商店街はいつも賑やか   作:ポテト・ポテト・ポテト

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第2話 行きつけの喫茶店

俺は少しウキウキしながら商店街を歩いている。

とは言っても家からほんの2分程で着く場所なのだが。

 

そして俺は行きつけの喫茶店、羽沢珈琲店のドアを開ける。

 

「いらっしゃい、螢君!」

 

「やぁ、マイエンジェルつぐみよ!今日も今日とて天使だなぁ」

 

ややハイテンションで言うと、後ろから殺気を感じたのでふざけるのは止めておこう。

 

「螢、いつにも増してテンション高過ぎ。というかマイエンジェルとかキモ」

 

蘭、お前はいつにも増して辛辣過ぎ。

 

「まぁまぁ、いつもの茶番は置いといて。カプチーノ1つ」

 

俺はカプチーノを注文し、蘭の隣に座って待つ。

 

「螢、今日のテンションどうしたの?」

 

「よくぞ聞いてくれたな!何を隠そう明日はパスパレのイベントがあるからな。楽しみ過ぎて授業中しか眠れないんだ」

 

「いや授業中はだめでしょ」

 

蘭がジト目でツッコミを入れる。

 

「そんなにパスパレ好きなんだね、螢」

 

「ああ。パスパレ命だからな」

 

すると、バイトの女の子がカプチーノを持ってきてくれた。

バイトの女の子可愛いな。

パスパレのイヴちゃんにそっくりだな。

いや、イヴちゃんじゃね!?

 

う、嘘だろ……。

嘘だよな?

 

すると、バイトの女の子が俺の顔を覗き込んできた。

 

「顔が真っ赤ですけど、大丈夫ですか?」

 

めっちゃ可愛い。

 

「イヴちゃん、どうしたの?」

 

つぐみがこっちに来た。

ちなみに俺は顔を真っ赤にして、固まっている。

 

今つぐみがイヴちゃんって言ったよな?

本物だよな?

 

「あ、あの……パスパレの若宮イヴさんでしゅか?」

 

何聞いてんだ?俺。

しかも今噛んでるし。

蘭も吹き出しそうになってるし。

 

「私達のこと、知ってるんですか?嬉しいです!」

 

本物だった。

さらに神対応とか。

 

「い、いつも応援してます!」

 

「ありがとうございます!」

 

ふぅ。

カプチーノ飲んで落ち着こう。

うん、ここのカプチーノ美味しい。

 

それから少しして、店に巴とひまりがやって来た。

先ほどの俺の事を蘭が二人に話したせいで、今二人にも笑われている。

 

「ちょっと螢君、面白すぎるよ流石に」

 

「まあ、螢らしいな?」

 

「まったくフォローになってないぞ巴!」

 

恥ずかしすぎる。

まさに穴があったら入りたい状況。

 

散々弄られた後、俺達はつぐみに新メニューの味見してほしい、とお願いされ、新メニューを待っている。

数分後、つぐみが新メニューを持ってきた。

 

新メニューは、チョコロールケーキだった。

 

俺達はロールケーキを一口食べて、顔を見合わせた。

 

「このケーキ、美味しい」

 

「確かに、これなら毎日でも食べたい位だよね!」

 

「毎日食べたら太るぞ?」

 

「螢君のバカ!変態!ヘタレ!」

 

どれも当てはまってて辛い。

 

「今のは螢が悪いな。どう見ても」

 

「これは螢が悪いね」

 

総叩きされてて辛い。

でもロールケーキ美味しいから許す。

 

結局このロールケーキは次の日から羽沢珈琲店のメニューとなり、一躍人気メニューとなったとさ。

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