『今回の依頼はちょっと驚きね。クライアントは例の少年探偵もとい高校生探偵工藤新一ご本人様からよ。彼らには記憶処理を施したのだから我々のことは知り得ないはずなのだけれど、何故我々とのコンタクト方法を知っているのかしらね?』
『依頼はとある軍施設で起こった事件の援護よ。あのFBIの赤井秀一も共同で作戦に当たるそうだけれど、人手不足らしいわ。相手を殺さないという条件付きで依頼してきたの。江戸川コナンが施設内に侵入して司令室にたどり着くまでの援護が今回の任務になるわ。遠距離狙撃の任務になるからスナイパーライフルは忘れないようにね。』
『相手を殺さないという条件は暗殺組織の仕事ではありえない条件ではあるけれど、ちゃんと上乗せの依頼料が支払われているから仕事は仕事。依頼料が支払われるのであればどんな任務もこなすのが我々よ。』
『準備は一任するわ。』
~準備~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
・メンバー
【エージェント47】
・装備
【jaguar7、シルバーボーラー】
・服装
【愛用スーツ】
『秩父へようこそ。47。』
『この山深い中にぽつんとある元米軍施設が今回の舞台。元々、ベトナム戦争中期に日本国内に秘密裏に設置された、対ロシア・中国用の中距離弾道ミサイル基地だったの。設立と建設にはそれなりの苦労をしたようだけれど、ニクソン政権の時にこの施設は秘密のまま破棄されたわ。』
『その後、紆余曲折あった末に日本のある企業がこの施設を買い取ったの。最初は保養施設か何かにする予定だったようだけれど、社長の独断で対アメリカ報復基地に生まれ変わった。元ミサイルサイロには中国の東風31が装填され、アメリカ西海岸に今まさに核弾頭を搭載したそのミサイルが放たれようとしている。江戸川コナンもとい工藤新一はそれを阻止しようとしているみたいね。』
『今回の任務は殺害は不許可。たとえミサイルが発射されたとしても、クライアントである江戸川コナンが拘束されたとしてもそれは徹底されるわ。我々にとってはこの世界の合衆国がどうなろうと知ったことではないからね。』
『幸運を祈っているわ。』
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ブロロロロ…キキーッ
ガチャ
「ふん。よく来たな。エージェント47。」
「依頼だからな。そっちもあの子供に随分肩入れしてるな。赤井秀一。」
秩父の山中にある林道。その途中にあるちょっとした路肩スペースに赤井秀一が愛車のシボレーと共に居た。私が乗ってきたアウディも同じ場所に止める。この林道自体、入り口に目新しいロープが張られており、我々以外に入ってくる者も居ないだろう。この場所は接触してきた女性FBI捜査官から指定されてきた場所であり、ここから二手に分かれて少年が突入する施設を南北の両サイドから援護するのが今回の任務というわけだ。
「これを渡しておこう。」
「これは・・・強化ゴム弾か?」
「ぼうやに言われただろう?誰ひとり殺すなと。」
「依頼内容に入っている。だが怪我をさせるなとは書かれていなかった。」
「まあお前の腕なら足や手を意図的に狙うことは造作も無いだろうが、それでも一応保険として持っておけ。」
「・・・。」
手を打てば無力化できるだろうと踏んでいた私は、非殺傷の思わぬ徹底ぶりにこの者たちが誰ひとり傷つけること無くことを済ませようという信念が伺える。その信念が枷にならなければ良いのだがな。
私達は二手に分かれた。私は北側、赤井は南側だ。赤井によると少年はあと10分ほどでこちらに到着するらしい。3分ほど車を走らせた後、施設北側の山の中腹に陣取った。比較的大きな木の上に登り、施設を見渡す。施設は西側から兵士詰め所、車両駐車場、兵器庫、ミサイルサイロの順になっている。その他の様々な施設はおそらく内部だろう。そういえば我々は外からの援護しか命じられていないが、内部の援護は別に当てがあるのだろうか?
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『47。まもなく工藤新一が施設に到着するわ。これより専用回線情報を通達するわね。以降はそれを使って彼らと連携を取って頂戴。』
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専用回線。どうやら例の探偵バッジとやらの回線と同じものらしい。赤井秀一も通信機を持っており、それで連携を取るらしい。早速赤井が通信を投げてきた。
「47。聞こえるか。」
「良好だ。」
「詰め所の屋上にいるスナイパー。片方はこちらでやれるがもう片方がタンクの裏にいて狙えない。そちらからならどうだ。」
「こちらからならどちらも狙える。タンクの近くに居る方は私がやろう。」
「では3カウントだ。3.2.1.シュート。」
バシュン
その後も屋上や哨戒をしている兵を中心に気絶させていく。ゴム弾も正確に狙えるのであれば頭部に当てて気絶させるくらいはできる。合計で10人ほど気絶させた後、通信が入った。
「赤井さん!僕だよ!状況は!?」
「ふむ。屋上にいるやつは全員処理したが、サイロ周辺はまだだ。」
「了解。それと・・・。」
「・・・。」
「聞いてるんでしょ。ICAの暗殺者も。」
「今回は協力者なんだがな。」
「俺は反対したんだ。でも灰原が・・・。ともかく援護頼むぜ。」
「ふむ・・・?」
灰原が。つまりは灰原哀も我々のことを知っているということだ。記憶処理をしたと聞いたのだがどういうことだろう?そんなことを疑問に思っていると今度は本部から通信が入った。
『47。聞こえる?』
「ああ。」
『今回の任務とは直接関係のないことなのだけれど、最近ICAの記憶処理を施した人間がICAに関する記憶を持っている事象が続いていてね。上級委員会で対応を検討していたのだけれど、今回の任務でそれらも同時に調査してもらうことになったわ。』
「同時に調査。どうするのだ?」
『工藤新一に直接接触して頂戴。彼の反応とできることならば以前の任務のことも聞き出して頂戴。どの程度まで記憶処理がなされていて、どの程度まで記憶を維持しているのかを調べるわ。』
「了解した。・・・しかし記憶処理に不備があったということか?」
『まだ原因はわからないわ。記憶処理は戦術AIが処理する記憶を選定して、それを職員が最終チェックしたのち、特殊電磁波で脳内の記憶媒体を改竄するものなのだけれど・・・。』
「職員のチェックをすり抜けたと?」
『キャロラインはそこまで無能ではないのだけれど、一応調査はしているわ。ともかく、現状を把握するためにも工藤新一と接触して頂戴。』
「わかった。」
『衛星スキャンの結果、まだ施設の西側には3個大隊規模の兵士が残っているわ。十分気をつけてね。』
施設の西側は建物が入り組んでおり、地上付近はほぼ狙えないと言っていい。大半の監視役の兵士は既に気絶させたので今なら比較的簡単に施設に侵入することができるだろう。私は手前側、つまり北側の門の近くの壁に設置してある監視カメラを実弾狙撃で撃ち抜いた。その後、様子を見に来た兵士2名を赤井と共同で気絶させる。気絶させた後、私は木を降りて北側の門へ向かった。
「47。何をしている。」
「粗方援護は終わった。少年の援護にはもう少し近くに行かねばならない。外は任せた。」
「む・・・まあいい。わかった。ぼうや。暗殺者がそちらに向かうぞ。」
「え!?・・・ああ、あいつか。わかった。こっちは今誰にもバレずにミサイルサイロの近くまでこれたんだから頼むぜ。」
私は北側の門をよじ登って乗り越えると、近くの建物の影に隠れる。先程気絶させた兵士から施設図を拝借すると、それを頼りに施設内を進んでいく。幸運なことに、施設図には大まかではあるが他の部隊の配置も記されていた。しかし、ようやくミサイルサイロの隣の部屋まで来たところで問題が発生した。
ドゴォォォン!!!
「な、何!」
「赤井。今の爆発音は何だ。」
「施設東側で大規模な爆発があったようだ。お前がやったんじゃないのか?」
「今は隠密行動中だ。そんなことはしない。」
ビービービー
「警報が鳴ったな。」
「くっそ!ともかく早くコントロールルームに行かねえと!」
「援護しよう。まだ殺傷禁止は継続するか?」
「できる限り継続!赤井さんも!」
「ぼうやの頼みなら仕方あるまい。」
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『47。聞こえるかしら?施設東側から所属不明勢力が接近中なのを衛星が捉えたわ。アサルトライフルや各種爆発物で武装してる。この装備は正規軍並ね。接敵する可能性があるから注意して頂戴。』
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「東側から所属不明勢力が来ているようだ。赤井、確認できるか?」
「こちらからでは断片的にしか見えない・・・うぉっ!」
「!?どうしたの!赤井さん!?」
「赤井。何があった。状況を報告しろ。」
「・・・。」
「・・・少年。いよいよ腹をくくる時が来たようだぞ。」
「くっそぉ!」
赤井と通信が途絶した。あいつのことだろうから恐らく死にはしないだろうが、戦力としては見れなくなっている可能性が高い。ともかく今は目的を果たすのが先決だ。
基地はだいぶ混乱しており、兵士が先程から大量に東側に向かって走っていくのがわかる。所属不明勢力がどのような規模かはわからないが、かなり分が悪いのではないだろうか。すぐに鎮圧される可能性があるとは言え、施設全体が警戒態勢に移行したのは確かだ。
私はミサイルサイロを抜け、その奥の倉庫へたどり着く。そこで壁の影に膝立ちで隠れる子供を発見した。私はすかさず背後につけ声をかける。
「少年。」
「うぉ!・・・っと、あんたか。」
「施設は混乱している。突入するなら今だろう。」
「この先に昇降機が。でもそこに兵士が2人立ってて近寄れねえんだ。」
「任せろ。」
「お、おい!殺すのは無しだぞ!」
バシュバシュ
私は壁から少しだけ乗り出し、ゴム弾を装填したシルバーボーラーで彼らの顔面を狙撃した。鼻っ面に直撃したゴム弾によって兵士は大した声を上げることもなくその場に崩れ落ちた。
「安心しろ。気絶させただけだ。・・・おそらくは。」
「ったく・・・もっと穏便なやり方はないのかよ。」
「ではその麻酔銃で眠らせるか?一発しか打てないその麻酔銃で。」
「・・・はっ、こっちの手の内は丸見えってことね。」
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『47。所属不明勢力はかなりの手練よ。人数は4人だけだけれど、配備されてた3個大隊の内、既に1個大隊が壊滅したわ。片っ端から兵士を撃ち殺していってまっすぐコントロールルームに向かってる。急がないと鉢合わせするわよ。』
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「少年。先程の爆発を起こした勢力はかなりの手練らしい。しかもコントロールルームを目指しているようだ。」
「げっ。急がねえと!」
そのまま昇降機に乗って更に下を目指す。コントロールルームは地下4階にあるらしく、施設図によればそこまではほぼ一本道だ。昇降機に乗りながら少年と確認していると通信が入った。
「・・・っっ。ぼうや。47。聞こえるか。」
「赤井さん!」
「生きていたか。」
「ああ。ものの見事に狙撃された。愛用のライフルも銃身に花が咲いて使い物にならん。」
「狙撃で負けたの!?」
「ああ。不甲斐ないことにな。」
「シルバーブレッドすら負かす腕前が混じってるってことか。厄介だな。」
「顔は見えなかったがかなりの手練なのは間違いない。でなければ滑り込んでる最中に800m先の狙撃手の銃身を打ち抜けたりはしない。」
「・・・私でも太刀打ちできなさそうだな。」
ドゴォォォォォォ!!!!
話していると凄まじい轟音が施設内に響き渡った。先程の爆発などとは比べ物にならないくらいの大きなものだ。
「何だ今の!?」
「坊や!47!ミサイルだ!ミサイルが発射された!」
「何!?」
「とうとう撃ったか。」
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『こちらでも2発の弾道ミサイルの発射を確認したわ。弾着予想は・・・アメリカ西海岸ね。予想死者数も同時に算出できた。死者数は概算で4000万から4500万人よ。これが着弾すれば間違いなく世界大戦ね。ちなみにアメリカの早期警戒衛星はその全てが現在オフラインになってるわ。おそらくハッキングされたのね。』
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「やべえ!早く行かねえと!」
「赤井。安全なところまで退避しろ。後はこちらに任せるんだ。」
「わかった。死ぬなよ。」
「・・・運が悪ければな。」
昇降機が地下4階に到着し、すぐさま近くの物陰に隠れつつコントロールルームを目指す。兵士が何人も行き来していたが、幸いにも気が付かれずに済んだ。しかし、すぐ上階で再び爆発音が響いてきた。その後に連続した銃撃音も。いよいよ追いつかれつつある。私達は互いに目配せをしてコントロールルームに突入した。と言ってもすぐに近くの端末の影に隠れたため誰にも気が付かれては居ない。
「どうするのだ少年。」
「まずは司令官だ。・・・あいつだな。アイツを眠らせて・・・。」
ドガァァァン!
少年が時計型麻酔銃で司令官を撃とうとしたその時、凄まじい轟音とともに部屋の端の天井が崩れ落ちてきた。どうやら連中、上の階から直接コントロールルームに降りてくるつもりのようだ。
瓦礫と土煙のさなかから弾丸が発射される。私は咄嗟に少年の首根っこを引っ掴んで後ろに下がった。そのまま彼らは部屋の中に待機していた兵士数十人をまたたく間に殲滅し、司令官も足を撃って行動不能にしたのちにクリアリングを始めた。
「ゲホゲホ・・・な、何なんだ一体・・・。」
「しゃべるな少年。」
「---。セイア---。---デシタ。」
「------。---マジッテ---。キヲツケ---」
なにか話しているようだが声が小さいので殆ど聞こえない。私はともかくそのままそこで身を潜めることにした。彼らは端末を操作して・・・、メインモニタに映し出された弾道ミサイルの軌道が途中で途絶した。
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『こちらの衛星で弾道ミサイルの自爆を確認したわ。未曾有の被害は防がれたわね。一応任務は達成ということになるのかしら?』
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達成も何も私は何もしていないが。彼らは手早く残りの端末に爆弾を仕掛けていっている。これは早い所ここを脱出しなければ爆発に巻き込まれる。
「少年。強行突破するぞ。」
「まじかよ・・・。」
私は彼らがこちらから目を話した隙に少年を抱えて元の扉から脱出を試みた。
「!コンタクト!」
ダダダ
チッ
「ぐっ!」
神速といえる速さでこちらの動きに気がついた彼らのうちの一人がこちらに発砲。私の左腕二の腕付近を弾が貫通した。
「おい、おっさん!」
「二手に分かれるぞ!とにかく走れ!」
少年を離すと、そのまま昇降機まで障害物を使って撹乱しつつ走る。しかしあの反応の速さと射撃の正確性は一体何者だ。グリーンベレーでもあそこまでではない。昇降機の近くまでこれたが、昇降機の入り口は通路から丸見えだ。私はシルバーボーラーで牽制を試みるが、まるで怯む様子がなく、むしろこちらの武器を射撃で弾き飛ばそうとしてくる始末だ。
「おっさん!突破口を開く!その隙に中に!」
「わかった。だがどうする気だ。」
「こいつをこんなとこで使うとはね・・・。」
少年は腰のベルトの真ん中のつまみを回し、ボールを射出する。ボール射出ベルトであるが、サッカーボールで何をしようというのか。彼はそのままボールを奴らの方へ向かって蹴り出した。明後日の方向に飛んでいるため彼らは見向きもしていない。数秒後、ボールが炸裂した。
ドォーン!
「うぉわ!」
「今!」
タタタッ
まさかボールが花火になるとはな。狭い室内で炸裂した花火はあたり一面に火花を撒き散らし、強烈な光で相手の目をくらませたようだ。その僅かな隙をつかって私達は昇降機に飛び乗って扉を締めた。昇降機が動き出す瞬間に扉を銃撃されたが、そのまま昇降機は上に登っていった。
「間一髪ってとこだな。」
「ああ・・・。もう二度とゴメンだこんなの。」
「同感だな。」
私はこの一息ついた時にもう一つの任務を思い出したのでこなしてしまうことにした。
「こんなのはいつ以来だろうか。松山以来か。」
「ああ、そうだな。あの時は警官総出で追ったのに捕まえられなかった・・・って、そういやあの潜水艦!アレなんなんだよ!」
「企業秘密だ。」
「企業て。」
やはり松山のことも完璧に覚えている。私は更にカマをかけてみる。
「松山もそうだがあの事件の時は更に生きた心地がしなかった。お前もそうだったろう?」
「はっ、あの時は俺はお前らの施設で遠くから見守ってるだけだったけどな。でもヤバさではどっこいどっこいだよ。」
「そうか。」
実験体事件の事も完璧に覚えている。これは一体どういうことだろうか・・・。
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『やはり工藤新一はICAのことを完全に覚えているわね。これは由々しき事態。すぐさま上級委員会で対策を練らないと・・・。ともかくこれで任務は達成よ。後は速やかにそこを脱出して頂戴。あの連中のことは今情報部が調べているわ。』
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
昇降機で地上に出た私達は待ち構えていた赤井のシボレーで施設を離れた。どうやら例の連中は地上に居た3個大隊を全滅させたようで、ミサイルが発射された時には既に地上に生きた人間は居なかったようだ。私は途中で降ろしてもらい、彼らと別れた。愛車のアウディまで戻り、車に乗ってこの地域を脱出した。車を出した数分後、施設の方向から大きな爆発音が聞こえた。
~~3日後~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
『おはよう。47。傷は癒えたかしら?』
「まだ完全ではないが任務に支障はない程度には。」
『そう。よかった。ブルーやタバサも心配していたのよ?』
「そうか・・・。」
『さて、じゃあ報告よ。先の施設を壊滅させた謎の不明勢力。今現在も調査は継続中だけれど今の所所属は判明してないわ。』
「ICAの諜報能力を持ってしても見つけられないのか?」
『ええそうよ。どこから来たのか、何の目的なのか。どこへ消えたのかも一切不明。』
「まるで幽霊だな。」
『・・・幽霊ねえ・・・。つい最近そんなやつを見かけた気がしないでもないけれど。』
「・・・。」
『ともかく、わかってることは、彼らの装備は西側基準の現代装備。それも特殊部隊のね。』
「ならばどこかの国の特殊部隊なのでは?」
『勿論調べたわ。グリーンベレー・スペツナズ・GIGN・SAS、モサドや利剣まで。でもどこにもそんな部隊は所属していなかった。少なくともあの世界では。』
「あの世界では・・・?」
『装備品のラインナップがSASに酷似していたわ。その点においてSASをくまなく重点捜査したけれど、何も見つからなかった。』
「ならばSASを真似たテロ組織か?」
『それにしては練度が違いすぎる。あの部隊はたった4人で数百人をものの40分で壊滅させたのよ。正規軍ではないとは言えそれなりに訓練を受けたフル装備のPMC数百人を。』
「ならば・・・一体何者だと言うんだ。」
『わかってることがもう一つあるわ。』
「ほう?」
『あの4人の司令室での会話。断片的だけれど録音ができていたわ。』
『彼らの一人は確実に、“キャプテン・プライス”と呼ばれていたわ。』
~~ミッションコンプリート~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
・「いい夢を」
【+3000】『10人以上を気絶させる。』
・「目潰し」
【+1000】『施設の監視カメラを破壊する。』
・「なりゆきの英雄」
【+5000】『ミサイルの着弾を阻止する。端末を操作してはいけない。』
・「忘れられない思い出」
【+3000】『工藤新一の記憶を確認する。』
ちょっとはっちゃけすぎた感はありますが、最後の彼らの登場は既定路線です。
次回は行けてなかったシドニーに行きます。