ソードアートオンライン~Immortal Legends~   作:ワッタン2906

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どうもワッタンです。

お待たせしてすみません。
今回から圏内事件です。
一応原作の小説ベースを参考に執筆しました。

それでは、第十一話をどうぞ!!


第十一話 圏内事件

2024年4月22日 (月) AM9時3分

──第五十九層 ダナク──

 

今日は朝から素晴らしい天気だった。

気温はぽかぽか暖かく、柔らかな日差しが空気を満たし、そよ風はベタつかず、おかしな虫も発生していなかった。

アインクラッドの四季は、現実と同期しているがその再現度はやや生真面目すぎて、夏は毎日暑いし、冬は寒い。さらに、気温や雨風など様様な気候パラメータが存在する。

 

なので春とはいえこのような全ての気候パラメータが好条件に固定される日は、五日と満たないだろう。俺は、宿から出るなり隣のユウキに提案していた。「今日は攻略を休もう」と.......

こういった経緯で今俺とユウキは、主街区《ダナク》の芝の斜面で寝転がっていた。

 

ふと、隣のユウキを見てみる。見てみるとユウキは既に夢の中だった。柔らかな日差しに当たって気持ちよさそうだった。

 

(ユウキは.......爆睡か.......。無理もないか、ここんとこずっと迷宮区に籠りっぱなしだったもんな.......俺も少しくらい寝ようかな.......)

 

そう思い、目を閉じ少しだけ寝ようとしたその時だった。

聞き覚えのある声が、聞こえてきた。

 

「よっ、キリト」

 

話し掛けてきた人物はそう言うと、俺の隣に腰掛けた。

 

「なんだ.......ヒロか.......」

 

欠伸をしながらそう言うと、

上体を起こしながら、ヒロに質問した。

 

「お前、攻略はどうした?天下の《KOB(血盟騎士団)》様がここに居ていいのか?」

 

俺がそう言ってる間に、ヒロはウインドウを血盟騎士団のコスチュームを外し、俺と同じような青色のコートを羽織った。

 

「今日はオフだよ。うちのギルドはレベル上げのノルマないし.......俺のレベルも、ギルメンと結構離れちゃったからな。アスナも居るし、大丈夫だよ。それに.......」

 

そこまで言うと、ヒロは言葉を止め辺りを見渡し始めた。

 

「それに.......なんだ?」

 

疑問に思い、ヒロに聞き返す。

そして声を低くし、話し始めた。

 

「.......実はお前に、見せておきたい物があってだな.......」

 

ヒロはそう言うと、ウインドウを呼び出し操作すると、俺にある画面を可視モードにして、ウインドウの画面を見せてきた。俺はその画面を覗き込んだ。そこには、スキルウインドウの画面だった。

 

俺は目を疑った。通常スキルウインドウの画面は、たとえ見せる相手が親しい相手でもおいそれと見せる物ではないからだ。いわばそれは、自分の情報を全てされけだしている様なものだからだ。しかし、逆を言えばそれほどに重要な物をヒロは、自分に見せたいということを理解する。

俺は、黙ってスキルウインドウを見つめる。

 

現在俺のレベルは82。なので大体ヒロもレベルは俺と同じ位だろう。なので、スキルスロットは、11個存在した。《片手剣》、《索敵》、《武器防御》、《盾防御》といったヒロらしいスキルが上から並び、その横に熟練度が表情されていた。上から目を通し、最後の行まで来た時にそれは存在した。

 

最後の行は空っぽで、一見なにもスキルを取っていないかと思った。がしかし、その行の熟練度の欄に目を通した。そこには、

 

 

1000(完全習得(スキルコンプリート))と表示されていた。

つまり、()()()()()()()()()()()()()()()()()()していた。

 

「どう思う?」

 

ヒロが俺に話しけてきた。

 

「どう思うって.......言われてもな.......分からん」

 

俺がそう言うと、ヒロはスキルウインドウを閉じ、事の詳細を話し始めた。ヒロ曰く、この行に気付いたのは1ヶ月前程で、最初は俺と同じように目を疑った。そしてこのスキルを消去しようとしたのだが、何故か消去できなかった。そして仕方なく、俺に相談を求めてきたようだった。

 

「なるほど.......」

 

「そういう事だ。スキルを消そうとしても消えないからさ、実質俺のスキル枠が一つ潰されてるから、頭抱えてんだよ」

 

そう言うと、ヒロはおでこを抑えた。どうやら本当に参ってるようだった。

 

「それは、ドンマイだな。.......でも消せないんだからこのままでいいんじゃないか?それともどうしても新しいスキルを取りたいのか?」

 

俺の言葉に、ヒロはふむぅと呟き、顔をあげた。

 

「.......それもそうだな。こんな状況だし......仕方ねぇか.......それにいつかはこのスキルの正体も分かるだろ」

 

そう言うとヒロは、俺の隣に寝転がった。

俺も寝転がろうとしたその時、ヒロが尋ねてきた。

 

「ところでキリト、何か隠し事でもあるのか?」

 

その言葉に、俺は背筋を震わせた。

何故かと言うと、心当たりがあったからだ。

誰にも、.......ユウキにも教えていない重要な事を.......

 

「い、.......いきなりなんだよ?」

 

内心焦りながらも、平静を装いつつヒロに聞き返す。

 

「この前、ユウキが俺のとこに来て、言ってたんだけど、「キリトがボクに何か隠し事してる気がする」って言ってたからさ」

 

「.......何かの間違いだろ」

 

ヒロの言葉に、素っ気なく言葉を返した。

しかし、ヒロは話を続ける。

 

「ま、実際本当に隠し事が有るか無いかは、別として、仮に隠し事があったとしよう。何故、キリトが相棒であるユウキに隠し事をしようとしたのか.......」

 

「.......それは?」

 

俺は平静を装い聞き返した。

 

「答えは簡単だ。人に迷惑を掛けたくない、教えたら教えられた人が危険に晒されるからだ、その位の情報じゃないとお前は、隠そうとしないからだ。それが例え相棒であっても.......」

 

「.......」

 

ヒロの言ったことは全て図星だった。

俺は、人に迷惑を掛けたくないがない故に、最大級の隠し事をしていた。

そしてさらに、ヒロが驚愕の言葉を発した。

 

「.......と言う推理もユウキが言ってた。」

 

「.......えっ!!」

 

俺は驚きの声を上げ、ユウキの方を見る。

てっきり、今の推理はヒロが考えていた事かと思ったからだ。

ユウキは相変わらず、幸せそうに眠っていた。

さらにヒロは、言葉を続けた。

 

「更にはこんな事を言っていた。「別にキリトが隠し事をするのは勝手だけど、キリトは何でも一人で抱え込もうとするしさ.......たまにはボクの事も頼って貰いたいな.......相棒だから.......」という事を言っていた」

 

そこで一旦、ヒロは言葉を止めた。

 

(ユウキがそんなことを.......)

 

俺はヒロが喋っている間もユウキの方を見ていた。

そして少し間を空けヒロが話す。

 

「.......俺も人の事は言えたことじゃないけど、キリトは何でも隠して一人で抱え込もうとし過ぎる。確かに人に迷惑を掛けないことは立派だけど......偶には、俺達にも頼っていいんじゃないか?ユウキにこんな事を言わせるよりかはよっぽどいいと思うぞ」

 

「.......」

 

少しの間の沈黙。

そして俺は、ユウキから目をそらしヒロの方見ると、口を開けた。

 

「そうだな.......ありがとなヒロ。今度1回ユウキに話してみるよ。それと.......やっぱりまだユウキ以外には、話せない。ごめんな、いつか絶対話すから」

 

それが嘘偽りの無い今の俺の本心だった。

確かに俺は人に言わず、全てを抱え込んできた。

しかし、ユウキがヒロに言った言葉を受け俺は考えを改めた。

ユウキに、信用してほしいなんて言わせるなんて、相棒失格だ。

そして、伝えるのはいいがまだヒロ達には伝えれない。それは、きっと自分がまだ、伝えたらその人が危ない目に会うんじゃないかと、まだ心の中で恐れているからだ。しかしそれ以上に、ユウキには俺が言わないことによって悲しくなって欲しくない。

そう思ったのだ。

 

「そうか......俺はキリトが決めたことなら何も言わない。だけど.......お前は1人じゃないってことを忘れるなよ」

 

「.......ああ、分かってる」

 

俺はヒロの言葉に頷いた。

 

「さて、そろそろ何処かに行こうぜ.......と言いたいところだが.......」

 

ヒロはそこまで言うと、ユウキの方を見る。

ユウキは相変わらず寝ていて、デルタ波が出まくっているように見えた。今なら落書きをしても起きないだろう。

 

「.......無理そうだな、とりあえずこのまま一人にしとく訳にも行かないから.......起きるまで待つか」

 

俺はそう言うと、ストレージから飲み物を二本取り出すと一本をヒロに投げ渡した。

 

「そうだな、いくら《圏内》からだって安心できないもんな」

 

ヒロは飲み物を受け取ると、蓋を開け中の飲み物を一口煽った。

《圏内》で安全できない理由.......それは、《圏内PK》をされてしまう可能性があるからだ。《圏内》は基本プレイヤーは他のプレイヤーを絶対傷付けることはできない。しかし、残念ながら抜け道が残されており、その一つが、寝てる相手に《完全決着モード》のデュエルを申し込み寝てる相手の指を動かし、OKボタンをクリックさせ、あとは文字通り寝首を掻くだけだ。

 

なので、そのような行為にユウキを遭わせないようにする為に、俺とヒロはユウキが起きるまで付き合うことにした。

 

──────────────────────

2024年4月22日 (月) PM17時56分

──第五十九層 ダナク──

 

「んっ.............」

 

ユウキが寝てからきっかり約八時間後、ユウキがそんな声を漏らしゆっくりと瞼を開け目を覚ました。あたりはすっかり夕暮れに包まれていた。

目を覚ますとユウキは、上体を起こし大きく背伸びした。

 

「ん〜〜っ、おはよう、キリト.......」

 

「おはよう、ユウキ」

 

俺がそう言うと、ユウキは「よいしょっと」という掛け声と共に、立ち上がった。そこでようやくユウキは気付いた。

 

「あれ?何でヒロが居るの?」

 

その質問にヒロは答えた。その声はいくらか呆れたような、ガッカリしたような声だった。

 

「.......今日オフだったからさ、久々にキリト達と一緒に何かしようと思ってきたんだ.......そしたらユウキが寝てて、仕方ないから起きるまでキリトと待ってたんだ。.......だけどここまでユウキが寝るとは思わなかった.......」

 

「.......えっと.......ごめんね?」

 

ユウキがヒロに対して謝る。そうこうしているうちに、街の中心から十八時を告げる鐘の音が聞こえてきた。

 

「とりあえず、もう遅いし晩飯にするか」

 

俺の提案にユウキは頷きながら答えた。

 

「うん、そうだね。.......ねえヒロはどうする?」

 

ユウキがヒロに尋ねる。

 

「そうだな、こうなったらヤケ食いするか、.......もちろんユウキの奢りで」

 

「ええ〜〜!!」

 

ヒロの返しの言葉にユウキが嫌そうに声を上げる。

 

「.......冗談だよ。この埋め合わせはいつかしてもらうからさ。俺も食いに行くよ」

 

「よし、そうと決まったら、五十七層の主街区に、NPCレストランにしてはイケル店があるから、そこに行こうぜ」

 

「オッケー」「りょーかいっ」

 

二人がそう言うと、転移門広場へと歩き始めた。

 

──────────────────────

2024年4月22日 (月) PM18時24分

──第五十七層 マーテン──

 

「おい、あれって《絶剣》じゃないか!?」

 

「ホントだ、カワイイな。ってことはその隣に居るのは《黒の剣士》か」

 

「なんで《絶剣》はあんなビーター野郎と.......」

 

転移門経由で第五十七層主街区《マーテン》に到着した俺達は、目的の店へと歩いていた。向かう途中、そんな声が聞こえ、視線が俺とユウキに向けられた。

 

俺はその視線に居心地の悪さを感じた。

現在キリトは、このような視線を日々男性プレイヤーから向けられていた。何故なら、アインクラッドの中でも珍しい女性プレイヤー尚且つ、女性プレイヤーが数人程しかの居ない《攻略組》に所属しているユウキと、こんな《攻略組》きっての不良生徒である俺がコンビを組んでいるからだ。そして正直、気疲れが溜まっていた。

(そういった疲れを癒す為に今日は攻略を休んだというのもなくも無い。)

しかしユウキは慣れたのか、最初の頃に《絶剣》と呼ばれだした頃よりかは、人の目線や人から注目することに慣れていた。

ちなみにだが一応ヒロも《攻略組》の中でも有名な方なのだが、騎士服を着てない為かヒロが気づかれることはなかった。

 

五分程歩いたところで目的のレストランが見えてきた。

 

「ここか?」

 

ヒロが尋ねてくる。

 

「そ、おすすめは肉より魚だ」

 

そう言うと、俺は店のドアを開け店の中に入った。

店の中に入ると、NPCウェイトレスの声に迎えられ一番奥の席に案内された。席に座り、食前酒からデザートまでガッツリ注文すると、ふう、と一息入れた。するとユウキが、

 

「.......ありがとね2人共、ボクのことをガードしてくれて」

 

今日のお礼を言われた。

 

「気にするなよ、元々俺が今日は休もうって言ったんだから」

 

「俺も気にしてないよ。.......というか久々にノンビリできたよ、最近何かと忙しくてさ.......」

 

そう言うとヒロは、体をほぐすように首と肩を回した。

 

「そんなに忙しいのか?」

 

ヒロにそう尋ねた。

 

「そりゃ大変だよ。昔の頃と比べてうちのギルドも人数が増えて、面倒をみてあげなきゃいけないし、これでも俺は一応幹部扱いだから、色々な激務とか結構あるんだよ」

 

「なるほどな.......」

 

ヒロに言葉を返すと、ユウキも言葉を呟いた。

 

「そっか.....じゃあ尚更ボクのせいで、貴重な休みを潰しちゃったわけか.......本当にゴメンね。お詫びにボクのデザートを一口分けてあげるよ」

 

「そこは全部じゃないのかよ!!」

 

ユウキがそう言うと、ヒロがそんな言葉を返した。

 

「だって、ここのデザートのケーキって美味しんだよ!!流石に全部はあげられないよ!!」

 

そんなやり取りを見ていたが、不意にユウキがヒロに笑顔を向けた瞬間、

何故だか胸にズキッと痛みが生じた。

 

(なんだ.......?この痛みは.......?)

 

その痛みについて考えかけた、その時だった。

 

「.......きゃああああああ!!」

 

息を呑み、腰を浮かせ、背の剣に手を伸ばす。同じようにヒロとユウキも武器に手が伸びていた。

 

「店の外か!!」

 

ヒロがそう叫ぶと、出口へと走っていた。俺とユウキも慌ててヒロの背中を追う。店の外に出ると再び絹を裂くような悲鳴が聞こえてきた。全力ダッシュで悲鳴の発生源へと走りだした。そしてそこで、俺達は、信じられないものを目にした。

 

悲鳴の発生源は、店から一ブロック隔てた広場からだった。その広場の近くには、教会らしき石造りの建物がそびえていた。そしてその教会の二階から、一本のロープが垂れ和になった先端に、─────全身をフルプレート・アーマーに包まれた男がぶら下がっていた。

 

 

 

そしてその男の胸には、体を深々と貫く一本の黒い短槍(ショートスピア)が刺さっていた。その傷口からは赤いエフェクト光がまるで噴きでる血液のように明滅を繰り返す。それはつまり、男のHPがこの瞬間も減っているということだ。

 

「早く抜け!!」 「早く抜け!!」

 

俺はヒロは、同時に叫んだ。男性が一瞬俺達の方を見た。両手がのろのろと動き、槍を抜こうとするが、手に力が入らないようだ、全く抜ける気配は無い。

 

「ボクがロープを切るから、二人は下で受け止めて!!」

 

ユウキはそう叫ぶと、物凄いスピードで教会の入口を目指して駆け出していた。

 

「分かった!!」 「了解!!」

 

俺とヒロはそう叫び返し、ぶら下がる男の真下へとダッシュした。

──しかし、

 

半分ほど走った所で、男の両目が空中の一点を凝視した。広場に響き渡る悲鳴と驚声の中、無数のグラスが砕け散る音と共に、男の体がポリゴン片となり、四散した。その直後、男の体に刺さっていた黒いスピア──凶器が目の前の石畳に突き刺さった。

 

「まだだ、みんな!!デュエルのウィナー表示を探してくれ!!」

 

《圏内》でHPを削り切るには、デュエルの《完全決着モード》のみ。

そしてデュエルに勝利したプレイヤーの前には必ず、《デュエル勝利者(ウィナー)宣言メッセージ》が出現する。つまり、そのウィナー表示が出現しているプレイヤーは、男のHPを黒いスピアで削り切り、殺した犯人という事になる。

 

プレイヤー達は、即座に俺の意図を悟ったらしく、すぐさま周囲を見回し始めた。だが、発見の声は無い。という事は、建物の中か?そう思った瞬間、

 

「ユウキ!!ウィナー表示あったか!?」

 

ヒロも同じ事を思っていたらしく、丁度二階から顔を出していたユウキに尋ねた。しかし、顔が素早く左右に振られる。

 

「ダメ!!中には誰もいないよ!!」

 

「.......なんでだ.......」

 

思わず呻くも、周囲を見渡す。数秒後、ヒロが呟いた。

 

「.......ダメだ、三十秒経った.......」

 

──────────────────────

 

凶器の黒い短槍を回収し、ヒロと共に教会の中へ入った。一応念の為に、犯人が隠蔽(ハイデイング)をしていた場合、教会から出るには一階の入口しか出口は無い為教会の入口にプレイヤーに隙間なく立ってもらい犯人を外から出さないようにしもらった。

 

階段を上がり、問題の小部屋へと足を踏み入れた。小部屋の中には、簡素な木製のテーブルが設置されており、その机の脚に頑丈そうなロープが結わえられていた。そのロープの先は、窓から外に垂れており、そこで男が吊るされていたというわけだ。

 

「.......一体、どういうことだ、こりゃ?」

 

思わず首を捻りながら唸った。

 

「.......普通に考えたら、犯人はあの男の人に槍を突き刺した上で、ロープを首に引っ掛け、窓から突き落とした.......ってことになるのかな?」

 

ユウキがそう言った。しかしユウキも首を捻っていた。

ヒロが口を開く。

 

「見せしめのつもりってことか.......?いや、でもそれ以前に、ウィナー表示が出なかった。デュエルだったら、必ず近くに出るはずだ.......」

 

「.......でもおかしいな。圏内でHPをダメージを与えるには、デュエル以外の方法はない。それは二人共知ってるだろう?」

 

ヒロとユウキに尋ねる。二人共顔を見合わせた後、

 

「......うん」 「.......ああ、そうだな」

 

と、口を開いた。しばらく俺達三人は顔を見合わせたまま沈黙した。絶対に有り得ないことが起きたのだ。分かっていることはただ一つ、一人のプレイヤーが衆人監視の中で死んだということで、誰が、何の為に、どうやって、の肝心な部分が分からない。沈黙を破ったのはヒロだった。

 

「.......やっぱり、このまま放置は出来ないな、もし《圏内PK》みたいなものを、誰かが発見したのとしたら、そいつを突き止めて、対抗手段を好評しないと大変なことになる」

 

「.......俺も同意見だ」 「.......ボクもキリトと同じだよ」

 

「じゃあ決まりだな、《血盟騎士団》としてこの事件、解決しますか」

 

そう言うと、ヒロ右手を握り突き出してきた。俺とユウキもヒロの拳に自分の拳を突き出した。

 

──────────────────────

2024年4月22日 (月) PM19時3分

──第五十七層 マーテン──

 

「すまないけど、さっきの一件を最初から見てた人、いたら話を聞かせてくれないか!!」

 

入口に立ってもらっていたプレイヤー達に礼を言い、教会から出ると、野次馬達に、《血盟騎士団》の騎士服に着替えたヒロが大声で呼び掛けた。

 

ヒロが呼び掛けた数秒後、おずおずという感じで一人の女性プレイヤーが進み出てきた。見た感じ、おそらく中層からの観光客プレイヤーだろう。ユウキが彼女に優しく声を掛ける。

 

「ごめんね、怖い思いをしたばっかなのに.......。きみの名前は?」

 

「あ.......あの、私、ヨルコって言います」

 

俺はそのか細い震え声に聞き覚えがあった。

思わず尋ねる。

 

「もしかして、さっきの.......最初の悲鳴は、君が?」

 

「は.......はい、そうです」

 

そう言うとヨルコは、体を震わせながら頷いた。

それを見たヒロが口を挟んだ。

 

「.......とりあえず、教会の中に入ろう」

 

ヒロに促され、俺達四人は教会の内部に入った。ヨルコを長椅子に座らせ、落ち着くまで待った。そしてゆっくりと何があったのかを語った。

 

「.......あの人、名前はカインズって言います。昔、同じギルドにいた事があって.......。今でも交流があって、今日も一緒に、この街までご飯を食べに来て..........でも広場で見失って探してたんですけど、.......急にこの教会の窓から、カインズが落ちてきて.......、しかも胸に槍が.......」

 

「そこで、誰か見なかったか?」

 

ヒロの問いに、ヨルコは一瞬黙りこんだが、ゆっくりと首を縦に動かした。

 

「はい.......一瞬なんですが、カインズの後ろに誰か立ってたような.......気がしました.......」

 

やはり犯人は、あの部屋にいたのだ。しかも殺人を達成し、あの衆人監視の目を欺き、ゆうゆうと脱出したのだ。

 

「その人影に、見覚えはあった?」

 

ヨルコに尋ね、しばらく考えていたようだったが、解らないという風に首を振った。それを受けて、俺は自分が出せる限りの穏やかな声で質問した。

 

「そうか.......その.......嫌な事を聞くようだけど、心当たりはあるかな.......?カインズさんが、誰かに狙われる理由に.......」

 

俺の言葉に一瞬体を硬くしたが、先程と同じように力無く首を振った。

 

──────────────────────

 

一人で下層に帰るのが怖いというヨルコを、最寄りの宿屋まで送り届けてから、俺達三人は、転移門広場へと戻った。

 

「さて.......とりあえず、情報を検証しよう。特にロープと槍をそこから犯人が分かるかもしれない」

 

ヒロの言葉に、俺とユウキは頷いた。そしてユウキが口を開く。

 

「でも.......そしたら鑑定スキルが要るね。.......ヒロは上げてる.......わけなよね、.......フレンドとかにアテは?」

 

当然俺とユウキも、鑑定スキルは上げていない。

鑑定スキルは、主に生産職のプレイヤーが取得する傾向にあり、純戦闘職である俺達にとっては、上げる余地がない。

 

「んー.......、いるにはいるが、その知り合いは武器屋の子なんだけど、今は一番忙しい時間帯だし.......すぐには頼めないな」

 

「そっか.......」

 

ユウキがそう呟き、今度は自分が口を開く。

 

「.......だったら、知り合いの雑貨屋斧戦士に頼もう」

 

そう言うと、俺はメッセージを打ち始めた。

 

「.......それって、エギルか?雑貨屋も忙しいんじゃないのか?」

 

「そうだよ、キリト。絶対嫌な顔するよエギルさん」

 

ヒロとユウキが口を挟む。

その質問に

 

「知らん、その時はその時だ」

 

と返し、容赦なく送信ボタンを押した。

 

──────────────────────

2024年4月22日 (月) PM19時27分

──第五十層 アルゲード──

 

第五十層主街区《アルゲード》は、相変わらずの猥雑な喧騒で俺達を出迎えた。屋台で買った串焼き肉を三人で食べながら、エギルの店へと向かう。エギルは《攻略組》でありながら、雑貨屋を営んでおりまさに《攻略組》の縁の下力持ち的な存在へとなっていた。エギルの店に到着したのは、串焼き肉を食べ終わるのと同時だった。

 

扉を開き、こちらに背を向けている店主に呼びかけた。

 

「うーっす。来たぞー」

 

「.......客じゃない奴に《いらっしゃいませ》とは言わん」

 

エギルは、その巨躯と魁偉な要望に似合わないムクレ声で呟いた。

 

──────────────────────

 

そう言いつつも、俺達に三人分のお茶と茶菓子を出す当たりも、流石エギルと言ったところか、そんな様子を見た俺は、本当に現実世界でも店を営んでそうに思えた。

二階の部屋で事件のあらましを聞いたエギルは唸った。

 

「圏内でHPがゼロになった、だとぉ?.......デュエルじゃない、というのは本当なのか?」

 

エギルの問いに俺は頷く。

 

「少なくとも、あの状況でウィナー表示を見つけられないとは、思えないし、今はそう考えるべきだと思う」

 

そこまで言うと、続けてヒロが口を挟んだ。

 

「.......それに、よりによっても《完全決着モード》を受諾するなんて有り得ないよ。ただ飯を食いに来たんだから」

 

「直前まであの子.......ヨルコさんと歩いていたなら、《睡眠PK》の線もないしね」

 

ヒロの説明に、ユウキが補足する。

 

「.......多分このPKは、事前に計画されたPKなのは確実と思っていい。そこでこいつだ」

 

ウインドウを開き、問題のロープと短槍を実体化させ、エギルに手渡した。見れば見るほど禍々しい槍だった。柄のほぼ全体にびっしりと逆棘がついており、この逆棘によって、突き刺さった相手に貫通継続ダメージを与えるのだろう。そして、短槍にしては珍しく同一素材の黒い金属で出来ていた。

 

エギルは、短槍をテーブルの上に置き、ロープをタップし《鑑定》メニューを選択した。

自分だけに見えるウインドウの中身を、太い声で解説した。

 

「.......残念ながら、NPCショップで売ってる汎用品だな。耐久は.......半分近く減ってるな」

 

ロープをテーブルの上に置き、槍を慎重に持つと、さっきと同じ要領で《鑑定》メニューを選択した。

 

「.......プレイヤーメイドだ。作成者はグリムロック。……綴りは《Grimlock》。聞いたことねぇな。少なくとも一戦級の刀匠じゃねぇ」

 

「そうか.......」

 

一瞬プレイヤーメイドと聞いて、希望を持ったが、商人クラスのエギルが知らない鍛冶屋を俺達三人は知っている訳がなかった。俺が呟いたあと、ユウキが話した。

 

「でも、探しだすことはできるはずだよ。中層の街で聞き込めば《グリムロック》とパーティーと組んだ人が見つかるかも!!」

 

「....ああ、そうだな、.......けど、グリムロックさんを見つけてもあまりお話したい感じじゃないけどな」

 

俺はユウキにそう答えた。何故なら、《貫通継続ダメージ》を持つ武器は基本的には、モンスターには効果が薄い。モンスターは恐怖を知らない為、武器を刺してもお構いなしに攻撃をしかけてくる。以上のような理由から、この武器は対人使用として鍛えられた武器だ。仮に依頼で作ったとしても、グリムロックはその仕様を分かっていて、武器を鍛えた。とても理解出来ない。仮に俺の知り合いの鍛冶屋に仕様を告げた時点で皆断る筈だ。

 

「それには、俺も同意だな。.......手がかりに繋がるか分からないけど一応武器の名前を教えてくれ」

 

ヒロが俺の意見に賛同しつつ、エギルに尋ねた。

 

「えーっと.......《ギルティソーン》ってなってるな。罪のイバラ、ってとこか」

 

「.......ふーん.......罪のイバラ.......」

 

ユウキがそう呟いた。その声は何処か寒々とした響きを帯びているように感じた。

 

──────────────────────

2024年4月22日 (月) PM20時4分

──第一層 はじまりの街──

 

その後、エギルの店を出た俺達はユウキと二人で《はじまりの街》へと来ていた。ちなみにヒロは、来ていない。

 

「すまん、そろそろ一回本部に戻る。明日は、朝九時に五十七層転移門に集合な」

 

そう言って、本部に戻って行った。

 

《はじまりの街》へ来た目的は、黒鉄宮に設置された《生命の碑》を確認することだった。グリムロックを探そうにも、死んでいたらどうしようもない。そう考え俺とユウキは、《生命の碑》を見に行くことにしたのだ。

 

結論として、グリムロックに横線は表示しておらず、ついでにカインズの死因も確認しが、カインズには、横線がしっかりと入っており、死亡日時も今日の日付の、十八時二十七分と、確かに死んでいた。そして今現在、広場までの道を歩いていた。

 

「ねえキリト、キリトは《圏内PK》の手口って何か浮かんでる?」

 

歩いていると、ユウキが質問してきた。

 

「んー、まあ大まかに考えれば、三通りだな。ユウキはどうだ?」

 

「ボクも三通りかな.......けど、どれも可能性低そうけど.......」

 

「まあ、それも含めヒロに明日話そう」

 

「うん、そうだね」

 

話しながら歩いている内に、《はじまりの街》の転移門広場へと戻って来ていた。現在の俺達の定宿がある四十八層主街区《リンダース》を指定すると、周囲の光が強まると同時に、浮遊感が全身を包んだ。浮遊感が無くなると、周囲の光が弱まると《はじまりの街》とは違った石畳へと踏み出した。

 

俺とユウキが転移門広場から出ると、突然、六、七人のプレイヤーが一斉に俺を取り囲んだ。

 

「キリト!!」

 

囲いの向こうから、ユウキの声が聞こえる。一瞬背中の剣を抜きそうになるが、右手の指を動かしただけで、抜剣を自制し、代わりにユウキに向かって大丈夫と、手で合図を送り、そこでようやくリーダー格とされる男に向かって、俺は口を開いた。

 

「こんばんは、シュミットさん」

 

集団の顔ぶれは、攻略ギルドの中でも《血盟騎士団》に相次ぐ大手ギルドである《聖竜連合》に所属するプレイヤー達で、シュミットは、《聖竜連合》のランス隊のリーダーだった。

 

「.......聞きたいことがあってアンタらを待ってたんだ、キリトさん」

 

「.......答えられることなら答えるよ、何が聞きたいんだ?」

 

俺はシュミットにそう返した。しかし、俺は聞いて来る内容を予想出来ていた。

 

「夕方、五十七層であった騒ぎの事だ.......デュエルじゃなかったてのは本当なのか?」

 

その質問は、俺が予想出来ていた内容と一緒だった。俺は準備していた言葉を、話した。

 

「少なくとも、ウィナー表示を見た人は居なかったのは確かだ。もしかしたら、全員ウィナー表示を見落とした可能性は否定できないけどな」

 

「っ.......」

 

シュミットの顎が、ぐっと噛み締められた。しばしの沈黙の後、シュミットはもう一つ尋ねてきた。

 

「殺されたプレイヤーの名前.......《カインズ》と聞いたが間違いないか?」

 

「ああ、間違いないよ。時間も死因も一致してた.......知り合いか?」

 

シュミットから、《カインズ》という名前が出たので知り合いかどうか確認してみる。しかし、カインズは、ぶっきらぼうに答えた。

 

「.......アンタらには関係ない」

 

「おいおい、質問だけしといてそりゃない.......」

 

言いかけたところで、突然怒鳴られた。

 

「アンタらは、警察じゃないだろう!!KoBのヒロと動いているみたいだが、情報を独占する権利はないぞ!!」

 

その大声に、通り過ぎた人達や周囲のメンバー達も戸惑っていた。すると、シュミットの右手をさが突き出された。

 

「アンタらが、PKに使われた凶器を回収してったことは知ってるぞ。渡してもらおうか、もう充分調べただろう」

 

これは明らかなマナー違反行為だと言っていい。他人の武器(凶器として回収した物)をタダで寄越せというのも、程がある。がしかし、このまま話していると、囲いの外にいるユウキがイラついてキレそうだったので、仕方なく溜息をつき、凶器の槍を実体化させ、敷石に突き立てた。

 

「鑑定の手間を省いてやるよ。この槍の名は、《ギルティソーン》。鍛え上げた鍛冶屋は、《グリムロック》だ」

 

俺の言い放った言葉に、両目をいっぱい剥き出し、嗄れた喘ぎ声を漏らした。

 

(こいつは間違いなく、グリムロックと被害者カインズとヨルコの関係者だ。そして、何らかの《出来事》を共有してる.......)

 

そこまで考えたところで、シュミットはストレージを開き、勢いよく槍を、放り込んだ。

 

「.......あまり嗅ぎ回らないことだ!!行くぞ!!」

 

そして聖竜連合の男たちは、転移門へと消えって行った。

 

「むっ.......かつくぅ!!何あれ!?何であんなにキリトが言われなきゃならないのさ!!キリトは、折角みんなの為に、動いてるのに!!」

 

ユウキにそう言われ、俺は苦笑しユウキの肩を叩いた。

 

「まあ、俺達は警察じゃないんだからさ」

 

そう言うと、ユウキは頬を含まらせた。

 

「むぅ.......そうだけどさー。あんなに言われる筋合いなんてないよ」

 

「とりあえず、今日は明日に備えて寝よう」

 

そう言うと俺達は、定宿にしてる宿へと歩き始めた。

 

──────────────────────

2024年4月23日 (火) AM9時

──第五十七層 マーテン──

 

明くる日の四月二十三日、ヒロと待ち合わせた五十七層の転移門に向かって見ると、そこにはヒロだけではなく、俺達がよく知るある人物がいた。

 

 

 

「キリト君、ユウキおはよう!!」

 

「「ア、アスナ!?」」

 

そこには、いつものように騎士服を身にまとったアスナと少々げんなりしたヒロがいた。

 

「何でアスナがいるんだ?」

 

アスナに挨拶されたことも忘れ、思わずアスナに尋ねた。

 

「昨日ヒロ君から、《圏内PK》の事を根掘り葉掘り聞いたのよ。ちょうど私はその時《迷宮区》からの帰りだったから.......そしたら何か大変なことになってるから、私も手伝うことにしたの」

 

「そ、それは分かったけど、何でヒロは、げんなりしてるんだ?」

 

「ああ、それはね.......」

 

───あの後、ヒロはアスナに今日あったことを話した後、ギルドの団長に、今日の事を報告したそうだ。そして団長からこう言われたそうだ。「そういえば、今日の休み申請届いてないよ」と。

 

「それでヒロ君慌てて確認したら、今日が本当のヒロ君の休みだったらしいの」

 

「.......なるほど」「そうなんだ」

 

俺とユウキがそう言った。

するとユウキが、アスナの話を聞いて尋ねた。

 

「ということは、昨日ヒロは、ズル休みしたってこと?」

 

その言葉に、アスナは頷いた。

 

「うん、そういうこと.......それで」

 

そこで今まで黙っていたヒロがヘトヘトな感じで喋りだした。

 

「それで、昨日は結局ズル休み扱いになったから、始末書を書かされたよ........気づいたら朝になってた....さらに、挙句の果てには、二日間前衛として隊長を務めろって言われたよ........」

 

「そ、それはドンマイだな.....あはは」

 

どうやら相当に絞られたらしい。

するとアスナが、

 

「ヒロ君の自業自得よ、というかヒロ君って意外にドジだよね」

 

と言った。アスナの言ったことに俺はものすごく共感した。

 

「あっ、やっぱアスナもそう思うか」

 

「キリト君も?」

 

「ああ、思う思う。βテストの時もヒロのドジのせいで危ない目にあったんだ」

 

「へぇーそうなんだ!!.......私とコンビを組んでからも結構ドジしてた。あの時も──」

 

「ちょ!!2人共!?」

 

ヒロがそんな事を言ったが、

二人はお構い無しに、ヒロのドジさについて、一緒に語り出した。

そんな始まったキリトとアスナのやり取りユウキを見ていたが、キリトがアスナに向けて笑顔を向けた瞬間、

 

ズキッと、胸の奥が痛んだ。

 

(何.......今の.......?)

 

ユウキは胸の痛みを感じ、何故痛かったのかを考えたが、答えは出てこなかった。

ともかく、こうして俺達は《圏内事件》解決に向けて動きだしたのだった。




いかがでしたでしょうか。

今回の圏内事件は、本当は二話構成にしたかったのですがこのままだと三話構成になりそうです.......。とりあえず今回はあまり本編に触れないでおきます。

ここからメインです。

そして、何故こんな中途半端な時間に投稿したのかと言いますと、
本日七月四日は、私がハーメルンにて活動を始めた日でもあり、投稿時間は、第一話を投稿した時間でもあります。つまり一周年です!!

今覚えば、よくこんな駄文を投稿しようと思いましたね、何も知識がなかったのに。一年前は、とある方の小説をたまたま読んで、自分も書いてみたいなと思ってて、そんなことを思ってたら不意に、第一話のあの冒頭を思い浮かびました。そこから、勢いだけで第一話を書き上げて投稿しました。そして第一話を投稿した日に、感想を貰った時は無茶苦茶喜びましたね。そしてそこから、今に至るという訳です。
とりあえず言いたいことは、こんな小説を1年間読んでくれてありがとうございます。相変わらず更新は遅いですが、気長に待ってくれると幸いです。

今回も呼んでくれてありがとうございました。それでは次の話でお会いしましょう。それでは!!


(アリシのPV凄かった!!来週からアニメスタート!!皆さんもぜひ見ましょう!!)

質問です。今ユウキのオリジナルのユニークスキルの案があるんですけど登場させるか迷ってます。理由としては設定がまだ不完全だからです。つまり聞きたいことはユウキのユニークスキルを見たいですか?

  • 見たいです!!
  • 見たくないです(武器を登場させるかも)
  • どちらでも、作者に任せます。
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