商店街はいつも賑やか 作:ポテト・ポテト・ポテト
私生活が忙しくて全然投稿出来ていませんでした。
すみません。
これから少しずつペースを戻していきたいです。
さてと、これからどうするか。
あことモカから広まるのも時間のうちだ。
俺の現在の所持金は……5000円。
二人の口止めには少し心許ないな。
不味いことになりそうだ。
そう思って教室の自分の席で考えていると、突然後ろから肩を叩かれた。
「うわぁ!」
俺の肩を叩いたのは、俺の悩みの種であるモカだった。
そしてモカは俺の耳元でこう、囁いた。
「パン」
やっぱりこいつ、そう来たか。
とんでもない量のパンを買わされることになりそうだ。
大量のパンがあの細い体のどこに入っているのだろうか。
本人曰く、カロリーをひまりに送っているらしいけど、実際のところは不明、だな。
「やっぱりそう来たか」
「それなら話は早いね~」
「そうだな。お手柔らかに頼むぜ~。俺今金欠だから」
「じゃあそれで黙っといてあげる~」
「おう、頼んだ」
幸い教室には俺たち以外誰も居なかったのでこの会話は誰にも聞かれることは無かった。
それから、昼休みになり、俺は学食にあこを呼び出した。
「螢にぃ、どうしたの?いきなり呼び出して」
「昨日の事、巴には言ってないよな?」
「螢にぃがリサ姉のこと好きだってこと?言ってないよ?」
今のところこの事は広まっていないようだ。
よし、ここで口止めしておこう。
「あこ、何か食べたい物あるか?」
「あ、螢にぃこれで黙って貰おうとしてる?」
「ああ。黙っててくれるか?」
「いいよ!じゃあカレーライス食べたい!」
「了解、カレーライスね。頼んでくるからちょっと待っててくれよ」
「うん!」
俺が注文をしに行っている時、それを離れた席から見ている者がいた。
「あれ、あそこに居るのって螢君?」
生徒会の仕事で学食まで来た私は、珍しく一緒に食事をしている螢君とあこちゃんを発見した。
どうやら何か話しているらしく、その内容が気になるので少し聞いてみる事にした。
「ああ。黙っててくれるか?」
この螢君の言葉から、どうやらあこちゃんは螢君の秘密を握っているらしい。
なんだろう。
ますます気になって来た。
螢君がカレーライスを2つ持って席に戻ってきた。
「どうだ?あこ、美味しいか?」
「うん!すっごく美味しい!」
「だろ?ここのカレー、たまに欲しくなるんだよなぁ」
「なんだが分かる気がする」
ここのカレーは結構甘口なのだが、普段食べるカレーが辛口だとたまに欲しくなる。
「螢にぃ、美味しかったよ!」
「そうか。ならよかった」
こうして俺達の昼食は終わった。
「結局、螢君の秘密は聞けず仕舞いか~。うーん、どうしても知りたいけど……」
私はモヤモヤした気持ちを抱えながら、生徒会の仕事を終わらせて生徒会室に戻った。
時は放課後、俺はモカと二人で商店街にあるとある店に向かっていた。
「螢くん、今日は奢ってくれてありがとね~」
「ああ。それで黙っててくれるんだろ?」
「パンの契約は絶対だからね~」
「パンの契約ってなんだよ」
「説明しよう~。パンの契約とはパンによって交わされる契約だよ~」
「なんだそれ。俺にはよーわからんけど、黙っててくれるってことか?」
「まあ簡単に言うとそ~」
こうやって話していると、やまぶきベーカリーに到着した。
俺がドアを開けると、中から店員の声がする。
「螢君とモカが二人一緒なんて珍しいね」
「おう。さて、モカの奴もう大量にパンとってやがる。俺の財布持つかなぁ?」
「モカもそこまではしないでしょ。多分……」
「いや多分かよ!」
「沙綾~、お会計お願い~」
「モカ、すっごい買うね~。螢君の財布大丈夫かな?」
「沙綾、いくらだ?」
「4000円」
モカ、どんだけ買ったんだよ。
美味しい、安い、沙綾がかわいいの三拍子そろったこの店で4000円分買うってどうやったらできんだよ。
「ギリギリセーフだな。あと3つほど買われてたら終わってたぜ」
「それじゃああと3つ持ってこようかな~」
「止めろよ!」
「じょーだんじょーだん、モカちゃんジョークだよ~」
「ったく、ヒヤヒヤしたぜ」
俺の財布にはあと400円程度。
コンビニに行く金は残っている。
これもモカからの何らかのメッセージだろう。
さて、今からコンビニに向かいますか。
だが、俺は後ろから着いてきている人に未だ気づく気配もなかった。
「螢君の秘密、どんなことなんだろう?」
つぐみは少し離れたところから、螢を尾行していた。