商店街はいつも賑やか   作:ポテト・ポテト・ポテト

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第3話 迷子少女のラビリンス

今日はパスパレのイベントの当日。

 

昨日早く寝て、今日はいつもより少し早起きした。

そして、朝早くから風呂に入り目を覚ます。

 

俺は着替えてからリビングに向かうと、妹の澪がテレビを見ていた。

どうやら録画していたドラマを見ているらしい。

 

「お兄ちゃんがこんなに早起きするなんて珍しいね」

 

「澪こそ、早いじゃないか」

 

「だって今日から部活の遠征で朝早いし」

 

澪はうちの中等部で女バスのエースをやっている。

俺と違って大した奴だ。

 

「そうか、頑張ってこいよ」

 

「うん、頑張ってくるね。もう時間だから行ってくるね、お兄ちゃん」

 

「おう。鍵は俺掛けとくから、かけなくていいぞ」

 

「うん、わかった」

 

さてと、澪が行ったので俺はP○4の電源を入れて、ゲームを始める。

そしてウイ○レをしていると、父さんが起きてきた。

 

「螢、おはよう。今日はパスパレのイベントだからね。スタッフとして早く行かなきゃいけないんだ」

 

「それじゃあ、また後で会場で会おうぜ。父さん」

 

「ああ。行ってくるよ」

 

こうして家には店が休みの日は昼過ぎまで起きてこない母親だけになった。

よってイベントの時間までウ○イレして時間を潰そう。

 

3時間後。

そろそろ時間だ。

出発しよう。

 

家を出て20分程して、会場にたどり着いた。

もう会場には人だかりが出来ている。

 

俺はなんとか2列目に入り込めた。

この位置ならよく見える。

 

ショッピングモールでのミニライブだが、生のパスパレが見られるということで観客が集まっていて、熱気は最高潮だ。

 

そして数分後にミニライブが始まった。

ショッピングモールは大盛り上がりで、ミニライブは終わった。

 

彩ちゃん可愛かった。

ただただ可愛かった。

 

ミニライブが終わって、電車に乗って駅に到着した。

駅から商店街に向かって歩いていると、不思議な声が聞こえてきた。

 

「ふえぇ、どうしよう……」

 

どうやら、迷子になっている女の子がいた。

それもめっちゃ可愛い女の子。

 

「どうかされましたか?」

 

助けてあげるっきゃないだろぉ?

 

「その、迷子になっちゃったんです……」

 

「どこに行きたいんですか?」

 

「駅前の喫茶店なんだけど……どの方向にいってもここに戻って来ちゃって……」

 

なるほど。

この女の子は方向音痴と見た。

それも、相当の。

 

仕方ない。

俺が案内してやろう。

 

「もしよければ、俺が案内しますよ」

 

「本当?ありがとうね」

 

女の子は顔をパァっと明るくさせた。

それから、駅前の喫茶店にまで案内した。

 

「君がいなかったら、ここにたどり着けなかったよ~。本当に、ありがとう」

 

「どういたしまして。困っている人を助けるのは当たり前ですよ」

 

幼馴染みに見られたら絶対笑われる位のくっさいセリフを吐き、女の子と別れた。

 

あれ?

何か忘れてね?

 

あ……

 

連絡先聞いてなかったーー!

 

あんな美少女と出会える機会なんて滅多に無いのに。

なにやってんだろ。

 

俺は家に帰ってからも、その女の子のことが頭から離れず、連絡先を聞いていなかったことを後悔していた。

 

ああ、どこかに可愛い子居ないかなぁ。

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