ソードアートオンライン~Immortal Legends~   作:ワッタン2906

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どうもワッタンです。今回は早めに書き上がりました。さて、今回の話ですがキリトもユウキも出番が少ないです。そして、原作のプログレッシブを読んでないと、少し分からない所があるかもしれません。本当にごめんなさいm(_ _)m
それでも、いいよということは、最後まで見てって下さると嬉しいです。
それでは、第七話をどうぞ!!


第七話 約束

2023年6月12日 (月) AM10時00分

──第三十層 主街区──

 

現在時刻は午前10時、絶賛プレイヤー達が攻略に出掛ける時間帯だ。本来なら俺達も《月夜の黒猫団》の所に行くはずだったのだが、昨日の夜ケイタからメッセージが届いた。

 

なんでもケイタ達は今日全員で、溜まったコルでプレイヤーホームと家具を買いに行くというので、俺達は明日は来なくていいよという内容だった。

 

必然的に俺達は、今日が暇になっていた。さて、どうしたもんかと考えていた所、ヒロからメッセージが届いた。なんでも、俺に会わせたい人が居るから明日会えないかという内容だった。

 

「それ、多分あの二人だよー。ね、キリト明日どうせ暇だし....会おうよ!!」

 

という感じで、俺達は今転移門広場の前で待っている。

 

「久しぶりだね、アスナ達に会うの」

 

「そうだな、なんやかんやで色々と忙しくて最近会ってなかったからな」

 

「ボク、楽しみだよー、またあの二人に会えるの」

 

そんな会話をしつつ五分後、転移門からヒロ達の姿が現れた。だが、ヒロが身につけているのはいつもの戦闘装備ではなく、白と赤を基調とした騎士風の戦闘服に身を包んでいた。

 

「よ、ヒロ団長補佐殿」

 

「.......キリト、その言い方はやめてくれ。恥ずかしいから」

 

ヒロがそう言うと、ヒロと同じような色合いの戦闘用を着た後アスナが、

 

「仕方ないよ、ヒロ君ギルドに入ったんだから」

 

そう実は、ギルド《血盟騎士団》にアスナだけではなく、なんとヒロも一緒に入ったのだ。俺はその報告を聞いた時、正直驚いた。まさかβ上がりのヒロが、少数精鋭のギルドに入るなんて夢にも思わなかったからだ。ヒロに「何でギルドに入ったんだ?」って聞いてみると、「ま、.......色々あってな」という中々に意味深な言葉を呟いていた。ちなみに、アスナが副団長で、ヒロが団長補佐という実質それ、副団長じゃないの?というような階級を貰っていた。

 

「久しぶり!!ヒロ、アスナ!! そして.......」

 

ユウキがそう呟くと、ヒロ達の後ろに控えていた男女二人組のプレイヤーに声を掛けた。

 

「また会えたね!!セツナ、ユウマ!!」

 

「やっほー!!ユウキ、また会ったね」

 

「久しぶり、ユウキ」

 

ユウキが、二人組に挨拶をした。

(そうか.......この二人が例の二人組か.......)

俺がそんなことを思っていると、二人組の一人の女性プレイヤーが俺の方を見ながら、ユウキに尋ねた。

 

「ねぇユウキ、この人がユウキの言ってた.......」

 

「ああ、紹介するよ。二人共」

 

ユウキがそう言うと、俺の方に近寄り俺の横に立った。そして俺に手を向けながら、

 

「この人が、ボクの相棒のキリトだよ。こう見えても、攻略組でもTOP10に入る程の実力だよ」

 

と、ユウキが自慢げに呟いた。

 

「んでキリト、この人がセツナで、こっちの人がユウマだよ」

 

と、ユウキに紹介された。

 

「.......ユウキ、恥ずかしいからやめてくれ......改めて俺はキリトだ。よろしく」

 

俺はそう言うと、改めて女性プレイヤーを真正面から見た。身長は、ユウキよりちょっと高く、どこかこう......ユウキとは別の活発さを感じた。女性プレイヤーの前に右手を差し出した。

 

「あなたがキリトさんですかー、ヒロやユウキから話を聞いてます。私は、セツナです。よろしくね」

 

セツナが、俺の手を握り返し握手をした。しっかりとした後、俺は続いて男性プレイヤーの方に手を差し出した。男性プレイヤーの第一印象は、セツナとは正反対のおとなしそうな印象だった。

 

「キリトだ、よろしく」

 

「僕はユウマ、よろしく」

 

ユウマがそう言うと、俺の手をしっかりと握り返した。この出会いがきっかけに、色々なことが起きるのだが.......この時の俺は、まだ知る由もなかった。

 

「とこで、ヒロとユウキが俺のどんなこと言ってたんだ?」

 

セツナに向けて質問をする。

俺の質問に、近くで話していたユウキとソラがビクリと体を震わせた。

 

「ああ、それはですね。βテスト中に、カジノで全財産すった話とか、色々な話を聞いてます」

 

「.....なるほどなー、.......なぁ二人共、何か言いたいことはあるか?」

 

俺はそう言うと、後ろを振り返りヒロとユウキの方を向いた。

 

「「す、すみませんでした」」

 

そんなやり取りをしていると、当たりが騒がしくなってきた。

 

「おい、あの二人」 「《血盟騎士団(KOB)》の.......」

 

無理もない。攻略組きっての大ギルドの幹部二人がこうして朝から攻略にも行かず、こうして俺達と騒いでいるのだから。

 

「と、とりあえずこの場を離れよっか」

 

「そ、そうだな」

 

アスナがそう言ったので、とりあえず俺達は広場から離れることにした。

 

──────────────────────

2023年6月12日 (月) PM12時00分

──第二十四層 パナレーゼ──

 

「ところで、四人の中で誰が強いの?」

 

セツナが突然、質問をしてきた。あの後、俺達は転移門広場を離れ第二十四層に降りてきていた。そして、アスナの作った弁当を持って、巨大な木が目を引く小さな広場でピクニックをしに来ていた。

 

「それは.......キリトだよ。俺は絶対敵わない」

 

「うん、ボクもそう思う」 「私も」

 

俺達三人が答える。しかし、キリトがかぶりを振った。

 

「いやいや、三人とも十分強いって。俺はただ人より仮想空間に慣れてるだけだって」

 

「それを言ったら、俺も少しは仮想空間に慣れてるよ。だけどお前は、それを抜きにしても強い。

.......という訳でこの中で一番強いのはキリトだ」

 

俺はセツナに視線を向けながら、呟いた。

 

「ははー、なるほどねー。.......まあでも私からすれば四人とも《攻略組》の時点で強いと思いますけどねー。ねぇユウマ?」

 

サンドイッチに手を伸ばそうとしていた、ユウマが手を止める。

 

「ああ、そうだな.......僕達も早く強くなって《攻略組》に参加したいな」

 

「二人は《攻略組》じゃないのか?」

 

キリトが、セツナとユウマに尋ねる。

 

「はい、僕達は1ヶ月遅れで上を目指し始めたからちょっと遅いんだ。.......まあでも、僕達もすぐに追いついてみせるよ」

 

「そうか、.......俺も知り合いに《攻略組》を目指そうと頑張ってる人達を知ってる。将来その人達と一緒に《攻略組》に参加するのを待ってるよ」

 

「「はい!!」」

 

セツナとユウマが、元気よく返事をした。俺はその様子を見ながら、あることを考えていた。

 

(すぐに追いついてみせるか.......最初にセツナに会った時は、どうなるかと思っていたけど、明るくなって良かった)

俺は、そう思いながらあの日の事を思い出していた。そう、セツナと初めて会った日のことを.......

 

──────────────────────

2022年12月23日 (金) AM11時00分

──第四層 ロービア──

 

SAOの層には、実はテーマが設定されている。例えば、第二層は牛系のモンスターが現れるので、第二層の扉のレリーフには牛の絵が掘られている。しかし第四層は違った.......いやβテストの時とはかなり違った。βテストの時第四層は、《枯れ谷》というテーマだった。たが正式版では、βテストの時に乾ききった峡谷だったはずの場所が勢いよく水が流れていた。そして、かつては砂礫が剥き出しだった地面が、青緑色の地衣類にくまなく被われている。つまり、第四層のテーマは《枯れ谷》から《水路》に変わっていた。

 

 

「わあ、気持ちいーい!!このまま外に行こうよ、ヒロ君!!」

 

「いや、それはまだ危ないだろアスナ」

 

俺は、ゴンドラの櫂を操りながら前に座っているアスナに話した。このゴンドラは、βの時にはなかったクエスト。つまり、第四層攻略に必須のクエストで手に入れた.......いや作ってもらったゴンドラだ。このゴンドラの名は「ティネル」船体は主にアイボリーホワイト、船縁や船首飾りは深みのあるフォレストグリーンに塗られている。全てアスナがカスタマイズした船だ。

 

 

不意に、俺の視界にメッセージ受信のアイコンが点滅した。

 

「ん、誰だ?」

 

櫂を操作しつつ、メッセージウインドウを開いて確認した。差出人はアルゴからだった。内容は、「今から会えないカ?」という内容だった。俺は素早くメッセージを打ち、アスナに話し掛けた。

 

「悪い、アスナ。今からアルゴに会いに行くから、しっかり掴まっててくれ」

 

俺はそう言うと、櫂を握りアルゴとの待ち合わせ場所に向かった。

 

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アルゴとの待ち合わせ場所は、俺達が拠点としている宿屋の一階だった。

(あいつ、一体どこで俺達の拠点にしてる場所知ったんだ.......?)

そう思いながら、中に入るとすぐにお目当ての人物を見つけた。俺達はそちらに歩を進め、声を掛けた。

 

「お待たせ、アルゴさん」

 

アスナの言葉に、《情報屋の鼠》アルゴが振り向いた。

 

「よっ、アーちゃんにヒロ。ごめんナ、急に呼び出して」

 

「それはいいけど.......なんで呼び出したんだ?」

 

アルゴに尋ねた。

 

「ちょっと頼みたいコトがあってナ。.......話すからとりあえず座ってクレ」

 

アルゴがそう言ったので、俺達は向かいの椅子に座る。俺達が、座ったのを見てアルゴが話し始める

 

「実はナ.......」

 

話の内容はこうだった。ロービアの南東に広がる森林に、熊型のモンスターが湧くのだが、どうにもなんか湧くのが遅いらしい。その原因を調べてくれということだった。

 

「なンでモ、ゴンドラの素材を取りにキたパーティが一時間経っても倒したのハ、二匹だけだソウダ。おかげで、フロントランナー(攻略組)の中には、まだゴンドラを作れてない人が多いらしイ。さらにタチの悪いことに、森にはモンスターが今少ないから、ヌシ熊とのエンカウント率が上がって、容易に森には入れないソーダ」

 

「なるほどな、......ということは、誰かがかったぱしからモンスターを倒してるのか.......?」

 

「でも、そんなの無理じゃないの?そんな短時間で熊達を狩るのは.......そんなの攻撃を全部的確に弱点の鼻に当てるぐらいじゃないと.......」

 

俺の仮説に、アスナが否定する。確かに、そうでもしないとあの熊達を、短時間では狩れないだろう。まあ、俺のよく知ってる二人組なら、できそうけどな.......

 

俺とアスナが、唸っているとアルゴが再び話始めた。

 

「そんな訳で、オイラのところに依頼が来た訳サ。といってもオイラは、戦闘用のスキル構成でもないカラ、一人では危ない。というワケで、アーちゃん達にお願いしたいワケだ」

 

確かにこのままじゃゴンドラが作れなくて、第四層の攻略に差し支えるかもしれない。チラリとアスナを見る。すると、アスナがしっかりと頷いた。

 

(アスナも、このままではいけないと思ってる.......仕方ない)

 

「分かった、俺達がその依頼引き受けるよ」

 

──────────────────────

2022年12月23日 (金) PM23時30分

──第五層 熊の森──

 

夜の森は、とても静かだった。この前来た時は、少なくともモンスターが動く音が聞こえていたのだが、今ではシーンとしていて何も聞こえない。そしていかにも、何かが出そうな雰囲気だった。まあここはゲームの中なので、そんなことは有り得ないが。

 

「.......確かに、この様子だと熊を誰かが狩ってるみたいだな」

 

「ということは、少なくとも狩ってるプレイヤーは一人では無いってことね。だって一人だと絶対無理だもの」

 

「.......まあ何はともあれ、調査してみますか」

 

そう言うと、俺達は森の中に足を踏み入れた。

 

 

森に入って、十分が経過した。未だに、俺達はモンスターとエンカウントしなかった。

 

「.......居ないわね」

 

「ああ、けど油断するなよ」

 

お互いに警戒しつつ森の中を歩いていると、微かにモンスターの咆哮が聞こえてきた。

 

「ヒロ君、今の!!」

 

「行こう!!いつでも戦闘できるように準備しといてくれ」

 

俺はそういうと音の発生源へと向かった。

音の発生源に向かうと、そこには一人の女性プレイヤーがヌシ熊と戦っていた。ヌシ熊の名は、「マグナテリウム」つい先日ゴンドラの材料を作るために俺達が討伐した熊だった。熊なのに火炎ブレスを吐いたり、額に角が一本生えていたりと、絶対熊じゃないだろという見た目をしている。

 

だが強さは本物で、ヌシ熊を倒すのに俺達はゴンドラの素材を集めながらだったが、一時間掛かった。それをあのプレイヤーは一人で戦おうとしている.....マズイ、助けないと。

 

しかし、俺達が動くより早くヌシ熊が動いた。

女性プレイヤー目掛けて、右手の爪を振り下ろした。女性プレイヤーはその攻撃をギリギリで躱し、ソードスキル《ソニックリープ》を発動させ、ヌシ熊の鼻に当てた。ヌシ熊のHPが減少していく、そして今気づいたのだがヌシ熊のHPは瀕死になっていた。つまり、あのプレイヤーは俺とアスナが二人がかりで追い詰めたのを、たった一人で追い詰めたのだ。

 

「マジかよ.......」

 

俺は思わず、そんなことを呟いていた。隣のアスナも俺と似たような事を思っているだろう。

 

ヌシ熊のHPが減少していき、ゼロになったその瞬間、ヌシ熊が小さく呻き声を上げ、その体を青いポリゴン片に変えた。女性プレイヤーはそれを確認すると、踵を返し立ち去る。だが、俺はそこで我に返り立ち去ろうとしている女性プレイヤーに話し掛けた。

 

「なぁ!!ちょっといいか?」

 

女性が立ち止まり、こちらを振り返ずに呟いた。

 

「.......なんですか?」

 

「単刀直入に聞く。君が最近ここの熊を片っ端から狩ってるのか?」

 

「.......だったら、なんですか」

 

俺の問に、女性がぶっきらぼうに呟く。今度は、黙っていたアスナが口を開いた。

 

「あなたのせいで、プレイヤーがこの森に入れなくてゴンドラが作れないの、だから.......」

 

ヒロが、アスナの言葉に続けた。

 

「だから、狩るのをやめてくれないか」

 

女性プレイヤーに要求を伝えた。伝えた直後、女性プレイヤーがこちらを振り向く。そしてこう呟いた。

 

「それは出来ません。.......私は、.......私は強くならないといけないんです。.......強くなって《攻略組》に追いつかないと.......」

 

女性は、そう言うと振り返り森の奥に行こうとする。俺は、その背中に向かって、言葉を投げかけた。

 

「君のせいで、プレイヤー達に迷惑がかかって攻略に支障が出るぞ。それでもいいのか!?」

 

今度は、俺の言葉に止まることなく歩き続けながら呟いた。

 

「.......そんなの.......私には関係ありません。放っといて下さい」

 

「おい、お前!!」

 

俺は、その言葉にカチンと来た。急いで女性を追いかけようとしたその時、女性が一瞬グラついたかと思えば、不可視の攻撃を受けたみたいに、地面に崩れ落ちた。

俺は自分が、怒っていのも忘れ女性に駆け寄った。

 

「おい、大丈夫か!?」

 

言葉を、投げかけた見たが反応がない。どうやら、気を失っているようだ。

 

「ヒロ君!!」

 

アスナも俺と同じように、駆け寄っできた。

 

「大丈夫、どうやら気絶してるみたいだ」

 

「そ、そうなのね、良かった」

 

アスナが、ホッとしたような表情で呟く。しかし、このまま彼女を放置する訳にはいかない。

 

(いけるか.......?)

 

俺は、盾と剣をストレージにしまい倒れている女性を背中に背負った。どうやら、ギリギリSTRは足りるようだ。

 

「アスナ、このまま俺が背負ってくから、主街区へ帰るぞ」

 

「分かったわ」

 

アスナが、そう言うと俺達は森の出口に向かって歩き出した。

 

「ねぇ.......ヒロ君ちょっと質問があるんだけど?」

 

「どした、アスナ?」

 

アスナが俺に話しかけてくる。

 

「.......一層の時に、ヒロ君まだSTR足りてないはずよね?だったらどうやって私を運んだの?」

 

「そ、それはだな.......は、早くしないと、モンスターが湧くぞ。急がないと」

 

俺はそう言うと、出口に向かって走り出した。

 

「あ、こら!!はぐらかしたわね、ちょっと!!教えなさいよ」

 

アスナがそう言うと、俺を追いかけるように走り出した。

 

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2022年12月24日 (土) AM6時00分

──第五層 ロービア──

 

倒れた女性を連れて、主街区の宿屋に戻ってきていた。今、女性はアスナのベッドの上で眠っている。

 

「彼女、まだ眠ってるな」

 

「うん、そうね.......」

 

「俺一旦、飯買ってくるよ。アスナはここで見ていてくれ」

 

「ありがとう、ヒロ君」

 

そう言うと、俺は部屋を後にした。

(そういや、アルゴにまだこの事言ってないな)

俺は、ウインドウを開きアルゴに「とりあえず、事件の犯人は分かった。全貌が分かったら、また連絡する」と送った。

 

「これでよし」

 

ウインドウを閉じ、俺は朝ご飯を買いに下に降りた。

 

──────────────────────

 

「うん、ここは.......?」

 

「良かった、目覚めたのね。あなた、森で倒れたのよ」

「そう.......だったんですか.......すみません、お騒がせしました」

 

女性は、そう言うとベッドから起き上がり部屋を出て行こうとする。しかし、その足取りはまだフラついていた。

 

「まだ、駄目よ!!足フラついてるじゃない」

 

アスナが、女性に駆け寄る。

 

「もう...大.......丈夫です。私は.....早く《攻略組》に追いつかないと.......」

 

しかし、女性はそこで床に崩れ落ちる。アスナは、女性に肩を貸しベッドの上に座らそうとさせる。

 

「あなたは、暫く安静にしてなさい!!」

 

「で.......でも.......」

 

「口答え禁止!!」

 

「は、はい.......」

 

有無を言わさず、アスナは女性をベッドに座らせる。女性も大人しくベッドに座った。

 

「ところで、あなた名前は?私はアスナ」

 

アスナが、女性に訪ねる。

 

「私は.......セツナです」

 

「分かった。ねえ、セツナさん」

 

「セツナでいいです」

 

「そ、じゃあ私もアスナでいいわ。.......セツナ、あなたはさっき言ってたよね。《攻略組》に追いつかないと.......って。その言葉昨日も言ってたわよね。なんで追いつかないといけないの?」

 

「それは.......」

 

セツナが、下を向き口ごもる。よほど言いにくいことなのだろうか.......けど聞かないと、この子はこのまま破滅してしまう。アスナはそう感じていた。自分がそうなりそうだったように.......

 

「ねえ、セツナ言いにくいことかもしれない.......けど、話してくれない?もしかしたら、力になれるかもしれないから」

 

アスナが、優しく話し掛ける。

 

「分かりました。話します」

 

セツナが、意を決して口を開く。

 

「私は、《攻略組》の初代リーダーディアベルの妹です」

 

話を要約すると、セツナはディアベルの妹で第一層攻略の時、《はじまりの街》でディアベルの帰りを待っていたが、帰ってきたのは、ディアベルの訃報だった。その話を聞いた時、セツナは泣き崩れ宿屋に一週間は引きこもった。たがそんな中、第二層攻略の報せが届いた。その時、セツナは思った。兄(ディアベル)が見ていた景色は一体どんな景色なんだろう。兄が最期に思っていたことはどんなのだろう。と、そこからセツナは、無茶なレベリングをするようになった。《攻略組》に追いつく為に.......

 

「私は、どうしても兄さんが最期に見ていた景色を見て見たかった.......だから私は.......」

 

「そういうことだったの.......」

 

アスナは最後まで、口を挟まず聞いていた。そして、話し終わった一言呟いた。

 

「でも.......私はいつかどこかで力尽きちゃうかもしれない.......けど、それでも!!私は、私は.......」

 

セツナが、下を向きながら微かに泣き始める。

 

「セツナ、私も最初の頃はそんな風に思ってた。いつかきっとどこかで力尽きる、でも私はこのゲームには屈したくなかった。だからね、《はじまりの街》を出て自分が自分である内に、その果てに力尽きても悔いが残らないようにって思ってた。けど、今は違う」

 

セツナは、真剣にアスナの話を聞いていた。

 

「正確には、まだその気持ちは消えてない。でも、たった一つ目標が出来た。それはね.......ヒロ君......私のパートナーの見ている景色、を見てみたいの。あの人の戦闘は、《先の次元》を感じさせる何かがある。それを私は、見てみたい」

 

そこで一旦言葉を区切り、アスナはセツナの隣に座り、再び話始めた。

 

「だからね、私が言いたいのはねセツナ。あなたは目標を持ってるけど、このまま、あなたはこの調子で戦い続けると、いつか本当に力尽きてしまうかもしれない。だから.......少しは休憩も必要。もしあなたが、力尽きてしまったら.......ディアベルさんも.......あなたの帰りを待ってる人達も悲しむと思う。ディアベルさんは.......あなたに生きてて欲しいと思う」

 

「ア.......スナ」

 

セツナはそう言うと今まで微かに泣いていただけだったが、声を上げて泣き始めた。アスナは、ベッドから立ち上がると右手をセツナの頭に回し、自分の胸に抱き寄せセツナが泣き止むまで頭を撫で続けた。

 

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「ありがとう.......ございます、そして......取り乱してごめん」

 

「大丈夫よ。どう、落ち着いた?」

 

アスナの質問にセツナが頷いた。

 

「はい、お陰様で」

 

「そ、良かった」

 

そんな話をしていると、部屋の扉が開いた。どうやらヒロ君が帰って来たらしい。

 

「ただいまー、お!!目覚めたのか、良かった良かった」

 

すると、セツナはヒロの前に行くと、頭を下げ謝った。

 

「ごめんなさい!!昨日は、あんなこと言ってしまって、それにもうあんなことはしません本当にすみませんでした!!」

 

「.......大丈夫だよ、俺は気にしてない。それより、腹減ってないか?君の分も朝飯買ってきたから食べよう」

 

そう言うと、ヒロはセツナにパニーニっぽいものを渡す。

 

「ほれ、アスナも」

 

アスナには、魚フライっぽいのを渡す。ちなみにヒロはピザっぽいものを頼んでいた。

 

「ありがとう、ヒロ君」

 

──十分後──

 

「はう、ほほねー」

 

「汚いよ、ヒロ君」

 

ヒロはアスナから、セツナの事をピザっぽいものを食べながら聞いていた。

 

「すまん、まあこれで分かったよ。セツナが熊を狩り続けた理由」

 

「あははー、ごめんなさい。もうしません」

 

「ああ、今度から気を付けてくれよ」

 

「大丈夫よ、ねセツナ」

 

「はい!!」

 

どうやら、セツナをアスナに任せたのは正解だったようだ。実は、ヒロは最初にセツナと会った時、昔のアスナと雰囲気が似ていた。だから、アスナにセツナを任せたのだ。アスナならセツナを何とかできるんじゃないか.......と思ったからだ。

 

俺は、ウインドウを開くと事件の全貌をアルゴに送信した。勿論、セツナの境遇は伏せて.......

 

「よし、じゃあそろそろ攻略に.......」

 

そう言った矢先、メッセージを受信するアイコンが点滅した。ウインドウを開くと、差出人はアルゴだった。アルゴから送られてきたメッセージを見る。そこには.......

 

「なあ、セツナ」

 

「何ですか?」

 

「お前って、知り合い居るの?」

 

「し、失礼ですね、こう見えても、知り合いいっぱい居ますよ!!」

 

「悪い、言い方が悪かった。()()()()で、だ」

 

セツナが頭を振る。

 

「いや、.......この世界には一人で来たので.......兄さんにもログインするとは、言ってませんでしたし。あ、でも一人には言ったか」

 

セツナの言葉に、アスナが驚く。

 

「え、そうなの?じゃあ何でディアベルがセツナのお兄さんって分かったの?」

 

「それはですねー、兄さんからβテストの話を聞いていたので、それと正式版の時にログインするプレイヤーネームも。」

 

「なるほどね、.......でもヒロ君なんでそんなこと聞くの?」

 

セツナの言葉に納得し、ヒロに疑問を訪ねる。

 

「いや.......それがアルゴが教えてくれたんだけど、セツナを探してる人が居るらしい」

 

「えっ.......でも私、知り合い居ないですよ」

 

「だから、知り合い居るのかって聞いたんだけど.......ちなみに、探してるって人は、男の人らしい」

 

「何それ、ちょっと変なカンジ.......」

 

アスナが、感想を述べる。俺も全くもって同感だった。

 

「で、どうする?セツナ会いに行くのか?」

 

「うーん、怖いですけど、ちょっと会ってきます。もしかしたら、兄さんの知り合いの方かもしれないので」

 

「でも.......危険じゃない?.......ねえ私達も着いてっていい?ちょっと心配だから、いいでしょヒロ君?」

 

アスナが、同意を求めてくる。

 

「ああ、良いよ」

 

「分かりました。じゃあ、一緒に行きましょ」

 

──────────────────────

2022年12月24日 (土) AM8時00分

──第一層 はじまりの街──

 

(ここに来るのも、久しぶりだな。ついこの前までは、ここに居たんだけどな.......)

俺達は、かつてプレイヤー達の悲鳴が聞こえていた場所、《はじまりの街》の広場に降りてきていた。

 

「アルゴの話に寄ると、掲示板の近くに居る情報屋がその人を知っているらしい」

 

「なるほどー。行きましょ」

 

セツナが、そう言うと俺達は掲示板の近くにいる情報屋に近づき、話し掛けた。

 

「あのーすみません」

 

「はい、なんでしょう?」

 

「あなたが、アルゴの知り合いの情報屋ですか?」

 

俺の言葉に、情報屋が頷いた。

 

「はい、そうです。ということはそちらの方が......」

 

情報屋はそう言うとセツナの方を見る。ちなみに、アスナは最初に出会った時に着けていたフード付きケープをしている為、顔が見えない。どうやら、まだ人前で顔を見せるのは抵抗があるらしい。

 

「私が、セツナです。私を探してる人は何処ですか?」

 

セツナの言葉に、情報屋の人がバツの悪そうな顔をする。

 

「いやーごめんね。さっきまで居たんだけどね、クエスト受けに行ったんた。もうちょっとしたら、帰って来ると思うから」

 

「そうですか。ところで私を探してるって人は、どんな名前なんです?」

 

セツナの質問に、情報屋が答える。

 

「ああ、名前はユウマって言うんだ。何でも最初に俺の所に名前だけで探してくれって言うからさ。苦労したよ、けど見つかって良かった、良かった」

 

情報屋の言葉に、セツナは一瞬固まったが直ぐに我に返り情報屋に詰め寄った。

 

「えっ.......ユウマ!?ユウマって言いましたか!?」

 

「あ、ああ」

 

情報屋が、セツナの迫力によろける。セツナは更に詰め寄ると、情報屋に質問した。

 

「彼は、何処ですか!?」

 

「えっと.......確か、花をNPCに届けるクエストを受けに行くって、言ってたな」

 

「花を届けるクエスト.......あのクエストか!!」

 

セツナは、そう言うと俺達の方を振り返り早口で呟いた。

 

「すみません二人共。私.......ちょっと行ってきます!!」

 

「あ、おいっ」

 

セツナを呼び止めようとしたが俺が言い終わらぬ内に、AGIを全開にして駆け出して行った。

 

「何なんだ一体.......すみません。俺達も失礼します!!行こうアスナ!!」

 

「分かったわ」

 

アスナが頷いたのを確認すると、俺達はセツナの後を追いかけ始めた。

 

──────────────────────

2022年12月24日 (土) AM8時10分

──第一層 フィールド──

 

(急げ.......急げ......あの人の話が本当なら、今この世界に!!)

 

セツナは、そんな事を思いながら森の中を走っていた。すると、丘の上に出た。セツナは知る由もないが、この場所はキリトがユウキを初めて見つけた場所だった。この場所の湖の近くに、花畑がありそこの花をNPCに届けるクエストが実はあるのだ。

 

セツナは、丘の上から湖の近くの花畑を見た。するとそこには、男性プレイヤーが花を探していた。

 

(居た!!.......)

 

丘を下り、男性プレイヤーに近づく。男性プレイヤーは花を探すのに、夢中でセツナの接近には気付いていなかった。セツナは意を決して話し掛けた。

 

「ユ.......ユウマ?」

 

声が掠れていた。

男性プレイヤーが声に反応し、後ろを振り返る。振り返った顔を瞬間、セツナは目を見開いた。そこに居たのは、()()()()で待っている筈の幼なじみの顔だった。男性が口を開く。

 

「あ.......天舞音?」

 

男性がそう言った瞬間、セツナは男性プレイヤーに抱きついていた。顔からは涙を流していたが関係なかった。

 

「ユウマ!!会いたかった.......会いたかったよぅ」

 

男性は、抱きつかれて驚いていたが、手を回しもう片方の手でセツナの頭を撫でながら呟いた。

 

「僕もだよ天舞音.............もう、大丈夫。僕が天舞音を守るから」

 

二人の間には、優しい風が流れていた。

 

──────────────────────

 

そんな様子を、ヒロとアスナは丘の上から見ていた。

 

「何がどうなってんだ?」

 

「さ.......さあ、けど良かったねセツナ。あんなに嬉しそうな顔をして.......」

 

アスナがそう呟いたので、俺もセツナの顔を見る。顔からは、涙を流していたがその顔は嬉しそうだった。

 

「ホントだな、.......しばらく待ってから降りよう」

 

「分かった」

 

──五分後──

 

セツナが、抱きつきを止めたのを確認すると、俺達は丘を下り始めた。すると、セツナは俺達が降りてくるのを確認すると、涙を拭い俺達に手を振ってくる。俺達も手を振り返しセツナの元に近寄った。

 

「急に走るから、びっくりしたよセツナ」

 

アスナが、笑いながら呟いた。

 

「あははー、ごめん」

 

セツナがそう言った。その顔には涙の面影はなかった。

 

「ところでセツナ.......この人は?」

 

「あ、ああこの人はね.......」

 

「いいよ、僕が言うよ」

 

男性は、そう言うと俺とアスナの前に立ち、自己紹介をした。

 

「僕は、ユウマです。天.......セツナの友達です」

 

「俺はヒロだ」 「私はアスナです」

 

簡単な自己紹介を済ませ、俺はユウマに気になっていることを質問した。

 

「なあ、ユウマ?何でセツナの事を探していたんだ?」

 

「あ、私も気になる。なんでユウマ、向こうじゃなくて()()()()()()に居るの?」

 

セツナと俺が続けて質問する。しかし、セツナの質問にアスナが疑問を持った。

 

「えっ、向こうって.......どういうことなのセツナ?」

 

「あっ.....えっとー」

 

セツナが、やってしまったという顔をしていた。そんな様子をユウマは苦笑しながら見ていた。

 

「いいよセツナ、この人達見たところ悪い人じゃなさそうだし.......言うよ」

 

そう言うと、ユウマは意を決して言葉を紡いだ。

 

「ヒロさん、アスナさん僕は、SAOに.......()()()()()にログインしました」

 

(十二月四日ってその日は.......S()A()O()()()()()()()()()()()()()()!()!()ということは、つまり.......ユウマは.......)

 

「.......てことはユウマ、君はSAOがデスゲームって分かっててログインしたのか.......?」

 

俺は、自分の憶測をユウマに向かって口にした。

 

「.....はい」

 

(やっぱり、そうか.......)

 

誰も直ぐには、反応が出来なかった。それほどまでに、ユウマの発した言葉は衝撃的だった。するとセツナがユウマの前に立ち、両手をグーに握りポカポカとユウマの胸を叩き始めた。音からしてかなりの強さだったが、セツナがコントロールしているのだろう。セツナのプレイヤーカーソルは、グリーンのままだった。

 

「バカっ!!バカ、バカなんで、分かっててログインするの!!」

 

ユウマは、ポカポカと殴っているセツナの頭に手をポンと置いた。

 

「.......約束したよね。一緒にSAOにログインしようって」

 

「バカぁ、嬉しいけど.......嬉しいけど。来るの遅いよ.......」

 

セツナは涙越えをそう言うと、殴るのをやめてユウマに再び抱きついた。そんなセツナをユウマは片手を回し、もう片方の手で頭を撫でた。そして、俺達に話し掛けた。

 

「.......ヒロさんの言った通り、僕はSAOがデスゲームと分かっててログインしました。理由は、セツナとの約束を.......守る為に」

 

「分かった。そういうことなら、俺からは何も言わない。けど、君は凄いな。普通の人は、そこまでできないよ」

 

「あ、ありがとうございます。けど.......僕はそんなに凄くないですよ」

 

ユウマが、少し照れながら呟いた。するとアスナが、

 

「いや、ヒロ君の言った通りアナタは凄いわ。もし私がセツナの立場だったら、嬉しいもの例えこんな状況でもね」

 

そう言った。アスナが言った直後、俺の視界にメッセージを受信するアイコンが点滅した。

 

(誰だ、.......アルゴか?)

 

メッセージウインドウを開き、差出人を確認した。差出人はアルゴではなく、キリトだった。珍しいなと思いつつ、メッセージを確認した。

 

「フィールドボス戦がそろそろ始まる。早く来ないと、出発するぞ」

 

メッセージを確認すると、隣に居るアスナに慌てて話し掛けた。

 

「マ、マズイ、アスナ早くしないと、フィールドボス戦が始まる!!」

 

「え、大変!!早く行かないと!!セツナごめん、ボス戦が終わったら連絡するから」

 

セツナが、ユウマへの抱きつきを解除し、涙を拭いたがらこっちを向いた。

 

「え、あ、うん。行ってらっしゃい」

 

「行くぞ、アスナ」

 

俺はそう言うと、アスナと一緒に丘を上り始めた。しかし、俺は丘の途中で立ち止まり、後ろを振り帰りセツナ達に声を掛けた。

 

「最前線で待ってるぞ!!」

 

俺の言葉に、セツナは笑顔を浮かべサムズアップで返した。俺は、それを確認すると、今度は立ち止まらずに転移門広場へと目指した。

 

──────────────────────

2023年6月12日 (月) PM12時50分

──第五層 ロービア──

 

 

「.......ロ君!!.......ヒロ君!!」

 

アスナの声に、俺は長い回想から我に返った。

 

「....あ、悪いアスナちょっと考え事してた」

 

俺の言葉に、アスナは呆れ顔をしながら呟いた。

 

「ヒロ君が考え事してる間に、もうお弁当無くなちゃったわよ」

 

「え、嘘!!」

 

お弁当の中を見てみると、そこにはサンドイッチも、楽しみにしていたアスナが焼いたケーキもなかった。

 

「悪いな、ヒロ」 「ごめんね、ヒロ」

 

キリト達が、謝ってくる。

(忘れてた.......コイツら意外に食いしん坊だった.......)

 

「.......キリト、ユウキ覚えてろよ。いつか痛い目見せてやるから覚悟しとけよ!!」

 

血の涙を流しながら、ヒロは叫んだ。

 

そんな三人のやり取りを、アスナ、セツナそしてユウマは見ていた。

 

「もう.......ヒロ君ったら」

 

「あははー、ヒロらしいですねー」

 

「でも、セツナもいっぱい食べてたよね」

 

「ナンノコトカナー」

 

そんなやり取りをしていると、ウインドウに表示されている時刻は、午後一時を示していた。そろそろ帰ろうとあの三人に言おうとした時、セツナが話し掛けてきた。

 

「ねえ、アスナ?」

 

「何?セツナ」

 

アスナが、セツナの方を向く。

 

「......ありがとねアスナ。あの時、私を止めてくれて。止めてくれてなかったら、他のプレイヤーに迷惑をかけて.......私は力尽きてたかもしれない。だから、.......ありがとう!!」

 

「.......私は大したことしてないわ。それに.......もう大丈夫でしょ」

 

「え......」

 

アスナはそう言うと、ユウマの方を見る。

 

「ユウマ君、セツナを頼んだわよ」

 

「分かってます。その為に、僕はこの世界に来たんですから」

 

ユウマがそう言うと、アスナは笑顔で頷き未だに騒いでいる三人に向けて話し掛けた。

 

「三人共、帰るわよ!!」





いかがでしたでしょうか。実はこの話は、番外編にしようかと思ってたんですけど、今後の展開を考えるとここでこの話をしていたら、良さそうだったので今回書きました。(実はあと二つ位番外編を考えてたりする.......)
さて、今回の話はヒロとアスナの話です。いつかは書いてみたいと思っていたので、書くのは楽しかったです。ですが、他のキャラ目線で書くのって難しかったですね。でも、ようやく出したかった二人組を出せたので満足です。所で次の話ですが、時系列的には、あのボスと戦いますね。でも私は、ボスとの戦いでちょっとだけ展開を変えます。楽しみに待って頂けると幸いです。今回も読んで頂きありがとうございました。更新は人に比べてかなり遅いですが、頑張って書きますのでよろしくお願いします。それでは次の話でお会いしましょう。

(最近、Resolutionと紅蓮華ばっかり聞いてるな.......)
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