『今回向かってもらうのはシドニーにある、日本国臨時泊地、通称“ポート・ナンヨウ”よ。』
『ここは深海棲艦との戦いによって壊滅したオーストラリアに、終戦後日本国が設置した泊地よ。湾の中程にある元東洋艦隊基地を元に設置されたの。比較的小さな泊地だけれど、少なくとも焼け野原状態になっている市街地よりは幾分マシに見えるわね。』
『ターゲットはこの泊地に潜入している深海棲艦、現地での名前は“小海 雨”。日本本土からの基地整備員という肩書で潜入しているみたいね。』
『クライアントは大本営直轄の諜報機関、“
『今回はキュラソーも連れて行って頂戴。彼女にもあの世界を見せておきたいのよ。いろいろな世界を経験させることは、今後の任務にも有益でしょうからってね。』
『準備は一任するわ。』
~準備~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
・メンバー
【エージェント47】・【エージェント68】
・装備
【シルバーボーラー、ロックピック】・【クルーガーマイヤー2-2、特殊徹甲榴弾】
・服装
【一般人服】・【愛用事務服】
『シドニーへようこそ。47。』
『その目の前にある石はミセス・マクアリーの椅子と呼ばれてる幸運を呼ぶ石なんですって。任務前に座って見るかしら?湾を見て左側に見えるのが有名なオペラハウス。まあ今となっては残骸しか残ってはいないけれど。そして反対側に見えるのが目的地である“ポート・ナンヨウ”よ。』
『半島全体が基地になっていて、司令部は一番先端。入り口はもっと南になるわ。大きな造船施設もあって、そこを艦娘用に改造したものを使用しているみたいね。』
『ターゲットはこの基地の工廠部分、つまり半島の南側半分のどこかに居ることが予想される。陸路で行くのが早いでしょうけど、外側から侵入するのは以外に難しいわよ。なにせこの基地以外で一番近い人のいる場所が700キロ南西のメルボルンにある泊地なのだから、人が外から陸路でやってくるということ自体がおかしいこと。潜入方法はよく吟味して頂戴。』
『幸運を祈っているわ。』
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非常に穏やかな気候と天候。波は穏やかで、空は雲ひとつ無く晴れ渡っている。しかし、空から一度地上に視線を戻せば、瓦礫の状態のまま蔦が縦横無尽に生い茂る、放棄された廃墟の市街地が周囲一面に広がる。無事な建造物は一つとして無く、高層ビルはその殆どが中程で折れて無くなるか、全体が傾いている。時折、遠くの方で土砂崩れのような音がするのは、市街地にある廃墟が崩れる音なのだそうだ。
「ショッピングは楽しめそうにないわね。」
「あの施設がなければ人と会話することすらままならなかっただろうな。」
隣りにいるキュラソーと共に、東側の対岸を見る。そこには真新しい港湾設備と倉庫のような建物群が見える。あそこが“ポート・ナンヨウ”だ。本来あの施設は本土からの移民を受け入れるための拠点となる予定だったらしい。しかし、深海棲艦の再興は予想以上に早く、旅客ターミナルは建設前に建造ドックと入渠ドックに換装されたようだ。しかし既に建設が完了していた桟橋はそのまま残り、その結果入渠ドックへと続く桟橋がやたら小綺麗でデザイン性の高いものになっている。
「それで?どうやって侵入するのかしら?」
「まずは周囲を観察だ。侵入経路は意外なところに転がっているかもしれない。」
私達は、湾に沿って歩き始めた。元々公園だったのもあって一応申し訳程度には整備されていて、道も雑草が生えてきてはいるがまだレンガ畳は残っている。対岸の施設は主に工廠施設になっているが、ところどころに大きな倉庫のようなものもある。
「あれは・・・。」
「・・・ボートだな。」
少し先に行ったところに岸壁に引っかかっている小型の手こぎボートがあった。通常は湖などで使われるものだが、戦火の余波でどこからか流れてきたのかもしれない。見た所大した損傷はなく、オールも中に2本乗ったままだ。
「使えるんじゃない?アレに乗っていけば・・・。」
「いや、ここでは目立ちすぎる。」
ここから対岸へ渡ろうとした場合、港湾施設に直接乗り付ける形になる。工廠施設には換気のためなのか窓も多く、見られる危険性が高いと言える。しかし、少し離れた所に水路の一番奥の部分から伸びる護岸が見える。残骸から推測しておそらくボートの係留所だったようだ。あの護岸に一度渡り、タイミングを見て港湾施設に渡れば危険性は少ないだろう。
「一旦あそこへ行く。そこからタイミングを見て渡るぞ。」
「そうね。その方が良いけどどうやってあの護岸の対岸まで持っていくの?」
「乗るわけには行かないが・・・、む。アレを使おう。」
公園内部にあった廃材置き場のようになっていた場所に、太めのロープを見つけた。私は近寄ってそれを取ると、護岸に引っかかっていたボートにくくりつけ、引っ掛かりを取った。そのまま水路沿いにロープを引っ張って誘導していく。ときたま護岸にボートが衝突していたが、そこまで速い速度ではないので問題はないだろう。
私達はボートに乗り込み、一度ヨットハーバー跡へ向かう。もっとも近寄ってみてわかったが、ここはヨットハーバーというよりショッピングモールのようなところだったようだが。そのまま護岸に隠れつつ、施設の窓から誰も見ていないことを確認して静かに且つ急いで船を漕いで渡りきった。
渡った先は工廠施設の隣りにあった倉庫の裏だった。護岸はそれなりに広かったが、波打ち際に多くの瓦礫が散乱していたことから、護岸としては利用されておらず、あるのは元々あった建物の瓦礫のみだった。有刺鉄線すら無い申し訳程度のフェンスを乗り越え、私達は施設内に侵入した。
「む、47。南側から誰か来る。」
「一旦そこの車の裏に隠れろ。」
「んー?何だこのボート・・・どっからか流れてきたのか?」
「ああ、そのボート見覚えがあるわ。確か対岸に引っかかってたような。」
「ふうん?係留されてたのか?」
「いんや。どっかから流れてきたのがそこにたどり着いてたって感じだったな。」
「じゃあこいつも流れてきただけか・・・。提督には報告しなくていいよな?」
「いいんじゃない?めんどくさいし。」
アレは軽巡洋艦 天龍と軽空母 隼鷹だ。艦娘と思わぬところで接敵しかけた。そのままやり過ごそうかと思ったが、そのままこちらに歩いてきそうなのを見てキュラソーが先手を打った。
「こんにちは。」
「うお!こ、こんにちは。一体どこから・・・?」
「私は小梅さんに言われて最近ここに来たのだけれど、道がわからなくなってしまって。小梅さんは今どこにいるかしら?」
「小梅さん・・・?誰だい?そいつは。」
「おま、覚えてねえのかよ・・・ってそういや隼鷹はアイツが来た時は機動作戦中だったな。」
「ということはお前さんは知ってるのか?」
「ああ。あいつなら今日は入渠ドック増設の手伝いするって言ってたぜ。」
####情報を入手####
「ということは入渠ドックに居るのね。助かったわ。」
「送っていこう、と言いたいところだがこっちも巡回警備中だからな。ルート外れると妙高さんにどやされちまう。」
「一人で行けるかい?」
「ええ、大丈夫よ。ありがとう。」
「おう、じゃあな!」
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『ターゲットは入渠ドック増設作業に駆り出されてるらしいわね。ドック建造には結構な労力がかかるらしいけれど、周囲に人や艦娘が大勢いると思うから気をつけてね。』
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「なかなか無茶をするな。」
「でも情報は手に入ったでしょう?」
「確かに。入渠ドックの位置は衛星映像で確認済みだ。行くぞ。」
私達は足早に倉庫群を抜けて入渠ドックへ向かった。入渠ドックは元々あった乾ドックを改造して使用しているらしい。そのため、入渠ドックは本部・通信施設・宿舎などの間に挟まれるようにして設置されている。しかも元々の乾ドックが大きいため、入渠ドックだけやたらゆったりと広く豪華になっている。現在、3箇所ある入渠ドックを4箇所に増やす工事を今行っているようだ。
建設現場まではそもそも人が居なかったり、瓦礫、資材、建設に使う重機などが所構わず置いてあり、楽に建設現場まで到達できた。何より侵入する者すらいなくなっているため監視カメラを含めた警備体制という点では今までのどの施設よりも手薄だ。何ならそこらのハイスクールのほうがまだ警備に気を使ってると言える。
ドックでは建設用のクレーンが動いていた。その下では艦娘が数人設計図とにらめっこしながら作業にあたっていた。土木作業員すら人員不足ということだろうか。また建設作業中の集団も離れたところにもう一団居た。
「二手に分かれましょう。私はあっちの集団を調査してくるわ。」
「わかった。では私はこちらを。」
キュラソーは素早い身のこなしで資材の間をすり抜けながら集団に近寄って行った。私はこちらの集団のすぐ近くまで重機に隠れながら進み、耳をそばだてることにする。
「・・んー・・・こりゃどうしたもんかな?」
「どうするのよ?こっちを先に作ったらこっちが作りづらくなるわよ?」
「でもだからといってこっち先に作ったら今度はあっちが・・・。」
「同時進行ですすめるしか無いんじゃないかしら?」
「人員が足りるかどうかわからないねえ・・・。」
明石、大淀、夕張の三名が設計図と現場を見比べながら建設工程を話し合っているようだ。
「とりあえずできるところから先に進めて、後から同時進行で集中投入って感じにする?」
「そうね。とりあえずそろそろあっちの作業も終わっちゃいそうだし、次の指示出さないと。」
「じゃあボイラー室の拡張作業を先にやっちゃいましょう。」
「賛成。それだと資材は・・・クレーンでもう一回運ばないとね。」
「じゃあ大淀。小梅さん呼んできて。どの資材を運ぶかのチェックしてもらわないと。」
####アプローチ発見####
「わかったわ。クレーンは誰が動かすの?」
「・・・その時その場に居た適当な人に任せるってことで!」
「適当ねえ・・・。」
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『建設現場では資材をクレーンで乾ドック内部に入れる作業をするようね。そしてその作業を側でチェックするのがターゲット。これはもう彼女の作業を手伝ってあげるしか無いんじゃないかしら?』
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大淀が別の方向に走り去り、明石と夕張がそれぞれ別々の作業現場へ出向いていった。同時にキュラソーが戻ってきた。
「向こうの子たちは色々話してたわよ。ターゲットはどうやら基地内では色々噂が立ってるみたいね。」
「噂?」
「深海棲艦の回し者という的を得ているものから、大本営の監査官だとか、提督の隠し子説、果ては人類を滅ぼしに来たエイリアンとも。」
「深海棲艦もある意味エイリアンのようなものだと思うがな。」
「あとそこのクレーンについても話していたわよ。下方方面の視界が悪くて誰も乗りたがらないんですって。そのせいかわからないけれど、今日クレーンを操縦する予定だった操縦手が無断で欠席しているらしいわ。」
「それは好都合だな。」
「ふうん?」
「私はこれからクレーン操縦に志願する。ターゲットが資材搬入をチェックするようだから、お前がそれを見て誘導してくれ。」
「ふん。資材でぐしゃっと行くわけね。了解。」
キュラソーは足早にターゲットを探しに、私は近くの作業小屋を目指した。作業小屋の扉は鍵がかかっていたが、簡単な錠前なのでロックピックで簡単に解錠できた。室内の壁には作業服一式とヘルメットが置いてある。私は素早くそれらに着替えると、クレーンへ向かった。クレーンはよくあるガントリークレーンのようなもので、制御室にはいるためには吹きさらしのはしごを登らねばならなかったが、この格好のおかげで遠目からは作業員に見えないのもあり、何人かの艦娘がこちらを見たようだが不審に思われることはなかった。
制御室内部にはいるとたしかに下方面の視界が悪い。ガラスが曇っている上、ガラスの一部が破損しているためその破損部分を鉄板で覆い尽くしている。そのため視界が著しく制限されてしまっている。私は搬入する資材リストが有ったので確認し、どの資材を使うかを検討した。
~キュラソーside~
「案外早く見つかったわね。」
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『アレが“小梅 雨”。傍から見ると20代の若い女性にしか見えないけれど、中身は立派な深海棲艦よ。我々が把握した情報では新型の艦級、“音測ヒ級”と言うらしいわ。おそらく音響測定艦が元なのでしょうね。深海棲艦の音響測定艦は、忍び寄る死神の足音は探知できるのかしらね?』
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軽巡大淀がターゲットである小梅 雨と話している。大淀は泊地内でもまとめ役と言っていい地位にいる艦娘。できることならば目にとまるようなことはしたくない。ここはしばらく待ってターゲットが一人になるのを待つ一手だ。
「それじゃあ、小梅さん。よろしくおねがいしますね。」
「了解しました!」
話が終わり、建設現場の方に駆け出し始めたターゲット。その後をつけて、資材置き場にたどり着くかどうかというところで声をかけて呼び止める。
「小梅さん、ですか?」
「え?あ、はい。そうですけど?」
「良かった見つかった。今回の資材搬入に際してチェックのお手伝いを仰せつかった者です。」
「そうなんですか?そんな話は大淀さんからは聞いてませんけど・・・。」
「あら?大淀さんにも伝えると提督はおっしゃっていたのですが・・・どこかで行き違いがあったようですね。」
「提督の許可は取られているんですね。じゃあ報告は終わった後でもいいですかね。」
「そうですね。クレーン操縦者の方は先にクレーンに登って準備しているそうです。」
「話が早いですね。早速仕事を始めましょう!」
「ええ。」
私は資材置き場の端に近い位置で、ターゲットは運ばれる資材のすぐ近くでチェックリストにチェックを入れつつ資材搬入を行う。ターゲットは資材置き場の作業台に置かれていた無線機を使ってクレーン操縦者、47にテキパキと指示を送り始める。
「クレーン操縦者さん、聞こえますか!」
「聞こえている。」
「では今から作業を始めますので指示された資材の上にフックをもってきてください!」
「了解した。」
47が操縦するクレーンが動き出す。ゆっくりとした動きではあるが、クレーン自体がとても大きいため、先端部の速度はかなりのものになっている。ガントリークレーン方式のため、ドック建設予定地のすぐ横に置かれた資材を釣り上げてはドック内におろしていく作業を繰り返すことになる。クレーンが動き出すと、ICAの専用回線の方から通信が来た。
「キュラソー、6番目のH鋼でやるぞ。準備しろ。」
「了解。」
5番目のステンレス板を運び終えると、次の資材、4本の長さ15mほどのH鋼を運ぶ。重量にして軽く見積もっても10トンはある。直撃すればひとたまりもないはずだ。しかし相手は深海棲艦。念には念を入れるために私は彼女の側に近寄る。
「はい、じゃあ次はそのH鋼を17番ブロックに。」
「了解。」
ゴロゴロゴロゴロ
「・・・ん?そっちは19番ブロックですよ?」
「おっと間違えてしまった。済まない。すぐに戻る。」
ピッ
ガコン!
「え?」
ガシャーン!!
釣り上げられた鋼材の金具が空中で外れ、ものの見事にターゲットの頭上に降り注いだ。完全な不意打ちだったため深海棲艦といえど逃げることは出来なかったようだ。それか音響測定艦ということで機動力はないのかもしれない。私は被害を確認するふりをしつつターゲットの居た場所に駆けつける。
「うぐぐぐ・・・一体何が・・・」
「あら、やっぱり生きてたのね。」
「えっ・・・どういう・・・。早く助けを・・・。」
「こんなものが直撃して死なないってことは深海棲艦って話は本当みたいね。」
「!!」
「まあ想定はしていたわ。そのために私が居るのだから。」
チャキ
「・・・愚かな。ただの銃で殺せるものか。」
「残念。これは対深海棲艦用の特殊徹甲弾よ。貫通すると中で弾がバラバラに分裂するんですって。」
「!!」
ダイジョウブカー!ナニガアッター!
「もうちょっとお話したかったけれど潮時ね。それじゃ。」
「・・・くっそお!」
パシュン
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
『小梅 雨の生体反応の消失を確認したわ。お疲れ様。ことが大きくなる前にそこから撤退して頂戴。』
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「・・・ふう。終わったわよ。47。」
「ご苦労。私もすぐにそちらに着く。」
クレーンから作業着姿の47がさも慌てたような素振りで降りてくるのが見えた。
~47side~
キュラソーと合流した後は、近くに居た艦娘や他の現場に居た作業員が駆け寄ってくる前にその場を後にした。はじめに使用したボートは既に発見されているので避けることにした。代わりにこの基地の更に奥にある湾内用の小型艇停泊所を目指して、再び路地裏や瓦礫資材重機の間を縫うようにして走っていた。建設現場からだいぶ離れたのでもう急ぐ必要はない。周囲に気を配りながら進んでいく。しかし、角を曲がった直後・・・。
ドンッ
「きゃ!」
「おっと、済まない。急いでいたもので。怪我は?」
「パズディプロブレム。大丈夫ですわ。」
「良かった。それでは。」
「・・・あの方、どこかで見たような・・・?」
アクシデントはあったものの、無事に停泊所についた。小型の飛行艇が止まっていたのでそれに乗り込む。多少古い年式の飛行艇だがそれが功を奏した。難なく電子機器をいじりエンジンを掛けることに成功した。そのまま飛行艇を操縦して、この地域を脱出した。
~~5時間後~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「陸奥、龍驤。犯人の目星はついたのか?」
「犯人って。まだ殺人かどうかも確定しとらんのやで?」
「そうよ提督。もしかしたら不慮の事故だったのかも。」
「事故なら何故クレーン操縦士が居ないんだ?」
「それは・・・責任を追求されるのが嫌で逃げたとか?」
「まあそれこそ、こんな廃墟しかない土地でどこに逃げるんやっちゅう話ではあるんやけどな。」
「ともかく、事故か殺人かは検死の報告次第か。」
「さっきやっと鋼材を取っ払えたからな。もうすぐやろ。」
「ボンジュール、検死の結果を持ってきました。」
「おおテスト。ご苦労、待ちわびたぞ。」
「どうぞ。」
「・・・むう。やはり殺人事件のようだな。」
「うちにも見せてや。・・・うわあ、こりゃダムダム弾とかいうやつやろ?えげつないわあ。」
「今はどこも製造はしてないはずよね。一体どこから・・・。」
「あら?ア-ミラウ?これはなんですか?」
「ん?ああ、それは作業小屋に放置されていた服だよ・・・待てよ?もしかしてそれが犯人の!」
「かもしれないわね!至急鑑識に回すわ!」
バッ
カランカラン
「あら?なにか落ちましたよ・・・」
バチッ!
「キャア!」
「テスト!」
「コマちゃん!大丈夫?!」
「え、ええ・・・ちょっと痺れただけ・・・あっ。」
「ど、どしたん?」
「・・・思い出した。あの人・・・。あの時の・・・!」
~~ミッションコンプリート~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
・「人手不足」
【+1000】『クレーンを操縦する。』
・「資源は大切に」
【+3000】『鋼材をターゲットに落とす。』
・「ザウバークーゲル」
【+3000】『特殊徹甲弾でターゲットを暗殺する。』
・「羽のついたカヌーよ!」
【+1000】『飛行艇に乗って脱出する。』
いろいろな地域の話を書いているうちに海外旅行したくなってきました・・・w
台風19号の影響がどうなるかはわかりませんが、もしまた停電するようなことがあれば次回は遅れるかもしれません。
次回は竹林へ向かいます。