戻った。まあ今回は通り過ぎる集団のメンツを確認してなかった私達にも非はあるからウィートリーに文句を言うのはやめてあげるわ。少し戻ると私達が侵入した窓の付近の床を触ってなにか調べていた。急がないと位置がバレそうね。

 

「シルバー、廊下をあいつらのところ、ヒザ下だけでも水で満たせる?」

「できるよ。でてこいオーダイル。」

「ありがと、出てきてピッくん。」

「どうする気?」

「フフフ・・・。こんな事もあろうかと、この間タマムシのゲームコーナーでもらってきたのよ。“わざマシン24”をね!」

「なるほど・・・。オーダイル!“ハイドロカノン”!」

「ピッくん!水に向かって“10まんボルト”!」

 

シルバーのオーダイルが作り出した大量の水が、ターゲットたちがいるところまで床を水びたしにする。ターゲットたちが突然の水に驚いている間にピッくんに覚えさせた10まんボルトが水を伝ってターゲットに直撃する。私達は近くの柱の突起に登って感電しないようにした。

 

「ぐわああああ!!」

「ぎゃあああ!!!」

 

廊下に悲鳴が響き渡る。水がある分電気がよく通るわ。流石にエルフといえども10まんボルトは堪えるみたいね。でも彼らの生命力なら・・・。

 

「ぐっ・・・。」

「うぐぐ・・・。なにが・・・。」

 

案の定しびれる程度で済んでるわね。私達は素早く近づいてとどめを刺す。派手に叫んでくれちゃったから急がないと他の人が来ちゃう。

 

「オーダイル!その男だ!“きりさく”!」

 

ザシュッ

「うぐぐぐ・・・閣下・・・!」

「あら、あなたはお呼びじゃないわ。出てきてぷりり。“うたう”よ。」

プープルループープリー

「な、なんということ・・・だ・・・。」バタッ

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

『おーおー、首チョンパは絵面的にえげつねえな。ともあれアイダーはやれたな。あとはメインのキールってヤロウだけだ!』

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廊下の両サイドがにわかに騒がしくなった。どうやらさっきの叫び声を聞いて人が集まってきてるみたいね。私達は素早くポケモンたちをしまうとすぐ近くの窓から一旦外へ出た。念の為眠らせた男も一緒に連れて行く。

 

間一髪、窓の向こう側では首から上が無くなったターゲットの死体が発見された。何やら色々騒いでいるけど悠長に情報収集している暇はなさそうね。

 

「行くわよシルバー。」

「行くってどこへ?」

「こういう建物は一番おエライサンは最上階にいるって相場が決まってんのよ。」

「そりゃあそうだろうけど・・・。」

「そのおエライサンに聞けばターゲットの位置もわかるでしょ。さあ行くわよ!おねがいぷりり!」

「強引だなあ・・・ドンカラス!」

 

私達は眠らせたエルフを適当な物陰に隠すと、外壁をプリリとドンカラスで登った。目指すは最上階。まだ建設途中のタワーを除いて議事堂の最上部のドーム状になってる部分に、元老院のトップかそれに近しい人がいるはず。私達はそこまで一気に登ると、そのまま窓の近くに張り付いた。

 

「どう、シルバー中見える?」

「こっちからだと誰も居ないように見える。気配もしない。」

「じゃあ3カウントで突入するわよ。3,2,1,GO!」

バッ

 

「クリア!」

「居ないわね・・・なにか手がかりはないかし・・・あら?」

「どうしたの?」

「なにかしら?アレ。」

 

部屋は中央に執務机があり、外周に沿って本棚が並んでいた。部屋の端に下の階に降りるエレベーターのようなものがある。その中央の机の上に明らかにこの部屋に似つかわしくない物があった。

 

銀色の金属製のアタッシュケースだ。私は近寄って観察してみる。表面は何のマークも記号も文字もないけれど、鍵の部分は明らかに先進的な技術で作られたと思われるカードキー式電子錠。指紋と静脈の生体認証装置まで付いている。机には様々な工具や何かしらの巻物が置かれていて、それら全てはこのケースを開けるために使われていたみたいね。

 

「このケースを開けようとしてたみたいね。」

「でも開けられなかった。中身と思われるものがなにもないし、第一このケース自体まだ鍵がかかったままだ。」

「そりゃあこんな簡単な工具やこの世界の呪文程度じゃこの電子錠は破れないでしょうね。」

「どうするの?多分うちの技術部なら開けられるかもしれないけれど。」

「この世界じゃ作ることの出来ないアタッシュケース。調べて見る必要があるわね。一応もって帰りましょ。」

「・・・今本部とも話をつけた。もって帰ってきていいって。」

 

私達はそのケースを持って帰ることにした。中身が何であれ、この世界には必要ないし、扱えない代物だろうしね。私達は気を取り直して周囲を探索し始めた。本棚、机の引き出し、棚、カーペットの裏。ありとあらゆるところを探した結果、本棚の隙間からメモ書きを見つけることが出来た。

 

「姉さん。これ。」

「ん、なになに・・・。“第6研究室の使用を許可する”・・・申請者は“キール”。」

「第6研究室ってのを見つければターゲットに会えそうだね。」

「よし、じゃあ次はその研究室を探しましょ。」

 

研究室の所在はすぐに見つかった。机の上に置かれていた巻物の中に埋もれるようにこの議事堂の見取り図が入っていた。おそらくまだ新しい建物だからこの部屋の主がまだ施設の配置を完全には覚えていないんでしょうね。この見取り図によると、第6研究室はこのすぐ下の階みたい。

 

私達はアタッシュケースを持って、エレベーターの横に見つけた扉の奥の階段を降りて下の階に行く。見取り図のおかげて迷うこと無く目的の第6研究室までこれた。研究室は腰くらいの位置から上はガラス張りで、中がよく見える。中では数人のエルフがなにか実験をしているのが見えた。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

『お、その連中の真ん中のあの緑髪のヤツ。アイツがキールだ。何の実験してんだろうな?俺たちも実験に参加しようぜ!爆発実験ってやつだ。』

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

「確かに持たされては来てるよ。新型電子励起爆弾。」

「じゃあ一応爆発実験はできるわけね・・・。」

 

でもそれだとおそらく周りの連中も一緒に吹っ飛んじゃうわよね。あまり無用な被害者は出したくないのだけれど、いざという時は残念だけれど一緒に吹っ飛んでもらいましょ。私達は一旦アタッシュケースを床において作戦を練る。

 

「まず私が揺動するわ。その隙にターゲットの近くにその爆薬を仕掛けて頂戴。威力はどのくらいなの?」

「爆発の効果範囲はかなり広い。でも部屋の外まで誘導できれば部屋の外にいる人は助かる可能性が高いと思う。」

「ふむふむ。でも一人だけ誘導するのは多分結構大変ね。」

「無難に“うたう”で眠らせる?」

「以前技術部に言われたんだけれど、エルフや魔物みたいな生命力が高い存在には弱ってる状態じゃないと効かないみたいなのよね。」

「なるほど、だからさっきは10まんボルトを。」

「そういうこと。さて、仕方ないから地道に行く作戦で行きましょうか。」

「それしかなさそうだね。」

 

私達は一番確実ではあるけれど一番時間のかかる方法を取ることにした。

 

「でてきて!ニドちゃん!」

 

はじめにニドちゃんを研究室から見えない位置に出す。そしてそこで少し足踏みをしてもらう。ニドちゃんはすごく大きくて重いから少し足踏みしただけでも容易に振動が起こる。

 

「なんだ?この振動は。」

「おい、ちょっと様子を見てこい。」

「おう。」

 

案の定、一人が様子を見にやってきた。そのまま死角まで誘導して・・・

 

「今よ!」

「ん?うわ!」ゴッ

ドサッ

 

あとはニドちゃんにちょっと頭を殴りつけてもらえば簡単に昏倒する。普通の人間ならあのパワーで殴られたら頭蓋骨陥没もいいところだけれど、まあエルフだから大丈夫でしょ。そんな調子で一人、また一人と殴り倒していく。

 

「アイツラ一体何をやってるんだ。全然戻ってこない上に振動は収まらねえし・・・。」

「どうしますか?」

「いい。俺が直接見に行く。今日の実験は中止だ。お前は後片付けをしておけ。」

「わかりました。」

 

2人だけになったあと、とうとうターゲットが見に来た。ターゲットが研究室を出たあとすぐさまシルバーが内部に侵入する。このまま殴り殺してもいいちゃいいんだけれどどうせなら・・・。私はニドちゃんをボールに戻し、殴り倒した他の研究員を近くの部屋に放り込むと廊下を大回りしてターゲットを回避した。

 

 

「マニューラ、だましうち。」ニュラッ

「んあ?ぐわっ!」バシッ

ドサッ

 

「よしっと。じゃあとりあえず・・・このへんでいいか。」

「シルバー、シルバー。」

「あ、姉さん。ターゲットは?」

「現場を確認しているわ。何も残してないから戻ってくると思う。」

「じゃあコイツを運び出そう。少なくとも爆発で吹っ飛ばない所に。」

「よし、じゃあ行くわよ。」

 

研究室内に爆薬を仕掛け、研究員も抱えて部屋から脱出する。アタッシュケースも回収して先ほどとは別の死角に2人して隠れた後、すぐにターゲットが戻ってきた。

 

「よーし、いっちょ派手に行きますか。」

「準備完了。いつでもいいよ。」

「まってね・・・んー・・・。」

 

首を傾げながらターゲットが研究室に入っていく。私はこっそりと一番近いガラス窓から中を確認する。爆薬を仕掛けた地点にターゲットが近づく。誰もおらず実験資料も器具も出しっぱなしなのを不審に思っているみたい。私は急いで死角に戻る。

 

「OK!今よ!」

「そりゃ。」カチッ

 

ドゴォォォン!!!

 

「うひゃあ!」

「わわわ!」

 

爆薬は単3乾電池1本分の大きさしか無かったにもかかわらず、研究室はほぼまるごと吹き飛んだ。ガラス窓はすべて粉々に粉砕され、爆発の威力で上の階の床と下の階の天井に大穴を開けたようだった。一番近い位置にあった外壁もものの見事にぽっかり空いている。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

『ボーン!たーまやー!ってな!いやー衛星映像でもはっきりと分かるでかい爆発だったぜ!もちろんターゲットのキールの生体反応は消失したぜ!というかバラバラになったんじゃねえかな?作戦完了だ。早く帰ってこいよ!』

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

「ちょっと予想外の威力だったわね。」

「うん、下の階に人が居ないことだけを祈ろうか。」

「大丈夫でしょ。見取り図によれば、下の階の部屋はまだ何も入ってないらしいから。」

「・・・そうみたいだね。穴から見ても瓦礫以外なにもないや。」

「じゃあさっさとずらかるわよ!」

「了解。」

 

私達は一旦先程の最上階へ移動する。入ってきた窓から出て下を見ると、議事堂前は大騒ぎになっている。まあいきなり大爆発が起きて議事堂の一部が吹っ飛んだんだから無理もないか。今思ってみると研究室もある辺り、元老院以外にも結構いろんな施設が入る予定なのかもしれないわね。

 

爆発で煙が上がっている方とは逆側からぷりりとドンカラスで降りて、そのまま市街地を人目に触れないよう気をつけながら町の外へ出た。砂丘を2つ超えた辺りでビーコンを起動して迎えのヘリを呼んで脱出した。

 

 

 

 

~~3日後~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

ガチャガチャ

「うむむ・・・なかなか手ごわい・・・だが・・・。」

『どう?まだ開かないのかしら?』

「ああ、バーンウッドさん。なかなか手ごわいですよ。今一応最後の詰めの段階なんで、この方法があってるならば後少しで開きますよ。」

『あら、それは丁度いい時に来たわね。』

「しかしこれがハルケギニアにあったっていうのが驚きです。こんな物あの世界じゃ絶対に作り出せませんよ。」

『そんなにすごいものなの?』

「すごいなんてもんじゃないです。見た目は生体認証とカードリーダーですが、その使用するカードがまず実体を持つような構造じゃないらしいんです。一種のホログラフィみたいなカードを使うみたいですね。こんな構造、我々の世界でも作れません。」

『ということは我々よりも科学力が発達した存在が作ったものということになるのかしら。』

「そういうことです・・・っと開きました!」

ガチャ

 

「んー?これは・・・。」

『なんなの?その機械は。』

「おそらく・・・ココらへんを・・・」

ヴォン

「ビンゴ!やっぱりホログラム投影機だったか!これは・・・設計図か?」

『これは・・・銃?いや、砲かしら?』

「・・・これは・・・!」

『わかりそう?』

「・・・。」

『・・・?』

「バーンウッドさん。こいつは大変な代物ですよ。すぐに上級委員会に報告しないと。」ガタッ

『ちょ、ちょっとまちなさい。一体何なのよこれは。』

「こいつは・・・我々技術部の、いえ、ICAの手に余る代物かもしれません・・・。」

 

 

 

 

~~ミッションコンプリート~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

・「外患誘致は極刑」

 【+3000】『ターゲットのいずれかを断首して暗殺する。』

 

・「頼れる仲間たち」

 【+2000】『ポケモンを3種類以上使う。』

 

・「実験失敗」

 【+3000】『キールを爆発物で暗殺する。』

 

・「調停者」

 【+5000】『アタッシュケースを回収する。』




ニドクインってぶっ叩く系の技覚えないんですね・・・w

次回は湖に行きます。
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