商店街はいつも賑やか 作:ポテト・ポテト・ポテト
俺は少しウキウキしながら商店街を歩いている。
とは言っても家からほんの2分程で着く場所なのだが。
そして俺は行きつけの喫茶店、羽沢珈琲店のドアを開ける。
「いらっしゃい、螢君!」
「やぁ、マイエンジェルつぐみよ!今日も今日とて天使だなぁ」
ややハイテンションで言うと、後ろから殺気を感じたのでふざけるのは止めておこう。
「螢、いつにも増してテンション高過ぎ。というかマイエンジェルとかキモ」
蘭、お前はいつにも増して辛辣過ぎ。
「まぁまぁ、いつもの茶番は置いといて。カプチーノ1つ」
俺はカプチーノを注文し、蘭の隣に座って待つ。
「螢、今日のテンションどうしたの?」
「よくぞ聞いてくれたな!何を隠そう明日はパスパレのイベントがあるからな。楽しみ過ぎて授業中しか眠れないんだ」
「いや授業中はだめでしょ」
蘭がジト目でツッコミを入れる。
「そんなにパスパレ好きなんだね、螢」
「ああ。パスパレ命だからな」
すると、バイトの女の子がカプチーノを持ってきてくれた。
バイトの女の子可愛いな。
パスパレのイヴちゃんにそっくりだな。
いや、イヴちゃんじゃね!?
う、嘘だろ……。
嘘だよな?
すると、バイトの女の子が俺の顔を覗き込んできた。
「顔が真っ赤ですけど、大丈夫ですか?」
めっちゃ可愛い。
「イヴちゃん、どうしたの?」
つぐみがこっちに来た。
ちなみに俺は顔を真っ赤にして、固まっている。
今つぐみがイヴちゃんって言ったよな?
本物だよな?
「あ、あの……パスパレの若宮イヴさんでしゅか?」
何聞いてんだ?俺。
しかも今噛んでるし。
蘭も吹き出しそうになってるし。
「私達のこと、知ってるんですか?嬉しいです!」
本物だった。
さらに神対応とか。
「い、いつも応援してます!」
「ありがとうございます!」
ふぅ。
カプチーノ飲んで落ち着こう。
うん、ここのカプチーノ美味しい。
それから少しして、店に巴とひまりがやって来た。
先ほどの俺の事を蘭が二人に話したせいで、今二人にも笑われている。
「ちょっと螢君、面白すぎるよ流石に」
「まあ、螢らしいな?」
「まったくフォローになってないぞ巴!」
恥ずかしすぎる。
まさに穴があったら入りたい状況。
散々弄られた後、俺達はつぐみに新メニューの味見してほしい、とお願いされ、新メニューを待っている。
数分後、つぐみが新メニューを持ってきた。
新メニューは、チョコロールケーキだった。
俺達はロールケーキを一口食べて、顔を見合わせた。
「このケーキ、美味しい」
「確かに、これなら毎日でも食べたい位だよね!」
「毎日食べたら太るぞ?」
「螢君のバカ!変態!ヘタレ!」
どれも当てはまってて辛い。
「今のは螢が悪いな。どう見ても」
「これは螢が悪いね」
総叩きされてて辛い。
でもロールケーキ美味しいから許す。
結局このロールケーキは次の日から羽沢珈琲店のメニューとなり、一躍人気メニューとなったとさ。