自分をDIOだと思い込んでいる一般人   作:rkz

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見てくださった方が想像以上に居てめちゃくちゃ驚きました。お気に入りもこんなにされるなんて……ありがとうございます!!!!


主人公の性格を読者様に受け入れてもらえるか....


・原作DIOを『彼』と表記することにしました





二話 《入試までの一年間》 春 夏 秋

まずは自分の能力の確認だ。新しい力を手に入れた時に決まってやる事である。

 

 

〇 スタンドは一人につき一体(一能力)。

これはそのままの意味で、ハーミットパープルが使えたりザ・ワールドが二体に増えるなどという事は無かった。

 

× スタンドを見ることができるのはスタンド使いだけ

ザ・ワールドは周りの人から普通に見えるようだ。仮に『スタンド使い=個性を持っている人』だとしたら無個性の人には見えないのだろうかと考えたが、無個性の人に会った事が無いし、そのせいで何かデメリットが有るか考えたが今は特に思いつかないので別に考える必要は無いだろう。

 

× スタンドに触ることができるのはスタンドだけ

普通に触れる。『スタンドの方から物体に触る場合は、本体の意志によって触れるか触れないかを自由に調節できる』なんて能力はどこかにすっ飛んでしまった様だ。ただ、ザ・ワールドを自分の体から出すときはすり抜けることが出来る。つまり『腕部、脚部のみを纏うようにして出した状態→自分の体から離れて全身を出現させる』という事が可能だ。

 

〇 スタンドは本体の意思によって動く

ザ・ワールドは自我を持っていないので、俺の意思で自由に――ザ・ワールド可能な範囲で――動かせる。

 

△ スタンドが傷つけば本体も傷つき、本体が傷つけばスタンドも傷つく

ザ・ワールドが傷つけば俺も傷ついたが、俺が傷ついてもザ・ワールドに傷はつかなかった。あとは予想だが、ダメージを受けすぎるとスタンドを動かすことができなくなるだろう。俺は個性を発動させるときに生命力、つまり体の中のエネルギーと精神力を消費するからだ。

 

 

スタンドパラメータは以下の通りだった。

 

破壊力――B(スゴイ)

サッカーボール位の大きさの石を殴ってみたら破壊することが出来たが、拳がかなり痛かった。『彼』には劣るがC(人間と同じ)よりは上だと判断したためB。

 

スピード――B(スゴイ)

結構早い。後は上記と同じ。

 

射程距離――C

十メートル。よかった。二メートルだったらどうしようかと不安だった。

 

持続力――C

三十分維持するとかなり疲れる。これは俺の生命力が未熟なせいなのだろうか。燃費が良くないという意味でC。後々には出し続ける事がきて当然と思えるようにならなければ。

 

精密動作性――B

折り紙を折ったり、文字を書かせてみたり、模写させてみたりしたが、俺よりかなりうまい。機械ほど精密なわけではないのでB。

 

成長性――不明

何がどれだけ成長するのかをまだ把握できていない。

 

 

 

 

 

時止め――不可能(現時点)

時間を停止させることは出来なかった。これにはショックを受けた。時間を止めるという感覚が分からなかった。止まった時の中で動くことを認識出来なかった。『彼』の世界に入門することが出来なかった。

だが、俺は絶対にあきらめない。彼だって簡単に出来るようになったわけではないのだ。必ず時を止めて見せる。それが『彼』を目指すという事だ。

 

 

 

 

 

上記は退院して一週間後、水無時也が中学三年になる前の春休みの時点での記録である。

 

 

 

 

 

 

 

 

――――春 教室 

 

「轟、ヒーローの到着を待たずにヴィランに立ち向かう一般人をどう思う?」

 

最近隣の席の水無によく話しかけられる。

 

「……状況にもよるんじゃないか?」

「ヒーローがヴィランを囲んでいるが人質を助けるのに有利な個性持ちがいない状況だ」

「危ないと思う」

「具体的には?」

「ヴィランはヒーロー違って容赦ないからケガじゃ済まないかもしれねぇし、人質が増えたら更に厄介だ」

「そうだな……一歩間違えたら大事件だったかもしれない」

「何かあったのか?」

「ニュース見てないのか? 昨日あった騒動らしいがその時はオールマイトが解決したらしい」

「オールマイトか。」

水無時也。クラスメートとは当たり障りのない接し方をしている。何人かとは親しく喋っているのを見かけたことがある。俺にもちょくちょく話しかけてくる。会話が弾んだり気が合うという事は無いが、喋っていて悪い気はしない。

 

「そういえば今日DIOって呼ばれてなかったか?」

「ああ。聞こえていたのか」

「席隣だしな」

「ニックネームだよ。水無時也よりもDIOの方が気に入っててね。仲のいい人にはそう呼んでもらいたくて頼んだんだよ」

「……なんでDIOなんだ?」

「イングリッシュネームって知っているか? 外国人でも発音しやすいようにつけるあだ名なんだけどわたしはそれがDIOなんだ。よかったら君もそう呼んでくれないか?」

今までと別の呼び方呼ぶのは違和感があるが、こいつの人生とか引力の話に答えるのに比べれば簡単だ。

「わかった、DIO……やっぱ慣れない」

「そのうち慣れるさ」

そう言った水無の顔は満足げな表情な気がしたが気のせいだろうか。

 

 

 

 

 

――――夏 昼休み

 

「おいお前ら、危ないから外でやれよ」

「いいだろ別に」「外は暑い」

 

教室で個性を使ってキャッチボールしていようと俺には関係無い。そう思いながら読書をしていた。

 

「あっ」

「危ねぇ!」

 

声のした方を向くと俺のほうにボールが迫っていた。突然の事でザ・ワールドを出すのも忘れて慌てて屈んだ。しかしボールが何かにぶつかった音が聞こえない。顔を上げると目の前にボールがある。宙に止まっているのだ。いや、ボールだけではなく人間も時が止まったかのように動かない。それが分かった瞬間に顔に衝撃が走る。

 

「うがぁ!」 

 

ボールが顔に直撃したのか。

 

「このへたくそが‼」

 

カッとなり思わず叫んでしまう。

 

「わ、悪い」

「すまない」

 

遊んでいた本人らがあやまってくるが、今起きた現象を理解しボールがぶつかったことなどどうでも良くなった。

 

「別に構わない」

 

怒りは一瞬で消え去り、嬉しさが込み上げてくる。

 

「DIO、なんで笑ってんだ?」

 

時が止まったという事実に気を取られ自分が笑ってしまっている事に気づかなかったのか。

 

「何でもない」

「そうか」

 

口元を抑えながら言うが、何でもない事は無いだろうと思われているだろう。にやけが止まらん。遂に止まった時の中で動くことが出来たのだ。そしてこれからより多くの時間、時をを止められるようになると考えると楽しみだ。

 

これがザ・ワールドの真の能力……

 

 

 

 

 

――――秋 放課後

 

夏も終わって涼しくなってきた。学校も終わったことだし日課のトレーニングを行う。

トレーニングの内容は色々ある。ザ・ワールドのパワーを上げるために重い物を持ってみたり、スピードを上げるため可能な限り早く体を動かしてみたり、長時間出し続けて持続力を強化したりなど。

射程距離は十メートルより長くはならなかったので練習なし。

時を止めるのはしんどい。というのも五秒より長く止めていていたらの話だ。五秒以下なら楽に止めることが出来るようになった。いずれは一分……十分……一時間と思いのまま止められるようになりたい。

他は自身の筋肉の強化やナイフを投げる練習だ。ザ・ワールドを自分に纏うように出して使うときに自分の筋肉が壊れないようにするためだ。後はザ・ワールドで正面から攻撃、背後から俺自身で攻撃などといった動作をスムーズに行うためである。『彼』のBodyみたいにはなれないと思うが、見栄えがする位の筋肉は欲しいところだ。

ナイフ投げはザ・ワールドに投げさせると結構上手く飛ぶが、自分で投げると普通に難しい。ナイフの数を増やせばなおさらだ。

少しづつだが自分が成長していると感じるためモチベーションも維持し続けられる。

今日は何をしようか……金髪にでもしてみるか?





ストックとかないです
次、入試書きます
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