自分をDIOだと思い込んでいる一般人   作:rkz

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一週間かかってしまった




補足
轟君と水無はお互いクラスの喋り相手という認識です
知り合い~友達位の仲です

筆記が先か実技が先かわからなかったので(筆記が先?)冒頭の試験が何の試験か書いていません


三話 《入試当日》

――――入試当日  雄英高校前 

 

これが雄英高校か。

 

「……でかすぎる」

 

目の前のビルみたいな建物を見て思わず声が漏れてしまう。高校というのは中学校をグレードアップさせた感じじゃないのかと思うが、目の前の建物を見ると『こちら』ではそういうものだと納得させられてしまう。

門を潜ると両脇に石像らしきものが建てられている。ヒーローの顔なのだろうか? そんなことを考えながら歩く。

 

高校の入試は二回目だというのに何か不安だ……

 

 

 

 

 

――――入試当日 プレゼント・マイクによる実技試験の概要説明後 

 

試験で出てくる仮想敵はどの位の数配置されているのか。

強さはどの位なのか。

会場はどの位広いのか。

何であれ、やる事は変わらないのだから考えても仕方ないか。そう思いながら外の風景を見ていると、バスが止まる。どうやら実技試験の会場に到着したみたいだ。

とうとう試験開始か。他の連中に負けるわけにはいかない、と思考しながらバスを降りる。

 

かなりの人数が俺よりも先に到着していたようだ。

 

見るからに興奮している者、見るからに緊張している者、ぱっと見冷静そうな奴、と説教……を垂れる者、個性に合わせた装備を自慢げに披露する者、皆様々だ。

因みに俺に装備はいらない。

 

ただ突っ立ているのもなんだかかっこ悪いような気がするので、両手を腰に当て片膝を曲げて立つ。『彼』のやっていたポーズだ。

昔はこういう行為に対する羞恥心があったが今は無い。なぜなら今はザ・ワールドがある……昔とは違うのだ。

 

「ハイ、スタート」

 

「は?」

 

突然の声に固まってしまう。

 

「おいおい、どうしたあ!? 試験はもう始まってるんだぜえ!!!」

 

さっきのが試験開始の合図とわかると全員すぐに走り出す。

変な立ち方をしていた俺も少し遅れて走り出す。

 

クソッ、後れを取った。

 

 

 

 

全然仮想敵がいない。

こんなちまちま倒していたら試験合格からどんどん遠のいていく。もっと混戦しているところに行かなければ。

 

「ブッコロス!」

 

1P敵が壁を突き破って飛び出してくる。が向かう先は俺ではなく他の受験生。

ポイントを取られるわけにはいかないのでザ・ワールドを伸ばし仮想敵を殴りつける。

よし、彼よりも先に仮想敵を壊せた。そのまま仮想敵の沢山いそうな方へ走る。

 

ようやく仮想敵の沢山いるところへ出れた。受験生たちもいるがそんなのは関係ない。

仮想敵に向かって走り殴る、飛び散ったパーツの中から威力の高そうな物を拾い周りを見る、仮想敵に向かって思いっきり投げつける。

他の受験生のポイントが増えるのを阻止しながらポイントを得ることが出来る一石二鳥だ。他人に攻撃をしているわけじゃないし、ヒーローだって獲物の横取り位するだろう。なのでセーフ!

 

繰り返し仮想敵を撃破していく。

 

前方に仮想敵が3体浮いているのが見える。

物を浮かせる個性……サイコキネシスか? 格好の的だな。

 

「無駄ァ」

 

仮想敵の残骸をザ・ワールドでフルスイングし、そのうちの一体を撃破する。

何か文句を言う声が聞こえた気がするが構ってられるか!

 

 

そうしている内に時間は刻々と過ぎていく。

 

 

ゴゴォォ…… 0ポイント敵が街を壊しながら進んでいる。こいつはどこから出てきたんだ?

 

でかすぎる……一体何メートルあるんだ。

他の連中のように逃げるか……しかし後方は仮想敵が狩りつくされた後だ。

いるとしたらクソでかいこいつの向こう側。

 

「チッ! 潰されてなければいいが」

 

個性を脚部に出す。パワー全開だ!

0ポイント敵に向かってダッシュする。横から回り込んで向こう側へ行く。その瞬間

ドォォォォォォオン

ゴゴゴゴゴゴゴォ

上から爆音が響く。

音のした方を向くととてつもなく大きな物体が落ちてくる。いや、0ポイント敵が倒れてくる。

なにィイイッ!

0ポイント敵が破壊されてるだと!

余計な事をしやがって。一体誰だ!

前を向くと3ポイント敵が一体、2ポイント敵が一体残っている。どちらも倒したいが、その前に倒れてくるデカブツに潰されそうだ。

 

手前の2ポイント敵のところまでザ・ワールドを伸ばし、パンチ三発でぶっ潰す。頭らしき部分を両手で引きちぎりながら3ポイント敵に向かって投げる。

ドォン

上手く二体を行動不能に出来た。

が、頭上にはデカブツが迫ってきている。ザ・ワールドありの走りなら、このくらい切り抜ける速度で走れるが、今は仮想敵を倒すために自分から切り離している。ここまで戻すには時間が足りない。

 

 

使うか。

 

 

 

ザ・ワールド!  ブゥゥゥゥンチッチッチッチッチ

 

 

 

時間が止まり俺以外の全てが停止する。

 

そのまま安全なところまで走り抜ける。

 

五秒経過

 

時間停止を解除する。

 

「はぁ……」 ドォォオン

 

周りに人は見当たらない。俺が能力を使ったのは見られていないだろう。見られていたとしても『実は個性二個持ちで瞬間移動しました』と言えばいいだろう。

 

……時を止めたまま移動するのではなく、ザ・ワールドを引き戻して纏い走ったほうが良かったのだろうか。いや、それだと間に合わなかった可能性も……過ぎた事を考えても仕方ないか。

ポイントはかなり取ったはずだ。今日は疲れたしゆっくり休もう。

 

 

因みに時止めを知られたくないのは『彼』が一部の者以外にそれを秘密にしていたからだ。

 

 

 

 

 

 

 

「一位の彼は凄いな。敵Pだけで77ポイントとは」

 

「彼はたしかヘドロのときの……」

 

「強力な個性、終盤のペースダウンも他と比べると圧倒的に小さいな」

 

「それとは真逆の7位の彼もすごいと思うよ。最初は典型的な不合格者かと思っていたけどまさかあれに立ち向かって行き更には吹っ飛ばすなんてね」

 

「ですが個性を使いこなせているようには見えませんでした」

 

「それでも俺はあいつが気に入ったぜ!」

 

「お前は誰か気になったヤツとかいるのかー?」

 

「……あの中なら五位が最も合理的だと思う」

 

「自分で壊した仮想敵を投げてたやつか」

 

「ヒーローとしてはどうかと思う戦い方でしたが、強力な個性、そして正確な投擲でしたね」

 

 

 

 

 

 

 

――――1週間後

 

なんとも表現しがたい不安に襲われること一週間。遂に合否通知が届く。

筆記はまあまあ自信がある。自分では勉強したと思っているし、たがが中学レベルだ、この程度訳無い、はずだ。実技の方だって五十ポイント位は言ったはずだ……とはいえ何か不安だ。

さっさとこいつを開けよう。

封筒を開けると円形の何かが入っているのがわかる。なんだこれ?

手に取った瞬間、機械から光が出る。

 

「私が投影された!」

 

なるほど、これはプロジェクターなのか。しかし何故オールマイト? そう思ったが疑問はすぐ解決される。

 

「何故私が映っているのかって? それは私が雄英に勤めることになったからさ」

 

なるほど……なぜオールマイトが雄英に? まあいい。平和の象徴、ナンバーワンヒーロー、越えるべき壁だ。何か学べることがあるだろう、がそれより先に知らすべき内容があるだろ!

 

「気になっているだろう入試の結果だが……合格だ」

 

やっと合格を知ることが出来てホッとする。

 

「君の敵ポイントは54Pだ。そこに救出活動Pで10P加わり合計64P。実技の成績は五位だ。おめでとう!」

 

五位か、結果には納得しているが自分より上の四名が気になってしまう。0P敵をぶっ飛ばした奴だろうか、それともプレゼント・マイクの説明時、堂々と質問してた奴だろうか……まあ実際戦ったとして近距離パワー型なら負けることは無いだろう。俺にはアレがある。

 

 

そうだ、俺の入試の結果を知りたがっていたクラスメイト達に合格したと伝えなければ。

雄英高校のヒーロー科は倍率三百倍を超える、全国でも最難関なのだ。そこを本気で受けに行くとなれば結果が気になる者もいるわけだ。

 

『受かったら教えてくれよ!』と言っていた連中にメールを送った後ふと考える。推薦で合格した彼にも結果を伝えるか、と。いや、やめておこう。別に教えてくれと頼まれてないし、知りたがってもいないわざわざ奴に結果を報告するなんてみっともない。同じ高校の同じヒーロー科なんだ。そのうちわかるだろ。

 

 

 

 

――――五分後

なるほど、個性届と戦闘服の要望を提出しなければならないのか。俺の個性は確か『化身』と個性届に登録されていた。なんか見たまんまって感じの名前だな。特に変更する必要もないと思いそのままだ。因みにあの能力のことは誰にも言ってない。

で、戦闘服の方だが色々要望を出せるようだ。デザインしたら向こうで作ってくれるのか? ならどんな戦闘服にするのかは決まっている。黒いインナーに黄色?の上着とズボン、緑のベルト、頭膝腰にハートの形をした飾り、先の曲がった変な靴。

……これはもはやコスプレだ。いや、完全にコスプレだ。まあいいや……

あとは適当に『ヒーロー活動に必要な耐久性や機能性が欲しい』と書いておこう。靴は走りやすい形に仕上げてもらおう。あの靴は見るからに走りにくそうだ。

 

チャックは全開である。

 

 

 

 

 

 

 

「どうしたんです?」

 

「0Pが倒された後のところなんだけど、彼はどうやって倒れてくる0Pを回避したのか……」

 

「普通に走ったんじゃないですか?」

 

「私も最初はそう思ったんだけれど、彼は個性を仮想敵を倒すのに使っているだろう?」

 

「一瞬で個性を戻して自分に使ってダッシュした、とかじゃないですか?」

 

「そうなのかなぁ」

 

「カメラの映像はないんですか?」

 

「それが0Pが倒されたときに巻き沿いを食らって壊れてしまったみたいで、生き残っていたカメラからは死角だったんだよ」

 

 

「…………」

 

 




水無は緑谷と同じ試験会場




原作に入ったという事もあり前よりうまくかけた気がします
上手くかけた気がするのは原作に入ったからな気がします

主人公の痛い行動を中二病という設定でごまかしてる気がします



今回も見てくださってありがとうございます
誤字はないはず…

次回はクラスメイトのみんなと絡む予定です
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